2020年7月10日に公開の映画「WAVES/ウェイブス」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「WAVES/ウェイブス」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
WAVES/ウェイブスが視聴できる動画配信サービス
現在「WAVES/ウェイブス」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「WAVES/ウェイブス」が配信中です。
WAVES/ウェイブスのあらすじ
高校生のタイラーは、成績が優秀でレスリング部のエリート選手。美しい恋人アレクシスとの幸せな日々を送っていたが、厳格な父親ロナルドとの関係には距離を感じていた。そんな彼の日常が一変するのは、肩の負傷が発覚し、医師から選手生命の危機を告げられた瞬間だった。さらに追い打ちをかけるように、アレクシスの妊娠が明らかになる。次第に不安定になっていく人生に翻弄され、タイラーは自分を見失っていく。そして、ある夜、彼と家族の運命を根底から覆す悲劇が訪れる。一年後、心を閉ざした妹エミリーの前に、全てを知りながら彼女に好意を寄せるルークが現れる。ルークの不器用な優しさに触れるうちに、エミリーは少しずつ心を開いていく。やがて二人は恋に落ちるが、ルークもまた大きな傷を抱えていた。お互いの未来のために、二人は思い切った行動を起こす・・・。
WAVES/ウェイブスの詳細情報
「WAVES/ウェイブス」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | トレイ・エドワード・シュルツ |
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脚本家 | トレイ・エドワード・シュルツ |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | 恋愛 |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 2020年7月10日 |
上映時間 | 135分 |
WAVES/ウェイブスの公式PVや予告編動画
「WAVES/ウェイブス」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
WAVES/ウェイブスの楽曲
「WAVES/ウェイブス」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックWaves (Original Score) Trent Reznor and Atticus Ross
WAVES/ウェイブスを無料で見る方法は?
「WAVES/ウェイブス」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
感想・レビュー
曲が素晴らしいのはもちろん、ルークはやはりいい人でよかった。憎むより愛するほうがいいそんな思いは本当にそうだと感じる。エミリーが兄に怒りをぶつける場面には、憎しみで破滅させたくないという父の気持ちが伝わってきた。
前半は音楽と映像が素晴らしいものの、ストーリーに完全に没入できない印象がある。後半は音楽的にはあまり引き込まれないが、メッセージはしっかりと伝わる。特に、前半の病院や風呂のシーンが強く心に残った。
音楽が主役級に輝く映画。登場人物と色彩、ストーリーが見事に絡み合う。自分以外に問題が生じたとき、どう動くべきか。向き合い方を考える。
若者たちは元気で愛らしい。
タイラーのような境遇に置かれたら、自分自身をコントロールすることが難しくて辛いよね。でも、その時には自己中心的だったかもしれない。
「この曲、好き!」
「この曲、知ってる?」
誰もが経験する、日常の何気ない会話。
音楽は生活の一部で、気分を高めたり、心を癒したり、思い出を刻む大切な存在だ。
流れてくる音楽は登場人物の感情と結びついていて、心地よさを感じさせる。
エミリーは愛嬌があり、優しさを持った子。
父親も継母も兄も、エミリーによって救われている。
ルークとの関係を見ると、嬉しくなる。
木漏れ日の通りを自転車で走るエミリーはとても魅力的だった。
今、一番注目されている映画を制作するなら、こんな感じになるはず。選曲から社会的テーマまで、すべてが重要!
映像と音楽が主役で、セリフはそのサポート役といった印象の作品だった。
水の中にいると、感情が解放されることがあるよね。
ジャンルを超えたポップミュージックと共鳴するティーンのリアルなライフスタイル。
彼らが直面する人間関係や家庭環境、社会問題を描いた作品。
『WAVES/ウェイブス』を観れば、2010年代以降のアメリカの姿が目に浮かぶ宇野維正(映画・音楽ジャーナリスト)
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躍動感あふれる映像とシンクロする音楽が作り出す、現在の時代と受け継がれる命。
兄妹それぞれの物語を通じて、私たちは時代の鼓動を感じる今井智子(音楽ライター)
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これは31曲入りのミックステープとして映像化された作品。
途中でカセットが止まり、裏返されるが、気づけばA面の最初に戻る。
あなたの人生の裏側でも、誰かが生き続けている清水祐也(音楽ライター)
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あらゆる音と色彩を包み込むヒロインのエミリーがアメリカの理想を体現し、フィナーレでアラバマ・シェイクスの『Sound & Color』が新しい世界を告げるとき、
ディストピアから希望に満ちた未来が見えてくる新谷洋子(音楽ライター)
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フランク・オーシャンやアラバマ・シェイクスの楽曲で彩られた感情豊かな音楽絵巻。
心が揺さぶられ、削られ、崩され、最後には愛の波に洗われる渡辺亨(音楽評論家)
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音楽の力を改めて実感させる映画。プレイリストにインスパイアされた物語。
曲の持つ魂が複雑な人間関係を描き出していく。
新たなストーリーテリングが誕生したクリス・ペプラー(TV・ラジオパーソナリティー)
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フランク・オーシャン、レディオヘッド、テーム・インパラなど、多様な音楽と映像が融合し、エモーショナルな波を生み出す。
目と耳と心で感じる壮大なラブストーリー村尾泰郎(音楽/映画ライター)
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今のアメリカの若者はこう感じているのか?
どんな時代でも人は愛を求めるものだ。
ちなみに、僕はパーティ会場へ向かう車の中で流れるカニエに感動したオカモトショウ(OKAMOTO’S)
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ストーリー展開やカメラワークはもちろん、既存の楽曲の使い方が秀逸な映画。
音楽スーパーバイザーのランドール・ポスターのセンスに感心し、映画と音楽の結びつきを実感できた立川直樹(プロデューサー/ディレクター)
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映画に音楽を添えたのではなく、最初から同じものとして生まれたと言える。
「音楽にこだわった映画」や「音楽にまつわる映画」は見たことがあるが、「音楽そのものである映画」はこれが初めて兵庫慎司(音楽ライター)
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美しい映像と音楽が物語と融合し、映画の世界に引き込まれた!
家族愛を描いた普遍的なテーマは、どんなに幸せな人でも崩壊する危険をはらんでいて、感動的だったIDon’t Like Mondays.(アーティスト)
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豪華なアーティストが揃った楽曲を見て、映画が観たくてたまらなくなった。
30曲以上の音楽と映像美に彩られた、まさに”Sound & Color!
レコード化を楽しみにしている河原陽子(代官山 蔦屋書店音楽フロア)
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一つの言葉とその言葉で表現された音楽が、永遠に共にあることを思い出させてくれる作品。
大人になってもその瞬間の喜びを忘れたくない佐々木透子(intoxicate編集部)
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音楽がもたらす複雑で繊細、豊かな感情、そしてインスピレーション。
それが生きる意味と希望を喚起する。
真実の愛は待つ人のもとに寄り添う。
エンドロール後、大切な誰かを抱きしめたくなる井上由紀子(NERO magazine編集長)
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スクリーンから放たれる音と色彩。
描かれるのは、家族の崩壊、再生、そして希望。
《許し》という波が、憎しみを洗い流しながら生きる今を映し出すシュルツ監督のプレイリストに心を奪われる岩沢房代(BURRN!映画評担当)
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音楽は非常に素晴らしい。
A24の映像は特に印象的だった。
涙を誘うだけでなく、問題を引き起こした後に
それぞれが現在にどのように向き合っているかが描かれた作品。
主人公は有望なレスリング選手だったが、怪我で試合ができなくなり、進学が危ぶまれる状況に直面する。その頃、恋人の妊娠が判明し、家庭内は緊張状態に。アメリカでは不適切な言葉に厳しい一方で、暴力が軽視されることに疑問を持つ。主人公は気軽な感覚で暴力を振るい、状況がさらに悪化してしまう。学校、家庭、恋人との関係が行き詰まり、心がギリギリの状態であることに同情を感じるが、暴力を振るわない人もいることを思うと、主人公の行動には疑問が残る。支配的な父親の影響でキレやすくなっているが、妹とは対照的に静かで、妹の恋人も地味で優しい。しかし、学校では主人公が理想視され、妹の恋人はカーストの下位に位置付けられる。暴力的であることがカッコよく、非暴力的なことがダサいという価値観には疑問が生じる。妹の恋人の父親は問題があり、妹は「会っておけ」と言うが、恋人は会いたくない理由があるかもしれない。結局、恋人は「会って良かった」と思うが、会わない方が良かった場合もあるだろう。家族だから必ずしも理解し合えるわけではない。音楽で気持ちを和らげようとしても、赦しの重要性を考えると、キリスト教圏では赦すことが推奨されるが、赦せないときに無理に心を曲げるのは辛い。最後に、妹が前向きな気持ちを得られたことが救いであり、彼女の幸せが何より大切だ。
A24の独特なセンスで不気味に描かれた恋愛に魅了される一方、内容はそれほどではなかった。
全く予想外の展開で、驚きがいっぱいだったけれど、素晴らしい物語だった。前半は普遍的なテーマのもと、幸せが崩壊する様子が描かれ、その痛みは忘れがたい印象を残す。そして後半になると、崩壊から主人公が変わり、心がバラバラになった家族がそれぞれ再生していくストーリーにシフトする。この構成には本当に感心させられた。
映像も物語に合わせて主人公の感情に応じて変化し、独自の演出が際立っている。また、音楽が素晴らしい。特にレディオヘッドの曲が流れた時は、この映画自体は感情的な盛り上がりはないながらも、少しテンションが上がった。
前半は責任問題に考えを巡らせただけで辛さが募るけれど、後半の再生の物語では、家族それぞれが深く傷ついている様子が心に響く。