2018年1月26日に公開の映画「デトロイト」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「デトロイト」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
デトロイトが視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
デトロイトのあらすじ
1967年の夏、デトロイト。暴動で街が戦場となる中、世界を揺るがす“ある事件”が起こっていた。
デトロイトの暴動から2日目の夜、ミシガン州兵の集結地点近くで銃声が聞こえ、デトロイト警察に加え、ミシガン州警察、ミシガン陸軍州兵、地元警備隊がアルジェ・モーテルの別館へ捜索のために突入した。数人の警官が捜査手続きを無視し、宿泊客たちに対して不当な強制尋問を開始した。この尋問では、誰に対しても脅迫を行い、自白を迫る「死のゲーム」が展開される・・・。
デトロイトの詳細情報
「デトロイト」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | キャスリン・ビグロー |
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脚本家 | マーク・ボール |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 2018年1月26日 |
上映時間 | 142分 |
デトロイトを無料で見る方法は?
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感想・レビュー
この映画は多くの点で評価を下げる原因が散見される。無駄なシーンが目立ち、上映時間の2時間半は長すぎる。歌の場面が多い割には歌詞に深い意味を感じられず、どこにでもありそうなメロディで飽きてしまう。内容も陳腐でつまらない。さらに矛盾を感じる場面もあり、州警察と市警のギャップ描写がわざとらしくて興醒めだった。
救いのない映画だったが、ラストには全ての感情が詰まっているように感じた。非常に辛い体験だった。キャストは素晴らしく、ウィル・ポールターに対して嫌悪感を抱きそうになった。尋問シーンはイライラを超えて、涙が出るほど苦しかった。
まさに「Nowhere to Run」。実話に基づいているため仕方がないが、ウィル・ポールターの演技には注意が必要。
「ハウス・オブ・ダイナマイト」の予習
この作品は、序盤では迫力満点の暴動シーン、中盤では息をのむ緊張感のサスペンス、そして終盤には法廷劇が展開される、1本で3つの要素が楽しめる。しかし、いずれも不快な気持ちになるという胸糞な映画だ。
やはりキャスリン・ピグロー監督の作品は臨場感が際立つ。特に中盤では手ぶれのするカメラが印象的で、観客はまるで作品中の死のゲームに巻き込まれたような感覚を味わえるのが印象深い。
物語は「アルジェ・モーテル事件」という実際の事件を基にしているが、Wikipediaを読むだけでも不快感を催す内容だ。それをウィル・ポールターが極めて嫌な警官として演じており、彼の存在感は素晴らしい。彼の演技で140分ほどの時間、90分は楽しませてくれると言っても過言ではない。そのぐらい巧みに嫌悪感を抱かせる白人警官を演じていた。
同テーマの作品として「キリング・オブ・ケネスチェンバレン」は80分に短く収められ、私には好みだが、依然として白人警察による黒人への横暴が続いている現実を知ることができるので、2つをセットで観ることをお勧めします。
アルジェ・モーテル事件の実話に基づく作品として、非常に見応えがある。黒人への理不尽な差別と暴力の描写は、胸が苦しくなるほど重い。黒人が白人に対して抱く呆れと、ラリーの思い・感情が忠実に描かれている。最後のシーンには深い感慨が残り、強い印象を受ける。これが実話だと知ると、あまりにも残酷で胸が痛くなる。
振り返ってみると、良い意味でも悪い意味でも懐かしさを感じる作品で、時間の配分が見事でした。冒頭の20分で物語が立ち上がり、続く90分で展開、最後の30分で結末を迎えます
手ブレの映像が多用され、実際の映像と再現映像が混ざり合い、ドキュメンタリー的な雰囲気を醸し出しています。1967年のミシガン州デトロイトで発生した暴動を背景に、鎮圧に当たったデトロイト市警がアフリカ系アメリカ人を殺害した事件を、当時の証言を元に半フィクションの形で描いています。権力側の無責任さは際立っていますが、いずれの人種にも偏見無く描かれている印象を受けました。ただ、事実は確かにそこにあります。
さらに、モータウンやソウルミュージックが好きな方には、いくつかのステージシーンも楽しめるでしょう。
【ネタバレ】
この映画は被害者目線で観るべきかと思ったのですが、暴動の混乱を利用して略奪や放火する行為は本質的に問題があるのではと考えてしまいました。治安を守ろうとする権力側が緊張しているところに、さらに煽るのは非常に危険な行為です。それでも警察の行為は決して許されるものではなく、結びの30分に描かれる裁判のシーンは、暴力描写を超える恐怖があり、本物の恐怖が詰まった瞬間でした。しばらく心臓がドキドキしっぱなしでした。
ちなみに、ジョン・クラシンスキーとジェレミー・ストロングはこの裁判のシーンでしか登場しないのが残念でした
ウィル・ポールターの演技は本当に素晴らしく、正義感に満ちた狂気じみた警察官の役が憎らしくて恐ろしかったです。「knucklehead」と呼ばれる場面には思わず笑ってしまいました。
ジャック・レイナーもまた、今作の困惑した表情がぴったりで、アリ・アスター監督に目を付けられて「ミッドサマー」にキャスティングされたのでは?クリスチャン役とも共通する点があり、「できないと思ったけど、やってみたらできた!」という無邪気な表情が素晴らしかったです。
見始めたときは『デトロイトといえば開けろ!デトロイト警察だ!』というセリフが頭に浮かって集中できなかったのに、後半は怒りの涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら正義とは何かを考えさせられた。
実話ベースの作品は辛すぎる。人種差別、拷問、尋問、銃殺、裁判といった過酷な場面が続く。ウィル・ポールターが好きで観始めたけれど、その動機で見るべき作品ではなかった。
警官という職業は決して簡単ではない。
権力を持つことで勘違いする人が現れることもある。
警察を信頼できない国になることは絶対に避けるべきだ。
実際の出来事を基にしていて、重要なメッセージがあることは理解している。しかし、観終わった後のやり場のない感情がとてもつらい。
今の時代のようにボディカメラがなかったため、実際に何が起こったのかは正直なところ不明です。その時代背景を考えると、白人が正しいとされることが多かったのは仕方ないのかもしれません。