CURE キュアはどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

4.4
CURE キュア 映画

1997年12月27日に公開の映画「CURE キュア」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「CURE キュア」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

CURE キュアが視聴できる動画配信サービス

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最終更新日

CURE キュアのあらすじ

娼婦が惨殺された現場を確認した刑事・高部は、被害者の胸をX字型に切り裂くという異様な手口がひそかに連続している可能性を疑う。彼の友人で心理学者の佐久間が犯人の精神を分析しても、特異な手口に共通する手掛かりは見つからなかった。

CURE キュアの詳細情報

「CURE キュア」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

監督
脚本家
出演者
カテゴリー
ジャンル
制作国 日本
公開日 1997年12月27日
上映時間 111分

CURE キュアを無料で見る方法は?

「CURE キュア」を無料で視聴するなら、「U-NEXT」「DMM TV」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。

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CURE キュアのよくある質問

Q
映画『CURE キュア』のあらすじは何ですか?
A

映画『CURE キュア』は、連続殺人事件を追う刑事たちが不思議な現象に巻き込まれるサイコスリラーです。犯人は誰もが意識しないうちに、他人を殺害するように促す不気味な力を持つとされています。物語は、その背後に潜む謎を解き明かすため、徐々に狂気に蝕まれていく主人公たちの姿を描きます。

Q
『CURE キュア』の主人公である高部俊夫刑事の魅力は何ですか?
A

『CURE キュア』の主人公、高部俊夫刑事は、執念と冷静さを併せ持つキャラクターです。自らの心にも潜む暗い部分と向き合いながら事件を追う姿は、観客に深い印象を残します。彼の内面的な葛藤が、物語を一層引き立たせています。

Q
映画『CURE キュア』のテーマやメッセージについて教えてください。
A

映画『CURE キュア』は、人間の心の闇や他人に影響を与える力について探求する作品です。意識と無意識の境界を越えたところに潜む恐怖を浮き彫りにし、人間の本質に問いを投げかける深いテーマを持っています。

Q
『CURE キュア』の監督は誰ですか?また、どのようなスタイルが特徴ですか?
A

『CURE キュア』の監督は黒沢清です。彼の作品は独特の不気味さと緊張感が特徴で、視覚的な演出と音響効果を巧みに組み合わせることで観客を引き込みます。サイコロジカルな恐怖を描くことに定評があります。

Q
『CURE キュア』のサウンドトラックや音楽についての評価を教えてください。
A

『CURE キュア』の音楽は、物語の不穏な雰囲気を巧みに引き立てています。音楽は観客の緊張感を高める役割を果たし、作品全体に深い印象を与える要素の一つとして評価されています。

JAPANMATE運営事務局
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映画

CURE キュアの感想&レビュー

  1. ちうべい ちうべい

    この映画はまさに黒沢清の真骨頂でした。
    『回路』と同様に、単純なストーリーではなく、掴みどころのないモヤモヤ感が漂っていて、それが現代社会や自身の状況と重なり、とても印象的でした。萩原聖人さんの役柄がハマり過ぎていて、まさに近くにいてほしくないキャラクターを見事に演じていました。役所広司さんも流石で、奥さんとの関係と刑事としての立場の間で葛藤し、自分を見失っていく様子がしっかり伝わってきました。『回路』が好きな方にはぜひおすすめの作品です。

  2. 山田太郎

    残酷な殺人事件が発生し、刑事の高部が捜査を行う。殺人という衝撃的な行為が、まるでそよ風のように淡々と繰り広げられるシーンには驚かされる。静かに、無情に、惨殺が進行する様は引き込まれるばかりだ。

    以下、ネタバレあり。

    この映画は「伝道師による継承儀式」の物語だと感じる。テーマを包み込む箱が『刑事と殺人鬼』『健常者と病人』『正義と悪』で構成されているが、これらの要素は単なる容器に過ぎない。そのため、どのシーンを見ても家や病院、交番など、無機質で冷たい雰囲気が漂っている。全てが器であることを実感させられる。

    高部がその箱から徐々に脱出する様子が鮮明に描かれ、ファミレスやクリーニング店、そして「刑事さん、俺の声聞こえてる? 聞こえてるよね。」のシーンでは、背筋がゾクゾクする魅力がある。別世界に引き込まれたようだ。

    高部の適性は生まれ持ったものだろう。さらに、精神疾患を抱える妻との生活が、高部の本能的な解放欲求に影響を与えている。刑事と容疑者という関係から、高部が箱を脱出した瞬間、彼は伝道師と継承者へと変化する。

    そのため、高部と間宮が対面し、火の催眠・水の催眠が行われる場面は、刑事と犯罪者としての対決であると同時に、師弟関係の継承の瞬間とも捉えられる。間宮の言動には、支離滅裂で不可解な恐怖が減少し、彼はメスマーから受け継がれた力を持つ青年として認識される。

    間宮は殺人を望んでいるのではなく、ただ術を行っているだけだと思う。例えば、ゲーム内でプレイヤーが民家の宝箱を開けることに罪悪感を抱かないのと同様、彼の中には物語や善悪が存在しない。間宮はそのような世界に生きていて、その他大勢は単なるゲームのNPCに過ぎない。そして高部が現れ進化を遂げる。この視点から、間宮が高部と会話する際の嬉しそうな表情に共感が湧く。

    間宮の術に興味を持つ心理学者の佐久間は、彼を理解しようと情報を集めるが、最終的には間宮になれず、命を落とす。彼女は敗北したヒロインのようで、非常に哀れな、私にとって大好きなキャラクターだ。よく頑張った。

    黒沢清の作品は、しばしば上・下次元が並び、上の次元にいる人間が描かれることが多いように感じる。ゲーム的な視点で捉えると理解が深まる。また、幻想的で不気味な雲を背景としたカットが印象的で、特に荒野に立つ建物が精神的な世界への移行を表現しているように見える。俯瞰的なカメラアングルが非常にかっこいい。

    似たような作品としては、ルトガーハウアー主演の『ヒッチャー』や、ジャズ映画の『セッション』が挙げられる。元々は異なる立場にある二人が、最終的に全ての境界を破り、他者を排除した世界で通じ合うという点は共通している。しかし、本作はその先に進み、完全に異なる存在になる瞬間を描き切っているため、特異で素晴らしい。悪堕ちとは異なり、私たちがいる世界からランクアップした場所に到達した感があり、とても印象的だ。

    何度見ても楽しめる作品だ。

  3. にわとり

    この監督の作品は3本ほどしか観ていないが、なるほどと感じる点が多かった。情報量は控えめだが、それが作品の魅力を際立たせていた。中川安奈さんは本当に美しかった。

  4. どんぺー どんぺー

    ずっと観たかった作品で、レンタルビデオ店にも見当たらず諦めかけていたところ、いつの間にかアマゾンプライムで配信されているのを見つけました。

    詳しいわけではないのでにわか発言かもしれませんが、黒沢清監督らしい独特で陰鬱な作風が際立っています。無意識に引き込まれるようなサイコスリルあふれる世界観が魅力的です。前半は淡々と観ていましたが、後半に入ると一気に面白さが増しました。心霊的な恐怖とも人間的な怖さとも違った、別の不気味さが心をざわつかせます。終始ドキドキしながら観続けました。
    一昔前の作品だけあって、生々しい描写に目を背けたくなる場面もありましたが、それこそ90年代映画ならではの魅力だと思います。

    役所広司さんは当時40歳くらいで、若々しく男前なダンディーな姿が印象的です。刑事として葛藤や悩みを抱える役を見事に演じています。
    一方、萩原聖人さんは25歳くらいで、スリムな体型が印象的。こちらは極端なサイコパスキャラを演じており、視聴者をイライラさせる胸くそのあるキャラクターを見事に演じています。

    クライマックスに向けて、真実と虚構が交錯し、ストーリーが少し混乱気味になりましたが、想像を超える驚きのラストが待っていました。思わず「えっ!?」と声が出るほどで、後味が非常に悪いですが、こんな結末は嫌いではありません。陰湿な映画が好きな方にはぜひオススメしたい一本です。

  5. にしやん

    どん! きゃ~! というようなホラーではなく、じわじわと押し寄せる恐怖を見事に描いている。
    そのためか、最後までスッキリしない印象があります。
    今やMリーガーの萩原聖人は、若い頃は本当に立派なイケメンでしたね。
    役所広司は、どんな作品を観ても役所広司らしさが感じられます。
    もちろん、下手という意味ではなく、役柄がまるで彼自身のように自然に馴染んでいる印象です。

  6. くいち

    間宮が出会う人間は、執拗に「誰?」と迫る。名前を尋ねるのではなく、彼らの胸の奥に潜む仄暗い感情を暴くような問いだ。だから間宮はその問いを繰り返し、何度でも訪れる。

    社会人として蓄積したストレスや押し込めていた不満が、間宮との会話ひいては催眠によって解放され、いわゆるCUREの状態に達した瞬間、彼は殺意へと向かってしまう。

    物語はさらに、催眠の力が間宮だけでなく事件を追う高部にも伝播していくことで、なおさらの恐ろしさを生み出す。催眠の引き金を引くのは術者側だが、そのトリガーは誰もが内に潜ませている。黒沢監督はこの映画をホラーではないと語ってきたが、それ以上に不穏さを孕んだ作品である。東京映画祭のQ&Aで監督と役所さんが交わした言葉、撮影時に起きたカルト団体の事件が影響して、元のタイトル「伝道師」から「CURE」へと改題された経緯も物語を読み解く手がかりだ。

    役所さんは「ストレスがなくなった人は怖い」と語り、劇中ファミレスで出された料理を一度は口にしぶとく残すが、最後には完食する場面も示す。物語の転回点となるウエイトレスが包丁を手に終わる直前には、彼女に囁いていた上司である女性の存在を滅多刺しにする計画も撮影されたが、過剰描写としてカットされた。

    この映画は伝道師という存在そのものをめぐる物語でもある。間宮を才能と見出し論文を書かせる伯楽陶二郎の姿は、佐久間先生の言葉によって伝道師であると暗示される。さらに間宮にぴったりの器として選ばれた高部は、遅咲きの催眠の名手として輝きを放つ。遅咲きの催眠オジCUREという表現の中には、恐ろしさと美しさが同居する。佐久間先生の退場は惜しいが、彼の白昼夢と病室の角で表情を失う高部の場面は特に恐ろしい。

    廃墟に吊るされた伯楽陶二郎の写真、病院の廊下に現れる亡き妻の存在これらのショットは、映像にさらなる陰影を落とす。奥様は病院に預けられておらず、死後の時間が長く経過していることを示唆している。そうした不穏さと美しい陰影、そして長回しのワンカットが織りなす余韻は格別だ。作中に登場するメスマーという語は、mesmerizeと響きが近いが、由来をたどると18世紀のフランツ・アントン・メスメル医師に遡り、「魅了する」という意味を持つのだという。

  7. ストラトファイター

    黒澤監督の作品はあまり好みではない私ですが、今回の作品は別格でした。これまで観た黒澤作品の中で、断トツに面白かったと感じます。物語は、刑事と教師が徐々に犯人の影響へと取り込まれていく過程を、緊張感たっぷりに描き出します。犯人を演じた萩原聖人の熱演も見もの。やはり彼は巧いですね。ラスト近くの奥さんの行方や、ファミレスの店員のその後をはっきり見せない点には、少しモヤモヤしますが、それも作品の魅力の一部と言えるでしょう。

  8. 連装砲君

    終始、言葉にできない不穏さが漂い、誰が催眠にかかっているのか、現実と幻の境界がどこまであるのかが分からなくなる感覚が続く。自分の妻が死んでいる場面を想像させ、その映像が現実なのか幻なのかを観客に委ねる見せ方は極めて鮮烈だった。医師の女性が間宮に暗示をかけられ、無表情のまま人を殺してしまうシーンも強い印象を残す。初見ではすべてを理解しきれない。間宮の記憶障害が実はフリだったことや、高部が彼に催眠を施し、やがて伝道師のようにその力を継承していく構図は、あとに読んだ考察でようやく腑に落ちる。それでも画面から立ちのぼる心理的な緊張感は圧倒的だ。カメラを固定し、人物を映さずカメラだけが静かに動く場面が心に深く刺さる。気づけば何も信じられなくなっている。ラストの隔離された病室から響く音と建物全体を揺らす演出は息を呑む緊張感だった。何度も見返したくなる、忘れられない映画体験だった。 #記憶に残る名作

  9. 影造 影造

    これは面白いですね。
    どんどん催眠に引き込まれていくような、ゆったりとしたペースで展開されています。
    邦画の雰囲気があって、とても良いと思います。

  10. 池田祐太

    ちょっとヤバいものを観てしまった。怖さは強く、観ている間ずっと不安に苛まれる精神的な恐怖だった。しかしそれだけでなく、人間の深層心理をテーマにしたストーリーは考察の余地が多く、見応えがある。映像表現も美しく、カット割りと演出が卓越している。全体として完成度が高く、久々に圧倒的な映画体験を味わえた。

  11. みやこ

    評価はそれなりに高かったので視聴したが、予想をはるかに超えてイマイチだった。

    ストーリー:2点
    演技:2点

    中途半端に催眠術を取り入れて無理のある展開を作るのはいただけない。非科学的な内容でいくなら、悪霊をネタにしたほうがまだましだった。

  12. 彩場翔人 彩場翔人

    私の中で再燃しているJホラー潮流を体感するべく観賞。
    画作りが際立ち、水のシーンや廃墟・精神病棟のカットが、メタファーと美しさを両立させ、MVのような映像美を放つ。MV好きの私には特に好みの表現。

    当時から蓄音機や廃墟など古びた道具を使って恐怖を生む演出を得意としており、現代のVHSやガラケーをあえて併用する手法と同じ系譜で、早くからこの演出を取り入れている点に驚いた。

    全てを完璧に理解したとは言い切れないが、非常に好きな作品だ。

  13. 工房の庭 工房の庭

    本当に怖い!見応え十分なホラー作品で、恐怖に耐える価値あり。結局、最も怖いのは人間自身だ。