1990年8月4日に公開の映画「コックと泥棒、その妻と愛人」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「コックと泥棒、その妻と愛人」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
コックと泥棒、その妻と愛人が視聴できる動画配信サービス
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コックと泥棒、その妻と愛人のあらすじ
高級フランス料理店のシェフ、リチャードは毎晩、腕を振るった絶品料理を提供していた。その料理を楽しみに訪れるのは、泥棒のアルバートと彼の妻、ジョージーナ。しかし、ジョージーナは奪った大金を盾に横暴な態度を取る夫に嫌気が差し始めていた….
コックと泥棒、その妻と愛人の詳細情報
「コックと泥棒、その妻と愛人」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | ピーター・グリーナウェイ |
|---|---|
| 脚本家 | ピーター・グリーナウェイ |
| 出演者 | アラン・ハワード キアラン・ハインズ ゲイリー・オルセン ティム・ロス ヘレン・ミレン マイケル・ガンボン リシャール・ボーランジェ |
| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | ドラマ |
| 制作国 | イギリス フランス |
| 公開日 | 1990年8月4日 |
| 上映時間 | 124分 |
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コックと泥棒、その妻と愛人のよくある質問
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Q映画『コックと泥棒、その妻と愛人』のあらすじは?
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A
『コックと泥棒、その妻と愛人』は、暴力的なレストランの経営者アルバートが、妻ジョージーナの浮気をきっかけに起こす悲劇を描いた作品です。ジョージーナはレストランの常連客マイケルと密会を重ね、やがてアルバートに知られることになります。映画は食事を通じて欲望や権力を象徴的に描いています。
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Q『コックと泥棒、その妻と愛人』の監督は誰ですか?
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A
『コックと泥棒、その妻と愛人』の監督はピーター・グリーナウェイです。グリーナウェイは独自の美学と大胆なビジュアルスタイルで知られ、多くの話題作を手掛けています。
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Q映画『コックと泥棒、その妻と愛人』のテーマは何ですか?
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A
『コックと泥棒、その妻と愛人』は権力と欲望の暴走、人間の本性、そして復讐のテーマを描いた作品です。作品全体にわたって、食事を通じて人間の欲望と生命が象徴的に表現されています。
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Q『コックと泥棒、その妻と愛人』におけるアルバート役の俳優は誰ですか?
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A
『コックと泥棒、その妻と愛人』でアルバートを演じたのはマイケル・ガンボンです。彼はイギリスの著名な俳優で、舞台や映画で多くの重要な役を演じてきました。
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Q『コックと泥棒、その妻と愛人』の舞台設定について教えてください。
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A
『コックと泥棒、その妻と愛人』は一つのレストランを主な舞台として展開されます。豪華で象徴的なビジュアルが特徴で、色彩や照明を巧みに使った独特の世界観が観る者を魅了します。



コックと泥棒、その妻と愛人の感想&レビュー
グリーナウェイ監督が描く消費社会の寓意は、舞台を高級レストランに据えた視覚詩。物語は、常連客で泥棒のアルバートと彼の妻ジョージーナ、ジョージーナの愛人マイケルを軸に展開。盗んだ金で贅沢を謳歌するアルバートは傍若無人な振る舞いで店内の客を翻弄し、ついには妻の愛人マイケルさえも巻き込みながら破滅へと向かう。結末は、妻ジョージーナとシェフのリチャードが繰り出す衝撃の復讐で閉じられる。
美術と演出は色彩で物語を駆動する。部屋やシーンが切り替わるたび、赤・青・黄・緑とセットと衣装の色彩が次々と変化し、視覚的な緊張を生む。色の象徴は巧みに散りばめられ、観客の感情を操る。レストランの赤は暴力、厨房の緑は神聖さ、トイレの白は天国を示すといった意味づけが、欲望と権力の対立を立ち上がらせる。衣装デザインはジャン=ポール・ゴルチエ、料理はイタリア人シェフのジョルジオ・ロカテッリの手により、味覚と視覚の両方を刺激する。作品には『聖ゲオルギウス射手組合の士官たちの会食』『マザー・グース』といったモチーフも散りばめられ、華麗なる空間のなかで欲望と暴力が渦巻く。)
舞台劇のような映像美とシーンごとの照明が際立つこの映画は、演出の密度が高く観る者をぐいぐい引き込む。ティム・ロスは拷問執行役を見事に演じ、終盤で食べようとする場面など予想外の展開がサイコパス像をさらに際立たせる。全体としてとんでもないサイコパス感が作品の核をきっちり支え、完成度は高い。少年がこの難役を引き受けたことも話題で、後にどんなトラウマを抱えたのか気になるところだ。
圧倒的なグロ表現を持つ現代のアート映画を観賞。鑑賞直後は観て良かったという充足感と、少しのトラウマ感が混じるが、それでもやはり観てよかったと感じた。
メモ:
– 色彩と音楽が素晴らしい
– 書庫の場所があっさりとバレてしまう展開
– 少年が生きていて本当に良かった
– なぶり殺された愛人の腕枕で語りかけるシーンには涙がこぼれた
– 終わり方はすっきりとした印象
– 同監督の『zoo』より断然こちらが好み。『zoo』は自分には難解だった
消費社会が抱える飽食のメタファー。美食と豪華に着飾ったスノッブな人々の会話は、人間の欲望のすべてを包み込み、金銭欲が生み出す腐敗した感覚を映し出す。色彩は食と生の血の生臭さを際立たせ、ピーター・グリナウェイ監督の知性に満ちたエンターテインメントの世界へと誘う。
監督が描くグロテスクなシーンが続き、物語は衝撃的な展開を迎える。ラストでは、嫌われ者のマフィアボスが毎日の食事中に不倫を重ね、夫婦仲は最悪。バレて逃げようとするも隠れ家を見つけられ、不在中に不倫相手が残酷な死を迎える。料理長は全く乗り気ではないが、ボスに食べさせると言われて気が変わる。パーティーの誘いで恋人の肉をローストして出したところ、ボスは即座に吐き出し、そのまま銃殺されて復讐が果たされる。おぞましい事情を抱えた腐った肉のトラックを見て、いつもの音楽が流れる。
まるで舞台を観ているかのようです。
店内や衣装の色使いが濃厚で非常におしゃれ。部屋で服の色を変えているのもとても魅力的です。
アルバートの役を演じる姿は、本当に楽しそうに見えました。笑
この映画は怖さがとても強いです。前半は芸術性が高く評価されている理由が分かる作りで、鑑賞していてもその美しさを感じました。しかし後半に入ると展開が一気に凄まじく、印象は一変します。女性キャラクターの描き方にはやはり恐怖を覚えます。とはいえ、初対面の男性とすぐに浮気に走ってしまうのは現実味があるのか疑問ですし、短い時間しか過ごしていない相手にそこまで真剣に愛せるのかと考えてしまいました。また、人間を食べるという発想自体、私には信じがたいものでした。個人的には汚い言葉遣いとエロティックな描写が多く、受け入れ難い部分もありましたが、怖いインパクトは強く残りました(時計じかけのオレンジほどの強烈さではないにせよ)。ただ、ヘレン・ミレンの演技は好きなので星4つにします。
【1990年キネマ旬報外国映画ベストテン 第6位】
ピーター・グリーナウェイ監督『英国式庭園殺人事件』は、シッチェス映画祭で監督賞を含む4冠を達成し、同年のキネマ旬報ベストテンでも第6位に選出。グリーナウェイの代表作として知られる本作は、圧倒的な世界観の構築が魅力の怪作です。
色彩・照明・美術・衣装といったプロダクションの質の高さは特筆に値します。キャストもヘレン・ミレン、マイケル・ガンボン、ティム・ロスら個性派俳優が華を添えます。
それでも何よりもグリーナウェイの世界観が観客を支配します。少し長さを感じるかもしれませんが、ぐいぐいとこの世界へ引き込まれていく感覚に浸れます。
暴力・セックス・嘔吐・殺人・カニバリズムといった要素を、独自の演出でひとつにまとめ上げる手腕は圧巻です。
話自体はシンプルですが、アクの強い演出が映画文法を超えた没入体験を生み出します。場面ごとに衣装の色が変わる演出など、整合性より世界観を重視するグリーナウェイ流の演出が際立ちます。
これまでにない新鮮な世界へと観客を誘う、大怪作です。
#キネ旬外国ベストテン1990
遠い過去の記憶。
友達と観に行った際、帰る道中は誰も何も言えず静まり返ってしまった。せめて一人で観るべきだったかもしれない。
良い悪いを超えて、もう二度と観たくない気がする。途中での様式美があり、響く人には深く刺さるのではないかと思う。
ティム・ロスが出演していたのですね。
これは本当にすごい作品だよ!観る人は注意してね、思わず吐きそうになるかも(笑)。
こういう映画は今ではもう作れないだろうなぁ。強烈すぎて、現代風に言えば残虐性が際立っている。
でも、純粋に「映画というアート」という観点から見れば、そのストーリーは非常に完成度が高いことがわかる。
驚きに満ちたエンディング、その刺激を楽しんでほしい!