1968年8月14日に公開の映画「吸血鬼ゴケミドロ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「吸血鬼ゴケミドロ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
吸血鬼ゴケミドロが視聴できる動画配信サービス
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吸血鬼ゴケミドロのあらすじ
憑依型宇宙生物ゴケミドロによって次々と恐怖に襲われる人間たちが、次第にその醜い本性を現していく。実際に恐ろしいのは宇宙生物なのか、それとも人間自身なのか?タランティーノをも引きつけた松竹のSFホラー!額が割れる憑依シーンは見逃せない。
吸血鬼ゴケミドロの詳細情報
「吸血鬼ゴケミドロ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | 佐藤肇 |
|---|---|
| 脚本家 | 小林久三 高久進 |
| 出演者 | キャッシー・ホーラン 佐藤友美 加藤和夫 北村英三 吉田輝雄 山本紀彦 楠侑子 西本祐行 金子信雄 高橋昌也 高英男 |
| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | SF |
| 制作国 | 日本 |
| 公開日 | 1968年8月14日 |
| 上映時間 | 84分 |
吸血鬼ゴケミドロを無料で見る方法は?
「吸血鬼ゴケミドロ」を無料で視聴するなら、「DMM TV」「Prime Video」「Lemino」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
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吸血鬼ゴケミドロのよくある質問
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Q映画『吸血鬼ゴケミドロ』のあらすじを教えてください。
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A
『吸血鬼ゴケミドロ』は異星から地球に落下したエイリアンが登場人物たちを襲うスリラー映画です。このエイリアンは人間を操る力を持っており、生存者たちは逃げ惑います。恐怖とサバイバルの中で、彼らの運命がどうなるのかが見どころです。
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Q映画『吸血鬼ゴケミドロ』の監督は誰ですか?
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A
映画『吸血鬼ゴケミドロ』の監督は佐藤蛾次郎です。彼はこの作品で異星人をテーマにしたスリリングな物語を描きました。
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Q『吸血鬼ゴケミドロ』にはどのようなテーマが取り扱われていますか?
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A
『吸血鬼ゴケミドロ』は、異星人による侵略を通じて人間の恐怖や脆弱さを浮き彫りにする作品です。この恐怖映画は、未知の存在への不安や、それによって引き起こされる人間の本性を探求しています。
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Q映画『吸血鬼ゴケミドロ』の特撮技術について教えてください。
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A
『吸血鬼ゴケミドロ』は1960年代の特撮技術を駆使して制作されました。特に異星人の特殊メイクや地球外生物の表現が見どころで、当時の技術の限界に挑戦した映像が特徴的です。
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Q『吸血鬼ゴケミドロ』の評価や人気の理由は何ですか?
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A
『吸血鬼ゴケミドロ』は、そのユニークなストーリーと衝撃的な特撮効果で多くのファンを魅了しました。特にエイリアンによる侵略という設定が新鮮で、恐怖を煽る演出が評価されています。



吸血鬼ゴケミドロの感想&レビュー
さまざまな要素が凝縮されており、想像力をかき立てられます。
エンディングの地球は必見です。
1968年に公開された本作は、タイトルからは想像し難い宇宙生物によるボディスナッチャーもの。登場人物が「ワレワレノ モクテキハ、ジンルイ ミナゴロシダ」と説明する場面が印象的で、まるで昔の地球侵略者の典型的なスタイルを思わせる。俳優の演技は漫画的で、全体的には昭和特有の「そうはならんやろ」とツッコミを入れたくなる場面が多いが、社会派B級SFホラーとして楽しめる作品だ。前半は緊張感あふれる密室劇で、後半は外に出る展開も興味深い。ただ、崖が切り立つ荒地のシーンは、菊池俊輔の劇伴によって仮面ライダーを思い起こさせる。終盤は『盗まれた街』を彷彿とさせるが、短い84分の中で急にペースが落ちてしまうのが残念。ドン・シーゲルの作品とは対照的な印象を受ける。金子信雄の妻役を色っぽく演じる女優が、べつやくれいの母親であることに驚かされる。
冒頭では、総裁選を控えた議員が「それにしても嫌な世の中だ。国際紛争は拡大し、テロが横行する。現代は狂っている!」と語る場面がある。
日本のカルトホラーとして知られる作品。
内容は近年扱われることが多く、集団パニック下での人間関係の疑念を描いています。 当時の風刺も取り入れ、社会的なテーマを含む一方で、人間ドラマが主軸となっています。
現代においては、感情移入や世界観への没入が難しく、イマイチ魅力を感じられませんでした。
造形は非常に優れています。
古いホラー映画の話題で盛り上がると、つい観たくなるものだ。日本映画の名作カルトホラーのひとつとして挙げるなら、やはりマタンゴが代表格だろう。この時代の同種の作品は、緻密に作り込まれた作風と突き抜けた発想で、観る者を恐怖へと引き込む。とりわけ、ゴケミドロが額から出入りするシーンは、映像表現としても芸術的だ。
昭和のジャパニーズカルトSFディストピア映画として名高い作品。世界的な映画ファンの間では、クェンティンタランティーノ大先生が好きな作品として語ることでも有名だ。時代背景ゆえのチープさは否定できないが、円盤時代の名残を感じさせる描写と、閉ざされた空間で繰り広げられる人間模様の密度は、今見ても高く評価できる。
特筆すべき場面は、ゴケミドロに取り憑かれた者の額が割れて銀色のアメーバ状の体がドロドロと噴き出すショット。トラウマ級の映像として語り継がれている。
逃げ場のない飛行機内で繰り広げられる、自己中心的な政治家、自殺志願者の爆弾犯、指名手配の国際テロリスト、汚職武器商人、精神科医三者三様の糞人間が絡み合う展開は迫真だ。反戦メッセージを緻密に織り込み、作品全体に漂う絶望感も見事。結末の闇は圧巻で、拍手喝采に値する。
タラちゃんがハマるのも頷ける、ジャパニーズカルトムービーの代表格。今リメイクされても大いに話題になるはずだ。)
旅客機のセットは圧倒的な迫力でした。
結末が安易なハッピーエンドで終わるのかと思っていたら、ちゃんとオチが用意されていて良かったです。
くれぐれも急な落石には気をつけようと思います。
謎の飛行物体と衝突し、緊急着陸を余儀なくされた飛行機。その瞬間、待ち受けていたのは寄生型の宇宙生物だった!
殺し屋、自殺願望を抱えた犯人、そして極悪非道な政治家たち。地獄のような生存者たちと共に、サバイバル生活が始まる。そして衝撃的な結末。もはや宇宙人の排除どころではない!
タランティーノも愛した日本の特撮映画の古典。実は私にとってもトラウマ級の一本です。高英男の額が縦に割れ、そこへアメーバのような謎の生物がズルズルと入り込むあの衝撃シーンは、子どもの頃テレビで観て、怖くて眠れないほど震えました。
大人になって改めて観直すと、その場面は完成度が高く、今観ても強く怖い。実はバッドエンドのディストピア映画であり、怪作ホラーとしての評価も高い。最近、洋物ホラーやスラッシャーを観る機会が増えましたが、本当に怖いのは血しぶきや派手さではなく、こうした生理的にじわじわと不快感を喚起する演出だと改めて実感します。
さらに驚くのは、日本を代表する怪作ホラーが東宝でも東映でもなく、松竹映画から生まれたという点。日本が世界に誇る怪作ホラーとして、今も語り継がれています。
2010年の区切りを目安に、それ以前の日本のホラー作品を集中的に視聴中。今回取り上げるのは1968年公開の『吸血鬼ゴケミドロ』。タイトルのインパクトは記憶の隅に残っており、吸血鬼映画の流れで再度視聴してみることにした。U-NEXTの紹介にはUFOや宇宙人の要素があるとの説明があり、純粋な吸血鬼映画とは一線を画す存在感が気になるところだ。表紙の男性のサムネイルからも、少しグロテスクな表現を想像させる雰囲気があった。
物語は航行中の旅客機の内実から始まる。空模様の異変、窓を血まみれにする鳥の衝突、爆破予告と同時に起きるハイジャック事件など、機内で起きる出来事が次々と連結していく。さらには突然現れた未確認飛行物体とのニアミスが原因で、飛行機は見知らぬ岩山へ不時着する。ここで大きくタイトルが表示され、物語は一気に展開。速いテンポで起こる出来事に、つい笑ってしまう場面もあるが、退屈にはならないジェットコースター風の展開だ。
続く展開では、生存者同士の駆け引きの中から、死亡したと思われていた暗殺犯が生存して人質を取り逃走する。暗殺犯は岩山を進み、眩しい光を放つUFOと遭遇すると、彼の身には不可思議な変化が起きる。乗り移りの描写は時代を感じさせる手作り感が強く、現代の目にはチープに映る部分もあるが、当時としては生理的な恐怖を喚起する要素だったと思われる。女性がショックで口を閉ざす場面を、精神科医の催眠で乗り移りの瞬間を引き出す形にしているのも、観客の想像力を刺激する演出だ。
乗り移りの描写は今見ると素朴だが、当時はかなりの衝撃を与えたであろう。乗り移られた者が苦しんでいる最中に突然真顔になる表情の変化は、怖さよりも印象深さを生む。宇宙人由来の超能力は前面には出さず、現れたり消えたりして血を吸うだけという、地味さと不気味さが共存するスタイルだ。
一方で作品は、生き残った人々の心の闇を鋭く描く。ベトナム戦争を背景にしたエピソードが要所に散りばめられ、腐敗した政治家と武器会社の利権構造を浮き彫りにする場面では北村英三と金子信雄の演技が光る。反戦のメッセージらしき要素もあるが、中心となるアメリカ人女性の描き方には違和感を覚える場面もある。戦後の日本が戦争の傷を完全には癒せていない時代背景を踏まえつつも、直接的な論点へ踏み込まずに物語を前進させる構成だ。
やがて生存者たちはピンチと希望を繰り返しつつ、宇宙人による人類終焉の知らせを受ける。結末へ向かう過程は紆余曲折に満ちており、吸血鬼要素以上にジャンルの混合と独特の空気感が光る作品となっている。
総じて、キャラクターは個性豊かで、人間ドラマがしっかりと絡む点が魅力。感傷的な回想に頼らず、ストーリーを前へと押し進める推進力も強い。吸血鬼ホラーとしての完成度は高くはないかもしれないが、全体としては時代を超えた不思議な味わいがあり、終盤の絶望感も印象的だ。途中で「この作品、大丈夫か?」と心配になる瞬間もあったが、時代性を含めて楽しめた。余談として、手作り感あふれる特撮の中で崩れかける死体の表現は特筆に値する。
単純に怪物を倒して終わりじゃなく、最後まで二転三転する展開に思わず感心した。子供騙しのようでありながら結末は非情なバッドエンドで強い印象を残す。ただ、市街地がこれだけ近い設定なら、飛行機が墜落した瞬間には救助が駆けつけていそうだが(笑)