2021年7月17日に公開の映画「ウェンディ&ルーシー」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ウェンディ&ルーシー」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ウェンディ&ルーシーが視聴できる動画配信サービス
現在「ウェンディ&ルーシー」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「ウェンディ&ルーシー」が配信中です。
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最終更新日
ウェンディ&ルーシーのあらすじ
『オールド・ジョイ』に深く感銘を受けたミシェル・ウィリアムズが主演となり、ライカートにアプローチした本作は、一人と一匹の異色のバディが描く彷徨の物語。ほぼ無一文のウェンディは、愛犬ルーシーと共に新たな生活を築くためアラスカへ向かう。しかし、途中でオレゴンの小さな町で車が故障し、さらには警察に拘束されてしまい、ルーシーが行方不明になる。
ウェンディ&ルーシーの詳細情報
「ウェンディ&ルーシー」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ケリー・ライカート |
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脚本家 | ケリー・ライカート ジョナサン・レイモンド |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 2021年7月17日 |
上映時間 | 80分 |
ウェンディ&ルーシーの公式PVや予告編動画
「ウェンディ&ルーシー」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
ウェンディ&ルーシーを無料で見る方法は?
「ウェンディ&ルーシー」を無料で視聴するなら、「DMM TV」「Prime Video」「Lemino」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
感想・レビュー
鼻歌を歌い、犬とともに車を走らせる。ズルい展開だ。ロードムービーだと思って観ていたら、まさにロストムービー。路頭に迷うということがこれほど生々しいとは。アメリカの寒冷地域の厳しさがひしひしと伝わってくる中、警備員のおじさんの表情がまた良い。あの優しすぎるおじさん、見守ってくれて、最後の別れのシーンも感動的だった。
ウェンディはお金があるのかないのかはっきりしないが、すべてが裏目に出ていて本当に気の毒。そんな中でもルーシーを探す姿が健気で、感情移入しそうになった。ここの人たちは優しそうで、庭も素敵で、幸せそうなのが泣ける。
風景は相変わらず美しい。撮影が上手で、情景や空気感がしっかり伝わる。ラスト前の怖いおじさんとの接触も緊張感があって良かった。
全体的にゆったりとした雰囲気で、鼻歌も素敵。素晴らしい風景の中、ウェンディが歩く姿は素晴らしいのに、現実では住所もお金も車もなく、社会から逸脱しそうな状態というのが逆に印象に残る。ルーシーと歩いているシーンはどれも希望に満ちていて、犬と一緒にいるだけなのに、その表現が本当に素晴らしかった。
犬と共に仕事を探しながら旅をするのは厳しいが、自ら招いた困難もあり、さらなる試練が続いて緊張が高まる。未来が見えづらい中、優しい音楽や警備員、可愛い犬と共に、この主人公の幸せを願いたい。ルーシーは前作に引き続き頑張っているトッド・ヘインズも前作に続き、プロデューサーを務めている。
主人公の女性の気持ちが痛いほど伝わり、彼女の眉間に寄るシワが印象的だった。映像のざらざらとした質感も魅力的で、主人公に優しく接する人々や、黙々と仕事をこなす人々、さらには物語上では意地悪に見えるが、実際にはただルールに従っている人々など、さまざまなキャラクターが描かれていた。ラストシーンは特に心に残り、まるで上質な短編小説を読み終えた後のような満足感を与えてくれる作品だった。
80分しかないのに、話があまり進んでいないのに、長い時間を見ていたような不思議な感覚にとらわれる。不思議な感情の塊で、悲しさと温かさが混ざり、言葉ではうまく表現できない。もちろんルーシーは相変わらず可愛い。おじいちゃんからもらったお金が、わずか6ドルだったエピソードには、ぐっと心を打たれた。
ライカート作品の中で特にお気に入りです。以降、ブレッソンを想起させる画面が次々と展開します。万引き後、パトカーの後部座席に座らされるウェンディを助手席から捉えたショットは、1956年の『抵抗 死刑囚の手記より』の模倣とみなせるでしょう。ウィリアムズのぶっきらぼうな表情は、ブレッソンが提唱した〈モデル〉の概念に近づくように感じられます。さらにこの作品では手のアップを多用する演出が目立ち、特に金銭の授受を描く場面でそれが導入される点から、ブレッソンの遺作『ラルジャン』(1983年)へのオマージュと受け取れるとも言えます。
十数年ぶりに再見したケリー・ライカートの代表作、ウェンディとルーシー。家も仕事もお金もなく、最愛の愛犬とも離ればなれになってしまう女性のロードムービー。理由は違えどアラスカを目指す展開は『イントゥ・ザ・ワイルド』を思い起こさせる。悲しみに満ちた物語だけど、旅の途中で出会う人の優しさと冷たさが、身に沁みる。
シンプルなロードムービーなのに、現実は結局こうだと淡々と描かれており、どうしようもない苦しさに息が詰まる。ラスト、柵越しに佇むワンコを見つめながら現実と向き合うシーンは、犬を飼っている者として涙なしには見られない。非情な世の中だけど、警備員のおじさんのような優しい人がごく稀に現れるのも現実だ。『テイクディスワルツ』を観たときにも感じたが、ミシェル・ウィリアムズの自然な演技が本当に好きだ。
ウェンディは、ただ歩き回っているだけで何もしていないように見える。警備員のおじさんの良心が喋っているかのような描写が印象的だ。ルーシーという家族が現れた一方で、車という家を失うという負の連鎖が生まれ、そこから両方を手放して一人ぼっちになり、新天地へと向かう流れは、オチとして見事だと思う。この題名なのにウェンディがほとんど登場しないのが寂しい。最初に海へ捨てられたブルドーザーの話が、一番笑えた。
現実はこんな感じだよね。
ドラマチックじゃないところが気に入ってるなー。
スピルバーグのお母さんが犬を連れてアラスカに向かう物語。この監督特有の、特別な事件は起きないのに心がざわつく感覚は一体何なのでしょうか。全作品を見たわけではありませんが、次第に魅了されています。・車中泊は危険です・万引きは絶対にダメ・学生バイトに当たってしまうのも理解できます(気持ちがわかります)・親切な警備員のおじいさん・ルーシーを探そう・野宿はさらに危険・警備員のおじさんがくれたお札は切ない・どん底から抜け出せますように・困難な状況の人々に寄り添えますように。