1984年6月23日に公開の映画「カルメンという名の女」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「カルメンという名の女」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
カルメンという名の女が視聴できる動画配信サービス
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カルメンという名の女のあらすじ
仲間と共に銀行を襲った美しい女性、カルメン。警備員のジョゼフとの格闘の中で惹かれ合い、恋に落ちる。二人は逃避行を始めるが、すぐにジョゼフは逮捕されてしまう。彼が釈放される頃には、カルメンは仲間と共に実業家の誘拐を計画していた。
カルメンという名の女の詳細情報
「カルメンという名の女」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | ジャン=リュック・ゴダール |
|---|---|
| 脚本家 | アンヌ=マリー・ミエヴィル |
| 出演者 | イポリット・ジラルド クリストフ・オーデン ジャック・ボナフェ ジャック・ヴィルレ マルーシュカ・デートメルス ミリアム・ルーセル ヴァレリー・ドレヴィル |
| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | ドラマ |
| 制作国 | フランス スイス |
| 公開日 | 1984年6月23日 |
| 上映時間 | 85分 |
カルメンという名の女を無料で見る方法は?
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カルメンという名の女のよくある質問
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Q映画『カルメンという名の女』のあらすじはどのようなものですか?
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A
映画『カルメンという名の女』は、自由奔放で魅惑的な女性カルメンと、彼女に惹かれる男性たちの間で繰り広げられる恋愛ドラマが描かれています。情熱と葛藤の物語で、カルメンの周囲の人々の人生が変わる様子が中心に据えられています。
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Q『カルメンという名の女』の主要な登場人物とその特徴はありますか?
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A
『カルメンという名の女』の主要人物は、魅力的で自由を愛するカルメンと、彼女に運命を翻弄される男性たちです。カルメンはその美しさと強い意志で、多くの人々を惹きつけます。
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Q『カルメンという名の女』のテーマやメッセージにはどのような特徴がありますか?
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A
『カルメンという名の女』のテーマには、情熱と自由、そしてその代償が含まれています。愛や欲望による人間関係の複雑さが強調され、運命に抗うことの難しさが描かれています。
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Q映画『カルメンという名の女』はどのような評価を受けましたか?
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A
映画『カルメンという名の女』はその大胆な演出と深いキャラクター設定で、観客から高く評価されました。特にカルメン役の俳優の演技力が称賛され、作品全体の完成度も評価されています。
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Q『カルメンという名の女』の制作スタッフや音楽について詳しく教えてください。
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A
『カルメンという名の女』の制作には、経験豊富な映画スタッフが関わっており、視覚的にも聴覚的にも魅力的な仕上がりとなっています。特に音楽はストーリーに合わせたドラマチックな構成で、物語の情感を深めています。



カルメンという名の女の感想&レビュー
映画を真剣に観始めたのは、約25年前のこと。近所のレンタルビデオ店で借りて鑑賞した、これが私の初めてのゴダール作品だったと記憶している。ストーリーは全く理解できず、当時現代美術に夢中だった私は、「これがストーリーのない映画なのか」と思いながら、ビデオアートのように楽しんだ。後にネットでこの映画のストーリー要約を見て驚いたことを覚えている。
要するに、映画に対する教養や人生経験が乏しかった若い私には、少し早すぎる作品だったのだ。しかし、今でも「一番好きなゴダールの映画は?」と聞かれると、この作品の名前を挙げたくなる自分がいる。思い出の影響かもしれないが、初期のゴダール作品は理解できても、その革新性については全く掴めなかった。今でも、他の人があまり語らない後期の作品が好きという私の趣向は変わらず続いている。
現実世界のゴダールという巨匠と、カルメンたちの世界で彼が映画監督として伯父である設定、そして彼らが撮っている映画の世界(銃声などの描写)が三つの世界として交差する。詩的な引用が散りばめられていて難解だが魅力的で、画の美しさが際立つ。
カルメンをモチーフにした物語は、強盗を働く女と警備員の男の恋愛を軸に展開する。オペラ「カルメン」を土台にした本作は、男と女と銃を主題とする映画で、60年代のゴダールを連想させる雰囲気だ。とはいえ本作には、年を重ねたジャン=リュック・ゴダール自身が登場する。商業映画復帰前、彼は映画の枠を超えて何かを生み出そうとしていたが、本作では映画の外部からその力を持ち込もうとしている。その結果、ゴダール自身はゴダールの映画から最も離れた存在として描かれる。物語の感情よりも、映画的な感情を最優先する作風が、いっそう強く印象づく。
ゴダールの舞台はとても良かった。
ストーリーはあらすじ以上の意味には至らなかったが、構図がとても美しかった。
何かよく分からないけれど、なぜだかずっと見入ってしまった。
楽器を演奏し続ける場面が特に印象的だったが、それが何を意味していたのかは結局分からなかった。
今回、時代を感じさせるゴダールを初めて体験した。
これからのゴダールはどう進んでいくのか、興味が尽きない。
物語の解体が進む作品で、ゴダール自身が登場しメタ要素が入り混じる中で、物語を追う意欲を何度も失いそうになるが、そのたびにカルメンに関するストーリーの魅力が再び浮かび上がる、実に困惑する作品だ。
それでも、鑑賞中は心が満たされる。
この作品の魅力を表現することは、今の僕にはまだ難しい。
話の内容はあまり理解できなかったものの、テンポが速く、分かりやすい面白いシーンもあって退屈せずに楽しめた。銃撃戦、海、男女の関係、弦楽器など、多彩な要素が盛り込まれていた。
すべての試練を乗り越えて。原作では全力を尽くすマッチョのはずだった”ジョゼフ”は、挫折の末に消耗し、現在そこに存在しているという印象で、まさに死後のハリウッドといった雰囲気を醸し出している。
ジャン=リュック・ゴダール監督の作品を、久しぶりに観賞します。これまで観てきたのは「勝手にしやがれ」「女は女である」「女と男のいる舗道」「軽蔑」「はなればなれに」「アルファビル」「気狂いピエロ」「中国女」「ウィークエンド」など。鑑賞歴の多くは初期作に偏っており、中期・後期・晩年の作品には手を出せていないため、彼の全体像がいまだに見えていないと感じる作家です。これだけ観ても一言で語れる作家像にはならず、好きか嫌いかと問われればどちらとも言えず、扱いにくい存在だといつも思います。
銃撃がとても興味深い!それに、様々な要素が新鮮で楽しい!
主要キャラクターを見ている周囲の人々は、彼らを人間としてではなく、出来事として観察しているような印象がある。
クラシックの練習風景に心地よい音色が広がるかと思えば、突然の銀行強盗シーンへ。警備の青年と犯人たちの激しいやり取りが幕を開けます。
掃除のおばさんが床をモップ掛けして血を拭く場面いや、死体が次々と現れる場面です(笑)
また、ゴダール監督も登場。入院中の元映画監督の役で、写真以外で本人にお目にかかるのは初めてです。
正直に言えば、ゴダール作品は理解が難しいと感じます。ヌーヴェルヴァーグの旗手として高く評価されていることは知っていますが、それが自分に特別な感動や共感を与えるわけではなく、むしろ驚きばかりです。
自分のようにありきたりなストーリーの映画を好む者には、彼の意外性についていくのが難しい。登場人物は面白いと思いますが、彼らの心情・気持ちが理解できません。映画鑑賞だけでなく人生経験もまだまだ修行中です(笑)。
脚本や演出この監督の頭の中をのぞいてみたい気もします。
【追伸】劇中の監督がスタッフの給料を賭けに使い込み大敗北、映画界から干されたと語る場面もあります(笑)。
結末はまた銃撃戦。今回はホテルのロビーで幕を閉じます。
解説ではカルメンが元になっているという説明がありますが、私はその話を知らないので話に追いつけません。
#銀行強盗の女と警備員の男の恋