1974年1月6日に公開のアニメ「アルプスの少女ハイジ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「アルプスの少女ハイジ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
アルプスの少女ハイジが視聴できる動画配信サービス
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アルプスの少女ハイジのあらすじ
1歳で両親を失ったハイジは、5歳の時におばのデーテからアルムおんじのもとへ預けられます。アルプスの大自然の中で、明るく自由に過ごす日々はとても幸せでした。しかし、ハイジが8歳になると、デーテが彼女を無理やりフランクフルトの屋敷に連れて行ってしまいます。そこで彼女は、体が弱く歩けない少女クララに出会います。
アルプスの少女ハイジの詳細情報
「アルプスの少女ハイジ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
アルプスの少女ハイジのエピソード
「アルプスの少女ハイジ」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
01 | アルムの山小屋 | ハイジは5歳の女の子。育ててくれたデーテおばさんがフランクフルトに働きに行くことになったので、アルムの山につれてきました。今日からハイジはおじいさんと二人、この山小屋で暮らすのです。 |
02 | おじいさんの山小屋 | ハイジは屋根裏部屋をとっても気に入って寝室と決めました。人嫌いで、無愛想なおじいさんですが、ハイジのために、干し草にシーツをかけたふかふかのベッドや、テーブルに合わせた足ながの専用椅子も作ってくれました。 |
03 | 牧場で | ヤギ飼いの少年ペーターと一緒に、山の牧場へ。はじめて出会う動物達やお花畑にハイジは夢中です。ヤギたちの世話をした後に、大自然の中で食べる「お昼ごはん」は、パンとチーズ。そして、アルムの山はすばらしい景色をハイジに見せてくれるのでした。 |
04 | もう一人の家族 | 嵐が去った後、木の下に落ちていた小鳥のヒナ「ピッチー」を育てるハイジ。ある日、ヨーゼフがピッチーをパクリ。びっくりして泣き叫ぶハイジ。でも実は炎の危険からピッチーをすくったのでした。のんびりしているように見えるヨーゼフですが、本当は勇気があってたよりになる大切な家族なのです。 |
05 | 燃えた手紙 | 霧の中でペーターとハイジは道に迷ってしまいます。探しに来たおじいさんの顔を見ると、心細かったハイジはとても暖かい気持ちになり安心するのでした。ある日、デーテから「ハイジを迎えに行きたい」という手紙が届く。しかし、おじいさんはその手紙をその場で暖炉に入れて燃やしてしまったのです。 |
06 | ひびけ口笛 | 将来、ヤギ飼いになると決めたハイジ。ちち搾りや口笛を教わって練習するが、失敗ばかり。そんな時、突然ペーターが腹痛で倒れ、ハイジがヤギを集めることになったのでおおあわて。思い切って口笛を吹いてみた。 |
07 | 樅の木の音 | 秋を知らせる強い風が吹き、明日からは山へ行かないようにと、おじいさんに言われます。その代わりにチーズ作りの手伝いをするのですが、一人で山をおりてきてしまったユキちゃんの面倒を見ているうちに、チーズを焦がしてしまいます。悲しくなって外に出たハイジを慰めてくれたのは風に鳴るモミの木の音でした。 |
08 | ピッチーよどこへ | 毎朝、ハイジを起こしてくれるピッチーが来なくなってしまった。ペーターに聞いてもそっけない返事。悲しむハイジにおじいさんは、冬を前に鳥たちが暖かい土地へ移動する「渡り」の話しを聞かせた。翌日、ハイジを元気付けるため、木の実がたくさんなっている秘密の林につれて行ってくれた。 |
09 | 白銀のアルム | 初めての雪にハイジは大はしゃぎ。だが、誰も訪ねて来ない毎日をさみしく思うハイジ。ある時、モミの木の下に集まる動物たちを見つけ、少しづつ仲良しに・・。ペーターが雪の中を山小屋まで遊びにきてくれた。帰り際に、ペーターのおばあさんが、ハイジに会いたがっていると聞かされ、喜びでいっぱいのハイジ。 |
10 | おばあさんの家へ | 楽しみにしていたペーターの家へ。ようやく、おばあさんに会う事が出来ました。でも、おばあさんの目が不自由な事を知り、壊れた窓の音も怖がるおばあさんを思うと、ハイジの涙は止まりません。村人と交流をしたがらないおじいさんも、ハイジの真っ直ぐな願いを聞いて、翌日ペーターの家の修理をしてくれました。 |
11 | 吹雪の日に | 小鹿を追ってハンターがやってきた。ハンターの案内役はペーターの冬の仕事のひとつなのです。それを知らないハイジは体を張って小鹿を守ろうと頑張るので、ペーターは戸惑うばかりです。天候が悪くなってきましたが、二人のハンターは、忠告を聞かず雪山を登って行ってしまいました。 |
12 | 春の音 | ペーターに誘われてソリ遊びをしていると、村の子供達と会った。女の子のハイジと遊ぶペーターをバカにするので怒ったペーターはソリ競争で勝負する事に!ハイジがバランスを崩して負けてしまうが、ペーターのソリの腕はなかなかのモノ。その帰りに雪崩がおこり、危機一髪のところでおじいさんに助けられた。雪割草も咲き、アルムの春はもうすぐ。 |
13 | 再び牧場へ | 春が来て、久しぶりに牧場へ行った二人は雷雨にあう。雨宿り中に、見知らぬ子ヤギがまぎれ込んでいた。となり村のヤギ飼いがあらわれ、ヤギ泥棒だと疑い、ハイジを見るとおじいさんの悪口を言い始めた。男同志のケンカだったが、ついにハイジも我慢が出来なくなり大ゲンカに。 |
14 | 悲しいしらせ | 乳の出が悪いため、ユキちゃんが処分されてしまうと聞かされたハイジ。おじいさんから教えられたハイジとペーターは、必死で質の良い薬草を探して食べさせます。危険な崖で薬草に手を伸ばし、谷に落ちてしまいそうになった二人をヨーゼフが助けてくれた。 |
15 | ユキちゃん | 「ユキを処分するから牧場に行くのは今日まで」と知らされたハイジは、ユキちゃんを山小屋で飼おうとする。怒ってやってきたシュトラールさんに、ユキちゃんのお乳を飲ませると、その美味しさに驚き、もう1年ユキをあずけると言ってくれた。嬉しさのあまり、思わずシュトラールさんに抱きつくハイジ。 |
16 | デリフリ村 | ハイジを学校に行かせるように、と言う手紙がおじいさんに届いた。一方、ハイジはペーターと一緒に村で子供達と雪合戦。そこで、ハイジは学校に行っていない事を指摘されます。家に戻ったハイジは、おじいさんに「学校に行かなくてはいけないの?」とたずねるが・・・。 |
17 | 二人のお客様 | 牧師さんが訪れ、ハイジの学校について話をした後で、村へ下りて暮らしたらどうか、と勧めましたが、がんこなおじいさんは断ってしまいます。今度は、着飾ったデーテおばさんが来て「ハイジをフランクフルトに連れて行こうと思うの」と得意気に言い出したので、おじいさんは怒りだしてしまいます。 |
18 | 離れ離れに | 今日中に帰って来られると言う、デーテの言葉を信じて「行ってきまーす」と気軽に山を下りてしまったハイジ。あんなに山の暮らしが好きだったハイジが、フランクフルトへ行ってしまった事が信じられず、がっかりするおじいさん。ペーターからも怒られてしまう。 |
19 | フランクフルトへ | フランクフルトに着くと、もう夕方でした。デーテはゼーゼマン家にハイジをつれて行きますが「教育も受けていない年下の子を、クララお嬢様のお相手には出来ません」と、女執事のロッテンマイヤーさんは気に入らない様子。でも、ハイジが来るのを心待ちにしていたクララは嬉しそう。 |
20 | 新しい生活 | ハイジとクララは、お互いに自己紹介。「しばらくは、この家で一緒に勉強するのよ」と告げられる。ハイジは“お屋敷の外に出たことがない”車椅子のクララを思い、ここで生活しようと決心します。しかし、“山へ帰りたい”と言うハイジの本心に気付いたクララは「私が、帰れるように話してあげる」と言った。 |
21 | 自由に飛びたい | ハイジは、居眠りをしたり、お行儀が悪かったりで、お勉強に集中できません。都会の暮らしにもなじめず、ますますアルムの山が、恋しくなるばかりです。そんな寂しさのせいか 「外に出られずかわいそう」と、クララの小鳥を逃がしてしまったハイジ。またもや、ロッテンマイヤーさんを怒らせてしまった。 |
22 | 遠いアルム | ゼーゼマン家の屋根裏部屋からも、アルムの山は見えず、がっかりするハイジに、「教会の搭の上なら、見えるかもしれない」と、セバスチャンが教えてくれた。迷いながらやっと教会に着き、長い階段を登ったハイジの目に映ったものは、街並みの屋根ばかり。遠いアルムを思いハイジの目から涙が流れた。 |
23 | 大騒動 | 教会から届いたバスケットから、仔猫たちが飛び出した!初めて近くで動物を見たクララは大喜び。動物嫌いのロッテンマイヤーさんは今日も失神寸前に。仔猫たちは処分されることになってしまったが、先に連れて帰っていたミーちゃんだけは、内緒で飼い続けることにした。 |
24 | 捨てられたミーちゃん | 隠していたミーちゃんが見つかってしまった。クララの体に良くないと言われ、飼うことをあきらめたハイジ。辛い出来事に耐えきれず、思い切って家出をするが迷子になってしまった。そんな時、教会を教えてくれたオルガン弾きの少年と出会い、山へ帰りたいと話すハイジ。 |
25 | 白パン | 明日は、クララのお父さんのゼーゼマンさんが帰ってくる日です。その為、ロッテンマイヤーさんは、お迎えの準備で大忙し。ハイジの部屋も点検され、ペーターのおばあさんに食べさせようと、大切にしまっておいた“白パン”が見つかってしまい捨てられてしまいました。 |
26 | ゼーゼマンさんのお帰り | クララの父・ゼーゼマンさんが帰ってきた。ゼーゼマンさんは「ハイジは頭が変です」と言うロッテンマイヤーさんの報告を聞いたが、クララが話す“親友ハイジ”は優しく素直な女の子だった。また、ハイジの事が大好きだが、本当は山に帰りたがっている、と言うクララの心配そうな言葉を聞いて、二人を楽しませようと手品やトランプ遊びをしてくれた。 |
27 | おばあさま | ゼーゼマンさんが仕事に戻ると、今度はクララのおばあさまがやってきた。クマの着ぐるみやコップの音楽などで遊んでくれる、楽しいおばあさま。ハイジとクララだけでなく、セバスチャンやメイドたちもおばあさまの帰宅を喜んでいる様です。 |
28 | 森へ行こう | おばあさまのお土産の本のおかげで、ハイジは字が読めるようになりました。また、秘密の部屋で遊び、ハイジの心はいやされていきます。外に出ようとしないクララ。広い野原で遊びたいハイジ。そんな二人の為に、森へ行く計画をたてたのもおばあさま。 |
29 | ふたつのこころ | 森で出会った子供たちと遊びまわるハイジ。クララはひとり取り残され、やりきれない気持ちになってしまいます。そんなクララの気持ちに、気付いてあげられなかったハイジは、車椅子を押して動物を追いかけたりして一緒に遊ぼうと一生懸命。やがて二人は仲なおり。遊び疲れた二人は帰りの馬車で眠ってしまいました。 |
30 | お陽さまをつかまえたい | 森で遊んだ疲れがでたのか、寝込んでしまったクララ。ハイジは早く治ってほしいと考え、お医者様に相談します。お陽さまが身体に良いときいたハイジは、森でたくさんの蝶をカゴに入れて持ち帰ります。とても喜んだクララは、また森に行きたいと言いました。 |
31 | さようならおばあさま | おばあさまの思いつきで、お屋敷でパーティーを開きました。クララは白いドレスを着て花嫁さんのよう。パーティが終わる前に、内緒で屋敷を去るおばあさま。うしろを見ると、泣きながら追いかけてくるハイジの姿があった。 |
32 | あらしの夜 | 元気をなくしたハイジは山へ帰ってしまうのでは・・とクララは心配でたまりません。ですから、ロッテンマイヤーさんは、ハイジに山の事を話したり、思い出したりする事を厳しく禁じました。一方、メイドのチネッテが真夜中に白い影を見たと言い、お屋敷は大騒ぎになった。 |
33 | ゆうれい騒動 | 白い影の知らせを聞いて、お屋敷に帰ってきたゼーゼマンさんは、お医者様と一緒に幽霊の正体を確かめようと、真夜中まで見張ることにしました。しかし、姿を現した白い影は、なんとハイジでした。アルムの山の夢を見て、自分でも気が付かないうちに歩いていたのです。 |
34 | なつかしの山へ | 心の病気だと診断されたハイジは、山に帰る事になり、お土産に白パンや煙草を持たせてもらたった。セバスチャンが送ってくれた。ペーターの家に寄り、そして、おじいさんのいる山小屋を目指すハイジ。クララは、今度は自分がアルムの山に行くと心に決めたのだった。 |
35 | アルムの星空 | ハイジを強く抱きしめるおじいさん。ハイジだけではなく、おんじもハイジのいない辛い日々を過ごしていたのです。ハイジの心はアルムに帰ってきた喜びでいっぱいです。牧場から戻ってきたペーターもはじめは驚いていましたが、本当にハイジが帰ってきたことを知り大喜び。 |
36 | そして牧場へ | 久しぶりの牧場。青い空、咲き誇るお花畑、それにペーターが見せてくれた小鳥の巣にハイジは大感激。今日は、ヨーゼフも付いてきた。食事のあと、やんちゃな山羊のアトリを追いかけて行った二人は、山の上で美しい湖を見つける。 |
37 | 山羊のあかちゃん | ハイジは、生まれたばかりの山羊に“チーちゃん”と名付けたが「名前を考える必要はないんだよ」とおじいさん。山羊を売り、そのお金で冬の間は村で暮らし、ハイジを学校に通わせようと考えていたのです。しかし、ハイジは仔山羊が可愛くて売るのは嫌だと泣き出してしまいます。 |
38 | 新しい家で | ハイジの猛反対にあい、“チーちゃん”を売る事をあきらめたおじいさんは、冬の間、村の廃墟を修理して住むことに決めました。いよいよ今日は引っ越しです。外からみるとオンボロですが、広い部屋はきれいに修理されていて、ハイジはとても気に入りました。そして、明日から学校に行くのです。 |
39 | がんばれペーター | ペーターは競走用のソリを自分で作ることにした。おじいさんに木工細工の道具を借りて、上手に木を削っていく。おじいさんからも上手だと褒められ頑張るペーター。ソリ競争に出場するペーターを必死で応援するハイジ。さて、その結果は一等賞? |
40 | アルムへ行きたい | フランクフルトでは、アルム行きの話が進まない事にクララが心を痛めていました。 “行かせてくれないなら食事をしない”と精一杯のわがままを言いだした。一生懸命なクララの願いに負けて、ゼーゼマンさんは、お医者様にたのんで、クララが行っても大丈夫な環境かどうかを見にアルムに行ってもらう事にした。 |
41 | お医者様の約束 | 視察のため、山小屋を訪れたお医者様を迎えるおじいさん。アルムの山の良いところをたくさん教えようと張り切るハイジ。山に車イスは危険だというお医者様の説明に、がっかりするが、あきらめずにお医者様を説得し続けた。 |
42 | クララとの再会 | クララがついにアルムにやってきた。待ちに待った再開の日。二人は嬉しさでいっぱい。ひとまず、準備してあった冬の家へ案内した。アルム行きを反対していたロッテンマイヤーさんは、クララのために一緒にやって来たものの、粗末な家を見て不安そう。 |
43 | クララの願い | 夢に見たアルムの山にやってきたクララは、大自然に感動。ハイジから聞いていた山羊たちとも会えて、とっても嬉しそう。山の事をクララがよく知っているのには、ペーターもびっくりです。食事では、お乳をおかわりし、チーズもたくさん食べて大満足。 |
44 | 小さな計画 | 二人は、クララを山のお花畑に連れて来る計画を立てる事にしました。「ぼくがクララをかついでやるよ」とペーターが言いました。クララが来てから、ハイジが牧場に行かないので、何とか三人で遊びたいと思っていたのです。 |
45 | 山の子たち | お花畑でクララは大喜び。計画は大成功だ!でも、帰り道に自分をおぶって苦しそうなペーターに気が付き、心を痛めるクララ。本当はへとへとでしたが「腹が減っただけだよ~」と強がって見せる、優しいペーター。 |
46 | クララのしあわせ | ペーターの家に行ったクララは、おばあさんに、本を読んで聞かせます。おばあさんは心穏やかに“まるで天使の声”と、とても喜びました。それは、クララにとっても素晴らしい出来事でした。自分にも、誰かのためにできる事があるのだとわかったからです。 |
47 | こんにちはおばあさま | クララのおばあさまが、アルムの山小屋にやってきました。よく笑い、よく食べる、健康的なクララを見て、おばあさまは感激し、おじいさんにお礼を言う。“お勉強”が口癖のロッテンマイヤーさん。「フランクフルトに戻りなさい」とおばあさまに言われ、涙。 |
48 | 小さな希望 | いつのまにか近づいて来た牛に、驚いてクララが一人で立ち上がった。「もう一度」と、クララを支えるが怖さと緊張で立つことはできなかった。話を聞いたおじいさんは、クララに立つ練習をさせようと考えました。ハイジとペーターも大喜びします。クララ本人は、まだ信じられないと不安そう。 |
49 | ひとつの願い | クララの練習は毎日続きます。ペーターへのお礼とお別れを兼ねて、おばあさまが開いたパーティで、かけまわる子どもたちをみているクララに、「努力すれば、必ず歩けるようになる」と励ますおじいさん。クララは必ず自分の力で歩けるようになる、と心に誓った。 |
50 | 立ってごらん | たくさん練習して早くクララが歩けるようにしたい!と頑張るハイジに対して、なかなか思うように足が動かず、もう立てなくてもいい!と弱音をはくクララ。「いくじなし!」と泣きながら走りだすハイジを、追いかけようとしたクララは、無意識に立ち上がっていた。 |
51 | クララが歩いた | ハイジとペーターの肩につかまって歩く練習が始まったが、転んだショックで、再び車椅子を出そうとして壊ししてしまった。そんな自分を恥じるクララを、おじいさんは牧場に連れて行った。ハイジとペーターに見守られながら、クララは、自分の足で歩き花を摘むことができた。 |
52 | また会う日まで | 今日はゼーゼマンさんとおばあさまが、山に来る日。クララが歩けるようになった事を、ハイジたちは内緒にして2人を驚かせました。クララは本当に一人で歩けるようになったのです。翌日、クララはフランクフルトに帰って行きました。来年の春になったら、必ず、またアルムの山に来ると約束して。 |
感想・レビュー
昔見たものなので、記憶はぼんやりしているけれど、おじいさんはそれをとても好きだった
胸がいっぱいになることもある。
クララが歩けるようになるというぼんやりとした記憶しかなかったので、毎話を観るたびに新鮮さと驚きを感じました。最近のリアルなハイクオリティなアニメも素晴らしいですが、この時代の絵画のような背景や愛らしいキャラクターの動きに再び魅了されました。
今考えると、子供の頃に高畑勲や宮崎駿の作品に自然に触れられたのは本当に贅沢で貴重な体験だったと思います。ストーリー展開は、子供には少し大胆すぎるところもあり、彼らならやりかねないと納得したりして、思わず笑ってしまいました。
時折、ハイジの行動にホラーの要素があったり、真顔が徐々にアップになる演出が印象に残り、今大人になってからこそ理解できる楽しさがありました。
全編を通じて、感謝や赦し、自己犠牲といったキリスト教の精神が描かれている点も面白いと思いました。結局、デーデ叔母さん以外はみんな良い人でしたね。
ところで、デーデ叔母さんの脅迫めいた言葉に怖気づいていたおじいさん。彼の過去には何があったのか、気になりますね~。
傑作。高畑勲と宮崎駿が同じ時代に生まれ、互いの才能が花開く共作を実現したこの奇跡に感謝。
何度見ても、ハイジがフランクフルトでアルムを思い出すシーンには心が震える。
アルプスの自然が描く、悲喜こもごもな物語。日本のセルアニメ業界として初の現地取材と緻密なロケハンを敢行した結果、現実感あふれる山と少年少女の物語が見事に成立している。最終回で手を取り合い駆け出す三人の姿には、思わず涙がこぼれる。アルプスの話題なのに、飼いヤギにユキちゃんと名づける遊び心も楽しい要素。ハイジ役の杉山佳寿子の芯のある演技は作品の魅力を大きく引き上げている。ちなみに彼女はテレビアニメ『キテレツ大百科』でコロ助の声も務めていた。
日本アニメ史上屈指の名作として語られる本作は、ハイジの明るく活発な性格が最大の魅力です。アルムおんじは頑固で偏屈な一面を見せますが、ハイジとの初対面には緊張感が漂いつつも、すぐに和やかな関係へと変化します。前半にはハイジを学校へ行かせないエピソードなど影のある側面が垣間見えますが、後半はまるで聖人のような振る舞いを見せ、過去には謎が多いキャラクターとして物語の核を成します。
夏休みの夕食時に子供と一気に観て、最後まで約一週間で見終えました。本当に面白く、途中から見た私にとっても新鮮な発見が多かったです。小学生の頃に読んだ『ハイジ』の続編的な話の記憶が蘇り、今作を機に改めて深く味わえました。
物語の深さと象徴性
山里での生活が始まると、家の裏にそびえる3本のモミの木が風でざわめく音にハイジは強く惹かれます。私の解釈では、この3本の木はキリスト教の「三愛精神神・人・土を愛す」を象徴しているように感じられます。風のざわめきは神の声のようで、それを聴くハイジの感性が自然と結びついていくのです。
やがて都会へ連れて行かれ、心が揺れ、夜の都会の風音の中でさまようハイジ。おじいさんは偏屈に描かれますが、山の聖なる声と土着の暮らしの中で生きる存在として描かれ、モーゼの聖典にある「神の声を求める旅」と重なる要素を感じます。
クララとハイジの関係性と象徴
クララが青い服を身にまとう場面は、青い空と金髪の光を象徴しており、大きな青いリボンが蝶のように舞う演出には希望の光が宿ります。歩けない状態は、青い海へ沈む孤独と希望の光を示唆しているのかもしれません。ハイジとおじいさんのもとで暮らすことで、三愛精神と神の加護のもとで初めて人は自分の道を歩み始めるそんな演出が作品全体に深く息づいています。
風と音楽の語られる魅力
オープニング曲の「教えておじいさん、教えてアルムのモミの木よ」という歌詞には、モミの木のざわめきを神の声として捉える視点が散りばめられており、解釈の深さが広がります。風を軸にして展開する音楽と映像の結びつきが、作品をより印象深いものにしています。
登場人物の対比と象徴
家庭教師でありハイジの世話係のロッテンマイヤーは厳しさと現実感を象徴的に表現します。一方、ペーターは山の管理を任される若者として対比を作り、物語に現実味と人間的な温かさを与えています。
風のモチーフとジブリ作品への影響
風はこの作品の核ともいえるテーマで、後の宮崎駿監督の作品にも強い影響を与えた要素だと感じます。風の扱いが巧みな演出となり、風の谷のナウシカ、天空の城ラピュタ、魔女の宅急便、となりのトトロといった作品群へと連なる作風の根幹を作り上げたように思います。
エンディングの日本的センス
エンディング曲はファンキーさとヨーデルの組み合わせが絶妙で、聴くたびに日本人の音楽家がこんな独自性を出せるのかと感心します。
総括
ハイジは語れば語るほど深い作品です。数あるアニメの中でも特別な存在感を放ち、時代を超えて語り継がれるべき名作だと感じました。現代の価値観に流されず、人間が幸福を見つける道は土着の暮らしにもあるそんなメッセージを静かに伝える点が特筆ものです。子どもだけでなく大人も再発見できる作品として、ハイジは今後も長く愛され続けるでしょう。
まさに逸品の名作。家族で夢中になって観た。何度も観返し、グッズも買った。ストーリーは深く、アルプスの自然と孤児のハイジ、そして人と交わることを拒むアルムおんじとの対比が描かれる。羊飼いのペーターとおばあさん。忘れてはいけない無二の親友クララ、クララの父ゼーゼマンさん、そして優しいおばあちゃん。そして、怖くて面白いロッテンマイヤー夫人!キャラクターはみな愛おしく、ハイジのパンのエピソードは忘れがたい。とはいえ、某ゼミのCMには個人的に違和感。名作の魅力を台無しにしているようで、アルプスの自然のように壮大な物語性が損なわれるのは残念だ。
全52話を通じて、作劇と作画の徹底ぶりと高畑勲の演出力が際立っており、手を抜く痕跡が見当たらないのが印象的だ。小田部羊一や宮崎駿といったレジェンドアニメーターの執念が、作品の隅々にまで宿っているのを感じる。高畑自身が語るように、テレビシリーズは映画と違い、キャラクターがいる環境そのものへ愛着や関心を抱きやすい性質を持つのだろう。
例えば、ハイジが部屋から閉め出されて開けてほしいと懇願するシーンでは、普通なら部屋を閉め出されるドアを叩くだけで済むところを、ロッテンマイヤーの腕にしがみつき振り払われて後退再び扉を叩く背中で扉を押す体重をかけて扉が開いて中に飛び込むといった異常なまでのアクションの積み重ねが描かれる。これほどの緊密な動きは宮崎駿の手によるものだろう。
本作は牧歌的な山々の暮らしを舞台にしているため、宮崎駿の得意とする活劇の絵の演技が前面に出る場面は少ないように思われたが、さすがの宮崎駿である。ソリを使ったレースの場面は、後の『カリオストロの城』のようなカーチェイスを彷彿とさせる躍動を生み出しているほか、日常の何気ない場面でもキャラクターの性格を際立たせる快活な描写があちこちに光っている。
フランクフルト編のハイジはアルムの山を恋しく思い、山の暮らしの夢を見るようになるが、その夢を描く際にはアニメーション的な美しい飛躍が見事に現れる。時には現実と夢の境界がなくなるかのような浮遊感もあり、毎週の放送という制約がある中でこれほど遊び心に満ちた演出を見せてくれるのは驚きだ。ジブリに通底する「子どもを見くびらない」という精神性は、この時点ですでに根を張っている。
自然礼賛や地方至上主義を一辺倒に描くのではなく、地方と都会には差はなく、世界には自分を理解してくれる良い理解者がいるというメッセージが丁寧に示される。ロッテンマイヤーの厳しさですら、実は理解のある人物であることを示唆している。クララの部屋に蝶を放つ場面は『火垂るの墓』の蛍の情景を連想させる。
クララが立つ場面は間違いなく名場面だが、ペーターのおばあさんに関するエピソードも多くの名場面を生み出している。初対面でおばあさんが視力を失っていることを知ったハイジが涙をこらえきれず泣く場面や、フランクフルトから帰郷して再会する場面は、年月の重みを強く感じさせる演出で涙を誘う。呑気で穏やかなヨーゼフが跳ねて喜ぶ様子や、小さかったユキちゃんが母となっている場面など、待ち焦がれた時間の長さが伝わってくる。
今見ても普遍性があり、現代とも重なる点は多い。他社との関係を避けがちな時代にあっても、ハイジの他者への関心と想像力を忘れずにいたい。エンディングでヤギやカタツムリ、ハイジたちがリズムに乗って動く姿は可愛らしさで圧倒され、パンダコパンダのエンディングも同様に愛らしい。)
大人になって振り返ると、おんじとハイジがいてくれて良かったと思う。ハイジには、村の人々のように俗世に染まってほしくないけれど、教育を受けさせる必要があることに気づき、おんじが学校に行かせる決断をするまでの葛藤と思いに心を打たれる。
フランクフルトのエピソードは、おんじにもハイジにも辛い試練だが、クララとの出会いが唯一の救いとなる。しかし、ロッテンマイヤーさんやデーテも一生懸命だったのだろう。
デーテはハイジとおじいさんがどれほど素晴らしい暮らしをしていたか理解していなかったから、簡単に連れ去ってしまったのだと思う。都会で良い家に奉公すればハイジの将来も安定すると考えていたし、彼女のことを思っての行動でもあっただろう(もちろん、見栄もあったとは思う)。
だけど、お姉さんが残した姪っ子を引き受けて働かなければならないのに、子供を他人に預けたことで周囲から文句を言われてしまったデーテは、まるで逃げ場がない可哀想な立場だった。周りも何も助けないのに批判だけするなんて、不公平だと思う。全く好きではないけれど、少し同情してしまう。親も姉もおらず、未婚で頼れるのは自分だけとなると、強くなざるを得なかったたくましい女性だ。彼女はどこかドライな性格でもある。
とにかく、チーズとパン、牛乳が美味しそうだ。干し肉は食べたことがないけれど、試してみたい。