1969年1月11日に公開の映画「ローズマリーの赤ちゃん」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ローズマリーの赤ちゃん」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ローズマリーの赤ちゃんが視聴できる動画配信サービス
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ローズマリーの赤ちゃんのあらすじ
不吉な噂がつきまとう古いアパートへ引っ越してきた若い夫婦ガイとローズマリー。ある日、隣家の娘が突然亡くなり、ローズマリーは彼女の形見となるペンダントを受け取る。その後、二人は日取りを決めて子どもを授かろうとするが、ローズマリーは突然気を失ってしまう…
ローズマリーの赤ちゃんの詳細情報
「ローズマリーの赤ちゃん」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | ロマン・ポランスキー |
|---|---|
| 脚本家 | ロマン・ポランスキー |
| 出演者 |
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| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | ホラー |
| 制作国 | アメリカ |
| 公開日 | 1969年1月11日 |
| 上映時間 | 137分 |
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ローズマリーの赤ちゃんのよくある質問
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Q映画『ローズマリーの赤ちゃん』のあらすじは何ですか?
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A
『ローズマリーの赤ちゃん』は、若い夫婦が新しいマンションに引っ越すところから始まります。妻ローズマリーは妊娠しますが、次第に彼女の周囲で奇妙な出来事が続きます。やがて、夫や隣人たちの本当の意図が明らかになり、彼女の子供にまつわる恐ろしい陰謀が明らかとなります。
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Q『ローズマリーの赤ちゃん』に登場するキャラクターの特徴を教えてください。
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A
主人公のローズマリーは、妊娠を喜ぶも次第に不安を募らせ、周囲を疑い始めます。彼女の夫ガイは、野心的な俳優であり、物語の進行と共に彼の行動が疑わしくなります。また、隣人のキャスタベット夫婦は、親切ですがどこか不気味な雰囲気を持っています。
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Q『ローズマリーの赤ちゃん』の制作スタッフについて知りたいです。
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A
『ローズマリーの赤ちゃん』はロマン・ポランスキー監督によって制作されました。音楽はクリストファー・コメータが担当し、その緊張感あふれるスコアが作品の不気味さを際立たせています。また、撮影はウィリアム・A・フレイカーが手掛けました。
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Q『ローズマリーの赤ちゃん』の原作との違いはありますか?
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A
『ローズマリーの赤ちゃん』はアイラ・レヴィンの同名小説を原作としています。映画は原作に非常に忠実で、ストーリー展開やキャラクターの描写もほぼ再現されています。一部のシーンが省略されているものの、全体として原作の雰囲気をしっかりと保持しています。
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Q映画『ローズマリーの赤ちゃん』の評価や人気の理由は何ですか?
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A
『ローズマリーの赤ちゃん』は心理的スリラーとホラーの要素を巧みに融合させた作品として高く評価されています。観客を引き込む巧妙なプロットとミア・ファローの印象的な演技、そしてポランスキー監督の独特な演出が、映画を不朽の名作としています。



ローズマリーの赤ちゃんの感想&レビュー
ポランスキーという人を見たとき、私には彼を本当にやばい人と感じさせるのは、撮影された作品の内容だけではなく、語り口に宿る屈折の影だと捉えられる。
いっぽう、私生活でこういう人だからといって、作品がその性格や行いを直接的に映すとは限らない、というのは表現する者と表現されるものの関係として常識的だろう。しかし、ハリウッドに招かれて監督した最初の長編がこの映画だという事実を前にすると、運命がキャリアを導くのか、キャリアが運命を作るのか、そんな問いがふと頭をよぎる。
本作を撮影した頃、ポランスキーは世間の寵児だった。タランティーノは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)で、1969年当時の彼の妻シャロン・テートがマンソン・ファミリーに殺害された事件を、同作ならではの解釈で描く。映画にはそうした事件を予兆するかのような含みがあり、オカルト的な読み方をすれば、ポランスキー自身の内的な屈折が外部の出来事を引き寄せてしまったのではないかという印象さえある。筋としては、リドリー・スコット監督『プロメテウス』(2012年)で描かれる運命の辿り方にもやや通じる感触がある。
1968年公開のカラー映像は、初めは彩度と粒子の粗さが気になるものの、十分に美しく、すぐに記憶の中で鮮やかに残る。ポランスキー作品の室内描写は、どの作品にも共通して美麗で、キッチンの配色やリビングの奥行き、物の置き方など、卓越したセンスが光る。
そして主演のミア・ファローは全シーンを通じて魅力的で美しい。美しさとホラーの関係性についても、改めて考えさせられる。『シャイニング』(スタンリー・キューブリック監督、1980年)で美しさを担ったのは、息子のダニーだったのではないか、という連想も浮かぶ。
こうした描写と私生活のポランスキー像を総合的に見ると、彼のロリコン趣味とオカルトを撮る姿勢の結びつきが強く感じられるとしても、当時この人以外に、そんな性的倒錯を前景化してここまでのオカルティックな作品を生み出せた人物がいただろうか、という疑問も生まれる。
少なくとも、この話題を指摘する言葉よりも、この映画そのものの魅力が優ると僕は感じる。原作は1950~60年代のサリドマイド薬害を元にしているが、社会的事象と結びつけて解釈することには納得できず、作品は性を媒介とした生への屈折に焦点を当てて立ち上がってくる。
生を呪いのように受け止める者だけが、この感覚を撮れるのだ。闇の中で灯りをともさず生まれる命が、悪魔の力に蹂躙される物語。ポランスキーにとって監督をすることは、そうした姿を映画として切り取ることそのものだったのだろう。
ホラー映画の金字塔のひとつと評される高完成度作品。序盤はかなりスロースタートだが、それゆえ尺の長さがもたらす緊張感が際立ち、観客に強い恐怖を伝える。長尺である分、登場人物のヤバさが自然とリアルに映り、恐怖の質が深まっている。定番のホラー展開が随所に散りばめられており、ジャンルのどのタイプかは途中まで分からない構成が緊張感をさらに高める。個人的にはラストの展開をもう少し広げてほしかったが、名作としての金字塔感は揺らがない。
アナグラムを解く過程の細かな仕掛けが魅力的。主演ミア・ファローの体を張った演技は圧巻で、他のキャスト陣も時代感とホラー要素が生み出す嫌悪感を生々しく表現している。
映像:B、脚本:B、編集:D、俳優:A、人物設定:B、音楽:C、音響:E
【MVP】ローズマリー・ウッドハウス
#2025年観た映画ofさくぞー
感想
ローズマリーは売れない役者のガイと結婚し、劇場の近くにある古いアパートへ引っ越す。2人で童話作家ハッチに相談するうち、その部屋には赤ちゃんを食べる悪魔の姉妹の噂があると知り、どこにでも噂はあると引っ越すことにする。
ローズが洗濯をしていると偶然テリーと出会い、話すうち隣室のカスタベット夫妻が居候だと知る。親がいなく、弟は海兵隊にいる拾われ者だと語る彼女の口ぶりには不気味さがあり、夜には不気味な音も絶えない。二人はこれからは一緒に洗濯しようと約束するが、間もなくテリーは部屋から転落して自殺する。
この夜、若い夫婦が帰って死体を目撃し、ほどなくカスタベット夫妻も戻ってくる。ローズはテリーと知り合いであることからカスタベット夫妻と顔見知りになる。
ある日、訪ねてくる隣人は二人になっており、寂しさを紛らわせるため今夜ステーキでもと年老いた相手をする話をガイに相談する。ガイは年寄りの面倒を見るのは面倒だから一度だけ行くと決める。
ここからが伏線。隣へ赴くと、ガイは想像以上に主人のローマンと打ち解けている。部屋に戻って来て、あのステーキは何だったのか、食器もばらばらだ、銀の皿だけは良かったなとふざけて悪口を口にする。なぜ絵が一枚しかなかったのかとローズが問うと、ガイは明日もう一度ローマンに会うと答える。演劇に詳しいと仲よくなることで二人の距離は縮まり、その後ガイのライバルは失明し、思いがけないチャンスが舞い込んでくる。
物語は劇場仕立てで2時間を超える長編。厚化粧のミニーのお節介はコントのように滑稽で楽しいが、後半は冗長に感じられる。もっとコンパクトにできたら良かったとも思う。セリフは日常的で、長い独白はなく観やすい。冒頭と結末だけでも伝わる構成にしても良かったかもしれない。教訓として、最初だけ親切にして後で全てを奪ってくる詐欺師や偽善者や宗教家は今も多く、普遍的な価値観を持つ映画だ
終始不気味な雰囲気が際立っていた。謎のものを飲まされる場面が特に印象的で、日常のさりげない不快感と超常的な恐怖が見事に入り混じる感覚だった。
アイラ・レヴィンの同名小説を基に、ロマン・ポランスキーが手掛けたホラー映画。
不吉な噂が浮かぶ古いアパートに移り住んだ若夫婦、ガイとローズマリー。隣家の娘の死を受けて、ローズマリーは形見のペンダントを受け取る。やがて、二人は子供を作る日を決めるが、ローズマリーは突然失神してしまう。
1969年に公開されたこの傑作ホラーは、悪魔の子供を妊娠する恐怖を描いています。果たしてそれは本物の悪魔なのか、それとも不安定な精神の妄想なのか。サスペンスに満ちた描写は必見です。
第41回アカデミー賞(1969年)ではルース・ゴードンが助演女優賞を受賞しました。
08.07.2025
木曜日の午前4時、部屋で鑑賞
Afterall…
面白すぎる
ずっと見ていられる
怖い
ふと、ぞっとする視線
崩れ落ちる均衡
June 28
02.05.2021
#6月28日(月)#6月(月)#マタニティ(月)
世界中の女性の中から、あなたは選ばれた。悪魔の世継ぎの母となる運命を背負う者として
彼女はとてもおしゃれだった。
母性は、狂気と紙一重だ。
物語の終始にわたり漂う異様で不穏な雰囲気は、主人公の心情と過剰に共鳴する結果としてのパラノイアなのだろうか。それとも、得体の知れない同調圧力から生まれる受動的な思考停止がもたらしたものであろうか。
NYのレトロで魅力的なアパートに引っ越した新婚夫婦。妊娠中の妻は、隣人が悪魔崇拝者ではないかと不安を抱くようになる
この怪しい隣人、悪魔崇拝者というよりは、現代で言うスピリチュアル系のカルト的な近所付き合いで、若夫婦がそこに引き込まれていく様子が意外だった。
確かに、こういった世界にハマるのは若い妻のイメージそのものだが、実際には彼女がきっかけを作り、スピ系自然派カルトで人脈を広げる中、夫は売れたい俳優という設定も、今見てもフレッシュで生々しさを感じる。
1966年当時、サタン教会などはまだ存在していなかったが、カウンターカルチャーや新興宗教、復興運動が盛んだった時代だったのかもしれない。その影響を受けている雰囲気が漂っている。
悪魔と魔女のイメージが融合していることもあって、この時代には真剣に魔女をしている人たちが「私たちは悪魔とは関係ありません」とか「白魔術」と主張したくなるのも納得がいく。
ミア・ファローのファッションや部屋のインテリアはオシャレで、映画としても楽しめる要素がある。マタニティブルーの描写も良かったが、ロマン・ポランスキーを賞賛したい気持ちはあまりない。どうしてこんな作品を撮れる人がという思いもあり、悪魔に本当に魂を売ったのかと考えたくなる。
前日譚として制作された『7A号室』も観たくなる。確かに『オーメンザファースト』や『IMMACULATE』にもローズマリーの影響は強いが、「結局ローズマリーの赤ちゃんでしょ」と一言で済ますのはもったいない。この作品には別の楽しみ方があるのだ。
70年代の子供時代に抱いた精神的恐怖を形成した作品で、何度観ても悪魔の存在感が際立つ。演出や編集が物語を加速させるのは、監督の才能によるものだろう。
自分にとってトラウマ的な映画体験であるため、客観的に見ると映画としての面白さはそれほど感じないかもしれないが、記憶に深く残る作品だ。
終始不快な雰囲気の中、執拗な隣人や医者たちの行動が妊婦の不安を倍増させる。妊娠によるヒステリックな状態なのか、それとも悪魔取引を示唆するヒステリックなものなのか、最後まで解明されない描写は見事である。瞬間的なショックや恐怖はないものの、徐々に明らかになる事実の恐ろしさは格別だ。確実にホラー映画の金字塔である。
悪夢が静かに忍び寄る。
以前から楽しみにしていた名作ホラーをついに観ることができました!おせっかいなおばさんがとにかくうざくて、びっくりしました。薬草の香りや、変なドリンクを飲んだような感覚が伝わってきて、途中で胃がちくちくしました。1960年代に実際に発生した薬害による奇形児事件からインスパイアを受けた小説を映像化したものです。ラストは原作とは異なるらしいので、どんな赤ちゃんだったのか、あるいは幻想だったのか、非常に気になります。
『戦場のピアニスト』などを手掛けたロマン・ポランスキー監督による作品です。
冒頭から不気味な雰囲気が漂い、展開はある程度予想できたが、後半の絶望感には圧倒された。恐怖をストレートに描写していないのに、通常のシーンですら恐ろしさを感じさせられた。