2011年9月23日に公開の映画「スリーデイズ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「スリーデイズ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
スリーデイズが視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
スリーデイズのあらすじ
妻が殺人の容疑で逮捕されてから3年が経った。夫のジョンは、妻の無実を証明しようと必死に努力してきたが、殺人罪が確定し、絶望した妻は自殺未遂を起こす。そんな彼女の苦悩を見たジョンは、脱獄を決意し、緻密な計画を立て始める。
スリーデイズの詳細情報
「スリーデイズ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ポール・ハギス |
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脚本家 | ポール・ハギス |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | アクション サスペンス |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 2011年9月23日 |
上映時間 | 134分 |
スリーデイズの公式PVや予告編動画
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スリーデイズの楽曲
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- サウンドトラックThe Next Three Days (Original Motion Picture Soundtrack)Danny Elfman
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感想・レビュー
愛する妻の濡れ衣を晴らすため、大学教師が脱獄のために緻密な計画を立てるスリリングなストーリー。R・クロウが妻の無実を証明し、脱出を試みる様子が映画の大部分を占めるため、中盤までやや地味に感じるかもしれない。
妻ララが殺人を犯したのか、冤罪かを揺さぶる場面はすぐに明らかになり、逃走劇へと展開する点が新鮮だが、時間軸をシャッフルすることでサスペンスを強める意図があるのか、アクションシーンが不足していて肩透かしを食らうことも。
鋭い感覚を持つ捜査官との病院から地下鉄への逃走劇はハラハラさせられ、ララの身投げ未遂というクラッシュシーンは見どころだが、R・クロウが銃を構える場面には少々疑問が残る。
2010年公開のサスペンス映画で、フランス映画『すべて彼女のために』(2008年)のリメイク作。妻が殺人容疑で逮捕されるが、夫は彼女の無実を信じ続ける。しかし裁判で不利な証拠が提出され、妻は有罪判決を受けてしまう。夫は妻の脱獄を計画する。計画を練る過程にはややテンポが緩い箇所もあるが、実行に移される場面は緊迫感に満ちている。さらにRAZやリーアム・ニーソンを端役で起用する贅沢なキャスティングも見どころ。)
平凡な教師ジョン(ラッセル・クロウ)は幸せな日々を送っていたが、突然、妻ララ(エリザベス・バンクス)が殺人容疑で逮捕され、息子と2人の生活を強いられる。妻の殺人罪が確定し、自殺未遂を経た彼女のため、ジョンは彼女を脱獄させての国外逃亡を決意する。しかし、そのために麻薬密売人と関わることになり、危険な世界に足を踏み入れる。
「ミリオンダラー・ベイビー」や「007 カジノ・ロワイヤル」の脚本家、ポール・ハギスによるスリラーである。
シリアスな不条理ドラマになりがちな状況の中、ただの教師であるはずのラッセル・クロウが警察の裏をかき続けるエンターテインメント作品に仕上がっている。特に終盤の緊張感は高く、観応えがあった。
ただ、ドン・キホーテの物語から導かれる 理性的な考えが人の心を破壊し、理性を失うことで勝利を得る という論理がジョンの行動を正当化しようとする点には共感できなかった。ドロ沼化する逃亡計画とそれに伴う逃走劇は、周囲への配慮を欠いた暴走が続く。
まあ、冤罪の現実に対抗するファンタジーとして鑑賞するのが理想かもしれない。
さらに、リーアム・ニーソンが犯罪の指南役として出演し、豪華な脇を固めるブライアン・デネヒーやオリヴィア・ワイルドも印象的だった。
前半は展開が遅くてじれりつつも、後半に入ると一気に疾走感が高まる。ハラハラドキドキしながら観ていたし、夫がしたことは間違っていると分かっていても、どうか見つからないでうまくいってほしいと祈る気持ちで見守ってしまう。
息子の行動を知ったときの父親の表情は、かっこよかった。この映画を観ていると善悪が曖昧に見える瞬間があり、怖さを感じる。
2025年46本目の鑑賞作。午後ローで放送されたサスペンス映画を視聴しました。物語は、妻が無実の罪で逮捕され、自殺未遂をしたことをきっかけに、夫が妻の脱獄と国外逃亡を企てるというシンプルな筋。展開は非常に分かりやすく、難しく考えることなくサクサク進むため観やすいのが特徴です。逃亡資金を工面するための犯罪、追跡してくる刑事を撒くために街中を走り回る場面など、スリリングな場面はしっかりあり、十分に楽しめます。
ただ、この作品ならではの特徴が特に際立つわけではなく、どうしても他の映画で見たことのあるような展開に感じてしまう場面は否めません(ハリソン・フォードの『逃亡者』の系譜を思わせる瞬間も)。頭を使わずにサクッと楽しみたい人には向いていると思います。一方で、主人公の妻が無罪だと証明する手掛かりを刑事が見つけようとするクライマックスは良い見せ場でした。証拠となる手掛かりがその場で見つかっていればさらに良かったのに、という期待を抱きつつ終わります。ちなみに、リーアム・ニーソンが友情出演でちらっと登場するのも驚きでした。あと、主人公の子どもが後の『ジュラシックワールド』で弟役を演じていたと知って、なるほどと納得しました。
映画『スリーデイズ』(2010)総合批評
ポール・ハギス監督の2010年のサスペンス・スリラー『スリーデイズ』は、愛する妻が殺人罪で投獄され、その無実を信じる普通の大学教授が、絶望的な状況で妻を助け、逃亡させる大胆な計画を描いています。2008年のフランス映画『すべて彼女のために』の骨格を引き継ぎつつ、ハリウッドらしい壮大さと明確な真実の提示により、異なる魅力を持つ作品に仕上がっています。
作品の完成度
本作は非常に高い完成度を誇ります。特に前半の静かな人間ドラマと後半の緊迫したサスペンスアクションが見事に融合しています。妻の無実を信じて法廷で奮闘するジョンの姿を丁寧に描くことで、絶望の中に立つ彼の葛藤と決意を際立たせています。この心理的な積み重ねが、後半の脱獄計画をただのアクションではなく、愛する家族を守るための必死な戦いとして訴えかけます。物語の終盤でフラッシュバックによりララの無実が明かされる巧妙な構成は、観客を感情のクライマックスへと導きます。しかし、その後のラストシーンは、この作品を単なるサスペンスにとどまらせません。真実の証拠であるボタンが雨に流される展開は、不条理な社会を鋭く描き出しています。家族は逃げ切り平穏な生活を得るものの、真実が公にされない虚しさと皮肉が、一層の余韻を残している点が本作の魅力を高めています。
監督・演出・編集
ポール・ハギスの演出は光ります。前作『クラッシュ』でも見せた複数の視点を適切に交差させる技法は本作でも健在です。ジョンの視点だけでなく、彼を追う刑事や獄中にいるララの心情も丁寧に描写することで、物語には深みが与えられています。特にラストシーンの刑事の視点描写は、観客に真実を突きつけながら、救われない現実感を感じさせます。後半の緊迫した逃走劇では、速いカット割りと効果的なカメラワークで、観客の心拍を高める演出に成功。観客を飽きさせない技術も見事です。
キャスティング・役者の演技
主演と助演の演技が作品を支える重要な要素です。
– ラッセル・クロウはジョン・ブレナン役を熱演し、普通の大学教授から家族を守るために手段を選ばない男へと変わる過程を見事に表現しています。脱獄計画に必要なアイテムを得るために犯罪に走り、追い詰められていく姿は共感や緊迫感を生み出します。彼の体格の変化も役作りの一環で、極限状態に追い込まれた市民を説得力のある演技で体現しています。
– エリザベス・バンクスはララ・ブレナン役を演じ、無実の罪で精神的に追い詰められる姿を迫真の演技で表現しています。彼女の存在感は絶大で、特に投獄後の表情がジョンの脱獄計画の動機を強化します。
– ブライアン・デネヒーはジョンの父、ジョージを演じ、複雑な心情を見事に表現。彼の存在はジョンにとって唯一の支えとなり、物語に深みを持たせます。
– リーアム・ニーソンは脱獄の専門家、デイモン・ペニントン役で圧倒的な存在感を放ち、重要な役割を果たしています。
脚本・ストーリー
ポール・ハギスが手掛けた脚本は、フランス映画の緻密なプロットを忠実に踏襲しつつ、アメリカらしい娯楽性を付加。この物語は、普通の人物が計画を練りつつ予想外のトラブルに直面しながら愛を原動力に困難を乗り越えていく展開が素晴らしい。終盤のフラッシュバックによって真実を明確に提示し、ラストシーンではその真実が公にされないというアイロニーに、観客に深い余韻を残します。
映像・美術・衣装
ペンシルベニア州ピッツバーグの街を効果的に活用した映像が印象的で、重厚な美術が物語の緊迫感を高めています。特に刑務所や夜の街のシーンはリアリティと美しさが見事に融合しています。衣装はキャラクターの心情を反映したリアリティあるものが選ばれ、ジョンの外見の変化も彼の精神的疲弊を表現しています。
音楽
音楽はダニー・エルフマンが担当。彼の音楽は過度な感情表現を避けながら、サスペンスフルな雰囲気を創出。特に後半の逃走劇では、緊迫感を高めるパーカッションとストリングスが効果的に使われています。
アカデミー賞または主要な映画祭での受賞・ノミネート
本作は主要な映画祭での受賞やノミネートは確認されていませんが、その高いクオリティから多くの映画評論家や観客に評価された隠れた名作です。
作品
『スリーデイズ』
監督: ポール・ハギス
編集: 120分
主演: ラッセル・クロウ
助演: エリザベス・バンクス
脚本: ポール・ハギス (オリジナル脚本: フレッド・カバイエ, ギョーム・ルマン)
撮影・映像: ステファーヌ・フォンテーヌ
美術・衣装: ローレンス・ベネット
音楽: ダニー・エルフマン
警察の無能さと無謀な父親へのイライラが募る。彼なりの家族愛なのだろうが、リーアム兄貴が逃げるのに疲れたと言っていたにもかかわらず、あの家族はこの先本当に大丈夫なのか。子供を巻き込むほどのことなのか、疑問が残る。
ずっと観たくて待ち望んで、ついに観られた!主人公がゴミを出す場面の描写が甘すぎて、もうダメかと思ったけれど、断片を残して視聴者を誘導する見せ方が見事だった。
逃げ切れるのか? 大学教授ジョンは妻ララと子どもたちと穏やかな日々を送っていた。しかしある日、ララが殺人容疑で逮捕される。3年にわたり無実を信じて真実を追い求めるジョンだったが、いくら調べても状況は変わらず、ついに刑が確定。絶望の中でララは獄中自殺を図る。彼は自分の手でララを取り戻す決意を固め、脱獄という大胆な道を選ぶ
この作品はフランス映画「Pour elle」のハリウッドリメイク。無実を信じる夫の姿を軸に、脱獄までの過程と脱獄後のスリリングな展開が描かれる。とはいえ、3年間証拠を追い続けてきたジョンが、結局のところ「脱獄」という選択に走るのは矛盾だとの声もある。また、息子ルークを取り巻く家族の事情母を失った彼を支える祖父母の存在や、仲間の支えが物語の核となる。観客にはモヤを残す場面もあるが、手に汗握るサスペンスとして多くの見どころが詰まっている。
後半の逃走シーンは見事だった一方、前半は冗長に感じた。