2014年9月6日に公開の映画「ある優しき殺人者の記録」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ある優しき殺人者の記録」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ある優しき殺人者の記録が視聴できる動画配信サービス
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ある優しき殺人者の記録のあらすじ
韓国の障害者施設から脱走した連続殺人事件の指名手配犯・パク・サンジュン。彼から「独占取材をしてくれ」と電話を受け、呼び出された女性ジャーナリストのキム・ソヨンは、日本人カメラマンを同行させ、廃墟と化したマンションへ向かうのだが…。
ある優しき殺人者の記録の詳細情報
「ある優しき殺人者の記録」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
ある優しき殺人者の記録の公式PVや予告編動画
「ある優しき殺人者の記録」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
ある優しき殺人者の記録を無料で見る方法は?
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感想・レビュー
白石晃士監督ならではの暴力表現と独特のCGが光る作品です!
田代(白石晃士)の緊張感あふれる演技が絶妙に光ります。結末がどうであれ、これは危険な人物の自己中心的な願望に過ぎません。優しさとは一体・・・
田代こんなこともしていたのかすごい頑張ったね!
怖すぎるけど、世界観を共有しているのが本当にワクワクする
私見としては白石監督の最高傑作のひとつだと考えています。韓国を舞台に、20人以上を殺害した連続殺人鬼に密着取材する幼馴染の記者と日本人カメラマンを追う、全編ワンカット風のPOV作品です。
白石監督が演じる日本人カメラマン田代は、白石ユニバースの登場人物。『日本で不思議な映像をたくさん撮影してきた』という台詞が、他作とのつながりをほのめかします。
殺人鬼の真の狙いと、それを達成するための凄惨な行為は、韓国風の作風で強烈に描かれます。携帯電話の予兆に従い多数を犠牲にする展開や、性的暴力を含む要素が絡むドラマが展開し、幼い頃に事故死した幼馴染が27歳の誕生日に再生するという設定が、白石の世界観を際立たせます。
日本側の出演陣には日本からの実力派女優陣も参加し、迫真の演技で物語を支えます。
後半には霊体ミミズが登場するなど、時空を越えるモチーフは白石ユニバースの定番。散らばった過激な映像の果てに、ラストは美しく閉じられるという強い意図が感じられる作品です。
ジャンルを超える不思議な作品。コズミックホラー映画としての要素を孕みつつ、観客を未知の宇宙観へと誘います。監督のいつものパターンを思わせる部分はあるものの、世界中で同様の現象が起きていると捉えれば、スケールとアイデアの面白さが際立ちます。監督の作品群が互いにつながり、ひとつの大きな世界観を築いているかのようです。
ただ、カップル役の俳優の演技には難がありました。狙いは伝わるものの、過剰な演技が作品の説得力を弱める場面が散見され、全体の完成度を損なう印象です。中盤の展開は物足りなく、演技陣にも負担がかかったのかもしれません。しかし、カップルが退場してからの終盤で挽回します。ラストだけを切り取れば、かなり魅力的なストーリーだと感じました。
総評は中盤が低評価、クライマックスが高評価という構成で、3.5点とさせていただきます。独創性と壮大な世界観を備えた一本で、コズミックホラー好きには特におすすめ。ただし演技の部分は改善の余地がある点にご留意ください。
ポルノ描写はやめてほしい!最近の白石監督の作品には、フェミニズムを学んだような表現が増えていると感じるが、私がこれまで観てきた彼の過去作の中で、最も強くその影響を感じる作品だ。この種の役柄に出演した女性の俳優の将来を思うと、この作品を高く評価することは難しい。白石監督には、今後このような作品をもう作ってほしくない。
レイプシーンがなければ、非常に楽しめた作品だったと思います。そのシーンの必要性や意味が全く理解できませんでしたし、カップルの性交シーンもさらに疑問でした。本当に不要な場面で、むしろそれが無ければもっと楽しめたのにと感じました。ハッピーエンドではあったものの、これで良かったのかという疑問は残ります。しかし、田代が登場した時にはテンションが上がり、韓国の地方の美しい街並みにも魅了されました。
ワンカットで撮影されたモキュメンタリーの構成が魅力的で、極限の暴力が絡む攻防戦には引き込まれる緊張感が漂っている。俳優たちの演技がそれを補強しており、ジャーナリスト、カメラマン、殺人鬼というそれぞれの微妙な立ち位置がしっかりと表現されていた。しかし、根本的なストーリーが自分の好みに合わなかったのと、ラストの超常現象的なハッピーエンドがどこか不自然に感じられ、あまり感情移入できなかった。
今回は白石監督のオカルト色が強い話題作。常識では理解できない展開が次々と起き、白石監督ならではの独特な世界観と、追い詰められた登場人物が本性を露わにする瞬間の描写が圧巻です。江野くん以外にも神の啓示を受ける存在がいるとは思いませんでした。特に一番怖かったのは、覚悟が決まりすぎて過激な展開へ走ってしまう日本人カップルの場面。白石監督作品としては珍しいハッピーエンド寄りの結末も印象的でした。やはりあれらは霊体ミミズの仲間なのだろうか
白石晃士によるPOV86分一本勝負。心底トチ狂っていてバイオレンスな作劇は韓国映画との相性を抜群に引き出す。今回はいつものうねうねは出てこないかなと思っていたが、最後にちょっと出てきて笑ってしまった。