1989年3月23日に公開のアニメ「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争が視聴できる動画配信サービス
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機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争のあらすじ
『機動戦士ガンダム』の初のOVA作品。宇宙世紀0079年の一年戦争末期、サイド6に新型モビルスーツNT-1アレックスが存在することを察知したジオン軍は、その奪取または破壊をサイクロプス隊に命じる。新米兵士バーニィは、コロニーで暮らす少年アルとクリスと出会い心を通わせるが、物語は悲劇的な結末を迎える。
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争の詳細情報
「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争の楽曲
「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラック機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 Sound Sketch 2かしぶち哲郎
- サウンドトラック機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 Sound Sketch 1かしぶち哲郎
- オープニングテーマいつか空に届いてMegumi Shiina
- エンディングテーマ遠い記憶Megumi Shiina
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争のエピソード
「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
01 | 戦場までは何マイル? | 宇宙世紀0079年12月、ジオン軍のサイクロプス隊は連邦軍の新型モビルスーツ「NT-1アレックス」を奪取するため北極基地を襲撃。連邦軍はアレックスをシャトルに乗せて打ち上げ、サイド6に隠す。サイド6で暮らす少年アルは、偶然アレックスが積まれたコンテナをビデオカメラに収める。 |
02 | 茶色の瞳に映るもの | アルはコロニーに侵入して撃墜されたザクを発見し、パイロットのバーニィと知り合う。何も知らないアルは、自分が撮影したコンテナのビデオと引き替えにバーニィからジオンの階級章をもらって大喜び。バーニィはグラナダ基地に帰還し、サイクロプス隊に転属となり、再びサイド6へ向かう。 |
03 | 虹の果てには? | バーニィの姿を発見したアルは、彼を追跡してサイクロプス隊のアジトを突き止めた。サイクロプス隊の隊長シュタイナーは、アルを仲間にするのが安全だと判断し、彼に標章を与える。アルの見張りを命じられたバーニィは、アレックスのテストパイロットのクリスと知り合い、2人は互いの素性を知らぬまま恋心を抱く。 |
04 | 河を渡って木立を抜けて | シュタイナーは自分たちがオトリであり、サイド6への核攻撃が迫っていることを知らされる。一方、アルはバーニィに手柄を立ててもらおうとアレックスの隠し場所を突き止め、サイクロプス隊はアレックスの奪取・破壊を目指す「ルビコン作戦」を開始する。 |
05 | 嘘だといってよ、バーニィ | 「ルビコン作戦」は失敗に終わり、サイクロプス隊は全滅。ただひとり生き残ったバーニィは、アルにコロニーへの核攻撃が迫っていることを伝えて、コロニーから脱出しようとする。だが、アルやクリスのためにもアレックスを破壊して核攻撃を中止させようと思い直す。 |
06 | ポケットの中の戦争(最終話) | バーニィはアルの助けを借りてザクを修理し、アレックスと戦う準備を進める。作戦当日、サイド6に向かっていたジオンの艦隊が連邦軍に降伏したことを知ったアルは、バーニィに戦う必要が無くなったことを報せようとするが、すでにバーニィは出撃した後だった。 |
感想・レビュー
長い間視聴する機会をうかがっていた作品を、ついに観てみた。短くて小さな物語だけれど、とても良かった。戦争のただ中にありつつも激戦区というより日常の暮らしが描かれていて、その中でやはり戦争は訪れる。主題歌が前向きで明るいのも、かえって切なく感じられた。美樹本晴彦さんの絵はやはり魅力的だ。ククルスドアンの島も良かったけれど、これをリメイクして映画化してくれたら嬉しい。尺も丁度良さそうだし。
富野由悠季が関与していないガンダム作品について。
一年戦争の終息間近を舞台に展開される悲劇。
兵士と子どもとの友情を描いた物語で、ほぼ「太陽の帝国」と重なる部分がありますが 本作のドラマ構成は見事でした。
作画も優れており、キャラクターの演技が良く表現されている上、戦闘シーンは少ないながらも確かなクオリティで楽しめる要素が多い作品となっています。
ところで、戦後のアルはどうなったのでしょうか。
納得のいく公式の二次創作などは存在しないのでしょうか。
アル・バーニィ・クリス、どの立場でもつらすぎる。とはいえアルがいちばんつらいよな。嘘だといってよ、バーニィ YouTubeのCMも見てみて。
純粋さは時に残酷だ。悪意もなく無邪気にジオンのスパイ活動を楽しむ姿や、ジオンのメカに目を輝かせる様子は、確かに冒険の一環であり、少しは世界を動かす行動かもしれない。しかし、外から見るとそれは大したことではなく、むしろ意味のない行動でもあった。彼にとってのサイドストーリーは、ポケットの中の戦争のようにただのおままごとでしかない。逆シャアのハサウェイも同様に、男の子はこういうものだということを示している。クリスマスとは関係なく楽しんで見たことで、もしクリスマス前に初めて見ていたら、メンタルが崩壊していたかもしれない。多くの人々がこの作品を評価する理由も納得したし、『嘘だと言ってよバーニィ』のセリフが象徴するように、それが単に嘘ではないことも理解できた。人に勧められる、素晴らしい作品だった。
少年のあまりにも苦いクリスマス。涙がこぼれる。バーニィと一緒にザクを仕上げていくときの、あの多幸感が胸を満たすが。武装が乏しいにもかかわらずガンダムを大破させたバーニィは、やっぱりかっこいい。ケンプファーも最高だ。
アルフレッドが大人の階段を登る話、初めは闘志が簡単に挫かれ、思わず「うわぁ」と声を上げる場面から始まります。
御大の監督でなくてもやはり素晴らしい作品だった。
久しぶりに思いっきり泣いてしまった。
アルは真実を抱えたまま旅立ってしまうのだろう。ガンダムシリーズの中で最も胸が痛む瞬間だ。
様々な思いを抱かせる作品だった。戦争がもたらすのは、常に悲しみであると感じさせる。バーニィは、アルやクリスがいるコロニーを守ろうという思いで死を選ぶが、そのために運ばれていた核は連邦に回収され、無意味な戦いで命を散らす。バーニィのメッセージテープには「誰も責めないでほしい」との言葉が残されているが、アル君は果たしてそのことを実行できるのだろうか。自分が戦いを引き起こした責任を感じるのではないかと思う。核が使用されなくなった今、バーニィのテープを警察に届ける必要もなくなったことから、アル君は彼の死を誰にも話せず、一生この戦争を自身の内に閉じ込めるしかないのだろう。ポケットの中の戦争とは、こういうことなのか?アル君の未来を思うと、胸が締め付けられる。
最後の戦いは必要なくなったけれど、賽はすでに投げられてしまったのが何とも言えなかった。
機動戦士ガンダムのOVAは、元のファーストガンダムが大局的な物語であるのに対し、より具体的な視点から描かれています。一年戦争の終息を迎える中、サイド6に住む少年アルは、心の中に鬱屈を抱えています。中立コロニーにもかかわらず、突如始まる戦闘で、撃墜されたザクが降り立ちます。このザクのパイロット、バーニーとの出会いが彼の運命を変えることになります。同時に、隣家の娘クリスが帰ってきます。バーニーは特務部隊に配属され、サイド6に隠された連邦軍基地や新兵器を探して破壊する任務を受けます。アルはこの部隊に参加し、探査に励み、退屈な日常からの解放を感じます。しかし、作戦は早々に失敗し、バーニー以外の部隊員が殉職。街も大きな傷を負います。そして、新兵器ガンダムのパイロットが隣のクリスであることが発覚します。一度は逃げようとしたバーニーは、サイド6のために最後の戦いに挑むことを決意しますが、結果は悲惨なものに。これはまさに悲劇であり、子供たちにとって楽しめる内容なのか疑問です。おそらくこれは大人のために作られた物語でしょう。運命のいたずらにより、バーニーとクリスの無益な戦闘が引き起こされ、悲しみに包まれます。アルはPTSDになるのではないでしょうか。街の破壊に加担し、戦闘によってバーニーは亡くなり、クリスも重傷を負います。果たしてアルは普通の生活に戻れるのか、立ち直るには長い時間がかかるかもしれません。途中で少し間延びした部分があったため、削減してつなげ、アニメーションのクオリティを上げて90分くらいの劇場版にした方が良かったとも思います。戦時下のスナップショット集のようなエンディングは非常に印象的でした。