1999年10月5日に公開のアニメ「地球防衛企業ダイ・ガード」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「地球防衛企業ダイ・ガード」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
地球防衛企業ダイ・ガードが視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
地球防衛企業ダイ・ガードのあらすじ
巨大怪獣と戦うために作られたダイ・ガードは、時の流れとともに警備会社のマスコットキャラへと定着していた。しかし、12年ぶりの怪獣出現に、社員のひとり・赤木はダイ・ガードで再戦を挑む。とはいえ出撃には多額の費用がかかり、さらに国連も動き出してくる…
地球防衛企業ダイ・ガードの詳細情報
「地球防衛企業ダイ・ガード」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
制作会社 | XEBEC |
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監督 | 水島精二 |
脚本家 | 志茂文彦 |
キャラクターデザイナー | 石原満 |
主題歌・挿入歌 | ザ・コブラツイスターズ 遠藤響子 |
出演者 | |
カテゴリー | アニメ |
制作国 | 日本 |
公開日 | 1999年10月5日 |
地球防衛企業ダイ・ガードのエピソード
「地球防衛企業ダイ・ガード」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
01 | 海から来た災厄 | 2030年。ここ熱海では警備保障会社・21世紀警備保障による展示会の真っ最中。同社に勤める熱血青年・赤木駿介は、展示中の巨大ロボット=ダイ・ガードをバカにされ不機嫌になっていた。そこへ謎の怪物ヘテロダインが出現。赤木は撤退命令を無視し、同僚のいぶきと青山を連れダイ・ガードに乗り込むが…。 |
02 | 夜のお台場大攻防戦 | ダイ・ガードの活躍によりヘテロダインは海へと追い払われた。負傷者達を乗せた輸送機は無事お台場へと到着するが、そこに再びヘテロダインが出現。人々を守るため戦おうとする赤木達の下に、開発部からの新兵器ドリルアームが届けられた! ダイ・ガードVSヘテロダインの第2回戦が始まる…。 |
03 | ヒーローの事情 | 青山が会社を辞める!? 懸命に説得する赤木だったが、自分は臆病者だと言う青山はお台場から去っていった。そこにヘテロダイン上陸の急報が。すぐに現場に急行した赤木といぶき。だが、機関士のいないダイ・ガードは歩くこともままならない。その苦戦ぶりを見ていた青山は、意を決し赤木達の元へと急ぐ。 |
04 | ヒロインのゆううつ | 安保軍の城田が、戦術アドバイザーとして21世紀警備保障へと派遣されてきた! それに伴い、赤木達がダイ・ガードから降格するとの噂。だがその日の深夜、赤木達はヘテロダイン捕獲のため秩父山中へと駆り出される。新兵器のネットアームを装備し、ヘテロダインの前に立ちふさがったダイ・ガードであったが…。 |
05 | 夕日に向かって走れない | 安保軍は21世紀警備保障にダイ・ガードの受け渡しを迫り、そのことは赤木と城田の溝をさらに深めてゆく。そんな中、今度は筑波市の地表からヘテロダインが出現し、なんと原子力発電所に向かって動き出した。広報二課のメンバーは直ちに現場へと直行。しかしヘテロダインの上には、まだ取り残された人がいた! |
06 | 思い出は教えてくれた | TVの報道番組に映っていた公園を見て驚くいぶき。そこは彼女が幼い頃、亡き実父との待ち合わせに使っていた場所だったのだ。思い出に誘われ公園に足を運んだいぶきは、かつての自分と同じように父を待つ少女と知り合う。だがそこに、触れたものを次々と消滅させてしまうヘテロダインが出没! |
07 | ファイヤー&アイス | 一向に動こうとしないヘテロダインを前に、膠着状態を続ける広報二課と安保軍。イラ立っていた赤木は城田と食事に行き、そこで彼の意外な一面を見る。そんな中、ついにヘテロダインが活動を開始した。だが赤木は子犬を助けようとして負傷し、その補佐のため城田はダイ・ガードに乗り込むことになり…。 |
08 | 奇妙な一日 | 連絡ミスで真夜中に出勤させられたいぶき。翌朝、事情を知らぬ赤木は会社で寝ていたいぶきをからかい、彼女をメチャクチャに怒らせてしまう。そんな中、社内に鳴り響くヘテロダイン警報。発進準備のまま待機するダイ・ガードチームであったが、コクピット内の3人には気まずい空気が流れていた…。 |
09 | 炸裂!ノットバスター!! | 有給休暇を取り温泉に来ていた伊集院と谷川。そこで2人はヘテロダインを発見する。谷川からの連絡を受けて他の広報二課も現場に急行。しかし掴みどころのないヘテロダインに翻弄され、ダイ・ガードは分解と組み立てを繰り返すハメになってしまう。イラ立つ赤木達を尻目にダムへと向かうヘテロダインだが…。 |
10 | 正義に見合う給料 | 安保軍が対ヘテロダイン用のロボット・コクボウガーを発表。この機に乗じてダイ・ガードはお払い箱にされてしまうのか? 城田を問い詰める赤木達は記者会見場へと乱入し、そのことはダイ・ガードとコクボウガーの対決へと発展する。かくて、赤木は自らの存在理由を賭け決戦に挑むが…。 |
11 | 不在証明 二大ヘテロダイン東京襲撃 | コクボウガーに仕事を奪われ、赤木も意識不明の重体となり、活気の消えた広報二課。そんな折、住宅地にヘテロダインが出現し、コクボウガーが現場に急行する。そこで毒島はフラクタル・ノットの捕獲を命じるが、捕獲されたノットからヘテロダインが蘇生し、安保軍基地を強襲! さらに新宿にもヘテロダインが現れた! |
12 | 夜の新宿大決戦 | コクボウガーを呑み込んだヘテロダインは、新宿のヘテロダインと合体。さらに強力になってしまう。新兵器ノットパニッシャーの到着まで時間を稼ぐため、安保軍は広報二課との共同作戦を開始し、城田の駆るダイ・ガードはヘテロダインの足止めに成功する。一方、避難民の中には行方不明となっていた赤木の姿が…!? |
13 | 許される者 許されざる者 | クリスマスパーティーが開かれようとしている広報二課。そこへ戦術アドバイザーとして復帰した城田もやって来たが、もはや彼の存在は広報二課にとって「やっかい者」でしかなかった…。そんな中、安保軍の演習場付近にヘテロダインが出現。だが面子を気にする毒島らは軍だけでこれを撃退しようとする。 |
14 | 大杉レポート | 広報二課課長・大杉春男。ここで紹介するのは彼が幕僚本部・仁科大佐の要請により作成した報告書である。そこには「21世紀警備保障とダイ・ガードの関係」や「広報二課に所属する課員やメカニックの詳細」など幾多の機密が記されてあった。本レポートを通じてダイ・ガードチームの戦いの歴史を振り返る…。 |
15 | ぼくらはみんな生きている | 新社員に西島を迎えて新体制となった21世紀警備保障。広報二課にも佐伯という男が戦術アドバイザー補佐として派遣されて来る。赤木達は毎年の恒例である消防庁の出初式に参加。しかしダイ・ガードにはいつのまにかセキュリティ・ロックがかけられていた。そんな中、式場にヘテロダインが現れるが…。 |
16 | いつも心に太陽を | 「広報二課は解散です」 大杉の報告に騒然となる赤木達。ダイ・ガードには安保軍に雇われたパイロットが乗ることとなり、広報二課の面々には転属が言い渡される。だが、そんなこととはおかまいなしにヘテロダインが出現し、新人の乗るダイ・ガードは苦戦を強いられる。赤木達は自分にできることをやり始めて…。 |
17 | 夢見るようにねむりたい | 解散を目前に控えた広報二課。赤木達は送別旅行と称し、京都にある横沢の実家へとやって来る。だがそこで彼らは、ヘテロダインと対話(?)する横沢の父を発見。一行はヘテロダインを無害と判断し、そのまま旅行を続けることにした。だが墨田の報告を受けた百目鬼はダイ・ガードの出撃を促して…。 |
18 | 明日に向かって走れ | 東京・中野にヘテロダインが出現! しかし広報二課は既に解散され、課員の面々は日本各地へと飛ばされていた。失態続きで功を焦っていたダイ・ガード事業部であったが、対峙したヘテロダインを取り逃してしまう。そんな中、すべての事態を解決すべく、21世紀警備保障に1人の男が現れた…。 |
19 | 白の契約 | オホーツク沖にヘテロダインが出現。ただちに自衛隊が出動するが、その中の1機が誤って他国の哨戒機をロックオンし…。一方、大河内の復帰により広報二課は営業を再開。赤木達は雪祭り警備のため札幌へとやって来た。そこで青山はかつての恋人・アリサと再会し、赤木は石原という自衛官と意気投合する。 |
20 | 青の約束 | オホーツク沖での事件が原因となり、一切の火器が使えない自衛隊。業を煮やした石原はガードファイターを強奪し、上空にいるヘテロダインへと向かっていく。彼こそが今回の騒動を巻き起こした張本人だったのだ。その頃、城田の活躍によって法律が改正され、自衛隊はヘテロダインとの交戦が認められることに…。 |
21 | 偽りの記憶 | 界震研究の第1人者・桜田栄二郎。彼こそは13年前のヘテロダイン襲来で死んだいぶきの実父だった。今日まで父は人類を守るために亡くなったと思い込んでいたいぶき。だがある日彼女は百目鬼から呼び出され、父はあくまでも自らの探究心のために命を落としたのだと聞かされる。百目鬼の言葉に動揺するいぶきだが…。 |
22 | 私が私であるために | 13年前の真実を知ったことにより、戦意を喪失してしまったいぶき。放心状態となった彼女はヘテロダインを取り逃がし、さらには赤木と青山にケガまで負わせてしまう。ショックから立ち直るまで休暇をとることとなったいぶきは、ついにダイ・ガードから降りる決意をするのだが…。 |
23 | 守りたいもの、なんですか? | 入江と千秋は広報用のビデオを作るため、ハンディカメラでダイ・ガード関係者に取材をしていた。入江は本社に勤める人々にインタビューを行い、千秋は青山への密着取材をすべく彼の車へと同乗する。彼女らがテーマとしたのは「各人がヘテロダインと戦う理由」。果たして2人はその答を見つけることができるだろうか? |
24 | 空を覆うもの | まるで何か予兆のようにヘテロダインが急増し続け、やがて「本命」ともいうべき巨大なヘテロダインが新宿上空に現れた。事態を重視した安保軍は各都心部へ避難勧告を発令。23区内はゴーストタウンと化し、首都・東京はその機能を停止してしまう…。そして1週間後、ついに安保軍は戦闘機による攻撃を決行するが…。 |
25 | 重なりゆく思い | ヘテロダインの増殖によって都心部は次々と破壊され、その被害は世界全土にまで広がろうとしていた。そんな中、ついに百目鬼はヘテロダインのフラクタルノットを発見するが、そこを叩くにはダイ・ガードを地上5千メートルまで運ばなければならない…。大杉は作戦決行のため参謀本部に輸送機の貸出しを要請するが…。 |
26 | 明日への凱歌 | ヘテロダインの頭頂部にやって来たダイ・ガードとコクボウガー。だが、安保軍はOE兵器の投下準備を着々と進めてしまう。そんな中、遂にダイ・ガードはヘテロダインの内部に突入。そこで彼らを待ち受けるのは、なんとダイ・ガードの姿をした敵の本体だった!? そして、ついにOE兵器投下の宣告時間がやって来た…。 |
感想・レビュー
エヴァ、パトレイバー、そして踊る大捜査線の系譜ともいえる要素を巧みに組み合わせ、濃厚で満足感のある作品に仕上げている。
登場人物は皆、良くも悪くも人間的で大人。自分の気持ちと所属組織の利益の間で揺れ動く姿が丁寧に描かれ、ドラマは地に足のついた手つきで進む。問題の解決方法も、現実的で実用的なものばかりだ。
組織ごとにそれぞれが自分の役割を自覚し、限られた力の中で平和な日常を守ろうと奮闘する。そんな想いが世界中の大人たちに広がれば、世界はきっと平和へと向かうと、観る者に思いを巡らせる作品だ。
オリジナリティの点では弱いと感じる向きもあるかもしれないが、丁寧に作り込まれた良作であることは間違いない。
地球を守るための民間ロボットアニメ。
ノットパニッシャーが大好き。
パーパパッパーパパッパーパパッパーララララララ。
この世界観で見たい要素を作り手がしっかり把握している点が、作品をより面白くしています。青島くんと室井さんのような関係が苦手だと感じる人がいるのか、という疑問も作品のリアリティを高めています。ブルバスターがこの手の展開を見せられればと、つい想像してしまいます。
ただ、いぶきさんのお父さんのエピソードは、エピソードとして前提を置いて進んでいる印象があり、理解はできるものの、数話しかない割には説得力が足りないと感じました。最初から『私の父は英雄だ!』と強い主張を前面に出していれば、もっと説得力が増したのではないでしょうか。義父の心変わりの理由も、もう少し分かりやすく描かれてほしいところです。
ロボットの外見はスーパーロボットスタイルですが、民間企業が所有することによって膨大なコストが発生するという現実的な設定があり、他のロボットアニメにはない新鮮なストーリーが魅力的でした。
ロボットが企業の備品として利用され、組み立てに重機が必要な点があり、お仕事に関する要素が盛り込まれていて、コンセプトが非常に興味深かった!
サラリーマンがロボットに乗って怪獣と戦う物語。経費を気にするリアルな描写が、現実味とユーモアを生み出していて思いのほか笑える。監督は『機動戦士ガンダム00』と同じ人物だ。
どんなふうに観たかはっきり覚えていないが、非常に面白かった記憶が強い。パトレイバーのような世界観と、踊る大捜査線のような個性豊かなキャラクター配置で、子どもも楽しめる明るいエヴァ風の雰囲気がある。
ドラマ性もしっかりあるのに、エヴァほど人気を得られなかった理由は、ロボットのデザインセンスが今ひとつだったせいだと思う。
もう一度観たいが、DVDレンタルは存在せず、購入も高価。入手できるのはイタリア製の版くらいだ。再生機器は日本のDVDレコーダーでは動作せず、PS機やPCドライブでの再生だった記憶がある。
それでももう一度観たい。それくらい面白い。万人向けの娯楽作だから、超オススメ。
スパロボの参戦作 Z2〜Z3については、Z3の3はほぼいるだけという印象が強い。ストーリーの内容と規模を考えると、2作だけの参戦で十分だったんじゃないかと、今でも思う。スーパーロボットらしさを保ちつつ、組織的にはリアル寄りの民間企業的な体裁をとる設定が特徴で、実質的には多くのパイロットが社会人として働くお仕事アニメ寄りの作りになっている。パイロット3人は普通の会社員で、主役の赤木はヒーロー気質。ヒロイン、というか女性パイロットは復讐者寄りの枠、イケメン枠のパイロットは一般人メンタリティ。彼らはそれぞれ事情と考え方が異なり、基本的には大人なので大きく性格が変わるわけではないが、じわじわと周囲の影響を受けて仕事への向き合い方を軸に自分の価値観を形成していく過程に、余計にお仕事アニメ感を感じさせられる。2クールは正直長く感じるが、1クールで描き切れるかは微妙。佐伯とか社長交代劇とかその辺がなければ普通にいけそうでもあるけど。
スーパーロボットアニメとリアルロボットアニメの要素を両立させた、珍しい作品。熱血一徹の主人公が現実の壁にぶつかって揉まれる展開かと思いきや、むしろ現実側が感化されていく痛快さが際立つ。横幅の広いフォルムのロボットも魅力的。物語を象徴するOP曲「路地裏の宇宙少年」が世界観を深く染み渡らせる。
ナデシコに関連するテーマ。
スーパーリアルロボット作品であり、エヴァを意識していることは明白です。
1999年の作品ながら、環境問題や自衛隊の抱える課題を真剣に描いた社会派アニメです。
市民がダイ・ガードに対して好意的な反応を示すのは、ロボットアニメとしては珍しい展開です(通常は逆のパターンが多い)。
主人公・赤木駿介は防大卒の元自衛官というユニークな設定で、熱血キャラとしての信念があり、最後まで諦めない姿勢は、往年のロボットアニメの主人公を彷彿とさせます。成人した主人公が変わらず無敵でいることにも好感が持てます。
特にお気に入りなのは19-20話の自衛隊関連のエピソードで、パトレイバーのロケットパンチも登場します(こちらもオマージュです)。
自衛隊パイロットが、救援に駆けつける際に放つ台詞には感動しました。「攻撃は成功した。翼を失ったイカロスは地上へと真っ逆さまだ!」
怪獣(ヘテロダイン)は「災害」とみなされるため、自衛隊が出動することはできません。その絶望的な状況に憤りを感じ、自衛官が涙を流すシーンには胸が熱くなりました。
自衛官「自分の仕事は国防で、災害救助は二番目なんだ。怪獣と戦いたい。戦える民間企業のお前たちには理解できないだろう。」
赤木「それは分からないですけど、もし永遠に二番手だけを続けられる軍隊があるなら、それは素晴らしいことなんじゃないですか?」
城田さんは『あんたわかってないよ!』の回と、ダイ・ガードが一度も登場しない回をお気に入りにしている。ダイ・ガードが徐々にアップデートされていく展開と、広報2課という職場が好きで、『走れ走れ』も超名曲だ。