2021年2月27日に公開の映画「DAU. ナターシャ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「DAU. ナターシャ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
DAU. ナターシャが視聴できる動画配信サービス
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DAU. ナターシャのあらすじ
ソ連のとある地下研究施設。ここでは軍事転用可能な技術を巡り、世界各地の科学者たちが秘密裏に研究を続けていた。施設の食堂で働くウェイトレス、ナターシャは滞在中のフランス人科学者と禁断の関係を結ぶ。言葉の壁を越え、互いを引き寄せるふたり。しかし、政府の監視網は彼女たちの関係を許さない。呼び出されたナターシャは、冷酷なKGB職員が待つ暗い部屋へ案内され、スパイの容疑をかけられ、厳しい取り調べを受けることになる——愛と忠誠、国家機密を巡る緊迫のサスペンス。
DAU. ナターシャの詳細情報
「DAU. ナターシャ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | イリヤ・フルジャノフスキー エカテリーナ・エルテリ |
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脚本家 | イリヤ・フルジャノフスキー |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ |
制作国 | ドイツ ウクライナ イギリス ロシア |
公開日 | 2021年2月27日 |
上映時間 | 139分 |
DAU. ナターシャの公式PVや予告編動画
「DAU. ナターシャ」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
DAU. ナターシャを無料で見る方法は?
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感想・レビュー
予備知識なしで観たため、これは映画なのか何なのかわからず、ただただ怖かった。#2025_mayu
1952年、ソ連の秘密研究所では多くの科学者が軍事研究に没頭していた。施設の食堂でウェイトレスを務めるナターシャは、滞在するフランス人学者リュックと、言葉の壁を越えて関係を深める。しかし当局は二人を厳しく監視していた。
この作品は、実在の研究所をモチーフにしたセットを再現し、さまざまな立場の人々がその内部で生活を体験するという、壮大なプロジェクトの一部を描く。DAUシリーズは日本で視聴できるのがこの作品を含めて二作のみとされているが、調べると同シリーズにはさらに多くの作品があり、プロジェクトの規模感が伝わってくる。
元KGBの調査官が登場し、拷問シーンも丁寧に描写されるため生々しい恐怖が強い一方、見どころとなる場面も多い。ただ、全体としてはこれは何だろうと感じさせる場面も少なくない。
・ソ連時代のロシアの町を忠実に再現したセットで数年間生活しながら制作された異様な映画プロジェクトの第一作。恐怖感が漂う作品で、尋問シーンは非常に衝撃的だった。以前、レストランで食事中にマジシャンが現れ、マンツーマンでマジックを見せられたことがあったが、その時の「これ、失敗してないよね?」というハラハラ感が妙に緊張感を高め、心の中を掴まれる居心地の悪さを感じた。もちろんこれは軽い例だが、そういった体験を思い出した。人を服従させ心を均一にするには特別な技術が必要だが、実際にはそれほど多様なパターンは要らないのではないかと思う。
・また、女性の笑い声が万国共通だと感じた瞬間、ちょっとだらしないような引き笑いがとても面白かった。
よく分からなかったので調べてみたところ、ソ連の全体主義を表現する壮大なプロジェクトの一環として、この映画が位置づけられているらしい。
そのスケールは確かに凄そうだけれど、映画にどう反映されているかははっきりせず、退屈に感じる場面が多い。
特殊な撮影技法だからこそ成り立つ場面もあったが、面白さは微妙。
それでも拷問シーンは迫力があった。
女を裸に剥き出しにすることを楽しんでいるのか、と思えるほどの表現は理解しがたい。ラース・フォン・トリアーの作品は、もっと面白かった印象がある。ドキュメンタリー的な意図が感じられるカメラアングルは、手持ちカメラによる揺れる長回しで、一切カットしない編集が非常に退屈に思える。
内容よりもその独特な雰囲気に深く浸れる作品である。実際にこの空気感の中で生活していたかどうかは不明だが、当時の何かに強く圧倒された。
社会主義国家の恐怖を体感できる作品。
次作は6時間の長編ながら、挑戦してみたくなるほどの充実した内容です。
これは一体、何なのでしょう。
「ぜひ見てほしい」と、人から何度も勧められた作品です。ソ連時代の閉鎖都市を再現し、実際にそこに人々を住まわせたという壮大なプロジェクトに興味を引かれたため、観ることにしました。しかし、実験的な作品という印象を強く受け、映画というよりは現代アートの文脈に属する作品だと感じました。(「アート」と言ってしまえば、なんとなく理解した気になれるというメソッド)
ロシア語の演技が理解できないため、作品の意図が掴みにくいという点もあります。観ている中でこれが台本に基づく演技なのか、それとも「トゥルーマン・ショー」のようなリアリティショーなのか、境界が曖昧で、「物語」として何を語ろうとしているのかが分からず冗長さを感じました。また、せっかくの街のセットや人々もほとんど登場せず、セミドキュメンタリー的な要素としても理解が追いつかないままでした。このため、2時間20分の尺は私にとって少し辛かったのが正直なところです。
しかし、後半の尋問シーンは本当に迫真の演技で圧倒されました。前半はざっと背景を説明する程度の描写で済ませ、こちらをメインにした方が良かったのではないかと思うほどの素晴らしさがありました。しかも、尋問官を演じている方が元KGBだと知り、彼がこんな風に映画に出演していることに驚き(失礼ですが)と違う意味での恐ろしさを感じました。
果たしてこの監督の普段の作風はどんなものなのかと調べてみると、本作に関連するプロジェクトしかデータベースに存在しないことが最も驚きでした。彼は一体何者なのでしょう。
次回作が6時間あるという話も聞きましたが私にはもう観る必要はないかな。
評価のしようがないのでは付けません。
内容はともかく、「ソ連全体主義」の時代を再現したスターリン体制下の秘密研究都市で約2年間、実際にソ連時代の通貨を使い、衣装や食事もその時代を模して、さらには毎日当時の新聞が配達されるという徹底した生活の中で行われた撮影は、まさに狂気の沙汰と言えるでしょう。