1992年7月11日に公開の映画「ハワーズ・エンド」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ハワーズ・エンド」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ハワーズ・エンドが視聴できる動画配信サービス
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ハワーズ・エンドのあらすじ
知的中流階級の理想主義者シュレーゲル家と、現実的な実業家ウィルコックス家。正反対の二家は旅の途中で親しくなり、シュレーゲル家の次女ヘレンは田舎の別荘ハワーズ・エンドに招かれる。美しい田園と温かな歓迎に包まれ、ヘレンはウィルコックス家の次男ポールに一目惚れするが、すれ違いから両家の関係はぎくしゃくする。その後、シュレーゲル家のロンドンの向かいにウィルコックス家が越してくると、ヘレンは彼らに距離を置く。しかし姉マーガレットは、合理的なウィルコックス家の中で魂の声と自然の声に耳を傾ける老婦人ルースと深く結びつく。やがて「ハワーズ・エンドはマーガレットへ」という遺言がルース夫人の死とともに現れるが、遺言は秘され、マーガレットはウィルコックス家の当主ヘンリーに嫁ぐ。階級や立場を超えた愛は実現するのか――。
ハワーズ・エンドの詳細情報
「ハワーズ・エンド」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | ジェームズ・アイヴォリー |
|---|---|
| 脚本家 | ルース・プラワー・ジャブヴァーラ |
| 出演者 | アンソニー・ホプキンス エマ・トンプソン サイモン・キャロウ サミュエル・ウェスト ジェマ・レッドグレーヴ ジェームズ・ウィルビー ニコラ・デュフェット プルネラ・スケイルズ ヘレナ・ボナム=カーター ヴァネッサ・レッドグレーヴ |
| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | ドラマ |
| 制作国 | イギリス 日本 |
| 公開日 | 1992年7月11日 |
| 上映時間 | 143分 |
ハワーズ・エンドを無料で見る方法は?
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ハワーズ・エンドの感想&レビュー
景色やセット、衣装は非常に美しかった。しかし、内容にはいくつか疑問が残った。原作の小説があるのか気になり、読んでみたくなった。演技は素晴らしいが、映画の中にすべてを詰め込むには時間が不足しているように感じた。見応えはあったものの、ヘンリーがバスト夫人と関係を持っていたことが明らかになるのは急すぎた。何の前触れもなく?初めのシーンでのヘレンとポールのストーリーもあっさり流されてしまった。それにしても、マーガレットとヘンリーの関係は本当に愛し合っているのか疑問だ。まるでお互いに束縛されているように見えた。「私たちはこうするしかない」、という感じがした。
エマ・トンプソンとアンソニー・ホプキンスの名演が光る英国映画の名作。登場人物それぞれに込められた思惑がとても興味深い。ただし派手な駆け引きというより、手に入れたいものと譲れない信条の間で揺れる大人たちの物語だ。舞台が英国だからこそ深みが増す。映像としても十分に美しく、お屋敷のインテリアや田舎の庭景が見事。もう2回は観返したい。年を重ねてから再び観ると、別の発見がありそうだ。
ジェームズ・アイヴォリー監督の作品を7本鑑賞しました。
『眺めのいい部屋』『モーリス』『日の名残り』『サバイビング・ピカソ』などの名作が揃っています。
脚本を手掛けた『君の名前で僕を呼んで』も人気ですね
監督はアメリカ人ですが、父はアイルランド系、母はフランス系という背景があり、イギリスのドラマにピッタリの作品を生み出しています。
昨日はイギリス小説の世界に浸りたくなりました。
アイヴォリー監督作品の27本目となるアンソニー・ホプキンスの作品は魅力的です。ホプキンスのチャーミングな笑顔が時折見たくなります️
この作品では、ホプキンスをはじめ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、エマ・トンプソン、ヘレナ・ボナム=カーター、ジェームズ・ウィルビー、サミュエル・ウェストといったイギリスの著名な俳優陣が揃っており、見ごたえがあります。
アカデミー賞では作品賞を含む9部門にノミネートされ、主演女優賞(エマ・トンプソン)、脚色賞、美術賞を受賞しました。
さて、内容についてですが、E・M・フォースターの名作を映画化した作品です。
あらすじは省略しますが、20世紀初頭のイギリス郊外にある邸宅「ハワーズ・エンド」を舞台に、二つの家族の出会いや様々な出来事、人間関係を描いています。
演技は非常に素晴らしいですが、物語の展開には疑問を感じる部分がありました。「あり得ない」出来事が続くので、少し戸惑います。
ホプキンスは自己中心的なキャラクターを見事に演じています。ヴァネッサ・レッドグレーヴとエマ・トンプソンの演技も素晴らしいです。また、監督の好みなのか、ヘレナ・ボナム=カーターはやはり奔放な役柄で、常に独特の行動を見せます。それが彼女の魅力でもあるのですが。
当時の衣装や建物、調度品は非常に秀逸で、雰囲気を楽しむには最適ですが、全体的に少し尺が長く感じ、物語の世界感に対して冷めてしまう部分もありました
#のんchan_アンソニー・ホプキンス祭
数十年ぶりに再視聴しました。エドワーディアンスタイルの衣装を楽しむだけでも目の保養になります。歳を重ねて見ても、やはりマーガレットには共感できません。
アンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソンは『日の名残り』の役柄が特に好きで、ハワーズ・エンドも素敵な作品です。
独特の感覚に包まれた作品だった。エマ・トンプソンの存在感に引き込まれてしまい、彼女が素敵だと思ううちに奇妙な展開が次々と続き、やがて物語は幕を閉じた。なぜこうなったのかツッコミどころは山ほどあるが、原作はどうなのだろう。とはいえ、これまで見た中で一番クールなプロポーズの受け方だったのは間違いない。
20世紀初頭のイギリスを舞台にした豊かな田園風景や豪邸、装飾品の映像美にとても癒された。ただ、結末には少しもやもやが残る。レナードとその奥さんには、あまりに気の毒さを感じてしまう。とはいえ、完全な悪者はいない。人の弱さや、正しく生きることの難しさを強く感じた。理想主義的なシューレーゲル家と現実主義的なウィルコック家。元々は交わるべきではなかった両家が交わったことで生じたゴタつきも、なんとか収まりつつあるようには見えるが、だからといって素直に良かったとは思えない。姉が結婚して現実的な道へ向かったことを、妹の立場で思うと非常に切なくなる。ただ、この時代に配偶者のいない女性が生きていくのは確かに大変だったのだろう。資産のある人と結婚するのが生存のひとつの方法だったのかもしれない。姉は夫を愛していたのだろうか。結婚があまりに急だったせいで判断が難しかったのだろう。結局離婚には至らなかったあたり、情はまだ残っていたのかもしれない。
総じて、物語には独特のユーモアと予想外の展開が散りばめられ、引き込まれました。ただし原作を読んでいない身としては断定はできませんが、肝となる展開での登場人物の行動が理解しづらい箇所が目立ちました。急に結婚に同意した理由は何なのか、ワーズ・エンドに一泊させることをなぜ拒んだのか、突然剣で突撃した意図はどこにあったのか。さらに、急なショート暗転の編集意図も掴みにくいものでした。終盤は悪くなかったものの、殺された男性の妻の救済があまり描かれておらず、やり切れない印象が残りました。
リベラル層に世界的な居場所を提供する作品。前後に配置されたクラシック要素も抜群の相性。日英合作である事実は、あまり知られていないのではないでしょうか。
“Ladies brighten every conversation.”
“Fix your district, fix your price, then don’t budge. That’s how I got Ducie Street, and Oniton.”
E.M.フォースターの原作を、ルース・プラワー・ジャブヴァーラが脚色、ジェームズ・アイヴォリーが監督を務めた、マーチャント・アイヴォリー・プロダクションズの作品。二つの家族が、ハワーズ・エンドという別荘を舞台に織りなす愛憎劇。アイヴォリーによるフォースター映画化は『眺めのいい部屋』『モーリス』に続く三度目の挑戦。シネスイッチ銀座にて。