2021年10月2日に公開のアニメ「海賊王女」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「海賊王女」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
海賊王女が視聴できる動画配信サービス
現在「海賊王女」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「海賊王女」が配信中です。
海賊王女のあらすじ
記憶の中で紡がれる少女の物語。18世紀の大西洋を舞台に、父と船旅をしていたフェナ・ハウトマンは海賊に襲われ、漂流する小さなボートで命をつなぐ。漂着した先は、国家が黙認する娼婦・男娼の島──シャングリラだった。10年後──。雪のような肌と銀の髪を持つ美しく成長したフェナは、初めての“仕事”を目前に控えるが、それを受け入れられず、島からの脱出を決意する。迫りくる追っ手に絶体絶命の彼女を救ったのは、真っ赤な鎧と鹿の角の兜をまとった少年・雪丸だった。雪丸はフェナを必ず見つけ出すと誓った少年で、二人の再会はフェナの心に眠っていた<エデン>という言葉を呼び覚ます。炎に包まれ沈みゆく船の中で、「必ず見つけ出す」と約束した雪丸。そして父がかつて叫んだ言葉――「エデンへ向かえ」。フェナは真意を確かめるべく、雪丸たちとともにエデンの謎を解く航海へ出る。
海賊王女の詳細情報
「海賊王女」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
制作会社 | PRODUCTION I.G |
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原作者 | Production I.G 中澤一登 |
監督 | 中澤一登 |
キャラクターデザイナー | 高橋靖子 |
主題歌・挿入歌 | JUNNA 鈴木みのり |
出演者 | |
カテゴリー | アニメ |
制作国 | 日本 |
公開日 | 2021年10月2日 |
海賊王女の楽曲
「海賊王女」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラック『海賊王女』オリジナルサウンドトラック梶浦 由記
- オープニングテーマ海と真珠JUNNA
- エンディングテーマサイハテMinori Suzuki
海賊王女のエピソード
「海賊王女」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
01 | 記憶 | わずかな月明りが覗く夜、その海上で赤く燃え盛った船…… 幼きフェナは雪丸に助けられ、一人孤独な海へと流されていった。 そこから10年。 「シャングリラ」へ漂流したフェナはホワイトマージナル と呼ばれるほどに美しく成長していた。 幼いころに命を助けてくれた雪丸を忘れられないフェナは、初夜の晩、混乱に乗じて島からの大脱出を試みる。 |
02 | 受け継ぐ旅 | 気が付くとフェナは大西洋に浮かぶ小舟に乗っていた。 脱出を手助けしてくれたのは、ハウトマン家に仕えていた騎士、オットーとサルマン。 彼らに連れられ、霧に包まれた「ゴブリンの島」へと辿り着く。 そこでフェナは、フランツの旧友である幸久と出会い、父の残した石の謎を解くよう告げられる。 |
03 | バルバラル | 父の旅を引き継ぎ、ゴブリンの島を出港したフェナと雪丸達。 旅の準備のために、自由都市バルバラルへと立ち寄る。 そこでフェナは、父の残した石と酷似した売り物を見つける。 しかし、目の前に追手が立ちふさがる。 |
04 | 石の謎 | 追手から逃げ切ったフェナ達は、石が製造されたという「リバーオーバーシュタイン」へと向かう。 雪丸に怪我を負わせたことを悔やんでいたフェナは、仲間たちに戦い方を教えてもらえるよう相談する。 始めは断っていた侍たちだが、少しでも雪丸の役に立ちたいというフェナの思いに感化されていき…… |
05 | 座標 | リバーオーバーシュタインで得た情報をもとに、謎の石が採掘された場所「オルレアン」へとたどり着く一行。 迷路のような採掘所で、フェナは何かに導かれるように奥へと進んでいく。 雰囲気の変わったフェナを不審に思いながらもついていく雪丸。 しかし、その背後には、バルバラルで撒いたはずのオマリー海賊団が迫りつつあった。 |
06 | 混乱の蒼い船 | 採掘所に閉じ込められた雪丸たちは、ランブルローズに捕らえられたフェナを追いかけるため、脱出を図る。 一方、フェナが連れていかれたのは、アベル率いるイギリス海兵隊の船だった。 アベルはフェナを客室へと案内し、ゴブリンの剣士について、そしてフェナの母のことを語る。 そしてフェナは、侍たちの真の目的を知る。 |
07 | 燃える海 | フェナを救うため、一人カツオ2号を離れる雪丸。 侍たちは島の掟とフェナとの間で、気持ちが揺れ動いていた。 掟を守り帰島すべきか、掟を破り海賊として生きるべきか…… ブルーギガントは、ランブルローズから襲撃を受ける。 立ち昇る黒煙は、忘却していたフェナの記憶を呼び起こす。 |
08 | 騎士の誓い | ブルーギガントからフェナを連れ戻した侍たちだが、雪丸は大きな傷を負ってしまう。 手当てのためにシャウエンの街へと立ち寄る侍たち。 紫檀はフェナを魔女と呼び、その場を立ち去る。 フェナは自らが原因で対立してしまう仲間を見て、旅をこのまま続けるべきかを思い悩んでしまう。 |
09 | ヴァイスヴァーサ | 少年だった日々を、アベルは思い返す。王家の末弟のため、周りから冷たくされ、ひっそりと生きていた頃だ。 ある日、庭園にて不思議な少女・ヘレナと出会う。共に過ごす時間が増えるに連れ、 二人の間には深い愛情が生まれていくのだが……。 その頃フェナは、回復した雪丸と共に、石から得た座標の謎へと向かい合う。 |
10 | 佳局の幕開け | 石の謎を解き明かし、エデンの場所を突き止めたフェナたち。 フランツの残した謎、そして自身の謎と向き合うため、 示された座標にある無人島へたどり着く。 見たこともない神秘的な景色に圧倒される一行。ここが約束の地、エデンなのか……? |
11 | 使命の果てに | 宝眠る地へとたどり着いた一行。 そこに上陸してきたアベル率いる海兵隊が侍たちを襲撃する。 ついにアベルと対峙する雪丸。 フェナを守るため、フランツの仇を討つため、雪丸は刀を抜く。 |
12 | 選択の巫女 | フェナにフランツが残したのは、巫女としての使命だった。 エデンに長年継がれてきた乙女たちの悲痛な選択が、フェナにも突きつけられる。 雪丸や仲間たちを思いながら、フェナはついに運命を選択する──! |
感想・レビュー
厨二系のダヴィンチ・コードのような雰囲気で、最初は非常に楽しめましたが、終盤になってファンタジーに走ってしまい、せっかくの歴史要素が無駄になってしまったのが残念です。ただ、紫檀のキャラクターは100万点です。
1話のフェナの表情の多様さがとても可愛く印象的だったが、2話以降は髪を取ってつけたように切る場面が増え、騒がしさが強まる一方で目的が視聴者に明確に伝わらない場面が多い。どうやら女性が脚本を担当している印象を受ける。
ざっくり言えば、フェナは巫女の正統な後継者だと判明するが、それ自体が意味を見失うほど展開が複雑で追いづらい。巫女は世界を破壊するか存続させるかを選択し、その後は巫女の心を守り子孫を残すために記憶を消す必要がある。辛い記憶から逃れてきたフェナは旅の途中で幸せな思い出を作りつつ少しずつ記憶を取り戻していくが、この過程はやや分かりづらい。主人公にとって記憶喪失は大きな苦難となり、フェナの中で雪丸への愛だけは消えず、雪丸もその愛に応える。愛は消えないと信じたフェナはやがて決断を下す。
終盤が分かりにくいのは当然としても、それまでの過程自体が最終回を前提に組まれていない点が厄介。1話〜11話は最終回を逆算して作られておらず、突然抽象的な方向へ話が飛んで付いていけなくなる。未消化のキャラクターも存在(ケイはおそらく最強クラスの存在だろうに扱いが薄い)。
TV版エヴァと比較すると、スケジュールの都合で最終回がああなったのではと想像させるが、こちらも時間不足で結論をまとめきれていないのかもしれない。
世界観はダヴィンチコード風だが、実在の歴史をモチーフにしつつも改変が過多でごちゃつき、理解を阻む要因になっている。しかもジャンヌ・ダルクの子孫で大切にされる存在という設定には違和感が残る。終盤の急に現れた強いファンタジー要素も冷めてしまう要因だ。情報の出し方は唐突で、現実と幻覚の結びつきも曖昧。終盤なのに盛り上がりに欠ける。
フェナがふらりとどこかへ行ってしまう場面も頼りなさを覚える。作り手の意図が伝わりづらい。なお、中澤一登さんが関わっていなかったら視聴を諦めていた可能性もある。
設定の意図は伝わるようで、肝心の部分がつかみにくい印象です。架空の世界かと思えば、ドイツ風の固有名詞やジャンヌ・ダルクといった実在の名前が登場し、洋風とサムライの要素が混在する世界観がごちゃついた印象を受けます。
全体的に音の強さが耳につき、落ち着きがない感じ。フェナの言動も刺激的で、原因を作っているくせに無防備に見える場面が多く、イライラさせられます。『海賊王女』という設定も曖昧で、フェナは海賊らしくなく、ただ彼女と一緒にいるだけで海賊の要素が薄い印象です。
悪役かどうかは分かりませんが、アベルの存在感が最も切なく、彼に惹かれてしまうかもしれないと感じました。ヘレナと旅立つ場面には涙しました。彼はそのためだけに生きてきた、という切ない背景が強く印象に残ります。雪丸は寡黙で凛々しく、印象的なキャラクターでした。
個人的に大好きなアニメです
世界観が壮大で、特に結末が素晴らしかったです。
ラストに向けてどんどん引き込まれ、あっという間に最後まで視聴してしまいました!
映像や劇伴の美しさと壮大さが際立つ作品。キャラクターデザインも優れており、キャラクターへの愛着が湧くため、本当に2期を期待していました。1期に詰め込まれたのは、もともと2期を予定していたからではないかと感じました。最初の雰囲気を保ったまま進んでほしかったのですが、最後はまるで『エヴァ』のような結末に。違う、そうではない。
レトロな雰囲気が漂う冒険ストーリーで、悪くない仕上がりだった。結末は意外で、強い印象を残す展開だった。
自分の好みにどストライクでした!本当に良かった!少女が海賊となり、強力で魅力的な仲間を引き連れて各国を旅するというストーリーがとても好きでした!雪丸との微妙な関係も素晴らしかったです。ただ、ラストはもう少し違う展開でも良かったかなと思いました。急に別の話が始まった感じがして、少し戸惑いましたが、それでも十分楽しめました!記憶を失うのは悲しかったですが、皆に囲まれて楽しい日々を過ごせていたようで、ほっこりしました!
子どもの頃に海賊に襲われ、「エデンに向かえ」という言葉を最後に一人で漂流する運命を背負った少女が、エデンの謎を解き明かすために旅立つ物語です。キャラクターや作画、音楽は非常に素晴らしかったですが、ストーリーには若干の物足りなさを感じました。序盤から中盤までは楽しめましたが、最後の運命の選択の部分はもう少しスムーズに展開してほしかったです。気に入っていたキャラクターたちが、もっと幸せな結末を迎えてほしかったという思いが強く残ります。
序盤の「死ぬよ!さよならー!」には爆笑しましたし、じいちゃんたちも魅力的なキャラクターでした。しかし、途中からどんどん理解が難しくなりました。特に、謎解きが雑なのが気になりました。ローマ数字の読み方が間違っていました!
映像美が際立つ。
曲も心を動かす。
魅力的で面白い作品だ。
人は日々、選択を重ねながら生きている