2017年8月26日に公開の映画「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
米軍が最も恐れた男 その名は、カメジローが視聴できる動画配信サービス
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米軍が最も恐れた男 その名は、カメジローのあらすじ
男はガジュマルを深く愛した。「どんな嵐にも屈しない。沖縄の生き様そのもの」と語っていた。那覇市を短い11ヶ月だけ率いたその男が好んで使った言葉、それは「不屈」。
1945年の終戦後、沖縄で民衆の先頭に立ち、演説会では毎回何千人もの人々を集めた。その名は瀬長亀次郎。彼が団結を呼びかけたのは、戦後沖縄を占拠したアメリカ軍の圧政に対して。祖国復帰を目指して民衆を導いた彼は、アメリカが最も恐れていた男だった。
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感想・レビュー
『米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー』TBSテレビが2017年に放送、U-NEXTで配信されたドキュメンタリーは、沖縄戦後の米軍統治下で民衆を率いた瀬長亀次郎の生涯を通じて、本土復帰と基地問題の深層を浮き彫りにします。
番組は、米軍の言説と暴露的な現実を対比させる場面から始まります。米軍幹部の発言として伝えられる言葉には、支配下の緊張感が色濃くにじみます。
– 「アメリカ軍は昼は『コレカラハ民主主義デース』と言って夜には女を襲いにくるね」
– 「軍政府はネコで沖縄はネズミである。ネコが許す範囲しかネズミは遊べない」(沖縄諮問会での発言)
瀬長亀次郎の言葉は、民衆の力を結集させ、米軍の支配に対抗する闘志を呼び起こします。
– 「この瀬長ひとりが叫んだならば、50メートル先まで聞こえます。ここに集まった人々が声をそろえて叫んだならば全那覇市民にまで聞こえます。沖縄70万人民が声を揃えて叫んだならば太平洋の荒波を超えてワシントン政府を動かすことができます」(瀬長亀次郎)
– 「アメリカが水道を止めて瀬長市長をいじめるからさ、税金を納めに来たさ!」
– 「アメリカが思い描くおどろおどろしい共産主義者像というのとは民衆は(瀬長を)意識しない。瀬長そのものには沖縄の父親的なイメージを抱いていた。民衆の海の中を泳ぎ回って土着の力を米軍支配への抵抗の力へと変えていく。これが怖い訳ですよアメリカは」
本編は、瀬長が本土復帰を強く訴えた結果、米軍の介入を招く展開へと進みます。逮捕・裁判・獄中生活といった試練の連続は、日本の内政と沖縄の現在地を問う象徴的な出来事として描かれます。出獄後に那覇市長に当選した瀬長は、米軍の影響力が及ぶ中での財政圧力にも直面します。琉球銀行へ那覇市の口座凍結を命じ補助金を止めるなど、米軍の経済的干渉はなお強力でした。
水道停止による市民生活の危機が進行する中、沖縄の人々は瀬長市長を救うべく納税を実行します。納税率は97%を超え、米軍の圧力に屈しない市民の連帯が示されました。
宝島の描写にも触れられ、ヤマコ(広瀬すず)が反米デモに参加する場面には、先頭に立つ瀬長亀次郎の姿があったと語られます。米軍は「投獄されたことがある人物は市長職につくことができない」という布令を新たに掲げ、亀治郎を黙らせようと罷免を試みました。
力強く抵抗を続ける瀬長亀次郎はやがて共産党員となり、衆議院議員として佐藤栄作首相と議論を戦いました。核兵器なしの本土復帰を purported に掲げた佐藤の路線は、のちに核が抜き差しでなかったことが判明します。とはいえ、当時の彼の全力は沖縄の自立と復帰を現実のものとするためのものでした。
瀬長亀次郎は衆議院議員を七期連続で務め、1990年に引退、2001年に肺炎で没しました。彼こそが沖縄の本土復帰を実現した英雄として評価され、これまで名前だけの存在だった彼の業績が、改めて多くの人に認識される機会となりました。
TBSはこの軌跡を丁寧に伝え、沖縄と日本の近代史を深く見つめ直す機会を提供しています。
『太陽の運命』を観て感動。今なお続く沖縄の基地問題の原点で闘ったカメジローの姿が、いまも心に残る。
日本映画専門チャンネルのドキュメンタリー映画特集で鑑賞しました。
勉強不足でカメジローさんについてはあまり知らなかったのですが、東京を含む本土では、多くの人がご存じないのではないでしょうか。
テレビでもほとんど取り上げられていない方です。
大戦後、アメリカが彼の沖縄における影響力を恐れていたことや、選挙による二分化した対抗勢力に理解を示していたエピソードには驚かされました。
佐藤栄作首相との対決も印象的でした。
監督が、TBSで見かけるアナウンサーの佐古さんだと知った時は驚きました。
骨太で非常に良い作品でした。
今日は沖縄慰霊の日。手帳を開き、2017年にこの作品を観て沖縄の苦悩を何も知っていなかった自分を痛感し打ちのめされた記憶を今も鮮明に思い出す。瀬長亀次郎さんの生涯は、沖縄の歴史を理解するうえで欠かせない出発点だと感じさせられる。こんな強さを秘めた人だったのか。彼が貫いた信念の背景には何があったのか、すべての日本人に知ってほしい。監督の佐古さんは瀬長さんの生き様を執念をもって一本の映画にまとめあげた。その執念にも触れてほしい。山根基世さんと大杉漣さんのナレーションも心を打つ。5以上。)
沖縄の苦しみ、怒り、平和への願いを一身に背負って生きた男の生涯。理知的で人情にあふれ、庶民的な徳を備えた理想の人物だと私は感じた。沖縄を語るとき、この男の存在を欠くことはできないだろう。これまで知らず、興味を持てなかった自分を恥じる思いがある。『この沖縄の大地は、再び戦場となる事を拒否する。基地となる事を拒否する。』この名演説が特に印象的だった。あの時の熱意はどこへ行ったのだろう。現在の沖縄を見ていると、そんな気がしてならなかった。なんくるないさの精神は薄れ、今やただの観光地化が進んでいないか。消えゆく歴史、文化、言葉はどうなるのか。変わりゆく地元の大切な部分をどう守っていけばいいのか、これから考えていきたい。沖縄の歴史と苦しみを映像から感じると同時に、自分の生き方についても思いを馳せた。映画の作りには過剰に感じる場面もあったが、内容が個人的に刺さったため高く評価する。いつかまた見返したい。
名前はなんとなく知っていたものの、ここまで気概を持つ政治家が実在していたとは。感銘を受けつつ、この時代からいまだ解決していない沖縄基地問題を思うと胸が痛む。
最近、とある政治家の発言に触発されて観賞した。こういったカメジローのような人は、今ではあまり見かけない気がする。もちろん、沖縄もお土産に「Keystone Island」と記載されているのは少し気になるが、話が逸れてしまった。ドキュメンタリーはあまり得意ではないが、やはり観ておくべき作品だと思う。
米軍が最も恐れた男、その名はカメジロー
不屈の生涯を歩んだカメジロー
両方を一度に楽しむことができる
ドキュメンタリー作品にはあまり慣れていないため、最初は没入しにくかった。しかし、「~不屈の生涯」の方が個人的に好みだ。
東京出身で20年以上沖縄に住んでいる自分にとって、観る際には色々と考えさせられた。正直言って2025年の沖縄に身を置く中で、政治やマスコミには明らかに左寄りの印象がある。この視点からこの作品を見ると、誤解されることもある。
カメジローの当時の行動は、現在の沖縄の状況と比較すると妥当だと感じる。しかし、現在の知事(過去3~4名ほど)はカメジローと比べることはできないと思う。その中でも特に玉城デニー氏は特異な存在だ。
佐古忠彦監督の沖縄ドキュメンタリー第1作。長年沖縄を取材してきた佐古監督は、かつて『筑紫哲也NEWS23』で筑紫哲也さんの隣に座り、『沖縄に行けば日本がよく見える』と語られたエピソードをきっかけに、30年間沖縄を訪れ続けている。この作品の起点となるのはカメジローさんだ。
19年ぶりに沖縄を訪れる決意を固めた。歳を重ねた今は、ただ遊ぶだけではなく、沖縄の歴史を謎解く旅にしてから出かけたい。出発前から観ていたドキュメンタリー映画が、その想いを後押ししている。
・亀次郎さん、あなたのことをまだ存じません。お詫びします。
・亀次郎さん、『抵抗』とは何かを、あなたから学びたい。沖縄の歴史は、あなたの歴史でもある。