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安市城 グレート・バトルの感想＆レビュー

1. ヘンリー

   2025年10月15日

   「城を守ることは、民を守ること」

   『安市城 グレート・バトル』をAmazonプライムで改めて視聴しました。圧倒的な攻城戦と人間ドラマの融合を楽しみたい方にお勧めです。

   初見の時は、唐と高句麗の関係や歴史的背景に戸惑いましたが、今回は事前に少し前調べをしたことで、登場人物たちの気持ちや時代背景がより鮮明に伝わってきました。

   以下、内容に触れていきます⤵

   645年、日本は大化の改新の頃。20万の大軍で攻め込む唐に対し、小さな要塞・安市城を守る高句麗は明らかに不利です。

   石弓や破城槌など、「この時代はこんな戦い方をしていたのか」と驚かされる攻城兵器が続々登場し、緊迫した展開が繰り広げられます。

   特に印象的だったのは、ナム・ジュヒョクが演じる太学生サムルの涙。必死に涙を堪えようとする表情には迷いや覚悟がにじみ出ており、心が締めつけられました。壮絶な戦いの中でもお互いを思いやる人々の姿に、人間らしい温かさを感じました。

   私の大好きなドラマ『照明店の客人たち』（2024年）のキャスト、ペ・ソンウ、オム・テグ、キム・ソリョンも出演しているので、キャスト好きの方にもぜひお勧めです。#チョ・インソン #ナム・ジュヒョク #パク・ソンウン #ペ・ソンウ #オム・テグ #キム・ソリョン #ソン・ドンイル #チョン･ウンチェ #オ・デファン

2. いくまる

   2025年9月23日

   「国が一大事という時に仲間を暗殺している場合なのか？」と考えさせられる冒頭から、「どんな城主なのか？」と興味を持ったが、深澄真のような弓の名手で、臣下や民からの絶大な信任を受けている姿は、「あの戦いぶりを見たら、暗殺なんて言ってられないだろう」と思わせるほど、唐と安市城の双方にとって「絶対に負けられない戦いが繰り広げられている」と感じさせる、見応えのある壮大なバトルだった。唐の太宗も、あのような装備や作戦を思いつくとは驚きだ。個人的には、城壁から攻城塔を火矢で攻撃するときのシーンは、まるでブロードでスパイクを決めるかのようで、非常に印象的だった。

3. くいち

   2025年9月22日

   20万対5,000高句麗を絶対に陥落させる男と、絶対に守り抜く男の物語。
   戦いはシンプルで、読者の心を熱くさせる。奪取を強く望むあまり、砦の正面に山を築き、クソデカ橋をかけるという大胆な作戦。攻める側も守る側も、どこか抜けていて面白い場面が続く。
   実際に起きた安市城包囲戦をもとにした歴史的にも重要な出来事として語られる。そう、まさにそうだった。
   ただしラストの神の弓のエピソードはやりすぎと感じるかもしれない。
   #牛骨

4. 海風

   2025年9月11日

   巫女役のチョンウンチェを観るために視聴した。序盤は台詞が少なく、目元と表情だけで語る演技が際立っていて見惚れた。高句麗を思う葛藤の末、仲間を裏切って殺されてしまう展開だが、矢を放つ瞬間のシミの表情がすべてを物語っており、切なく感じた。

5. いな

   2025年8月5日

   キングダムを見ているかのような感覚でした。チュ・ジフンではなく山崎賢人風の演技に近い雰囲気で楽しめたのが新鮮。ひげを蓄えたチョ・インソンは相変わらず格好良い。ジュヒョクを期待していたのに、思いのほか主役級の存在感で驚きました。パク・ソンウンの中国語は練習の跡が見えるものの、語り口に少し無理があって残念。とはいえ「こんなことあるかい！」とツッコミたくなる場面も、映画だからこそ許容範囲かな。ストーリーはシンプルで分かりやすく、普通に楽しめました。少しグロいシーンもあり。

6. 工房の庭

   2025年7月13日

   645年の安市城包囲戦を題材にしたバトルアクション作品です。安市城包囲戦では、高句麗の守備隊約5000人が唐軍を迎え撃ったと伝えられますが、城主の名は史料上で不明です。作中にも描かれる通り、安市城の城主は相当有能な指揮官だったと考えられます。崖っぷちに追い詰められた兵士たちは、死に物狂いの覚悟で戦ったに違いありません。窮鼠猫を噛む場面が連続する、まさに緊迫の戦いが繰り広げられる作品です。冒頭から終盤まで、緊迫した戦闘の連続が見どころの作品です。

7. こっちゃん

   2025年6月29日

   有史以来、外部からの侵攻を繰り返してきた朝鮮半島だが、北方へ進出を果たした唯一の時代が高句麗だった。数ある中華帝国の中でも最も有名で華やかな唐が、高句麗の重要拠点・安市城を攻略するという物語。第三者の目には興味深いマッチメイクに映るだろう。冒頭から壮大な戦闘シーンが豪快に展開され、迫力は十分だが、演出の派手さが少々過剰にも感じられる場面もある。『トロイ』と同様、既視感のある場面と描写が連続するのが気になるところだ。高句麗が正面から猛攻を仕掛けると伏兵に背後を突かれて窮地に追い込まれるこの王道の展開は史実・映画ともにお約束だが、左右と背後に偵察部隊を配する配慮が欠けていると感じる箇所がある。驚いたのは、高句麗の若手の有力人物たちが兜を着けていないことだ。ポスターの左から二番目の兄貴分のような存在が特に違和感を生む。合理的な理由は見つからず、人気俳優の顔を露出させたかったのかもしれない。やがて青春ものの雰囲気が混ざり、史劇寄りの趣は薄れ、戦争アクションとしてのエンタメ要素が強まる。ただ、史実にこだわらなければ、スケールの大きさだけで十分に見応えがある。三か月後には唐が寒波に敗走するが、歴史を振り返れば高句麗はやがて唐と新羅の連合軍に滅ぼされ、本作の戦いは物語上の最期の花とも言える。なお「多民族国家の高句麗は中国の一部だった」という解釈もあるため、それが正しければこの戦いは中国対朝鮮の対立としてだけ捉えられない側面を持つ。

8. 佐之一郎

   2025年6月10日

   なかなか面白かった。

   戦略の攻防と暴君の執念、名君の決意が緊密にぶつかり合うドラマ。制作費を惜しまない大作で、合戦の迫力も見事。多彩な演出が光る見どころが満載素直に良かった。

9. Kujira

   2025年5月28日

   迫力満点の戦闘シーンが圧巻です。
   豪華なキャストが勢ぞろいしていますが、個々の魅力が程よく調和しているのが素晴らしいです。
   オデファンは期待通りの存在感を発揮しました。
   戦闘メンバーのアドレナリンの高まりは言うまでもなく、ソンドンイルの演技はやはりこういった役柄にぴったりです。
   物語は歴史的な名戦を背景にしており、楽しさ以上に偉人たちの存在感が際立っています。

10. 独り言

    2025年5月25日

    実話を基にした壮絶な闘い。
    5千対20万、圧倒的な戦力差を超えた激闘。
    味方にも天にも神にも見放されても、彼らは戦い抜いた。
    「みんなよくやった」という言葉が、あまりにも格好良かった。