2023年5月12日に公開の映画「TAR/ター」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「TAR/ター」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
TAR/ターが視聴できる動画配信サービス
現在「TAR/ター」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「TAR/ター」が配信中です。
動画サービスPR | 利用料金 | 視聴 |
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TAR/ターのあらすじ
ドイツのベルリン・フィルは世界最高峰のオーケストラの一つであり、ここで女性初の首席指揮者に任命されたリディア・ター。彼女は天才的な才能とそれを超える努力、並外れたプロデュース力を駆使し、自らを独自のブランドへと成長させることに成功した。現在、作曲家としても圧倒的な地位を築いているターだったが、マーラーの交響曲第5番の演奏と録音に伴うプレッシャー、新曲の創作に苦しんでいた。そんな中、かつて指導した若手指揮者の訃報が届き、ターはある疑惑に直面し、追い込まれていく──
TAR/ターの詳細情報
「TAR/ター」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | トッド・フィールド |
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脚本家 | トッド・フィールド |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ 音楽 |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 2023年5月12日 |
上映時間 | 158分 |
TAR/ターの公式PVや予告編動画
「TAR/ター」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
TAR/ターの楽曲
「TAR/ター」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックTÁR (MUSIC FROM AND INSPIRED BY THE MOTION PICTURE)Various Artists
TAR/ターを無料で見る方法は?
「TAR/ター」を無料で視聴するなら、「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
感想・レビュー
作品には迫力がある一方で、カット割が少ないせいで場面ごとに何らかの意味があるのではと深読みしてみたが、意図した要素が薄い箇所がいくつかあった。全体として、性差やマイノリティ、SNSといったテーマ性がうっすらと漂っており、それが好みには合わなかった。良い悪いの問題ではなく、そうしたニュアンスが加わると一気に興味を失ってしまう。例えば20年前に同じテーマで作られていたら、もっと良い作品になっていたのかもしれない。
圧倒されるほどの作品で、音楽に詳しくない私でもその凄さを感じ取ることができる。
明るい内容ではないことは確かだが、才能の捉え方については非常に勇気をもらえる。
天才もこのような悩みを抱えているのだと知ることは、普段の生活では得られない貴重な体験だ。
玄人向けの映画です。
始まってすぐに訪れる閑散とした時間・・・
説明的なセリフが続く中、状況がつかめずにいます。
登場人物が誰であるか、いまいち掴めません。
さらに、なぜかしばらく字幕がないシーンが続いたりして、不親切な印象を受けます。
つまり、非常に魅力的な映画だったということです。
じわじわと心に響きます。
親切な映画が大ヒットする中、こうした作品を観ることができて本当に嬉しいです。
主演のケイト・ブランシェットがアカデミー賞にノミネートされたことで話題になりましたが、
なぜ彼女がオスカーを獲れなかったのかが不思議です。
彼女の演技は素晴らしく、他の誰も演じられないと思います。
なんと、実際にオーケストラの指揮も自身で行ったそうです。
ターというキャラクターには、全く抵抗を感じず、むしろ非常に好きで共感しました。
本当に信頼できる人がいなくて、孤独でかわいそうだなと全編通して同情しました。
最後まで観た後に再度観ると、様々な伏線が張り巡らされていることがわかると思いますので、
もう一度観たいですね。もっと音響の良い映画館で。
素晴らしい作品でした。
少し怖かったけれど。
友人が爆睡している横で、何気なく再生。
観る側も怠けてはいけない。
一人で、静かに、集中して鑑賞することが大切。
指揮者TAR(=ART芸術)をめぐるキャンセルカルチャーと音楽への愛の物語
女性として初めてベルリン・フィルハーモニーの主任指揮者に任命されたリディア・ターは、圧倒的な地位と権力を手にしていた。しかし、教え子の訃報が伝えられると、彼女の周りにはある疑惑が浮かび上がる
スキャンダルがあっても、聴く者を感動させる芸術の炎は決して消えやしない。
ターの精神が徐々に崩壊していく様子やラストの展開が好きだ。
権力を得ると純粋に音楽と向き合うことが難しくなり、ターの視点からは些細なことに見えても、外部から見ると明らかにハラスメントとなる。さまざまな矛盾や乖離が積み重なって、次第に狂気に陥っていく様子がリアルに描かれている。
この手の映画が本当に大好きです。尺は長めでしたが、映画館という臨場感も手伝って、固唾を飲みながら集中して観ることができました。好みが分かれる作品かもしれませんが、ケイト・ブランシェットさんの演技を見るだけでも価値のある一本だと思います。上映が終わってから数時間、胸にズシンと来る重い余韻が胃のあたりまで残っていたのを、今もよく覚えています。
そういえば、指揮者に関する映画を観たことを思い出したので、登録しておきます。
途中で集中力が続かず苦しい瞬間もあったが、時折流れる良い音楽のおかげでハッと集中を取り戻すことができた。終盤の緊迫感も印象的で、非常に味わい深い作品だった。
2025年 46本目
冒頭からケイト・ブランシェットのセリフの多さに驚かされた。彼女は自分の考えを熱心に話し続けるタイプの人で、その饒舌さにはただ感心するばかりだった。
前半では、講演中にバーンスタインが話したアダージェットについてや、バッハが嫌いな男子学生とのやりとりがあり、台本のページ数が気になった。
ストーリー自体は厳しいもので、初めはターがひどくいじめられている様子や、才能がある人は嫉妬されて大変だと感じていたが、実はその嫉妬の根源はター自身だった。
こんなボスとは関わりたくないと強く思ったが、結果的に彼女にとってはこの経験が良い方向に繋がったのかもしれない。ただし、その理解に至るまでには多くの代償を払うことになった。
ベルリンフィルの常任指揮者としての落ちぶれた道のりを経て、見終わった後も思い返すと胸が痛む。
フィリピンのマッサージ屋で自分の境遇に嘔吐した彼女の姿が印象的で、私たち観客もラストシーンに衝撃を受ける。後味が悪く残る。