1991年12月14日に公開の映画「12人の優しい日本人」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「12人の優しい日本人」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
12人の優しい日本人が視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
12人の優しい日本人のあらすじ
12人の陪審員がひとつの部屋に集められたある殺人事件の審理。被告は若く美しく、陪審員全員が無罪を宣言する場面から審議は順調かと思われた。しかし、陪審員2号が無罪の根拠を一人ひとりに問い始めた瞬間、審議の様子は次第に混迷を深めていく。彼らは果たして「真実」へ辿り着けるのか…?東京サンシャインボーイズの傑作舞台を映画化した本作は、脚本を劇団主宰の三谷幸喜が手掛けている。
12人の優しい日本人の詳細情報
「12人の優しい日本人」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
12人の優しい日本人を無料で見る方法は?
「12人の優しい日本人」を無料で視聴するなら、「DMM TV」「Prime Video」「Lemino」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
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感想・レビュー
会議室を舞台にした、2時間にわたる会話中心の映画。冒頭の飲み物の注文シーンを挟みつつの人物紹介が上手く、こなれた雰囲気がある。中盤以降の強引な展開が戯曲風でテンポが着実に上がり、盛り上がりのピークへと向かうタイミングでピザが届くのが心地よい。話し合い方、コミュニケーションの取り方には学びが多い。結末はすっきりして爽快。役者全員の発声が滑らかで滑舌もよく、まるで舞台を観ているかのような安心感がある。豊川悦司さんは本作で再び世間に存在感を示した。未見の方には、ぜひ若い頃の豊川悦司の色気を味わってほしい。
面白かった。陪審員制度は日本でかなり前から導入されていたため、自分にとっては当たり前の存在でした。そのため、この映画を見た当時の人々が感じた陪審員制度に対する新鮮な驚きも理解できる気がします。再生を開始したとき、役者たちのレトロな雰囲気に驚いたのですが、調べてみると1990年代の映画だったので「なるほど」と思いました。90年代はまだまだ昭和の雰囲気が残っていたんですね。シーンの中には怒鳴り合う場面が多く、「意見を通すために怒鳴る」というスタイルが苦手な自分には疲れる内容でしたが、シナリオ自体は非常に面白かったです。前半では事件に対する理解がみんなの中で十分に共有されず、もやもやしたりダレたりしましたが、豊川悦司が話し始めると、真実が徐々に見えてくる流れが素晴らしかったです。やっぱり、あの人は歯医者で、弁護士ではなかったですね。締めも心地よかったです。
開始してから40分ほどしか視聴していません。
『12人の怒れる男』を見たかったのですが、もう見ることができないため代替としてこちらを選びました。
「決を採るかどうか検討しましょう」といった、日本人らしい表現がいくつかありました。
最初はコメディ的な要素があって、面白いシーンもいくつかありました。
『12人の怒れる男』で言うところの陪審員8番のようなキャラクターが地味で、あまり楽しめなかったのが率直な感想です。
言わずもがな、12人の怒れる男をオマージュした作品です。
三谷幸喜が手掛けた舞台の映画化でもあります。
無罪の11人に対し、有罪の1人。優れた俳優が集まっているのに、分かりやすい演技が逆に幼稚に見えてしまう印象があります。
舞台版では、豊川悦司の役を江口洋介が演じているようです。
何度も観ていると、やはり誇張が過ぎる場面や「叫ぶ必要があるのか?」と感じる瞬間が出てくる。不明点はもっと徹底的に調べ、事実を洗い出すべきだし、それこそが作品の魅力を支えるはずだ。だから結論として有罪には結びつかない気がする。展開自体は確かに面白い。けれど、人を裁く重い責任を明確に示す中心人物がいるほうが引き締まって好みだ。いなくて構成がガチャガチャするのをあえて狙っているのかもしれないが。トヨエツは若かったなあ。
若かりし麗しきトヨエツを観るために視聴したが、すっかり魅了されてしまった。
画面はほとんど変わらないのに、一心に考えながら共感したり、時にはため息をついたり。日本人特有の良いところと悪いところが詰まった定食セットのような作品。
日本に裁判員制度がまだ導入されていない時代を背景に、陪審員制度があったらという仮想を描く作品です。三谷幸喜が『十二人の怒れる男』へオマージュした日本映画として位置づけられます。
原作との違いは、コメディ色の強さと日本人らしい感性、そして全員が無罪から語りはじめる点。パロディとしての側面は確かにもありますが、元作の要素を絶妙に日本映画へ再構築している印象です。
会話劇を軸に進行し、物語が進むにつれて新事実が浮かび上がり、有罪・無罪の結論が二転三転します。何をもって無罪と判断するのか、有罪と考えるのか、観る者自身がこの12人の立場を想像しながら引き込まれます。会議室での喫煙や会話中に飛び出すワードには時代感があり、それも作品の面白さの一つです。
有罪か無罪かの議論で陪審員が感情的になる場面が多く、ややモヤモヤすることもあります。しかし12人が集まればそうした感情は自然なものですし、コメディ映画としての楽しさも十分。原作へのリスペクトを感じられ、豊川悦司の存在感も光ります。総じて、なかなか面白い作品でした。
元ネタを見た後、こちらも視聴。テーマと物語の大まかな設定・流れは同じだが、正反対の要素や細部の違いが新たな問題を生み出し、ただのリメイクではなくオマージュとして別の作品に仕上がっている。
和製『十二人の怒れる男』は元ネタと異なり、論戦が往復する構成だ。最も熱弁を振るって論理的に進むふりをしていた彼こそ、私的な動機で推定有罪を下していた人物だった。元ネタと同様、狭い舞台で緊張感を保つ展開と、脚本の完成度の高さが際立つ。
『12人の怒れる男』をオマージュした作品。原作の無罪を有罪へ覆す展開を逆走させてしまうのではと、気を衒って有罪を目指す選択には疑問だったが、結果はちゃんとした着地だった。序盤は感情論者に振り回されてストレスが溜まる場面も多いが、豊悦の番狂わせで流れが転じて、最後まで引き込まれた。随所に散りばめられた原作パロディも見どころ。