1985年1月6日に公開のアニメ「小公女セーラ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「小公女セーラ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
小公女セーラが視聴できる動画配信サービス
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小公女セーラのあらすじ
勉学のため、インドからイギリスの寄宿学校へやって来たセーラは、ミンチン女子学院で特別扱いされる裕福さにもかかわらず、誰に対してもわけ隔てなく接する優しく想像力にあふれた少女として、学院一の人気者だった。しかし11歳の誕生日に父の死と破産を告げられ、彼女の生活は一変する。屋根裏部屋の下働きとして暮らす日々が始まり、過酷な労働に追われる日々が続く。そんな中、セーラは同じ下働きのベッキーと励まし合いながら、貧困の中でも気高さや希望を忘れずに前へ進んでいく。
小公女セーラの詳細情報
「小公女セーラ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
制作会社 | 日本アニメーション |
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原作者 | フランシス・ホジソン・バーネット |
監督 | 黒川文男 |
キャラクターデザイナー | 才田俊次 |
主題歌・挿入歌 | 下成佐登子 |
出演者 | |
カテゴリー | アニメ |
制作国 | 日本 |
公開日 | 1985年1月6日 |
小公女セーラのエピソード
「小公女セーラ」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
01 | ミンチン女子学院 | ロンドンでも厳格な事で知られる寄宿学校・ミンチン女子学院に、一人の少女がやって来た。インドで莫大な富を築いたクルー家の一人娘、セーラである。セーラが彼女の専用馬車の御者に少年・ピーターを雇った事で、ミンチン院長の心中は複雑になる。 |
02 | エミリー人形 | セーラがいつの日か出会えると信じている “エミリー”。それは、心を許し合える人形の事だった。セーラは父と一緒にエミリーを探してロンドン中の人形店を訪ねてまわった。そしてついに、夢にまでみたエミリーを洋服屋のウインドーの中に見つける。 |
03 | はじめての授業 | 最初の授業はフランス語の授業だった。セーラは教科書を見て困ってしまった。ミンチン院長は、セーラがフランス語を話せないと思い慰めてくれるが、セーラはフランス語がぺらぺらで、教科書が簡単すぎるので困っていたのだった。 |
04 | 親友アーメンガード | セーラと同じクラスの少女・アーメンガード。セーラは、勉強が苦手で、いつもラビニアたちにからかわれている彼女の味方になる。セーラは落ち込む彼女を自分の部屋へ招待した。すっかり打ち解ける二人だった。 |
05 | 泣き虫ロッティ | 学院でいちばん小さい4才の女の子・ロッティ。なかなかみんなに行動を合わせられないロッティは、ラビニアやミンチン院長から毎日のように怒られて泣いてばかりいた。そんなロッティに、セーラは優しく接するのだった。 |
06 | 灰かぶりベッキー | ある日、ミンチン女子学院に新しく雇われたメイドの少女・ベッキーがやって来た。彼女は、次々にたくさんの雑用を言い付けられて働き続けていた。セーラは自分と年が幾つも違わないベッキーがこき使われるのが可哀想でならなかった。 |
07 | 代表生徒 | 日曜日、生徒たちは礼拝堂へと出かける。セーラにミンチン院長は列の先頭に立つよう命じる。市長夫人の前で、気品に満ちたセーラを表に出し、学院の株を上げようと考えていたのだ。学院の代表をセーラと交替させられたラビニアは我慢ならなかった。 |
08 | 親切なお嬢様 | セーラは、いつも働き通しのベッキーの事が気がかりでならない。ある日、セーラの部屋を掃除していたベッキーは、飾られていたエミリーの可愛さに見とれるうちに眠ってしまった。セーラは、ベッキーをお客様として丁寧にもてなすのだった。 |
09 | インドからの手紙 | ラビニアの態度は日に日に頑になっていった。ロッティにまで辛く当たる彼女に、セーラは怒りを感じながらも毅然とした態度でのぞんだ。そんなセーラに、周りの生徒たちはますます信頼を寄せる。そんなとき、セーラにお父さんからの手紙が届く。 |
10 | 二つのプレゼント | セーラの11歳の誕生日。ミンチン院長は高級な服をセーラにプレゼントした。ベッキーは考えあぐねた末、肩掛けの目立たないところを切り取ってセーラの為に針刺しを作った。セーラはベッキーの気持ちが嬉しくてベッキーに抱きついて泣いてしまう。 |
11 | プリンセスの誕生日 | その日はセーラの誕生パーティーが開かれる事になっていた。生徒も準備に大忙しだ。ところが、パーティーが盛り上がってきた時、信じられない知らせが飛び込んできた。セーラのお父さんが事業に失敗して破産し、しかも病死したというのだ! |
12 | 屋根裏の暗い部屋 | セーラへの投資が全部水の泡となったミンチン院長は、セーラに学院からの追放を言い渡す。学院に対する世間の評判を気にした院長は、セーラが学院に留まる事は許すが、そのかわりベッキーと同じようにメイドとして働くように命じるのだった。 |
13 | つらい仕事の日 | セーラに与えられた学院の最上階の屋根裏部屋・・・そこは、暗く、汚いひどい場所だった。ベッキーはどこまでもセーラを慕い、セーラもそんな彼女の優しさをうれしく思うのだった。メイドとして働くセーラの生活が始まった。 |
14 | 深夜のお客さま | 再び代表生徒の座を取り戻して勝ち誇るラビニアは、これまで以上にセーラに辛く当たる。そんなある日の深夜、仕事が終って部屋に戻ったセーラをアーメンガードが待っていた。アーメンガードはセーラにもう一度お友達になってほしいとお願いする。 |
15 | 街の子ピーター | 心配するベッキーに見送られ、セーラは市場へと買い物に向かう。市場に着くや、セーラは不意に街の少年たちに突き飛ばされ、お金を盗られてしまった。困り果てるセーラ。しかし、そこへ偶然通りがかったピーターが、買い物を手伝ってくれる事に。 |
16 | ロッティの冒険 | ロッティにはなぜセーラが自分と口をきいてくれなくなったのか理解できなかった。寂しさ募るロッティは、とうとう深夜に寝床を抜け出し、屋根裏部屋を目指す。その夜ロッティはセーラと一緒に屋根裏部屋で眠るのだった。 |
17 | 小さな友メルの家族 | セーラは屋根裏部屋の壁の穴に住むネズミにメルと名前を付けて、仲良くなろうとしていた。夜遅く部屋を訪れたアーメンガードは、メルを見て震え上がるが、次第にその可愛さにすっかりネズミ嫌いが治ってしまう。 |
18 | 悲しいメイポール祭 | 夜も明けないうちから、仕事を始めるセーラとベッキー。その日は生徒たちもなぜか早起きだった。それもそのはず、今日は魔法の朝露が降る日と言われ、それを浴びるとこれから一年美人でいられるという日だったのだ。 |
19 | インドからの呼び声 | 生徒たちに家族からの手紙が届く。セーラに届く便りがあるはずもない。と思った矢先、セーラにも手紙があるという!だがそれは、宛先不明となって返ってきた父宛の手紙だった。父の最期を知りたいセーラは、インド警察に手紙をだすのだった。 |
20 | 謎の特別室生徒 | ラビニアに靴磨きのやり方をなじられ、すっかりしょげるベッキー。その日、ラビニアの両親が学院を訪れる事になっていた。ラビニアは代表生徒として特別室に入る事を院長から認められ、さらにセーラを専用のメイドにしたいと言い出すのだった。 |
21 | 涙の中の悲しみ | 特別室に移ったラビニアが、セーラを呼びつけて雑事を言い付ける。特別室の掃除に呼んだのもそれだった。掃除するそばから部屋を汚していくラビニアたちに、セーラは「掃除はあなたたちがいない時にします」と、きっぱりとはね付ける。 |
22 | 屋根裏のパーティー | アーメンガードとロッティは深夜にセーラの部屋に遊びにきた。そしてベッキーも加えて、4人は、屋根裏部屋でパーティーを開く事になった。しかし、ラビニアがミンチンに告げ口したため、ミンチンにひどく怒られてパーティーは終わってしまったのだった。 |
23 | 親切なパン屋さん | 道の途中で銀貨を拾ったセーラは、目の前にあったパン屋に屈けるが、そこで自分よりももっとお腹を空かせている少女に出会う。パン屋でブドウパンを買うと袋から1つだけ取り出し、残りをすべて少女アンヌに渡して帰るのだった。 |
24 | エミリーの運命 | その日は学院の代表生徒・ラビニアの誕生日だった。ラビニアは、自分へのプゼントとしてセーラのエミリー人形を要求する。しかし他の生徒たちも口々にエミリーをセーラに返した方がいいと言い、ラビニアは怒ってエミリーを投げて返したのだった。 |
25 | 一日だけのシンデレラ | ミンチン女子学院へ市長夫人が視察に来る日、夫人は視察に際して以前美しいフランス語会話を披露したセーラにまた会いたいと告げてきたのだ。デュファルジュ先生の勧めもあり、1日だけセーラに代表生徒の代役を務めるように命じるのだが・・・。 |
26 | 年少組の小さな先生 | 市長夫人の要請を受けて、ミンチン院長は年少の生徒にフランス語を教える役目をセーラに命じた。ロッティたちと机を共に出来る事を喜ぶセーラ。ロッティはもちろん、年少組の授業に加わったアーメンガードもセーラの楽しい授業に夢中になる。 |
27 | デュファルジュ先生の帰国 | ラビニアたちからデュファルジュ先生が出したフランス語の宿題を押し付けられるセーラ。セーラは何とか宿題を終えたが、ラビニアたちにはその内容が理解できず、セーラの手を借りた事が先生に分かってしまう。この事を逆恨みしたラビニアは・・・。 |
28 | 夏休みの大騒動 | 誰もが待ちこがれる夏休みが目前に迫っていた。両親の迎えを待ちわび、休み中の行動をあれこれ思い描いて楽しむ生徒たち。その生徒たちをただ見守るだけのセーラ、そして、その姿を同情のまなざしで見つめるベッキー。 |
29 | ベッキーの里帰り | ベッキーも夏休みをもらい、田舎へ帰る事になった。広い学院にただ一人残される不安を隠して、笑顔でベッキーを送り出そうとするセーラ。外出の詐可を得、駅までベッキーの見送りに出たセーラの心は帰る場所のない寂しさでいっぱいになる。 |
30 | インドからきた紳士 | セーラにベッキーから手紙が届く。毎日の様子が細かに書いてあるベッキーの手紙。そんなある日、学院の隣の空き家に引っ越して来る人があった。セーラは、自分と友だちになれるような人であってほしいと願う。 |
31 | 屋根裏にきた怪物 | 学院の隣にインドから越してきたという紳士は、車椅子に乗り、どこか体調が悪そうな人物だった。その様子を心配するセーラは、早く回復して欲しいと心から願うのだった。そこへ、田舎からベッキーが戻ってきた。再会を喜ぶ二人。ところが・・・。 |
32 | 壁の向う側の秘密 | 隣の住人・クリスフォード氏が、インドで鉱山を手掛けていたと聞いたセーラ。父と似た境遇にあった紳士が病に伏していると思うだけで、セーラの心は痛んだ。その頃、クリスフォード氏は弁護士に苦しい胸のうちを打ち明けていた。 |
33 | 新学期のいじわる | いよいよ新学期が始まる。セーラたちは生徒の受け入れ準備に大忙し。ラビニアは、石板が汚れていると難癖を付けてきた。その石板を使ったベッキーをかばったセーラだったが、思わず弾いた石板が窓ガラスへ飛んでいき、ガラスを割ってしまった! |
34 | 嵐の中のつぐない | その日は、強い嵐だった。こわれた窓から屋根裏部屋に雨が吹き込んでしまっていた。さらに外で石炭運びをしたセーラはすっかりびしょ濡れに。そのまま 特別室に石炭をくべに行ったセーラは、あたたかい暖炉の前でつい寝込んでしまう。 |
35 | 消えそうないのち | セーラは熱を出して倒れてしまった。病気の感染を恐れた院長は仕方なく医者を呼ぶ事を許可する。医者の診断によると、セーラは恐ろしい重病で、命も危ないという。ベッキーやアーメンガードの懸命の看病が続く中、セーラはうわ言で父の名を呼ぶ。 |
36 | 魔法のはじまり | 隣家の召使い・ラムダスは屋根裏部屋の様子がおかしいのに気付き、クリスフォード氏の許可を得て密かに様子をうかがいに訪れた。彼はセーラが病に倒れた事を知る。報告を聞いたクリスフォード氏は、何とかセーラの病気を救おうと、思案を巡らす。 |
37 | 屋根裏は大混乱 | 魔法の感激に酔った一夜が明けた。セーラの回復が早いので、院長たちはセーラが仮病だったのではないかと疑って部屋を調べに来た。ところが、部屋はさっぱりと片付けられて元通りになっている。密かに首をかしげるセーラとベッキー。 |
38 | こわされた魔法 | 夜、部屋に戻ると待っている魔法。それを楽しみにするセーラとベッキー。セーラの買い物の後をつけたモーリーは、ピーターが何かとセーラの面倒を見ている事を知り、院長に報告する。セーラはピーターの援助を受けている、そう考えた院長は・・・。 |
39 | 馬小屋の寒い夜 | 院長の怒りを買って、セーラは何と馬小屋で寝泊まりをする事になってしまった。それでも誰を恨む事なく、セーラは与えられた運命を生きようとする。外出も禁じられ、前にも増して働かされるセーラ。セーラの身の上を知ったピーターは・・・。 |
40 | アメリア先生の涙 | ある日曜日。アメリア先生は以前から生徒たちと公園へ散歩に行く約束をしていたので、礼拝の後、実行する事にした。公園に弁当を届けるよう言われたセーラとベッキーも、外出できる事を密かに喜んだ。二人が公園に着いたその時・・・。 |
41 | 妖精たちのパーティ | 今日はハロウィン。学院でもパーティーが開かれる事になり、早速セーラとベッキーは買い物へと出かける。生徒たちがパーティーの準備に忙しくする中、セーラたちは次々と雑用を言いつけられていた。 |
42 | 雪の日の追放[6] | ロッティが誤って落としたランタンのロウソク・・・それが元で馬小屋が火事になってしまった。エミリーを救おうと、炎に包まれている小屋に飛び込んだセーラ!何とかエミリーを持って出たセーラだが、とうとう学院から追い出される事になる。 |
43 | 幸せの素敵な小包 | セーラは、ピーターの助けを得てマッチ売りの仕事を始めた。そこへ、ピーターが迎えに来た。ミンチン院長がセーラを呼んでいるという。学院にセーラ宛の大きな荷物が届いていたのだ。中には、服や帽子どれも特別あつらえの一級品が入っていた。 |
44 | おお この子だ! | 誰か自分を助けてくれる人がいる。セーラはまだ見ぬその人物宛に感謝の手紙を書く。手紙を読んだクリスフォード氏は、セーラの優しさに打たれていた。ちょうどそこへセーラが訪ねてきた。セーラのフルネームを聞いた氏は・・・! |
45 | ミンチン院長の後悔 | セーラを連れ帰そうと、ミンチン院長はクリスフォード氏の屋敷へ向かう。だが、その院長に告げられたのは、驚くべき真実だった。セーラこそ、まさしくクリスフォード氏が探していた親友の娘で、今や世界有数のダイヤモンド鉱山の持ち主なのだ! |
46 | また逢う日まで | ダイヤモンド・プリンセスとなったセーラは、ミンチン学院で勉強を続ける事を希望し、学院へ生徒として戻ってきた。ベッキーも、正式にセーラ付きのメイドになった。そして、セーラはクリスフォード氏とともに父のお墓参りにインドへと旅立つ。 |
感想・レビュー
昔の鑑賞記録
これは世界名作にも登場する作品だ。
セーラーが哀れだが、それでも素直で優しい少女が印象的。
最後は、心がすっきりした!^_^
– 失脚後の手のひら返しが鮮烈で、人間の気持ち悪さを強く感じさせる傑作だ。
– 失脚後の手のひら返しが圧倒的で、人間の醜さを鋭く描く秀作だ。
– 失脚後の手のひら返しが見事で、人間の不気味さを克明に描いた名作だ。
過去の鑑賞メモを振り返る。ミンチン先生は本当に腹立つな!ラビニアもなかなかいい性格してるし(笑)。セーラの聡明さと心の温かさは、これまでの生活環境が影響しているのかもしれないと感じる。結局のところ、私にはセーラのような広い心は持てなかった。#アニメ #ta_2025鑑賞
この作品はおよそ80%が辛い描写で、いじめが連続します。いじめを超えるいじめ、鬼畜と呼べる場面の連続です。とはいえ、ベッキーの付き添いで飴屋へ行くシーンのセーラの表情は演出として極めて秀逸でした。印象に残る名シーンは多く、セーラ・ベッキー・ピーターの関係性も魅力的。ただ、強い辛さゆえに二度と見返したくないと感じる場面が多いのも事実です。結末はミンチンが勝つ展開。ミンチンを許すな、という強い気持ちが残ります。
おそらく何話か視聴した気がする。セーラの衣装には見覚えがある。
現在、YouTubeの日本アニメーションシアターで期間限定配信中。50周年を記念して、名作が次々と公開されている。太っ腹な試みだ。この機会に視聴してみようと思う。歌は全く覚えていないが、むしろ新鮮な驚きだった。
世界名作劇場で昔から好きだったのは『若草物語』と『あしながおじさん』だったように思う。セーラの放映時は私がまだ幼すぎたのかもしれない。
登場する大人たちは皆、何でこうなってしまったのかと可哀想に見える。最初からこんなに意地悪でひがみっぽく自己中心というわけではないはずだ。セーラの心があまりにも純粋で、視聴していると自分の汚さが浮き彫りになって辛い。いじめてしまうのだろうか。確かにセーラは、清らかでありすぎると感じるほどだ。
それにしても描写は過酷で、現代なら児童虐待として問題になる場面もあるだろう。心に響く要素は確かにある一方で、いじめの過激さが見る者を苦しくさせる。果たしてこの人たちは本当に人間なのだろうか。頭がおかしいのではと感じてしまう場面もある。
はぁ、最高だね。
私も泣こうと思えば、声をあげていつでも泣けるけれど、
心の奥にこの花がある限り、強く生きてみようと思う。
この作品には、無自覚な富豪層が周囲との関係を難しくする要因として描かれています。セーラは悪意のない素直な性格なのに、強い悪性をもつ人々は自尊心の傷をこじらせて勝手に対立を深めるという不条理が浮き彫りになります。マリー・アントワネットを思わせる社交界の空気感も感じられ、教師が生徒を十分に見ていないためラビニアのような子どもへの接し方が難しいのではないかと考えさせられます。セーラの懐の広さを周囲が称賛するほど、ラビニアの孤立が深まるという皮肉も残酷です。子供ゆえの理解不足もあるかもしれませんが。
ミンチンは権力に弱い惨めな人物として描かれ、ラビニアはアメリカ成金の象徴のように傲慢さを露わにします。しかし彼女たちも人間らしく、味わい深い存在です。隣に越してきた紳士の助けが露見したあたりからいじめは激化するものの、そこから二人の心情や背景が徐々に明かされ、親の存在感が物語の軸として浮かび上がっていきます。39話でラビニアがセーラを嫌う理由を語る場面は特に印象深いです。
大富豪のお嬢さんから過酷な環境へと転落する展開の中で、セーラは物覚えが良くどんどん仕事を覚えていく逞しさを見せます。その成長ぶりは、華やかなイギリス貴族社会の一方で使用人の実像に光を当てるきっかけにもなります。美術表現も見どころの一つとして光っています。
心が浄化された
これは道徳の授業で使用する価値がある
セーラの器の大きさが際立つ
彼女の努力がこの物語を形作った
周りの支援もあったが
セーラ自身が引き寄せた力こそが鍵
学校でずっといじめられていたが
追放編ではもっと街中での生活を見たかった。
幼稚園生や小学校低学年の頃に観た影響で、いつでも正しくありたいという自尊心やプライドの根源はセーラだと感じています。
しかし再度観ると、セーラも多くのものや人に依存し、自分を肯定してくれる環境を見つけていることに気づきます。彼女の賢さ、そしてそれが重要であることを再認識しました。
初めて悔しさや感動を感じたアニメだと感じています。
子どもにもぜひ見せてあげてください。
私はおばあちゃんの勧めで、一緒に観ることになりました。