小林靖子

エジプトでの宿敵DIOとの死闘から11年。1999年、空条承太郎は祖父ジョセフ・ジョースターの隠し子、東方仗助に会うため、日本のM県S市・杜王町を訪れた。しかし仗助は承太郎と同じ“スタンド”の使い手であることを知る。承太郎の来訪を契機に、まるで磁石のように新たな“スタンド使い”たちが動き出す。「この町には何かがある…」。生まれ育った杜王町を守るべく、仗助は立ち上がる。

1987年のこと――ジョセフ・ジョースターと柱の男たちとの壮絶な戦いから49年後。ジョセフは、悪霊に取り憑かれた孫・空条承太郎に会うため、日本へと足を運ぶ。そこで、承太郎に突然発現した悪霊――「幽波紋（スタンド）」の原因について語る。

巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌となった人類は高さ50メートルの巨大な壁を築き、壁の内側の自由と引き換えに外敵の侵略を防いでいた･･･。まだ見ぬ壁外の世界を夢見る10歳の少年、エレン・イェーガー。仮初の平和に満足して外の世界へ踏み出せない人々に違和感を覚えるエレンは、彼らを『家畜』と呼ぶ。エレン自身は周囲を『異物』と感じる。だが、壁さえも超える超大型巨人の出現により、エレンの『夢』は新たな展開を迎える…

古代メキシコで栄えたアステカ文明。彼らは永遠の命と真の力を授ける伝説の「石仮面」を信じていたが、ある時期にその歴史は消滅する。年月が経ち、19世紀後半。人々の価値観や生活様式が大きく変わる中、ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーが出会う。二人は「石仮面」を巡り、運命の糸に導かれていくことになる――。