2004年7月17日に公開の映画「スチームボーイ STEAMBOY」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「スチームボーイ STEAMBOY」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
スチームボーイ STEAMBOYが視聴できる動画配信サービス
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スチームボーイ STEAMBOYのあらすじ
ある日、祖父からレイに「スチームボール」が届けられた。レイはこのスチームボールを手にしたことで、オハラ財団から逃げる羽目になってしまう。逃避行の中で、彼はスチームボールが歴史を変える力を秘めていること、そしてオハラ財団の真の目的を知ることになる。
スチームボーイ STEAMBOYの詳細情報
「スチームボーイ STEAMBOY」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
スチームボーイ STEAMBOYを無料で見る方法は?
「スチームボーイ STEAMBOY」を無料で視聴するなら、「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
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スチームボーイ STEAMBOYのよくある質問
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Q映画『スチームボーイ STEAMBOY』のあらすじは?
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A
『スチームボーイ STEAMBOY』は、19世紀のイギリスを舞台にしたスチームパンク作品です。主人公の少年レイは、父と祖父から送られた謎の機械「スチームボール」を巡り、巨大な陰謀に巻き込まれていきます。技術と人間の対立を描く冒険物語です。
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Q『スチームボーイ STEAMBOY』の主な登場人物は?
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A
『スチームボーイ STEAMBOY』の主な登場人物には、天才発明家の少年レイ・スチーム、彼の父エディと祖父ロイド・スチームがいます。彼らの関係性が物語の中心となり、家族の絆や対立が描かれます。
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Q『スチームボーイ STEAMBOY』のテーマは何ですか?
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A
『スチームボーイ STEAMBOY』のテーマは、科学技術の進歩がもたらす影響とそれに伴う人間の責任です。技術革新が進む中で、利益と倫理のバランスをどのように取るべきかを問いかけています。
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Q『スチームボーイ STEAMBOY』の制作スタッフについて教えてください。
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A
『スチームボーイ STEAMBOY』は、大友克洋が監督を務めました。アニメーション制作はサンライズが担当しており、細部までこだわった作画が特徴です。映画は、高い制作費と長い制作期間で話題となりました。
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Q『スチームボーイ STEAMBOY』の見どころとは何ですか?
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A
『スチームボーイ STEAMBOY』の見どころは、精緻なスチームパンクの世界観と迫力あるアクションシーンです。蒸気技術を駆使したメカニックなデザインや、歴史的背景を活かしたストーリーが、観る者を魅了します。



スチームボーイ STEAMBOYの感想&レビュー
大友克洋監督・原案・脚本による、サンライズ制作のアニメ。大友は本作で3作目のアニメ監督作品を手掛け、日比谷映画にて公開。
アニメーションは素晴らしいのですが、カットの切り替えが不自然に感じられます。内容に関しても、特に引き込まれる要素が欠けています。
緻密な設定や世界観の構築は見受けられるが、それに作品としての魅力が伴っていない。表現が表面的になり、時には相当なストレスを感じさせることもある。
特に声優陣の演技が粗雑で、演技指導があったのか疑問に思えるほどで、鑑賞への没入感を削いでしまった。この作品は間違いなく、今年の最低映画賞に値するだろう。
作画は圧倒的に素晴らしい。ただ、ストーリーは平凡。スチーム城のスケールがあまりに巨大で、リアリティに欠ける。ピークは正直、序盤のチェイスと蒸気戦車・蒸気歩兵の撃ち合いといえる。
SFというよりはサイエンスファンタジー寄りの世界観で、娯楽映画としては楽しめるが、大衆受けを狙いすぎて、どの層にも刺さらない中途半端さが目立つ。ジブリ風の要素を狙った作風にも見える。
ビックリドッキリメカのアイデア自体は面白いが、1800年代設定には現実味が薄い。手回しのガトリングガンを使いながら、なぜパワードスーツがあるのか矛盾を感じてしまう。蒸気機関銃の開発が先ではないか。産業革命期をモデルにした架空世界なら、整合性が増していただろう。
集めている大友克洋全集の配本がスチームボーイの絵コンテ集にさしかかり、20年ぶりに再観賞した。近未来の超能力を描くAKIRAに対して、スチームボーイは近過去の超科学を描く。エディ博士はAKIRAの大佐そっくりで、目玉ギロリのカットもあるから、意図的に寄せているのだろう。そして博士が片腕ギミックでスチーム城を操り暴走する場面は、鉄雄の腕のイメージと交差している。ハリウッドがAKIRAを実写化する話はどうなったか分からないが、実写化すべきは絶対こっちだろう。AKIRAなら失敗する可能性が高いが、スチームボーイなら間違いなく面白い。大友さんの次回作Orbital Eraも2019年以降は続報がない。しかしスチームボーイも企画から公開まで十年を要した。コロナ禍と全集刊行の遅れを考えると、おそらく2030年代になるのだろう。全集を読みながら気長に待つしかない。
2022年の初見は45本目。奇妙な映画で、全く楽しめなかった。とにかく、蒸気機関への愛情が強く、細部にまでこだわって描かれていたようですが、観客を置き去りにするのは良くない!感動がまったくありませんでした!
再度観賞してみた。舞台は1866年のマンチェスターとロンドン。街並みや機械の描写が非常に精緻である。アニメーションのアクション表現はジブリ風で、ストーリー展開は驚くほど詰め込まれ、まるでジェットコースターのような感覚だ。しかし、スチームパンクをアニメでここまで表現したのは本当に素晴らしいと改めて思った。
久しぶりに観ました。結構面白かったです。スチームボールを巡る攻防があり、物語に引き込まれます。現代科学の功罪を、科学者同士の親子が互いの主張をぶつけ合う形で描く。蒸気機関の発明は人類にとって罪だったのかという問いは、当時なら今ほど深く考えなかった資本家と戦争の関係にも光を当てる。現在起きている戦争の背後には商業主義も存在するのだろうか。武器は人の命を犠牲にする商売だという視点が強く胸に刺さる。ロイド博士が孫に問いかけた『敵とは誰のことを言っているのか』という言葉から、敵とは国や資本家、宗教といった呼び名に過ぎず、人間の都合で生まれたものに過ぎない、という気づきを得ました。核もまた同様だ。答えが見つからなくても苦悩し続けられる人であることが大切だと思いました。能天気な態度のスカーレットも、人間らしくて好きです。
スチームパンクのアニメ映画の名作といえばこの一本だ。サイバーパンクのアニメ映画のベストとして語られる『AKIRA』は、ファンの期待を完全には裏切らなかったわけではないようだ。総製作費は24億円にも上るのに対し、興行収入は11.6億円にとどまったという。なぜこの素晴らしいエンタテインメントが分からないのか。作画総枚数は18万枚を超え、その作業量こそがリアルにスチームパンクを体現している。エンドロールは科学の時代が始まったのではなく世界戦争の時代が始まったことを示している。まだ心の進歩は始まっていない。