2009年4月7日に公開のアニメ「蒼天航路」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「蒼天航路」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
蒼天航路が視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
蒼天航路のあらすじ
約2000年前、「三国志」の時代。この混沌とした時代に、歴史は3人の男を送り出した。蜀の劉備、呉の孫権、そして魏の曹操。この「乱世の奸雄」と称される曹操は、中国史上でも特に悪名高い人物だが、彼の特異な生き様は、まるで天に愛された者が持つ特有の輝きに満ちていた….
蒼天航路の詳細情報
「蒼天航路」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
制作会社 | マッドハウス |
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監督 | 冨永恒雄 |
脚本家 | 高屋敷英夫 |
キャラクターデザイナー | Cindy H. Yamauchi 加野晃 林祐一郎 梅原隆弘 |
主題歌・挿入歌 | OGRE YOU ASSHOLE TRIBAL CHAIR |
出演者 | |
カテゴリー | アニメ |
制作国 | 日本 |
公開日 | 2009年4月7日 |
蒼天航路のエピソード
「蒼天航路」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
01 | 少年 曹操 | 後漢の都・洛陽の高級住宅地。高級官僚で宦官の祖父・曹騰の養子・曹嵩の嫡子として生まれた曹操は、幼なじみの曹仁の注意をよそに街中を暴れまわっていた。何ひとつ不自由のない環境で育った曹操は、兵法所や五経を軽く暗記する才能がある上、武芸をも磨いた、いわゆる文武両道に優れた若者。都に出没するようになった盗賊を馬で追いかけ、叩き斬る胆力も持ち合わせていた… |
02 | アモーレ | 爆裂団を手下に従えて洛陽に戻った曹操は、盗賊狩りを繰り返す日々。その洛陽では、曹操の祖父・曹騰の引退後、中常侍の最高位に就いた張譲が、絶大な力を振るっていた。政府の高官を夢見る袁紹は、曹操に爆裂団と手を切るよう忠告する。だが、曹操は、その言葉をあっさり聞き流した。そんな中、曹操は、水晶という娘に一目惚れした… |
03 | 北門の鬼 | 牢獄に入れられた曹操を裁くことになったのは、情状酌量や袖の下も一切受け付けない厳格な姿勢から、“洛陽の鬼神”と恐れられた橋玄だった。張譲は斬首の判決を下すよう脅すが、橋玄の姿勢はいささかも変わらない。孫・曹操の危機に、曹騰も張譲に圧力をかけた… |
04 | 炎の宴 | 陳蕃が出すつもりだった帝・劉宏への上奏文などを入手した曹操は、張譲、蹇碩ら十常侍を糾弾する準備を着々と整えた。だが、災いの元となる曹操を早めに抹殺したい蹇碩側は、劉宏のおじに当たる皇族の亶公にウソを吹き込み、北門の禁令をわざと破らせようと仕向ける。禁令に従わない人物が亶公だと知った曹操は、それが蹇碩らの謀略だと見抜き、逆にある計画を立てた… |
05 | 天下の器 | 冀州・頓丘の県令となった曹操が世の中の動きをじっと窺っていた頃、幽州の涿県には、荒れた国の将来に憂いを抱くもうひとりの男がいた。昼間、ワラジを作って売っているその男の名前は、劉備玄徳。だが、人柄の良さから慕われる劉備には、義賊集団『鬼嚢』の頭という別の顔があった。夜な夜な人助けのために動くその劉備が、ある日、大きな蛇矛を軽々と操る張飛益徳という豪傑と遭遇した… |
06 | 蒼天已死 | 冀州・頓丘の県令を辞めて故郷・豫州に戻った曹操は、その年、自分の良き理解者だった祖父・曹騰を亡くした。帝からの下賜もあった葬儀は、夏侯惇、夏侯淵、曹仁ら親族はもちろん、多くの参列者が集まり、一宦官としては前代未聞の壮大な規模。許婚者の丁美湖がこまごまと曹操の世話を焼く中、当の曹操は、天下を駆けて欲しい、という曹騰の言葉を思い出していた… |
07 | 天・地・人 | 黄巾党と呼ばれる太平道の信者たちの反乱に、朝廷は、何進を大将軍に据えて対抗しようとした。何進の元には、袁紹ら各地の将軍たちが集結。百名の兵を従えてやって来た曹操は、朝廷から三千の兵を与えられ、最激戦地・潁川で戦うよう命じられた。進軍の途中、曹操は、黄巾党の兵が占拠する砦を発見。その戦力を見るため攻撃を仕掛けた曹操は、一見無秩序に思えた敵の戦術にア然となった… |
08 | 業火の奸雄 | 皇甫嵩が治める豫州・潁川は、張角が指揮する反乱勢力・黄巾党との最大の激戦地となった。官軍は、部隊単位でも天地人の陣形をとる10万の黄巾党兵に大苦戦。だが、その中にあって曹操と孫堅の騎馬隊は、獅子奮迅の活躍を見せた。黄巾党勢力の弱体化を狙う皇甫嵩が次に打った手は、潁川と隣りの南陽の黄巾党兵25万を賄う兵糧が備蓄されている砦の占拠だった… |
09 | 董卓上洛 | 後漢第12代皇帝劉宏の崩御後、何進大将軍が実の妹・何太后の子・劉弁を皇帝の座に就かせたことから、朝廷は、劉弁の腹違いの弟・劉協を支持する勢力と対立。さらに、張譲が、宦官撲滅を訴える何進と袁紹から自らの地位を守るため、何太后に接近したため、朝廷内は大混乱となった… |
10 | 群雄、立つ | 『董卓討つべし!』-曹操、袁紹の飛ばした檄を受け、各地の群雄が一斉に挙兵した。数万の兵を率いる将軍らが結集した地は、洛陽に程近い天然の要害・汜水関を挟んだあたり。曹操も私財を投じて5千の兵を集め、反董卓連合軍に加わった。各地で董卓軍と反董卓連合軍の戦闘が始まり、曹操、袁紹らの軍10万は、司州・けい陽に進攻。曹操らは、ここで董卓の命を受けた猛将・徐栄の軍と激突した… |
11 | 汜水関 | 都・洛陽の前に立ちはだかる天然の要塞・汜水関。この地を突破することが董卓を倒す第一歩だと考えた袁紹は、総勢20万の反董卓連合軍に突撃の命令を出した。各将軍の隊列に『曹』の旗印を立てた曹操 は、どこからでも出撃でき、しかも兵力の増強につながると読む。やがて、城門の扉が衝車によって破られ、連合軍は内部に突入した… |
12 | 孫堅昇天 | 董卓が長安に遷都した後、焦土と化した洛陽に 最初に入ったのは、南方から勝ち抜いてきた孫堅だった。夏侯惇の助言で、破壊された歴代皇帝の陵墓を修復し、街の復興に着手した孫堅は、偶然にも宮廷跡の井戸から、始皇帝の時代から伝わる玉璽も発見する。孫堅の働きは、遠く西域にまで伝わった… |
13 | 魔王対魔神 | 暴虐の限りを尽くしながら、長安で、世界征服を夢見る董卓。たぐいまれなる美貌と奏曲の技で宮中に入った貂蝉は、この董卓に近づき暗殺を試みた。だが、攻撃はいとも簡単にかわされ、暗殺は失敗。貂蝉の度胸が気に入った董卓は、なんと妃にすえてしまった。そんな折、北方の匈奴討伐から戻った呂布は、董卓の妃と紹介された貂蝉に一目惚れ。呂布の思いに気付いた貂蝉は、董卓を倒す手段として利用しようと画策した… |
14 | 強の始まり | 度重なる飢饉に苦しんだ末、エン州へ侵攻した青州黄巾党の兵25万。ロウ城での籠城を決めた曹操は、兵1万で、殺戮と信仰しか知らないこの大軍を迎え撃つことになった。3日の総攻撃で城が全く落ちる気配がないと気付いた黄巾党の長老は、食糧が底をつき、軍馬をも食べざるをえなくなっていたため、焦りを強める。実は、曹操は、ロウ城内に溢れる程の食糧を蓄えている、との噂を流していたのだ… |
15 | 黒い嵐 | 青州兵を先頭に曹操の軍が徐州に侵攻する中、 劉備は、公孫サンと同盟関係にある徐州の州牧である陶謙の居城に駆けつけていた。陶謙との話し合いで戦いを決意する劉備に対し、肝心の陶謙は、心労の余り昏倒。農民たちの支持を集めた劉備は、兵士以外への殺戮を繰り返す曹操軍を撃退しようと準備を固めた… |
16 | 天子奉戴 | 領地であるエン州の半分を失った曹操は、侵攻してきた呂布軍を撃破するための二つの策を考えた。ひとつは、呂布の居城である濮陽城を、夏侯淳の騎馬隊で繰り返し攻め上げる陽動作戦。もうひとつは、100万の青州兵に、荒れ果てた大地を開墾させること。郭嘉、程昱、荀彧という3人の軍師の知力を駆使した曹操は、収穫を終えた秋、ついに呂布軍討伐に打って出た… |
17 | 曹操と劉備 | 予州の許に遷都した曹操が、程昱ら三軍師に命じて着々と地盤を固めていた頃、徐州の劉備は、思わぬ事態に陥っていた。呂布と共にやって来た陳宮の策謀で、張飛の守っていた下ヒ城が兵もろとも乗っ取られたのだ。報告を受けた劉備は、袁術との戦いで兵糧も尽きたことから、いよいよ追いつめられる。その劉備が考えた次の一手は、関羽も予想しない内容だった。劉備は、なんと敵対していた曹操の元に身を寄せる、と言い出したのだ… |
18 | 鄒氏夢幻 | 亡父・孫堅が手に入れた玉璽と引き換えに、袁術の指揮下から外れることに成功した孫策、孫権兄弟。その2人がかつての孫家の領土があった江南<揚子江河口の南部>に戻る頃、曹操は、長男・曹昴、甥の曹安民らを伴い、荊州の宛城に軍を進めていた。曹操軍の進攻に、宛城を守る張繍はあっさり降伏した… |
19 | 猿と龍 | 張繍の居城・宛城から脱出するため、城門に向けて馬を走らせる曹昴と曹操。だが、城門を出た直後、曹操の乗る馬の頭に敵の矢が命中してしまった。これを見た曹昴は、矢による致命傷を受けたこともあり、曹操に自分の馬に乗り換えるよう告げる。曹操は、まだ朦朧状態が続いていたが、わが身を犠牲にした曹昴の働きで、張繍の追っ手を振り切ることに成功したのだった… |
20 | 不動の魔神 | 張繍軍の動きが活発になる中、許都の曹操は、兵士から抜擢した楽進の教育に余念がなかった。楽進の指導を命じられたのは、はるばる蜀から招聘した軍師の荀攸。曹操は、呂布が徐州をうまく治めているとの報告を耳にしながら、楽進に張繍軍を相手にした実戦教育を命じた… |
21 | 純粋戦士 | 呂布に投降した劉備があえなく投獄される中、曹操の5万の大軍は、夏侯惇、楽進の軍と共に徐州に進攻した。徐州は、5年前、曹操が何十万もの民を虐殺した地。怨恨に満ちた目を向ける村人を見た郭嘉は、敵が呂布だけではないと実感する。一方、呂布の居城・下ヒ城では、軍師・陳宮が、曹操を撃破する策を説明していた… |
22 | 呂布伝説 | 曹操軍水攻めで、下ヒ城内に大量の水が流れ込んだため、呂布軍は、大混乱に陥った。この水が、身を切る冷たさだったため、呂布軍の兵の士気は著しく低下する。陳宮は、地下牢に監禁していた劉備らが脱獄し、城内の民や兵を味方に付けたと知り、焦りを募らせる。そして、城が、曹操の大軍に囲まれたと気づいた陳宮は、呂布軍の負けを悟った。降伏を促す曹操側の声が城内に響き渡る中、陳宮は、次の手を考えた… |
23 | 天意と雷鳴 | 西暦199年、袁紹は、公孫サンが籠城する易京城の攻略に成功。公孫サンの兵を吸収した袁紹軍は、冀州、并州、青州、幽州の4州を手中に収め、数十万の兵力を擁する大勢力に成長していた。その袁紹が曹操の拠点・許都を虎視眈々と狙う中、劉備は、悶々とした生活を送っていた。許都に戻った劉備は、天下が曹操と袁紹に二分されようとしている状況を見ながら、自分が時代に取り残されていると気づいたのだ… |
24 | 投降と遁走 | 曹操暗殺の密勅を持ったまま許都を脱出した劉備が向かった先は、徐州の下ヒ城だった。徐州の民衆に人気のあった劉備は、たちまち勢力を拡大。曹操の命を受けてやって来た徐州刺使を殺害したため、曹操と劉備は、永遠に袂を分かつことになった。一方、皇帝・劉協を動かして劉備の持つ密勅の効果を消した曹操は、夏侯惇らわずかの手勢を連れ、袁紹の一大拠点・黎陽に乗り込んでいた… |
25 | 白馬津 | 曹操と袁紹が黄河を挟んで一触即発の状況になる中、劉備に曹操暗殺の密勅が下されたとの噂が広まった。これを耳にした袁紹は、わずか十数騎で曹操の追っ手から逃げ延びてきた劉備を迎える。そんな中、許都で、皇帝・劉協の叔父ら漢王朝の重臣たち七百人が皆殺しにされたとの話が伝わった。皇帝の血筋、中山靖王の末裔を自認する劉備は、本営にいる兵士たちを集めて欲しい、と袁紹に頼み込む… |
26 | 心の闇 | 曹操と袁紹が互いの命運を賭けて激突した『官渡の大戦』は、緒戦、突如現れた奇獣の面を付けた関羽の猛攻で、袁紹側の顔良軍は劣勢となった。顔良が殺されたと知った兵たちは、ただ敗走するだけ。劉備と張飛も、撤退を余儀なくされた。まもなく、袁紹側の大船団の前に、曹操がわずか3千ほどの兵と共に現れた。これを見た袁紹は、文醜に5千の兵で討つよう命令。劉備と張飛も、袁紹に参戦を願い出て、曹操の追撃が始まった… |
感想・レビュー
アモーレ!は、昔観ていた三国志アニメの中でも特に印象深い作品だ。横山光輝の名作と並ぶ、三国志アニメの定番として私の記憶に強く刻まれている。どちらも原作漫画を読み込んだ経験があるからこそ、曹操を主役に据えた展開がこんなにも新鮮に感じられるのだ。官渡の戦いの場面もしっかり描かれており、戦略と政略が絡み合うドラマを堪能できる。
ただし元ネタの三国志演義からかなり大胆に脚色されている点には賛否が分かれる。良くも悪くも癖が強く、セリフ回しもシェイクスピアを思わせるリズムだ。特に北門の鬼と呼ばれたキャラクターの描写が、作品の中で最も面白い瞬間のひとつだった。
声優の宮野真守は初めは声の合わせ方に違和感を覚えたが、他の候補を思いつかないほど作品の魅力に引き込まれていった。OPで流れる tribal chair の 909 は、作品の印象を強く奥深くする中毒性の高いサウンドだ。
漫画としては超面白いのに結末が惜しい。関羽が曹操軍に身を寄せる展開になり、官渡の戦いの途中で物語が終わってしまうのが残念。ぽっちゃり袁紹の姿も見たかった。
三国志といえば劉備がスポットを浴びがちだが、やはり曹操こそ魅力的。郭嘉・荀彧・賈詡・荀攸といった軍師が多数活躍しており、見どころが満載。
正史三国志を土台に三国志演義の要素を巧みに織り交ぜた衝撃のネオ三国志。曹操はこれまで主役級としては扱われず、ライバルや悪役扱いされていた存在でしたが、本作では主役に昇格。現実の政治家・軍人・兵法家・詩人・酒の開発者とされる天才像をも彷彿とさせる超人的なキャラクターとして描かれ、善悪を超越したカリスマ性で物語を牽引します。スケールの大きさゆえの違和感を感じさせないのは、王欣太先生の圧倒的な画力とキャラ造形のおかげ。登場人物全員が輝く素晴らしい作品になっており、アニメ化にも大きな期待を寄せていましたが、現状はいささか複雑な評価となっています。批評には「総監督の頭骨をえぐれい」「蒼天アニメ已死」といった過激な言葉もありますが、それは一方的な声に過ぎません。ここでは良い点から整理します。まず作画。TVアニメとして原作に寄せた作風で、キャラの作画は時期的なズレも見られますが、予算的な制約と捉えれば納得できる範囲です。董卓の最期は原作よりも激しいバトルシーンとなり、呂布は超サイヤ人のようなオーラをまとって戦う演出が際立ちます。これはアニメ的には映えます。ただし張譲の最期など、原作では読者の推測に任せる悪党の結末だったところが改変されており、やりすぎと感じる箇所もあります。
一方で残念だと感じる点は、物語の構成と台詞の削減に尽きます。全26話で完結させる予定だったはずが、官渡の戦いの途中で終わってしまい、原作が持つ完結感が失われています。原作の結末が綺麗に描かれているのに対し、アニメ版は打ち切り同然の終わり方。桃園の誓いを回想として描く演出も原作とは異なり、ファンとしては残念。劉備や関羽が張飛を字で呼ぶ場面に込められた意味が、演出の都合で薄められてしまっている点も寂しさを感じさせます。言霊を吹き込んだ王欣太の表現が、台詞の削られ方で薄まった印象もあります。音響や声優の組み合わせにも賛否があり、董卓役の大塚芳忠氏はかっこよかったものの、全体としてのバランスは揺れた感があります。とはいえ、慣れれば受け入れられるとも言えるでしょうが、二点のマイナスは大きく響きます。
それでも曹操自身が「感情をぶっ放さずしてなんの命だ!」と語るように、作り手のこだわりを理解できる視聴者であれば、カリスマ的な人物像を軸にした軍記物語として楽しめるはずです。拘りを受け入れられれば、ネオ三国志の魅力を存分に味わえる作品だと言えるでしょう。
乱世の奸雄、曹操を主人公に描いた三国志。カッコよく表現されていて面白かったものの、まさかここで終わり?と感じる不完全燃焼感。呂布の非凡さが際立ち、貂蟬の美しさに隠された謎も解き明かされる。
途中で終わってしまい、カットが多すぎる。観るのはおすすめしない。漫画で楽しもう。せっかく曹操がかっこいいのに、もったいない。中途半端にするくらいなら、出さないほうがいい。
放送されていた時、原作のファンである知り合いが
非常に不満を抱いていた。
短い時間であの内容をまとめるのは
難しいよなぁ。
自分は省略されたセリフや内容を
頭の中で補って楽しんでいました。
許褚とのお月様のやり取りは
個人的にはもっと観たかったなぁ。
原作はめちゃくちゃ好きで何度も読んだのに、アニメは正直微妙だった。やっぱりあの話数をアニメ化するのは難しかったのかな。もちろんアニメならではの良さもあったが、削られたシーンが多すぎる。漫画を読んでいれば追えるけれど、原作を知らないと展開が速すぎて物足りなく感じるかもしれない。声は賛否が分かれるところで、半分は合っていたし、半分はそうでもなかった。大塚さんのトウタクは迫力があって良かった(笑)。個人的には関羽の声をもう少し低く重厚にしてほしかった気もする。)
原作全巻を読み切った達成感を胸に視聴した感想です。ネット上では「演出が誇張しすぎる」「呂布の声が残念」「演出監督は頭骨をえぐれ」など酷評も多いですが、作画は意外と良いと感じました。原作再現にはかなり高いハードルがあり、ある程度は仕方ない部分もありますが、これが現実というべきかもしれませんパチンコ版は原作に近い描写だと感じます。
原作の魅力は曹操を主人公に据え、今までにない三国志を描き切った点にあり、過激な表現は巨大な古代中国ロマンを体現しているとも言えます。素晴らしい作品なので、ぜひ再アニメ化してほしいですね。
#中国 #三国志 #マッドハウス
魏の曹孟徳をこれほどスタイリッシュに描いた作品は他にあるだろうか。コーエーの三國無双で魏の魅力に取り憑かれた人は、曹操関連の作品に手を出す中で蒼天航路にもドハマりした人が多かったのではないだろうか。
過激な表現が頻繁に描かれ、生首が飛ぶシーンも珍しくない。三國が覇を競う乱世という設定ゆえ、血が噴水のように流れ出す描写は自然なことだったとも言える。
曹操の少年時代から官渡の戦いまでをアニメ化したものの、原作の良さを映像にすべて反映できたかというと疑問が残る。官渡をラストに置く展開は、魏ファンにはどうしても物足りなさを残す結末だった。
全26話という長さは、ジョジョ並みに細かい描写を期待したファンには少し短く感じられ、もっと丁寧に掘り下げてほしかったという声が多い。呂布のエピソードは長めに描かれる一方で、孟徳の視点や成長をじっくり見たかったという意見もある。袁紹は端的に描かれる場面が多く、物語の緊張感を高める機会を逃したとの指摘もある。
関羽と張飛の対決、鬼神と化した関羽の場面など見せ場は光るが、終盤の締め方は強引で強烈な印象だけが残る。陳宮の忠義心も尊いと語られる場面が多いが、スピンオフで深掘りしてほしいと感じるファンも少なくない。
劉備の大耳野郎ぶりは感情の起伏が激しく、お調子者的な側面も描かれていた。しかし最期の締めが弱く、最終話のまとめ方には賛否が分かれた。ラスボスが文醜という意外性はあったものの、結末としては受け入れがたいとの声が多い。
始まりとしては評価できるが、完結編としては未完感が残る。大人の事情で打ち切りになってしまったのは否めない。原作の魅力は揺るがないが、アニメ版の結末だけは賛同を得づらい。
今後の展望としては、2期や劇場版、あるいは実写化の夢はまだ語られているものの現実的には難しい面もある。中国の自然災害の影響もあり、蒼天航路の映像化が現実的かどうかは不透明だ。フルCGでの映像化なら可能性はあるかもしれない。
総括として、原作は最高だがアニメ版の終わり方には賛否が残る。続編や別展開への期待はまだ捨てきれない。
キーワード: 三国志, 蒼天航路, 曹操, 魏, アニメ, 原作, 官渡の戦い, 呂布, 陳宮, 劉備, 関羽, 張飛
面白さは間違いないのですが、飛ばし読みや変な場所での打ち切りが気になるので、ぜひ漫画を読んでみてほしいです!