1959年11月17日に公開の映画「浮草」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「浮草」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
浮草が視聴できる動画配信サービス
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浮草のあらすじ
志摩半島の西南端に位置する小さな港町に、久しぶりに嵐駒十郎一座が到着する。座長の駒十郎を中心に、すみ子、加代、吉之助など総勢15人が、知多半島一帯を巡回している。この地域には、駒十郎が30代の頃に子供をもうけたお芳が住んでいる。
浮草の詳細情報
「浮草」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | 小津安二郎 |
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脚本家 | 小津安二郎 野田高梧 |
出演者 | 三井弘次 中村鴈治郎 丸井太郎 京マチ子 伊達正 入江洋祐 島津雅彦 川口浩 星ひかる 杉村春子 桜むつ子 浦辺粂子 潮万太郎 田中春男 笠智衆 若尾文子 菅原通済 賀原夏子 野添ひとみ 高橋とよ |
カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ |
制作国 | 日本 |
公開日 | 1959年11月17日 |
上映時間 | 119分 |
浮草を無料で見る方法は?
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感想・レビュー
浮草物語のセルフリメイク作として、京マチ子のインパクトと若尾文子の対比が際立つ。しかし、これまで以上に演技が棒読みのように感じられ、ロボットのようだった。
「ま~ええがな」で片付ける便利さ
「そんなもんいらんのや!」で少しスッキリ
男の勝手さと女のしぶとさが均衡?
特に後半の1/4は没頭しやすい。
シティボーイズのコントを観ているうち、小津安二郎風の余韻を感じ取り、さらに深く味わいたくなる。家での視聴はつい流し見になりがちだが、今日は集中して観る価値があると実感した。とくに若尾文子の演技はしっとりとした佇まいの中に可愛らしさが宿り、改めてすごいと感じる。
小津安二郎の映画を何度か観たことがありますが、以前は単調であまり面白いとは感じませんでした。5年ぶりに再び鑑賞してみると、とても感動を覚えました。これは私自身の人生経験が深まり、成長した証なのでしょう。そのことに嬉しさを感じています。
日本の文化に根ざしたもの。
人との距離感や手持ち無沙汰な時間の過ごし方、街の風景を大切にしたいと感じる。
小津安二郎の映画は、年を重ねるごとに繰り返し観ることで、次第に深く心に染み渡るような気がする。
「昭和を生きた」とまでは言えない私には、イメージだけで語ることになるが、昭和の夏、昭和の男女、そして昭和の人間臭さが詰まった映画だった。
志摩半島の港町の風景や、土砂降りの中での痴話喧嘩、浴衣を着た京マチ子や若尾文子が団扇を仰ぐ姿など、美しいシーンがたくさんあった。また、いつか夏に観たいと思う。
志摩半島の漁村を舞台に、旅回りの役者駒十郎、その婚外子を育てる食堂の女将お芳、一座の看板女優であり駒十郎の妻でもあるすみ子たちの人間模様を描いている。
嫉妬に狂ったすみ子を演じる京マチ子の演技が圧巻。自分の手を汚さずに清を陥れようとする陰湿な手口や、騒ぎを起こしておきながらも平然と駒十郎に接近するその厚かましさは、まさに女性の本質を浮き彫りにしている。女の厭らしさを余すことなく表現したその演技に感服。
駒十郎も決して称賛される存在ではなく、その自己中心的な態度は息子の清から「俺はこんな親はいらん」と言われても仕方がない。
醜い大人たちの中で、清と加代の素直さが本作の清涼剤となっている。加代を真剣に愛する清と、罪悪感から彼を普通の世界に引き戻そうとする献身的な加代の青春と恋が美しく描かれている。
親方がだんだんと恐ろしい妖怪のように感じられるのが不思議です。そしてラストの駅のシーンは本当に衝撃的です。死んだ目と生きている目の対比が、ここまで鮮明に映し出されるとは!
余談ですが、気になった点があります。静かなシーンでいつも何かしらがポクポクと鳴っている(拍子木の音や、もし『東京物語』だったら船の音など)。これは木魚的な効果を意図しているのでしょうか?心拍に似た音が緊張感を生み出しているのかもしれませんね。
京マチ子、すごく美しいですね!でも、どうしてあの親方を好きになったのか、本当に理解できません。
おはようの勇ちゃんの子も登場していて嬉しかったです。彼女はいつも可愛すぎますね!