2010年3月6日に公開の映画「ハート・ロッカー」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ハート・ロッカー」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ハート・ロッカーが視聴できる動画配信サービス
現在「ハート・ロッカー」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「ハート・ロッカー」が配信中です。
最終更新日
ハート・ロッカーのあらすじ
2004年の夏、イラク・バグダッド郊外。アメリカ軍の爆発物処理班は、死と隣り合わせの最前線で爆弾を扱うスペシャリストたちだ。殉職した隊員の後任として中隊の新リーダーに就任した二等軍曹ウィリアム・ジェームズは、基本的な安全対策さえ顧みず、死を恐れていないかのように振る舞う。補佐役のJ.T.サンボーン軍曹と技術兵オーウェン・エルドリッジは、いつ死が訪れてもおかしくない緊張感の中で、特に一瞬の判断ミスが死に直結する爆発物処理の任務に直面し、徐々にジェームズへの不安を募らせていく。
ハート・ロッカーの詳細情報
「ハート・ロッカー」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | キャスリン・ビグロー |
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脚本家 | マーク・ボール |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ 戦争 |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 2010年3月6日 |
上映時間 | 131分 |
ハート・ロッカーの楽曲
「ハート・ロッカー」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックThe Hurt Locker (Original Motion Picture Soundtrack)Various Artists
感想・レビュー
起承転結をちょい盛りで削り、BGMがうるさくないエンタメ寄りの戦争映画だと感じた。戦争モノは苦手なので置いていかれる場面もあったけれど、全体として観やすかった。楽しくはないけれど、悪くはない。
オープニングのテロップ、ネタバレじゃん。主人公チームをヒーロー/善人として描いていて(だって最初の携帯オヤジは普通撃つでしょ、という前提)、『バックドラフト』っぽい展開だなと感じた。
戦争は編集次第でエンタメになり得る、という主張には一理ある。とはいえ、この監督の映画タイトルのセンスは相変わらず中二感が強いなぁ、というのが正直な感想。
言葉が通じず、にこやかで、いまいち非力に見える人々が、いつ凶器へ転じるか分からない不安にヒリヒリさせられました。PTSDの描写はあまり刺さらず、よくわからなかった。正直、映画でPTSDを生々しく痛ましく描く作品には、まだ出会えていない気がします。『ランボー』『タクシードライバー』『ディアハンター』『アメリカン・スナイパー』あたりは、男性の視点だけで内面の崩壊を察させる演出が多くて、正直そこまでの恐怖や痛ましさを感じられませんでした。
結局、度を越したスリル依存の作品になってしまった、というのが結論なのかもしれません。そもそも私には、よく分からない人種観の話だったようにも感じます。
爆弾処理班の物語
アイデンティティを確立するうえで、生命活動と必ず結びつける必要はない。しかし、それを結びつけてしまう人がいるのも理解できる。
両親は涙を流すが、ほかには誰がいるのだろう。
不安定なカメラワークが寄りを多用し、ドキュメンタリー風の質感を生み出す。
銃口を向け続ける緊迫した状態が凄まじく、見ているこちらまで疲れ果ててしまう。
知識と技術を駆使して数多くの爆弾を処理してきた爆弾処理班の主人公を中心に、イラク戦争で奮闘するアメリカ兵たちの苦悩を描いた作品。『アメリカン・スナイパー』と合わせて楽しみたい。冒頭から迫力満点の爆発シーンがあり、劇中は緊張感が持続する。
ホークアイ、サム、ワスプといった、後にMCUで活躍するキャストが集結しているのも魅力的だ。この作品がアカデミー賞の作品賞を受賞したこともあり、まさに注目されていたことを感じさせる!
ジェレミー・レナー主演の爆弾処理を描く映画。
本作は、物語を通じて「爆弾の場所はどこか」「いつ作動するのか」「周囲の人々の動向」など、あらゆる角度から緊迫感を醸し出す。観客は現場にいるかのような臨場感を味わえる。
オープニングの精肉店オーナーが携帯で爆弾を起動させる場面では、地面が物理的に隆起するダイナミックな演出が印象的。ワイヤーを引くと砂の中からIEDが次々と浮かび上がるシーンも息を呑む迫力。
後半の不発弾を見つけた瞬間の衝撃も強烈だ。
そしてラストでジェームズが下す決断には胸を打つものがある。現場へ戻る選択が自分にとって最良の道だったのだろう。
爆弾処理において最も大切なのは、命を守ること。
物語性が欠如しており、全体を通じてドキュメンタリーのような手法で描かれていた。視聴するのも疲労感を伴う。
過度な演出がなく、誰かがヒーローになることもない点が良かった。
終わりのない任務に
心をすり減らしながらも
恐怖と高揚の狭間でしか
「生」を感じられなくなった主人公は、
戦争が人の心をどう壊していくのかを
痛いほどに実感する。
緊迫したリアリズムの裏に潜む
戦場から抜け出せない哀しみ。
War is a Drag.
重く、深く。心を締めつける現実。
爆弾解除の緊張感あふれる演出が非常に素晴らしい。最後に心が痛む現場に遭遇しながら再び戦場へ戻るのは、冒頭のセリフがしっかりと回収されていて魅力的です。今回のジェレミー・レナーは射撃シーンがなかったのが残念でした