1994年8月13日に公開の映画「青いパパイヤの香り」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「青いパパイヤの香り」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
青いパパイヤの香りが視聴できる動画配信サービス
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青いパパイヤの香りのあらすじ
トラン・アン・ユン監督のデビュー作『The Scent of Green Papaya』(緑のパパイヤの香り)は、カンヌ国際映画祭で新人監督賞を受賞した話題作。サイゴンの裕福な家庭に奉公する10歳の少女ムイと一家との交流、そして彼女の淡い初恋を描く。アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた。
青いパパイヤの香りの詳細情報
「青いパパイヤの香り」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
青いパパイヤの香りの楽曲
「青いパパイヤの香り」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックL'odeur de la papaye verte (Bande originale du film)Ton That Tiet
青いパパイヤの香りを無料で見る方法は?
「青いパパイヤの香り」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「Lemino」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
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青いパパイヤの香りのよくある質問
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Q映画『青いパパイヤの香り』のあらすじは?
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A
『青いパパイヤの香り』は、1950年代のベトナムを舞台にした物語で、若い女性ムイの成長を描いています。彼女がある裕福な家庭に住み込みで働くことになり、その家族との関係を通して成長していく様子が静かに描かれています。
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Q映画『青いパパイヤの香り』の見どころは何ですか?
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A
『青いパパイヤの香り』は、美しい映像と繊細な音楽が特徴です。特に、自然豊かな庭園の描写や、食材を扱うシーンが印象的で、五感に訴えかける作風が魅力です。
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Q『青いパパイヤの香り』の監督について教えてください。
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A
『青いパパイヤの香り』は、トラン・アン・ユン監督のデビュー作です。彼はこの作品で独特の映像美を表現し、国際的に高く評価されました。
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Q映画『青いパパイヤの香り』におけるテーマは何ですか?
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A
『青いパパイヤの香り』は、成長と変化をテーマにしています。特にムイの視点を通して、彼女の内面の変化や周囲との関係性の発展が静かに描かれています。
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Q『青いパパイヤの香り』の音楽について知りたいです。
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A
『青いパパイヤの香り』の音楽は、トラン・アン・ユン監督が監修し、民族的な要素を取り入れたトーンで、映画の静かな雰囲気をより深めています。



青いパパイヤの香りの感想&レビュー
1951年のベトナムにおける富裕層の家は、こんな雰囲気だったのだろうか。画面には緑が常に映り込み、さわやかさと同時にどこか湿っぽさを感じさせる。
映画の結末はハッピーエンドだと感じつつも、長く家の中に留まるムイの姿には切なさを覚える。結局、女性の幸せは良い夫を見つけて子どもを作ることだ、という古い価値観が色濃く残っているように思える。もちろん当時のベトナム社会ではそうした現実だったのかもしれない。
(イントロダクション)
パリ郊外で在仏ベトナム人監督とスタッフによって再現されたサイゴンを舞台に、一人の女性の人生を静かなリズムで描いたドラマ。監督トラン・アン・ユンは幼少期にフランスに移住し、リヨンの映画学校を卒業。作品はカンヌ国際映画祭で新人監督賞を受賞し、アカデミー賞の外国語映画賞にもノミネートされた。
(コメント)
日常の料理や生活に見られる自然やそこに住む生き物たちの色や音が、昔のベトナムの生活を美しく映し出しています。香りまでも伝わってくるようで驚きを覚えます。ムイの純粋さや美しさも魅了します。ゆったりとじっくり観たい作品です。
(放送情報)
2024年8月5日(土)21時~23時
BS松竹東急
(ストーリー)
1951年、平和なサイゴンの家に、10歳の少女ムイ(リュ・マン・サン)が下働きの使用人として雇われる。その家庭には、琵琶を弾くだけの何もしない父(トラン・ゴック・トゥルン)と布地屋を営む働き者の母(トルゥオン・チー・ロック)、社会人の長男チェン、中学生の次男ラム、小学生の三男坊ティン、祖母、そして長年使用人を務める老女中ティー(グエン・アン・ホア)がいる。ティーはムイに、葵を摘んで朝食の準備を教え、トーが父の家で亡くなったことを母が愚痴も言わず背負っていると伝える。ある晩、長男の友人クェン(ヴァン・ホア・ホイ)が訪れ、ムイは彼にひそかな憧れを抱く。一家に再び暗い影が差し込む。トーの死以降外出しなかった父が有り金を持って出て行ったのだ。祖母は母を責め、ラムは母の涙を見つめる。母は貧しい商売で家計を支え続ける。遅く帰宅した父が倒れているのをティーが見つけ、父は命を断つ。10年の時が流れ、長男の嫁が来てムイは母が用意していた宝石とドレスを受け取る。そして、憧れのクェンの家に雇われ、互いに心惹かれるようになる。ムイは成長し、クェンとの幸せな日々を送る。
(みどころ)
・スタジオ撮影ながらも自然光のような柔らかさが特徴的。
・「音」や「匂い」を映像で感じさせる表現が世界的に評価されている。
・トラン・アン・ユン監督の**ベトナム三部作(本作・シクロ・夏至)**の第一作。
・詩のようなリズム感で進行するセリフが少ない。
(主な登場人物)
ムイ(主人公) トラン・ヌ・イェン・ケー(Trần Nữ Yên Khê)
カム(子供時代) ルー・マン・サン(Lu Man San)
クエン(ピアニストの青年) ヴォン・ホア・ホイ(Vuong Hoa Hoi)
雇い主の母 トラ・ティー・レップ
主演のトラン・ヌ・イェン・ケーは監督トラン・アン・ユンの妻であり、後に『シクロ』『夏至』などでも主演。
スタッフ
監督・脚本:トラン・アン・ユン(Trần Anh Hùng)
製作:アラン・ロッカ
撮影:ブノワ・ドゥローム(Benoît Delhomme)
音楽:トン・タット・ティエット(Tôn-Thất Tiết)
美術:アラン・ネガル
配給(日本):シネカノン
(基本情報)
作品名 青いパパイヤの香り
LOdeur de la papaye verte
ジャンル ヒューマンドラマ、アートドラマ
製作国 フランス、ベトナム
製作年 1993
公開年月日 1994年8月13日
上映時間 104分
製作会社 レ・プロダクション・ラゼネック
配信 デラ・コーポレーション
言語 ベトナム語
受賞歴・評価
第46回カンヌ国際映画祭(1993):カメラ・ドール(新人監督賞)受賞
第66回アカデミー賞(1994):外国語映画賞ノミネート(ベトナム代表)
各国の映画祭で高評価を受け、アジア映画の美を世界に広めた名作。
(作品にぴったりの食事とお酒)
『青いパパイヤの香り』は五感を楽しませる詩的な映画です。その世界観に合う「食」と「酒」は、静けさや香り、丁寧な手仕事や時間の流れを感じさせるものでしょう。
テーマ1:南国の記憶と香りを感じる料理
食事
・青いパパイヤのサラダ(ゴイ・ドゥ・ドゥ)
映画の象徴的料理。青パパイヤのシャキシャキした食感とライムの酸味が食欲をそそります。
・生春巻き(ゴイ・クオン)
透明なライスペーパーで具材を包む作業は、静かな観察という映画のテーマと共鳴します。
・蓮の実入りご飯
清らかな蓮はベトナム文化の象徴で、主人公ムイの無垢な心と重なります。
お酒
・ジャスミンティー・モヒート
フレッシュミントとジャスミンの香りが涼しさをプラス。
・ソーヴィニヨン・ブラン(ニュージーランドやロワール地方)
柑橘とハーブの香りが南国の庭を思い起こさせる軽やかさ。
テーマ2:静けさと時間の流れを感じる食卓
食事
・蒸し鶏と香草の白粥(チョー・ガー)
優しい温度と香りが、静かな夜の台所を想起させます。
・炙り魚のレモングラス風味
繊細な香りが、台所の蒸気や木の匂いを連想させます。
・タマリンド風味の豆腐炒め
甘酸っぱく、ほのかな苦味が、成熟する心を描きます。
お酒
・吟醸香の穏やかな日本酒(例:獺祭45、白瀧 上善如水など)
香りを聴くかのように楽しむ酒が映像の静けさと調和します。
・白ワイン・ゲヴュルツトラミネール(アルザス)
ライチや薔薇の香りが、ベトナムの湿気と共鳴します。
テーマ3:成長と恋の芽生えを感じる夜に
食事
・鶏のココナッツ煮込み(ガー・ナウ・ヌォック・ズア)
優しさが青年クエンとの出会いを象徴。
・バナナともち米のデザート(チェー・チュオイ)
甘い味わいが恋の余韻を思わせます。
お酒
・スパークリングワイン(ブリュット系)
泡の立ち上がりがムイの内なる感情を表します。
・ライチ・リキュール+白ワインのカクテル
芳香と透明感が映画の視覚詩と調和します。
余韻を楽しむ締めに
・蓮茶(トラーチャー):蓮の花で包んで熟成させた香茶が「祈るような静けさ」を感じさせます。
・緑豆餅(バインチャン)やバナナケーキを添えると、東洋の美意識がさらに深まります。
こんなにベトナム感あふれる映像が、フランスで撮影されたってすごい!鳥のさえずりと虫の鳴き声が絶えず響いて癒される。幼少期のムイも本当にかわいいね。
水の潤い
夜の明かり
緑に輝く肌
ドビュッシー
ふとした瞬間に、素晴らしかった!
少し寝てしまったけれど
間違いなくフランス
1) 私の好みではないが、雰囲気や映像から物事の機微を読み取れる人には刺さる作品だ。不気味な曲と内容のアンマッチさが特徴で、まさしくフランス映画と言える。ただし、ベトナムの要素も感じさせる。
2) 正直、好みではないんだけど、雰囲気と映像から機微を読み取れる人には向いてると思う。曲は不気味で内容とズレがある。フランス映画っぽいけど、ベトナムの要素もある。
3) 好みではないが、雰囲気と映像から機微を読み取れる人には魅力的。不気味な音楽とアンマッチな内容が際立つ。フランス映画の雰囲気を強く感じつつ、ベトナムらしさも含む。
愚直に取り組んでいる姿勢は、必ず誰かに見守られ、憧れられるものであると言えるのだろうか。ベトナムの植栽と光に満ちた住宅の美しさは際立っている。一方で、暗さに惹かれる魅力も感じる。
画面は非常に美しく、色彩や明暗のコントラストが際立っていました。また、人物の感情表現も繊細で素晴らしかったです。激しいシーンはなく、物語はまるで川の流れのようにゆっくりと進んでいく印象です。
サイゴンを舞台に少女の成長を描く感動作。トラン・アン・ユン監督の長編デビュー作で、カンヌ映画祭の新人監督賞を受賞した話題作。フランスの郊外にサイゴンの一軒家をセットとして組み、室内を横移動させるカメラワークと、硬派なコントラストが映える映像美で綴る名作。
久々に観賞しました。全体を通して音楽が不穏に感じられたのはなぜでしょうか。ホラーのような展開を予想していたため、意外な展開に何度か驚かされました。子供のムイちゃんがとても可愛いです。
ベトナムという国とその文化に興味があり、評判の良さもあって鑑賞しました。派手さより芸術性が際立つ作品で、私の好みの雰囲気です。大きな展開や明確なメッセージ性はないのですが、主人公の少女の半生を静かに映し出しており、その静けさが深い余韻を残します。特に料理の描写が魅力的で印象的でした。鑑賞後は感化されたせいか、実際に自分でも料理を作るのが楽しくなりました。