1991年4月5日に公開の映画「レナードの朝」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「レナードの朝」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
レナードの朝が視聴できる動画配信サービス
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レナードの朝のあらすじ
ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムズの初共演が話題のヒューマン・ドラマ。30年以上半昏睡状態にあったレナードは、セイヤーが投与した実験的新薬によって奇跡的に覚醒する。
レナードの朝の詳細情報
「レナードの朝」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ペニー・マーシャル |
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脚本家 | スティーヴン・ザイリアン |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 1991年4月5日 |
上映時間 | 120分 |
レナードの朝の楽曲
「レナードの朝」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックAwakenings (Original Motion Picture Soundtrack) Randy Newman
感想・レビュー
医師オリバー・サックスの著作に基づいた1973年の医療ノンフィクション。また、このノンフィクションを元にした作品。
何度も観てはモヤモヤしていました
フィクションとノンフィクションの境界はどこにあるのかと
こんな奇跡のような出来事は実際にあるのか?
やっぱり、その奇跡はほぼフィクションだと感じます。
デニーロの演技に引き込まれて、目が離せません。
投薬が正しかったのかという葛藤に苦しむ中、作品は一時的にでも気持ちを理解してくれたので、そして将来的には医学に貢献できるというポジティブで優しいラストが印象的でした。
以前の感想は、元に戻る怖さや切なさが先行していて、ホラーのように感じたのですが
あまり好きな作品ではなかったのです。
しかし、今回は穏やかな気持ちになり、微笑ましさを感じられました。
それも年を取ったせいかもしれませんね。
この作品はハッピーエンドですよ
グッドウィルハンティングに次ぐ、こんなにも適役があるとは。日常の当たり前を安易に受け止めないようにしたい。
投薬治療によって数十年ぶりに昏睡状態から覚醒した患者たち。まるで過去からやって来たかのような集団だ。フィクションの要素もあるが、実際の出来事が元になっているのが驚きだ。
デ・ニーロの表現力は素晴らしいが、そのあまりの凄さに逆に表現力を意識させてしまうのが演技の難しさだ。ロビン・ウィリアムズは絶妙なバランスを保っている。
それぞれのキャラクターの行動や選択には愛や理論が存在しているのが良い。無理に場を盛り上げようとする道化はいない。どうしようもない状況に立ち向かう人々。ダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』を思い起こさせる部分もある。
「命を与えた後に奪うことは本当に親切なのか?」
「命は与えられ、奪われるものだ。」
心に響く瞬間が多かった。
美しい瞳を持つ人たちが印象的。
大切な人や物、ことを大事にしたい。
愛しい!
ロビン・ウィリアムズは、やはりこんなに優しさが滲み出る俳優だ。ロバート・デ・ニーロの演技も圧巻だった。『命を与えてまた奪う』ことになる医師の葛藤や、未知の病と向き合う苦悩。美しい奇跡の物語だけじゃない、深い余韻を残す良作だった。
とんでもない傑作だった。実話に基づく作品だとは知って、さらに驚かされました。病気が治るだけのありがちな医療ドラマではなく、そこから再発していく過程がとても残酷で、薬の量をどれだけ増やしても元には戻らない描写には本当に震えました。しかしその残酷さが、深い感動へとつながっていきます。レナードの生き様を通じて、人として大切なことを学んでいく過程も非常に印象的でした。終盤の15分は映画史に残る名シーンだと断言できます。
昔観たせいか、かなりうろ覚えだ。途中で観るのをやめたのかと思ったが、そんなはずはない。こんなに痛々しくて見ていられない終わり方だっただろうかなんとなく、眠りから覚めない終わり方だったような気もする。レナードの遅れてきた反抗期、もしくは思春期のようなものが、切なく悲しい空気をまとっていた。あんなに献身的に介護してくれていた母を、「あっちへいけ」と突き放す彼の態度は、母親にとっては胸が痛い。医療の力を描くとき、まるでブラックジャックのように感じられる。一時的な効果は確かに良い面もあるのだが、寝たきりの植物状態だった患者が嘘のように自力で歩けて話せるようになる場面には、複雑な後味が残る。だがその後がつらい。眠っている間にも意思はあったのか、白紙と言われた人もいた目覚めてはいるのに思考ができないのでは、という曖昧さが物語を覆う。目覚めて母親を抱きしめるシーンは感動的だった。私も涙を流したが、母親がすでに老いている事実を前に、自分の姿に気づくことが難しいのではないか、という思いが残った。
ロバート・デ・ニーロをはじめとする演技力の高さが光る実話ベースの映画。中盤には涙を誘うシーンが何度も訪れ、感情が強く揺さぶられる。結末は期待していたものと異なるかもしれないが、実話ならではのリアリティが際立つ。
私にも心と体の意思がバラバラで、自分の思い通りに生きられない時期がありました。その状態でも、本人にはその気がなくても、私を救ったと感じさせてくれる存在がいて、その方にすすめられた映画を大切に最後まで観ました。
いろいろな経験を経て今の私が改めて観ると、変わらない純真な気持ちを思い出させてくれ、今も心の中にある大事な感情を忘れずにいられることをうれしく思います。
セイヤーさんは人と接するのが苦手だけれど、誰よりも人を愛する気持ちを持ち、優しさの背後にあるつらさや痛みもよく理解してくれる。レナードが自分の人生を生きようと願う姿勢や、周囲への配慮の分かち合いも、強く印象に残っています。
便利で情報にあふれた現代生活を知る今だからこそ、人の想いに動かされる自分を忘れたくなくて、迷いがあっても自分で進むべき道を選んで生きていける喜びと希望を感じます。
何度も観ては泣き、改めて生きようと強く思える。私にとって特別な映画になりました。
個人的にはエレノアのメモ「やさしい言葉で アガらずに」が、なぜか頭から離れず、今も大切にしています。
翌日に予定がない時に見るべきだった。希望が見えた後にそれが失われるのが辛かった。途中で22歳の頃の女性患者が「戻れたらいいのに」と言ったことで、さらに感情移入してしまった。