1978年2月11日に公開の映画「女王蜂」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「女王蜂」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
女王蜂が視聴できる動画配信サービス
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女王蜂のあらすじ
石坂浩二が主演する金田一耕助シリーズの第4作。美しい大道寺家の智子を巡り、彼女の婚約者となることを狙う男たちが次々と命を落とすという不思議な連続殺人事件に金田一耕助が立ち向かう。しかし、そこには予想外の結末が待ち受けている・・・。 (C)1978 東宝
女王蜂の詳細情報
「女王蜂」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 原作者 | 横溝正史 |
|---|---|
| 監督 | 市川崑 |
| 脚本家 | 市川崑 日高真也 桂千穂 |
| 出演者 | 三木のり平 中井貴恵 中島久之 仲代達矢 伴淳三郎 佐々木剛 佐々木勝彦 冷泉公裕 加藤武 司葉子 坂口良子 大滝秀治 小林昭二 岸惠子 常田富士男 沖雅也 白石加代子 石坂浩二 石田延之 神山繁 草笛光子 萩尾みどり 高峰三枝子 高野浩幸 |
| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | ミステリー |
| 制作国 | 日本 |
| 公開日 | 1978年2月11日 |
| 上映時間 | 139分 |
女王蜂を無料で見る方法は?
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女王蜂のよくある質問
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Q映画『女王蜂』のあらすじはどのようなものですか?
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A
映画『女王蜂』は、名探偵金田一耕助が複雑な人間関係と謎を解き明かすミステリーです。ある富豪の家族が次々と殺害される事件が発生し、金田一はその背後に隠された秘密に迫ります。殺人の手口や次々と明かされる真実が見どころです。
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Q映画『女王蜂』の主なキャストは誰ですか?
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A
映画『女王蜂』には、名探偵金田一耕助役として石坂浩二が出演しています。また、他にも有名な俳優たちが複雑なキャラクターを演じ、物語を彩っています。これにより、映画全体の深みが増しています。
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Q映画『女王蜂』のテーマは何ですか?
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A
映画『女王蜂』のテーマは、人間の欲望と策略が交錯するミステリーです。複雑な家族関係や過去の因縁が交錯し、誰もが怪しいという状況が続きます。これらの要素が観客を引き込む魅力の一つです。
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Q映画『女王蜂』に登場する金田一耕助の魅力は何ですか?
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A
映画『女王蜂』での金田一耕助の魅力は、その鋭い観察力と人間心理を読む洞察力です。彼は冷静に事件の様々な側面を分析し、隠された真実を解き明かします。彼の独特なスタイルと魅力的なキャラクターが作品の大きな魅力です。
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Q映画『女王蜂』の舞台となった場所や背景はどこですか?
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A
映画『女王蜂』の舞台は日本のある地方の豪邸が中心となっています。風光明媚な景色とともに、豪邸の威圧感が物語の緊張感を高めています。これにより、視覚的にも印象的な仕上がりとなっています。



女王蜂の感想&レビュー
「犬神家の一族」「手毬唄」「獄門島」の犯人が豪華に共演する金田一シリーズの市川崑監督による第四作です。
探偵くんが事後推理だけで連続殺人を阻止できない姿が脇役として描かれており、個人的には殺人事件の背景や市川崑監督の映像演出を楽しむ作品だと感じました。
この時代の邦画における6分割のスプリットスクリーンは驚きの発想だった。美術面も工夫に富んでおり、寄せ木細工の隠された間取りはまるでパズルのようで面白い。そして今作においても、やはり印象的なのは殺人シーン。大時計のからくりにより飛び散る手!そして、刺さりまくる刃、脳天からの血しぶきも衝撃的。市川崑の金田一シリーズは、殺人や遺体の発見シーンが、邦画ミステリーとしてはホラーさながらの大胆な表現となっている。ただし、今回は『悪魔の手毬唄』や『獄門島』とは異なり、死をアートとして魅せる手法ではなかったように思う。その点、前述の二作品ではジャーロジャンルの死の演出に似た魅力が感じられ、わくわくした。今回は遊び心に満ちた演出に心を奪われ、ストーリーがつい後回しになってしまったかもしれない。ただし、シリーズの楽しみの一つ、性的に歪んだ登場人物は誰かという点も見逃せない。今回は思わぬ展開に驚き、智子の「心から愛してくれたのは」というセリフに心揺さぶられた。(原作とは違うみたいだが)また、市川崑版の楽しみの一つは配役。常連の名優たちが毎回異なる役で登場し、前作で重要な役だった人が今作では脇役というパターンも。次はどんな役で登場するのか楽しみだ。草笛光子さんが意外なキャラクターで楽しませてくれた!ちなみに、前作『獄門島』にも出た加藤武演じる等々力警部も再登場。毎回金田一との初顔合わせのようなリアクションが面白い。
フケ(金田一耕助)は一体いつになったら殺人事件を食い止めることができるのか!
フケの登場以来、次々と殺人事件が発生しているではないか!
これはシリーズ第4弾である。
市川崑と石坂浩二のシリーズの中でも、最も評価が分かれる作品だ。
子供の頃に原作を読んだ私は、智子と多門連太郎の関係に、事件とは別のところでロマンを感じていた。
タイトルの「女王蜂」は間違いなく智子を指している。
彼女はその存在感だけで男たちを跪かせる、美と威厳の象徴だ。
その智子と並ぶ美男子、連太郎の描写を読むと、期待が高まるのも無理はない。
だが、映画版はどうか。
くるくるパーマに棒読みのセリフまるで育ちのいい「お嬢さん」そのものだ。
演じているのは、この映画がデビュー作の中井貴恵。中井貴一の姉で、佐田啓二の娘という二世俳優だ。
なるほど、演技が浮いている理由が理解できる。特に〝女王蜂〟の華がなく、映画としての期待感に反して物足りなさが残る。
そもそもこの映画は構成からつまずいている。
時系列が原作に沿わず、唐突な殺人が始まり、突然連太郎が智子にキスしてオープニングへ進む原作を読み込んだ私でさえ「?」と思うほどの混乱だ。
映画だけを観た観客に、この人間関係や背景を理解できたとは思えない。
犯行動機の改変も宜しくない。原作では愛や欲望、利己主義が渦巻く中で生まれた狂気が恐ろしかった。
それを「父が獄死したから」という単純な復讐劇にしてしまったら、物語の歪さと色気が失われてしまう。
シリーズ五作の中でもっとも不出来だと言わざるを得ない。
それでも石坂浩二の金田一は、いつも通りの柔らかさと愛嬌を保っていて、彼と仲代達矢がいなければ、この作品はより居たたまれないものになっていたに違いない。
あ~どれだけの想いを寄せても~
出演:トプ・石坂浩二
出演:トメ・仲代達矢
日付:25/10/08
配信:hulu
集中せずに観たら、全くついていけなかった。この時代の映画は物語やキャラクターが分かりやすくなるような配慮があまりされていないから、理解するのが難しい。
石坂浩二、加藤武、大滝秀治、坂口良子といった安心できる面々が揃い、さらに3作品に出演した女優も加わることで、役者陣は充実しています。特に仲代達矢が演じる大道寺銀造は、以前に比べてその魅力が際立っていることに気付きます。若い頃には気に留めなかった点も、DVDの特典やウィキを通じて振り返ると、改変部分や犯行動機が気になりました。愛のもつれが強く表現されている本作は、怪異や恐怖感が少なく、3作品の中でも「女王蜂」はあっさりとした印象です。特に序盤の時計塔の鐘の音や歯車に巻き込まれての殺人シーンは強烈で、その後の茶会での殺害もさらりと描かれています。考えてみると、「獄門島」から短期間で制作されたにもかかわらず、作り込みや見応え、演者たちの存在感は非常に高いです。終盤で犯人が明らかになってからの真相の展開は、最後まで目を離せません。石坂浩二の金田一作品は、本当に濃厚で、味わい深い作品となっています。
このシリーズ、好きだなあ。
獄門島が一番好きだけど、これも好きだなあ。
仮面ライダー2号・一文字隼人を演じた佐々木剛さんが出演しています。
土曜日の夜9時、リビングで鑑賞
石坂浩二が主演する金田一耕助シリーズの第4作。美しい大道寺家の智子を巡って、婚約者を狙う男たちが次々に命を奪われる不可思議な連続殺人事件が発生する。金田一耕助はその事件に挑むが、待ち受けているのは予想外の結末だった・・・。 (C)1978 東宝
シリーズ史上、いちばんむごい死に方が描かれる。いつものメンバーが登場するたび、どこか胸が高鳴るが、今回は隆子さんの登場が嬉しい。警告状のとおり、智子(女王蜂)に求婚する男性たちは次々と命を落としていく。大筋はそれだけに見えるが、本作は欣造を一途に想い続け、最終的にすべての罪を背負った秀子の、かっこよくて切ない物語だ。智子はヒロインでありながら、隆子のような人間は自分の非を認めないだろうと筆者は思っていた。しかし結末の幕は、彼女が自分の過ちを認めたことで静かに閉じ、後味の悪さは残らない。子どもの人生は親が決めるものではない、という強いメッセージが心に響く。