2018年2月17日に公開の映画「長江 愛の詩」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「長江 愛の詩」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
長江 愛の詩が視聴できる動画配信サービス
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長江 愛の詩のあらすじ
父から受け継いだ船で見つけた古い詩集「長江図」。
その中には長江流域の街が描かれており、まるで導かれるように船は長江を遡る。
男は、訪れる先々で“美しい女性”と再会し、過ぎ去った記憶に思いを巡らせる。
長江 愛の詩の詳細情報
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長江 愛の詩の公式PVや予告編動画
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長江 愛の詩の感想&レビュー
確かにオリヴェイラを彷彿とさせる豪快な繋ぎが印象的だ。しかし、長江との逆境や時の流れ、ポエムの融合については正直理解が難しい。それでも、これまでの作品が生まれてきたことには素直に喜びを感じている。ただ、こうした作品がやはり李屏賓であることに少しがっかりした。水中からの切り返しショットは、自分も真似してみたい。
長江を遡るオンボロ船の旅を通じて、亡き父が遺した詩集が導く男と謎めいた女性の恋が、長江の悠久の歴史と重なり合うドラマを描き出します。
ストーリー概要
長江を舞台にした旅路で出会う二人の愛を通じ、運命と歴史が絡む物語が紡がれます。詩と海の流れが絡み合い、時代を超えた情感が観客の心を揺さぶります。
監督 ヤン・チャオ
受賞歴
第66回ベルリン国際映画祭 銀熊賞 受賞作品。
映像美と演出
美しい映像美が際立つ一作。これほどの光景を映像に収めた監督の手腕に、ただ圧倒されるのみです。自然の前では人間は無力であり、その無力さは雄大さゆえではなく残酷さゆえだと強く感じさせられます。自然はただそこに存在するだけで、私たちに笑いかけも手を差し伸べもしてこない。
愛と孤独の対比
愛を謳い上げる二人の姿は、より洗練された美と壮大さを見せつけ、愛は小さなものだと錯覚させます。しかしこの作品が描くのは愛そのものであり、皮肉と美の同居が鮮烈です。
問いかけの美学
とりわけ印象的なのは「なぜ上から声が聞こえるのか」という問い。種明かしを待つ間にも、その問いの意味を一瞬ハッとさせられます。日常として当然だと認識していた一つ一つの意味に、本当に意味があるのかを問う体験。上から聞こえる声の意味と場所、監督がこの映画に込めた意図、そして人間が壊した自然の前で愛を語らせる意味とは何かを考えさせられます。
総括
構成の妙が際立つ作品として、観客を惹きつけて離さない力を持ちます。時間の流れに身を任せ、もう一度この物語を味わいたくなる、そんな余韻ある映画体験です。
景色に心を奪われ、気がつけば時間が経っていた映画だった。
恋愛に関してはあまり深く理解できなかった。
私の知識不足かもしれない。
ダムや海など、壮大な風景は見事で、
思わず「おぉ」と口にしてしまった。
長江の風景を見たくなる時に、再び観たい作品だ。
2024年11月2日
映画『長江 愛の詩』(2016年)を鑑賞しました。
亡き父の詩集に導かれ、古びた船で長江を遡る旅に出た男性が、不思議な女性と出会い恋に落ちる物語。
長江の壮大さを実感できる作品で、長江クルーズを体験してみたくなりました。
長江を舞台にした中国映画は、映像が非常に素晴らしい。長江という設定だけで興奮するのに、映像美が格別で、始まった瞬間から高揚感が止まらない。各シーンでは「え、それを撮るの?」と思ったり、「この映像にこだわりすぎてスタッフは大変だったろうな」と思わずツッコミを入れたくなるほどの映像の魅力に圧倒される。また、三峡ダムの現状が描かれ、ジャ・ジャンクー監督の「長江哀歌」やその前の形を知る者としては感慨深い。さらに、ロウ・イエ監督作にしばしば登場するチン・ハオや、「長江哀歌」にも出演しているワン・ホンウェイがキャストに名を連ね、撮影はリー・ピンビンが手掛けている点も評価できる。中華圏の才能を集結させた作品は、中国ならではの魅力が満載だ。内容も詩的で難解な部分があり、再視聴することで新たな発見があるかもしれない。全体として非常に好きな作品で、心に残る余韻があり、いつか映画館の大画面で観たいと思った。
中国の川を描く作品だ。そういえば『ふたりの人魚』の原題は『蘇州河』だった。水墨画のような幻想的な世界観が魅力的。詩が登場する場面も好みだが、若返る女性をはじめとする登場人物と物語の絡みが少し分かりにくい。だから、中国の川をのんびりと味わえるだけで十分満足できそうだ。
長江の壮大な風景に対して少し飽きてきた。静けさと映像表現には魅了される一方で、シンジーレイの無表情なショットの中に数秒間だけセックスのカットが挿入される。それなら省略した方が良いとも思うが、あの冷静で淡々とした雰囲気は果たして必要なのかもしれない。
撮影は非常に良い。特に序盤が印象的。
男と女が川の反対側を歩く場面で、前のカットで友人に見送られるときはフォローフォーカスしていたが、あのショットでは手前の男にのみフォーカスを合わせている。
続く急展開で乱れ合う一連のカットは秀逸。
川の流れに沿い、画面の奥から絶妙なタイミングでフレームインしカットをつなぐ演出も素晴らしい。カメラの動きに合わせて照明を変える工夫も光る。
平場のカット割りはやや弱い印象だが、他のショットの完成度が圧倒的に高い分、相対的に目立つ。
時間・空間・距離感はぼやけており、男と女のいたちごっこのような関係性は良いが、詩的・感傷的な要素はやや強く出てしまう。
変わらない自然の雄大さと、うつろいゆく文化のはかなさが同時に共存する長江の流れを辿る。幽玄な美と詩で綴られる船旅、異界はすぐ隣にあるかのようだ。
結局、何が描かれているのかはっきり掴みにくい物語だったとしても、映像世界がどうしても好きで、この映画の世界にひたひたと身を沈め、ゆっくりと揺蕩っていたい。
劇中の詩は、知識が豊富で賢い中学生が書いたのではないかと思えるような印象だった。その感覚から、私が12歳のときに読んだ『ぼくは12歳』を思い出した。自死を選んだ少年・岡真史の詩集。人生を知らないまま、人生の景色が見えてしまった少年の物語。
夢か現か、1度観ただけでは意味をつかみにくい。しかし映像はとても好きで、流し見したり気になる箇所を巻き戻して観たりした。それでもすべてをつかみきれず、公式サイトを検索して監督のメッセージを読んだら、案の定かなりのネタバレが含まれていて、そんなところも賢い中学生らしいと、少し微笑ましく感じた。
#ユメミーワールドと湯っ子 #いつか旅したい