2014年7月25日に公開の映画「GODZILLA ゴジラ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「GODZILLA ゴジラ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
GODZILLA ゴジラが視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
GODZILLA ゴジラのあらすじ
日本の原子力発電所に勤めるジョーは異常振動の原因を調査していたが、緊急警報が鳴り響き、妻を原子炉内に残したまま防護壁を閉じるという苦渋の決断を迫られた。それから15年後、原発跡地に潜入したジョーと息子のフォードは、謎の研究施設と巨大生物の存在を目の当たりにする…。
GODZILLA ゴジラの詳細情報
「GODZILLA ゴジラ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ギャレス・エドワーズ |
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脚本家 | デヴィッド・キャラハム フランク・ダラボン |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | SF アクション パニック |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 2014年7月25日 |
上映時間 | 124分 |
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感想・レビュー
ハリウッド版ゴジラはガタイの良さが際立つ。胸元から首筋にかけての肉感がモリモリで、力強い存在感を放つ。ムートー2体がゴジラへ猛攻を仕掛ける戦闘シーンは暗くて見づらい場面が多かったのが残念。2体目の撃破シーンは、チェーンソーマンのゲロチューを連想させる描写だった。とはいえ放射熱線はカッコよく、アイコニックな場面として印象に残る。
ハリウッド版のゴジラ映画は、本作『GODZILLA ゴジラ』を迎えるまでに、2代にわたる歩みとして位置づけることができます。1998年にはローランド・エメリッヒ監督による『GODZILLA』が作られ、興行的には一定の成果を挙げたと言われますが、日本人からは辛口の評価が多く寄せられました。エメリッヒ版のゴジラは、〈ゴジラ〉というよりはティラノサウルスがそのまま巨大化した印象で描かれ放射熱線もなく、ミサイルであっさり倒されてしまう場面も多く、従来のゴジラ像とは大きく異なっていました。それでも海外で日本の特撮怪獣を広めようとしたエメリッヒ監督には敬意を払うべきでしょう。\n\n本作の監督はギャレス・エドワーズ。彼はVFXクリエイターとしてテレビ番組制作の現場で名を馳せ、『モンスターズ 地球外生命体』などで注目を集めてきました。怪獣ものが好きだった人柄は作風にも表れており、本作のゴジラは日本版と近いデザインで登場します。ちなみに彼は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を手掛けた監督でもあり、ゴジラへの愛情は確かなものの、文化の違い・お国柄の違いによって日本とは異なる扱い方になっている点が見受けられました。\n\nそもそもゴジラは核兵器の実験と切っても切れない存在として語られてきました。日本でのゴジラ像は、核実験の影響で生まれた怪獣として、暴れる姿を通じて核兵器の脅威・恐怖・怒り・哀しみを伝えるシンボルとして受け継がれてきました。しかし本作では、核実験とは無関係に生まれた存在として描かれ、米国が太平洋でこれまで行ってきた核実験は訓練(実戦)だったという解釈が示されています。日本の視点からは「ちょっと違うのでは」という感想を抱く人もいるでしょう。\n\n実は本作から〈モンスター・バース〉の流れが本格的に始動します。世界観を共有するこの流れは、ワーナー・ブラザースが配給し、レジェンダリー・エンターテインメントと日本の東宝が連携する形で怪獣映画を展開していくものです。ゴジラとキングコングが対決する場面はもちろん、モスラやラドン、キングギドラといった他の怪獣たちも同一世界観で描かれる可能性があり、いつかはキングコングとのバトルが現実のものとなるかもしれません。いわゆる怪獣映画のシネマティック・ユニバースの誕生です。実際には『GODZILLA ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ』(2019年)や『ゴジラvsコング』(2021年)といった作品が作られており、今後の展開でどんなモンスター同士の戦いが見られるのか、期待が高まります。ビオランテの登場にも期待したいところです。\n\n本作は、海外版のゴジラを本格的に世に出す転機となった作品として記憶されています(個人的には日本版のゴジラが好みですが)。ちなみに主演のアーロン・テイラー=ジョンソンは『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でクイックシルバーを演じ、共演のエリザベス・オルセンは同作でスカーレット・ウィッチを演じていました。このふたりが夫婦という設定で共演する点も、別作品では姉弟という組み合わせも、興味深いところです。\n\n英語圏ではガッズィーラと発音される場面があるようですが、本作に出演の渡辺謙は日本語の発音に近い「ゴジラ」と呼んで演じていました。日本人としての矜持を感じる場面でした。\n\n映画館で本作を観たときのことを思い出します。ゴジラが登場すると、前の席の男の子が横のお母さんに「わー!大きいね!すごーい!」と楽しそうに話しており、ゴジラはやはり多くの人にとってヒーロー的存在なのだと感じさせられました。
怪獣大乱闘。ゴジラは爆弾を浴びせられてもムートーを倒し、素直に海へ帰っていく。その人類に対する優しさはあまりにも過ぎる。全部滅ぼしてもええんやで、と思ってしまうくらいだ。このゴジラはゴジラだけどゴジラじゃない。怪獣というよりモンスターといった感じだ。
上映当時に執筆した感想記事の転載と補足追記です。
怪獣映画としては十分に楽しめる作品でしたが、「ゴジラ」というタイトルからすると、少し物足りなさを感じました。記念すべきアメリカ版ゴジラ第一作であれば、ゴジラにもっと焦点を当てても良かったのではないでしょうか。
また、マグロを食べるイグアナは明らかにB級パニック映画の要素であり、ゴジラとは言えません。
キャッチコピーには「ゴジラが目覚める 世界が終わる」とあり、芹沢博士を登場させたことからも、初代ゴジラへのリスペクトが感じられました。しかし、破壊シーンのほとんどはムートーによるもので、米軍も終始ムートーと戦っていました。怪獣王としての存在感には欠ける印象があり、「ムートー」というタイトルでも良かったかもしれません。もしくは「ゴジラvsムートー」といったタイトルにした方が適切かもしれません。
芹沢博士が「ゴジラは自然の調和の神」と語っていましたが、これを聞くとゴジラよりもガメラを思い起こさせます。この展開は、武藤さんが最初に現れ、それをゴジラが倒しに来るという流れがあって、まるで「ガメラ 大怪獣空中決戦」を見ているようでしたね。ムートーのデザインもギャオスを彷彿とさせました。
興味深いことに、キネマ旬報で金子修介が「ガメラを見たと思うよ、ギャレスいいけどね」とコメントしていて、思わず笑ってしまいました。
次に怪獣について触れますと、武藤さんが最初にフィギュアを見て少し不安を感じましたが、実際の映像では想像以上にかっこよかったです。宇宙的なデザインかと思いきや、生物的な要素が強く、オリジナルのデザインはアリでした。
ゴジラ自体は予告を見た時は良さそうだと思ったのですが、正面の顔が少し残念でした。マグロを食べるイグアナよりはかなり良いですが、目が小さくて頭が丸い印象があり、日本の平成ゴジラの方がやはり格好良かったです。
肥満大国アメリカに合わせたかのように、ゴジラも少し大きかったですが、そのために迫力はありました。
特に、最後の武藤さんが放射熱線を発射するシーンは圧巻で、とてもスタイリッシュでした。
映画は2Dの字幕版で観ましたが、渡辺謙の「ゴジラ」を楽しめたのは良かったと思います。この映像は3Dで見るべきだったかもしれません。ただし、吹替版の主人公の妻の演技には賛否があったようです。
破壊シーンも含めて、特撮特有のカメラワークへのオマージュのようなカットがあり、ゴジラの放射熱線や咆哮も非常にリアルでかっこ良かったです。怪獣映画としての演出は最高でした。
ただ、「やっぱり洋画のCGは一線を画していますね」と感じる一方で、ハリウッド映画のCGはしばしば暗い画面でごまかされていることも多いですね。
逆に、ショボいCGをあえて使い明るい画面でゴジラが暴れる『シン・ゴジラ』は、その点では評価できますし、かっこよさも際立っています。『キングコング 髑髏島の巨人』も素晴らしい出来でした。
最後に、イージスとゴジラが並走するシーンに対して、芹沢博士が全く役立たずだったのは少し笑えました。また、主人公の爆弾解体能力が生かされていなかったのも残念でした。
終盤で「時間制限あり」の緊迫した展開があると思っていたのですが
いろいろと批判点を挙げましたが、ハリウッドの映像技術をふんだんに取り入れた怪獣映画としては、十分に楽しめる内容でした。次回作のモスラやキングギドラ、ラドンも楽しみにしています。
【補足追記】
『歴史探偵』「ゴジラ」(2025年10月7日放送)で本作の裏話が公開され、驚きました。
「エメゴジよりは初代ゴジラへのリスペクトはあったと思いますが、これだけかとまたハリウッドは逃げたのか」と当時は考えていましたが、映画製作者たちは原爆投下の歴史と向き合おうとしていたようです。
しかし、アメリカ政府(国防総省)は、空母や戦闘機の撮影を許可する代わりに、原爆に対する批判的な内容は削除するよう要求したそうです。その結果、被爆した父親の時計を見せるという短いシーンだけが描かれることになりました。この要請の文書は機密でしたが、すでに公開されています。
オバマ政権下でさえこのような状況とはアメリカの傲慢さには驚かされます。
デカさとCGのレベルがハリウッド級に到達したゴジラは、迫力を徹底的に追求しており、社会風刺の要素はほとんどなく、無心で観られる娯楽作だ。
昔のハリウッド版ゴジラより原作リスペクトが強く、完成度の高い仕上がりだ。
ガタイの良さが際立つゴジラ。だが、熱線を吐く演出は圧巻で、それだけで評価が高まるほど、ゴジラというコンテンツは無敵級の存在感を放つ。
アメリカの日常に日本の要素を足したような、解像度の低い表現の中で日本が核兵器を使うのを止めている描写には、日常生活の延長線上で戦っている感じがあって良い。
海外の映画には、得体の知れない存在に人間が立ち向かう展開がやたらと多い気がする。
怪獣に対して怪獣で対抗したり、もっと強いロボットで打ち破るのではなく、人間の軍隊が勝とうと奮闘する描き方がよく見られる。
さらに、最後まで自分を犠牲にしてでも愛する人のために闘う登場人物が多いのは、国民的な理想像を映しているのだろうか。
この間、ひたすら人間を食べる恐竜を見てしまい、人間を食べないだけでゴジラたちは可愛く見える気がした。
ゴジラがビームを撃つ場面もあるが、羽交い締めにされてビームを放つシーンには思わず笑ってしまった。
全体としては結構面白かった一方で、ハリウッド色を強く感じた。日本のゴジラにはない展開だった気がする。
さらに富士山を連想させる風景がある一方、日本として扱われている地域ですら日本らしさが薄く、看板や建物だけが日本風に見える場面が目立った。
ゴジラや他の怪獣が登場するシーンがほとんど夜間で暗く、視聴環境によっては何をしているのか分からなくなることがあります。
また、個人的には相手の怪獣に物足りなさを感じました。デザインもエイリアンや虫のようで、日本らしい独自の怪獣らしさがもっとあれば良かったと考えます。
それでも、モンスターバースシリーズの第一作としては満足できる内容だと思います。