空白はどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

4.4
空白 映画

2021年9月23日に公開の映画「空白」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「空白」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

空白が視聴できる動画配信サービス

現在「空白」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「空白」が配信中です。

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最終更新日

空白のあらすじ

すべてのはじまりは、街のスーパーで起きた万引き未遂事件だった。化粧品売り場で万引きを見られ逃走した女子中学生は、国道に出た瞬間、乗用車とトラックにはねられて死亡する。父親は「娘が万引きをするはずがない」と信じ、疑念を深めて事故に関わる人々を追い詰めていく。一方で、事故の引き金をつくったとされるスーパーの店主と、車でひいた女性ドライバーは、父親の圧力に加え、過熱するワイドショーの報道によって、混乱と自己否定に追い込まれていく。果たして真相はどこにあるのか。母親、学校の担任、父親の職場までもがこの事件に巻き込まれ、関係者の疑念は拡大を続ける。やがて事態は、誰も予想し得なかった結末へと展開していく。

空白の詳細情報

「空白」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

監督
脚本家
出演者
カテゴリー
ジャンル
制作国 日本
公開日 2021年9月23日
上映時間 107分

空白の公式PVや予告編動画

「空白」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。

空白の楽曲

「空白」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。

感想・レビュー

  1. うび

    展開があまりにも都合よく進む気がしたが、俳優陣の演技力が現実味を支えていた。古田新太さんと松坂桃李さんの演技は特筆に値する。失って初めて気づくものは携帯や鍵といった日常品でも感じられるが、人が亡くなる喪失はそれらと同列には語れない。作品にはその点で、少し美化されている印象もあった。

  2. にわとり

    久々にものすごくしんどかった。重くて息が詰まる感じだった。

    誰が悪いとか、こうすればよかったのにと簡単には言えない。みんなそれぞれの正義感で動いていた気がする。

    お父さんの感情の移り変わりが、とてもよく伝わってきた。誰かを責めたい気持ちも、自分の子を理解していないのは自分なのかもしれないと省みる気持ちも、頭では分かっていても感情が追いつかない状況も、世間の騒ぎが過ぎるのも忘れられるのもどちらも嫌だった。

    同じように絵を描いたり漫画を読んだりして、切なくて苦しかった。表現は下手くそだけど、愛があるんだよね、きっと。

  3. GY202 GY202

    後半の描写は美しい一方で、至る所に絶望が散らばっており、皮肉なことに救いがほとんどない作品だと感じた。人生は自分の選択の積み重ねだと、改めて実感した。

  4. 松尾智之

    これは見るのが辛いですね人の嫌な部分や生々しい不快感を表現するのが上手です本当に不快な出来事ばかりで、終始気持ちが沈んでいました特に印象に残っているのは、タイトルの出方が衝撃的でしたそれから、パートの女性が興奮してキスするシーンには、なんとなく共感してしまい、思わず気持ち悪くなりました

  5. みやこ

    辛い映画ではあるが、それ以上に完成度の高い作品だと感じました。辛い場面で涙をしっかり誘い、笑える場面で大いに笑わせてくれる緩急の演出が非常に巧みでした。

  6. 藤川徹

    何年も前に観た作品なのに、その内容が鮮明に記憶に残っています。日本の鬱映画は本当に素晴らしいと感じます。松坂桃李さんが演じる青柳の演技は素晴らしく、特にお弁当の中身の間違いに対するクレームを入れるシーンが強く印象に残っています。普段の青柳なら、決してクレームを入れなかったでしょう。その後、電話をかけ直して謝罪する姿には心が痛みました。青柳の心が壊れていく様子がじっくりと描かれており、とても辛い気持ちになりました。 添田は、唯一の家族である娘を失ったものの、青柳や周囲の人々に責任を押し付けるほかはなかった。生前は娘に目を向けられなかった添田が、娘の事故後に周りの人に娘のことを聞き回る姿が印象的でした。娘を失って初めて、父親として何もできなかった事実を突きつけられ、現実を受け入れたくないがために責任を誰かに押し付けようとしたのだと感じました。その結果、周囲の人々も不幸になってしまいます。娘を轢いたドライバーは自ら命を絶ち、青柳のスーパーも倒産することに。家庭を顧みず、他人に怒鳴りちらす頑固な添田ですが、中盤から終盤にかけての心境の変化にも注目してほしいです。そしてラストシーンで、仏壇に供えられたiPhoneには涙がこみ上げました。添田の不器用な思いが、ちゃんと花音ちゃんに届いていることを願っています。

  7. 淋しい熱帯魚 淋しい熱帯魚

    失って初めてその価値に気づくなんて恰好悪い。今あるものを大切にする心を忘れないようにしよう。人助けが求められない限り手を差し伸べるのは、自分本位で余計なことになる場合もあると思う。自分に同情することで苦しみから逃れようとするのは現実から逃げることであって、何の解決にもならない。

  8. 浩史 浩史

    この種の作品を観ると、いつの間にか自分が被害者にも加害者にも転じ得るのではないかと考えさせられる。ストーリーには大きな展開がないものの、鬱屈とした日常を丁寧に描くことで、登場人物ひとりひとりの想いと葛藤が浮かび上がる。誰が悪いのかを明示しない構図こそが、作品を重く苦しいものにしている。しかし終盤に見えるそれぞれの小さな希望の光が、観る者にとっての救いとして心に残る。

  9. にしやん

    凄い映画でした。タイトルの『空白』がこの作品の核を的確に表現しています。『空白』をどう埋めるかというテーマが、作品に多様な変化をもたらす原動力となっていると感じます。実際、万引きをしたのか、事務所に連れていったときに何をしたのかは描かれずに終わります。この空白こそが、映画全体に深い余韻を生み出しています。もしかすると、主人公の古田新は一貫して正義を貫いていたのかもしれません。

  10. koramame

    とんでもない不幸が襲ってきたとき、その絶望感を和らげる方法は、他者を責めたり、他人からの赦しを求めたり、もしくは死を選ぶことだったりする。完全な悪人はいなく、誰しもが被害者であり加害者でもあるため、その苦しみは深い。現実は定義された善悪の二元論に収まるような単純なものではなく、「申し訳なさと苛立ちの両方ある」という古田新太の言葉がそれを強く思い起こさせる。これまで松坂桃李が行っていた謝罪は、その場を丸く収めるためのものであるように思えたが、自己中心的な古田新太に本音を打ち明けることで、遂に娘の死に対する真摯な謝罪が生まれたように思う。松坂桃李を常に支えていたスーパーのおばちゃんの存在は大変頼もしかったが、彼女の本意が下心を含んでいると知った時の絶望感は計り知れなかった。筋肉自慢の接触や部屋に入り込もうとする瞬間から、何となく感じてはいたが、まさかキスにまで至るとは。それでも「スーパーもあなたも潰させない」という言葉は真実だと思う。劣情の奥に慈しみが込められていたため、虚しさは一層深まった。対照的に、弟子の漁師は一貫して良い人だった。メディアに関しても、偏った自己中心的な描写が続いている。(フィクションだから多少の誇張はあると思っていたが、最近の現実を見ていると、やや誇張とは言い切れなくなってきた。)メディアが意図的に悪意を持って情報を選別し、編集し、改竄するかもしれないという疑念は「支持率下げてやる」という言葉によってますます強まった。現実がフィクションに寄ってしまうのは非常に問題だ。実際に起こった悲劇にはなかなか折り合いがつけられず、モヤを抱えながら生き続けるしかないが、その中でも少しでも心が救われる瞬間を見つけることが重要だと思う。それは、松坂桃李が作業員にかけた言葉や、娘が生前に描いた絵のようなものである。