2021年7月9日に公開の映画「ライトハウス」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ライトハウス」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ライトハウスが視聴できる動画配信サービス
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ライトハウスのあらすじ
1890年代、ニューイングランドの孤立した島へと二人の灯台守がやって来る。彼らには、これから四週間にわたり、灯台と島の管理を任された。経験豊かな老灯台守トーマス・ウェイク(ウィレム・デフォー)と、見習いの若者イーフレイム・ウィンズロー(ロバート・パティンソン)は、性格が合わず日が経つにつれて衝突を繰り返す。険悪な空気の中に嵐が訪れ、二人は島に閉じ込められてしまう……。
ライトハウスの詳細情報
「ライトハウス」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ロバート・エガース |
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脚本家 | マックス・エガース ロバート・エガース |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ ホラー |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 2021年7月9日 |
上映時間 | 109分 |
ライトハウスの公式PVや予告編動画
「ライトハウス」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
ライトハウスの楽曲
「ライトハウス」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックThe Lighthouse (Original Motion Picture Soundtrack) Mark Korven
ライトハウスを無料で見る方法は?
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感想・レビュー
ずっと悪夢を見ているような感覚が続く。特殊なアスペクト比の画面が加わって窮屈で息苦しい。ラストはプロメテウスの結末そのものだった。いろいろな解釈があるとは思うけど、私は最初から狂っていた派だ。
「孤島に来て強がり、不機嫌なふりをするなんておかしい。無口を装っても、お前には何の謎もない。まるで開かれた本のように明白だ。照明を浴びて大声で叫ぶ女優のように、生まれてきたことに感謝しつつも、銀の匙が欲しいと騒ぐなんて。」
A24製作の話題作。ほかの配給ではなかなか見られない、極めて新感覚のホラーだ。設定自体が従来のホラーとは一線を画しており、異色のホラーと呼ぶべきだろう。物語は、ベテラン灯台守のトーマスと若手のイーフレイム、二人だけが登場する構成。孤立した島の灯台で働く二人は、孤独ゆえか次第に緊張を高め、最初から衝突して険悪な関係になる。あらゆる場面で対立が生まれ(普通なら新米はベテランの言うことを素直に聞くはずだが)、イーフレイムは「灯台の中に入れてくれないのはなぜか」と問い詰める。やがて彼は現実と幻覚の境界が揺らぎ始め、観客もどこまでが現実でどこからが幻なのかを見失う。嵐が島を襲い、事態は半狂乱の悪循環へと転じる。モノクロで統一された映像は状況を一層強く観客へ伝え、狂気じみた世界観が次々と展開される。普通ならありえない行動が連発し、イーフレイムはトーマスを穴の中へ落とし、上から土を埋めて生き埋めにしようと動く。トーマスは反撃するが結局返り討ちに遭い、灯台の内部へと踏み込むはずだったはずの場所へ進んでいく。しかし階段を登った先で何故か転落する。現実と幻覚の境界はなお不確かなまま物語は進み、監督の狙いはこの不安定な精神状態を観客に強烈に体感させることにあるようだ。終盤を過ぎても、他者の感想を読みたくなる余韻の深い作品だった。
冒頭の暗闇の中でぼやけた境界線や、不吉な雰囲気を持つ光の描写が、終盤では幻想的なカットの連続に変化している点が興味深かった。
序盤の美しい映像とは対照的に、終盤ではキャラクターの迫力ある表現が際立ち、狂気に満ちた人間性が十分に引き出されていた。
まるで『ベルセルク』のようなダークファンタジーの世界観の中で、その不吉さが人間を狂わせる様子は非常に魅力的だった。
19世紀のニューイングランドを舞台に、絶海の孤島で灯台を守るベテランと新人の灯台守の対立と絆を描くホラーサスペンス。緊張感あふれる演出と卓越した演技力で観客を惹きつけ、最初から最後まで集中して鑑賞できるが、現実と幻影の境界は曖昧で、真実が何なのかは結末まで判然としない。
極限状態で崩れていく人間、そして狂わされていく人間。あるいは狂気の象徴ともいえる心象風景。初めて観たときの衝撃は薄れたかと思ったが、今見てもなお新鮮だ。面白い。ロバート・エガース監督はやはりすごい。
『ウィッチ』と同様に人間の狂気を鮮やかに描くロバート・エガース監督。
モデルにはスモールズ灯台の悲劇という事件があるようだ。
モノクロ映像は好みで、序盤ではウィリアム・デフォーの演技が素晴らしく、中盤以降はロバート・パティンソンの異彩を放つ演技が際立つ。総じて好きなスタイルだが、結末にはあまり満足できなかった。
『ウィッチ』はラストで明確な示唆があったが、こちらは狂気なのか超自然現象なのかがはっきりしない形で、想像にゆだねるスタイル。考察をするのは面倒な方なので、はっきりしない点が少しもやもやする。
デフォーが出ているのは知っていたけど、もう一人がロバート・パティンソンだとは気づかなかった
少し前のA24は、この手の作品が多かったイメージがあるね。
全編モノクロで視覚的には優しかったけれど、内容は全然簡単ではなく、暗喩を理解するのが難しかった(泣)
限りなく不気味な雰囲気が島を包んでいた。孤島で働く二人の異常さは、作業を重ねるうちに次第に狂気へと染まっていった。散りばめられた伏線の意味は、結局誰にも分からないままだった。唯一、二人の性欲がむき出しになっていたという事実だけは理解できた。その雰囲気は抜群だった。
これは本当にすごい。パティンソンの形をかろうじて保っているのが、デフォ爺に至ってはもう神話から飛び出してきたみたいだ。海が荒れたら怖いね。