この記事では、瑠璃の宝石を見ることができる動画配信サービスを紹介します。
動画配信サービス
あらすじ
キラキラした物が大好きな女子高生・谷川瑠璃(タニガワルリ)は、「自分にも見つけられるかもしれない」と信じ、水晶を求めて山へと足を運ぶ。そこで鉱物学を専攻する大学院生・荒砥凪(アラトナギ)と出会い、二人は一緒に鉱物採集を始めることに。ある日には水晶を追い、また別の日には川に浸かってガーネットを拾い、さらに見知らぬ鉱物を顕微鏡で覗く――ルリはナギの導きに従い、鉱物採集の世界へと飛び込んでいく。 「私だって、採れるは…」
詳細情報
エピソード
01 |
はじめての鉱物採集 |
キラキラしたものが大好きな女子高生・谷川瑠璃は、水晶のペンダントに一目惚れする。「私だって採れるはず︕」と早速山に向かったルリは、偶然出会った鉱物学を専攻する大学院生・荒砥凪と一緒に鉱物採集をすることに。自然に圧倒され、すっかり鉱物採集にハマったルリは、ナギと共にガーネットを探しに川原へ向かう。 |
02 |
金色の価値 |
金(きん)を採集するために山にやってきたルリとナギ。岩の断面が金色に光っているのを見て興奮するルリだったが、ナギに金ではなく黄鉄鉱(おうてっこう)だと言われ意気消沈。しかし、珍しい形の黄鉄鉱を見つけたルリは、お金ではない価値を考えはじめる。それから2人は砂金採集のために川原へ向かうも、大雨が降ってきて採集中止のピンチに……。 |
03 |
残された恒星 |
黄鉄鉱に関する論文を見せるため、大学の研究室にルリを呼んだナギ。そこでルリは、ナギと同じ鉱物研の伊万里に出会う。掃除中に謎の鉱山を示す古い地図を見つけたルリは、「お宝の匂いがする!」と興奮。3人は地図を手掛かりに鉱山へ向かうが……? |
04 |
砂を繙く |
大学の実験室にある顕微鏡で、川で採集した砂からサファイアを探すルリとナギ。その日は小さなサファイア一粒しか見つからなかったため、後日リベンジする。「こんな欠片を集めてる場合じゃない」と山にサファイアを探しに行こうとするルリに、ナギは川砂の調査こそが最短距離だと諭す。2人はサファイアの本当の産地を見つけるため、川砂を調査し続ける。 |
05 |
見える世界、見えざる世界 |
研究に没頭するナギと伊万里に休みを提案するルリ。ナギが「海にでも行くか?」と言うと、3人は海で瑪瑙(めのう)拾いをすることに。順調に見つけるナギと伊万里を見て悔しがるルリだが、少し離れた場所で複数の瑪瑙を発見する。その後ルリは、ナギから石を研究する理由を聞く。 |
06 |
その青をみつめて |
サファイアの産地を絞れたルリは、ナギと伊万里と共に山に向かう。しかし、調べようとした場所に枯葉が溜まっていたため、川砂(かわずな)を調査することに。それから大学の実験室で川砂を調べていたルリは、自分のノートの記録が正しくない可能性を考え、再度確認。すると、一箇所記入漏れを発見する。 |
07 |
渚のリサイクル工房 |
ルリのクラスメイトの瀬戸は小さいころから石が好き。しかし誰にも理解されないことにショックを受けて以来、心を閉ざしていた。一方、テストが終わり同級生と海に遊びに来たルリは海中できれいな石を見つける。研究室に持ち帰るとそれは石ではなくシーグラスだと判明するも、伊万里は再び探すことを提案。瀬戸も流れで一緒に採集することになる。 |
08 |
黄昏色のエレジー |
瀬戸と一緒に夏休みの自由研究をやることになったルリ。瀬戸はオレンジ色の鉱物を見つけたが、川でよろけて鉱物をなくしてしまう。その後ナギに相談すると、伊万里の蛍石(ほたるいし)の調査を手伝うために山林へ行くことに。その調査は水質から産地を探すというもので、瀬戸がなくした石も水質から探すことになった。 |
09 |
190万トンのタイムカプセル |
オパール採集に来たルリとナギだったが、すでに掘りつくされていた。後日、オパール採集ができず落ち込む瀬戸に、ルリは砂金採集を提案する。豪雨の影響で砂金がたくさん採れると考えていたが、砂金以外の鉱物がたくさん見つかり、違和感を覚える。その後ナギに「豪雨によって新しい産地ができたのかもしれない」と言われたルリは、調査へ行くことに。 |
10 |
ワンセンテンスの廃線路 |
ルリと瀬戸を鉱山に連れていく伊万里。地図を見ながらなんとか鉱山に続く廃線を見つけた3人は、マンガン鉱石を発見する。その後トンネルに到着するも、天井が崩落し、その先がたどれなくなっていた。鉱山跡にたどり着くのが難しくなってしまった3人は、鉱石を積んだ汽車から落ちた石を探すことに。 |
11 |
サファイアのゆりかご |
瀬戸や笠丸が進路を決めていることにショックを受けたルリは、「……みんなはどうやって、先のこと考えてるんだろ……」と悩む。別日、伊万里から「自然の声を聴く」ことの大切さを教えられたルリは、サファイアの生まれた場所が気になり、再度サファイア採集に向かう。 |
12 |
想い出は石とノイズと |
物置から祖父のものだと思われる古い木箱を見つけたルリ。その中には、ボロボロになった電線の束や小さな鉱石、古びたカードが入っていた。ナギに相談に行くと、「自作の鉱石ラジオではないか」と言われる。ルリは瀬戸や笠丸と一緒に修理を試みるも、音は出なかった。そこで3人は、これまで採集した宝石でオリジナルの鉱石ラジオを作ろうとする。 |
13 |
見上げて覗いて探して、次! |
伊万里が福引で当てた温泉旅行に来たルリたち。ルリと瀬戸は、旅館でナギが見つけたドーナツ状の穴の開いた白い石のありかを探し、パイプだと突き止める。その後、温泉で進路について話すナギと伊万里と瀬戸を見ても物憂げな表情をするルリだったが、ナギに誘われて旅館の屋上へ。「流れ星を手に入れたくはないか?」と言うナギの提案で、隕石を探すことに。 |
感想・レビュー
鉱物に対するロマンを感じる作品
石には直感的な魅力を感じていたが、歴史も味わえるのか
第二の人生を楽しむ頃には、趣味の一つに加えてみたい(登山はできるかな)
素晴らしい。美しい背景とダイナミックに動くキャラクターは、視聴するだけで心地よい。センシティブな体型描写については気になる点もあるが、物語がそれを見事に補ってくれる。13個の宝石のように輝く完成度の高い作品だ。もちろん第2シーズンも大いに期待するし、原作にもその力が宿っていると思う。ただし、不要な雑音が増えて作品を台無しにしてしまうのではと不安もある。今は喪失感でいっぱいだが、それでも二周目に踏み出そうと思う。
宝石の国を愛する私としては、タイトルに宝石とあることから興味を持って視聴しました。
まず気になったのは、お姉さんが非常に魅力的なスタイルをしていることです。クラスメイトも同様で、こうしたデザインは作者の趣向が反映されているのではないかと感じました。
個人的には全く問題ないのですが、ストーリーそのものは幅広い年齢層に楽しんでもらえる内容なのにもかかわらず、少し残念に思います。
その影響で、友人に「何のアニメを見ているの?」と聞かれると、少し答えにくいのです。
作品自体は鉱物に親しみやすく、隕石の話などもロマンに満ちていてとても良かったです。
鉱石の発掘に行ってみたいなと思いました。
内容はともかく、キャラクターデザインが気になりますね。性癖がダダ漏れすぎでは?大人向けの教育番組に感じます。安易な聖地巡礼でのトラブルは避けたいものです。
瑠璃ちゃんは最初はイラッと来る存在でしたが、仲間の助けで成長しました。純粋に石拾いを楽しんでいた子供時代を思い出させますね。浪漫があります。
キラキラしたものが大好きな女子高生が、新たに心を奪われたのは水晶だった。祖父が昔、近所の山で水晶を採取していた記憶をたどり、鉱物学を専攻する院生と出会い、晶石の世界へと足を踏み入れる。
楽しく学べて世界の見え方が変わる、教育アニメの決定版。学ぶほど世界と自分のつながりを深く感じられるようになり、日常の視界が大きく広がっていく体験を描く。
効率化と手抜きの線引きを丁寧に解説する場面は特に秀逸で、研究現場のリアルさが全編を通じて伝わる。世界中の研究者にも共感を呼ぶ描写で、科学教育の良さを広く伝える作品。
1話1話を結晶を採取するかのように丁寧に積み重ね、最終話でひときわ煌めくゴールへと導く。視聴後には、流れ星に祈る意味さえ変わってしまうほど、世界観が深く変容するのを実感できるはずだ。
箸休め的なアイキャッチ「凪の小憩」も見逃せない隠れた見どころ。日常の中で紙やすりや乾燥剤(シリカゲル)を見る目が自然と変わっていく。
美術はリアルな岩肌や山道、硬そうな鉱石の質感を丁寧に描く一方で、登場人物たちの造形には躍動感と個性が光る。硬軟の対比が絶妙で、子どもたちにも考えるきっかけを与える作品として仕上がっている。
おにまいぶりの藤井慎吾監督
やはりフェチ要素が強すぎる。面白いけれど、予想がついてしまい、途中で盛り上がりが失速してしまった。ただ、アニメーションは素晴らしかった。
すべてのクリエーターに感謝します +3
控えめに言って、本当に素晴らしいです。
最後の隕石は特に良かったですね。 +1
なぎさんは少し恵体すぎるかも。
オープニングがいいですね +0.3
SNSで話題になっていたのをきっかけに視聴しました。美しい宝石を求める人の多い願望から始まり、やがて本格的な地質学の世界へと深く踏み込んでいく展開が新鮮で面白かったです。序盤は水晶を手に入れたいと語っていたのに、川の砂を顕微鏡でひたすら観察するうち、水やマグマ、天候といったさまざまな要因が次々と結びついて学びが広がっていく様子が特に印象的でした。ルリは女子高生としては少し幼いと感じる場面もありますが、彼女が大学の研究室で一緒に研究している設定は進路迷いがない印象を与えます。AパートとBパートの間の内容紹介コーナーは毎回楽しみにしていました。展開が少し上手く行き過ぎのようにも感じる瞬間もありましたが、アニメなのでそれも味わいとして受け止められます。視聴を通じて鉱物への興味が深まり、宝石の世界に惹かれるきっかけになりました。
映像と音楽は素晴らしいですが、内容が予想以上に硬直していて、主人公がうざく感じてしまい、物語に引き込まれませんでした。姉妹2人のデザインも好みではありませんでした。
理科の授業を題材にしたアニメや番組を見たことがあるだろう。その中で、無知な少年と博士の会話形式が描かれ、少年の疑問に博士が答える展開となる。序盤では、無知な少年の役割を担う瑠璃が疑問を投げかけ、博士役の凪が丁寧に解説する流れとなり、若干の押しつけ感を感じる場面があった。瑠璃の疑問がすべて言葉になり、反応が大袈裟になる様子は、勉強のような印象を与える。しかし中盤以降、瑠璃の知識が深まっていくにつれ、この押しつけ感は薄れ、作品はより面白くなっていく。題材である『鉱石』に興味がないと序盤で視聴を辞めてしまう人もいるかもしれない。ただし、中盤以降は視覚的に楽しい瞬間が続き、幻想的な空間や煌めく鉱石との出会いが用意されている。特に七話と十二話が印象深い。七話では鉱石に興味を持つ硝子が仲間と出会い、新たな楽しみを知る過程が描かれており、個人の趣味がどれほど価値のあるものであるかを再認識させる素晴らしいエピソードであった。最終話も見事なまとめとなっており、身近にある隕石というトピックが提示され、鉱石の奥深さや魅力が伝わる内容だった。物語は、車がなくても面白いものは身の回りに存在すると教えてくれる。美しい鉱石や背景美術、ストーリーが織り成す楽しい作品であり、凪の特徴的なビジュアルも印象的だった。このように新たな分野へと導く作品は貴重であり、制作陣の熱意が伝わってきた。知らない世界を知るきっかけを提供してくれたことに感謝したい。鉱石ラジオのアイデアにも興味を持ってしまった。