2007年6月16日に公開の映画「ゾディアック」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ゾディアック」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ゾディアックが視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
ゾディアックのあらすじ
「ゾディアック」と名乗る連続殺人犯と、その事件解決に挑む人々。"殺人"を追う者と"真実"を求める者という真逆の立場の人間たちが、ミステリーに満ちた事件を通じて、次第に運命を狂わせていく…。
ゾディアックの詳細情報
「ゾディアック」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | デヴィッド・フィンチャー |
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脚本家 | ジェームズ・ヴァンダービルト |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | クライム ミステリー |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 2007年6月16日 |
上映時間 | 157分 |
ゾディアックの楽曲
「ゾディアック」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックZodiac (Original Motion Picture Score)David Shire
感想・レビュー
好きな監督の作品だから観てみたけれど、実際の未解決事件をもとにしたものだと知らなかったので、展開や結末には少し驚かされた。現実の世界で連続殺人犯を簡単に捕まえることはできないよね。
終わらない殺人事件。人々が事件に取りつかれ、犯人探しが果てしなく続く。母校の近くが舞台で、行ったことのある地名が次々と登場する。なぜ在学中に教えてもらえなかったのだろう。
そんな中、時間はどんどん過ぎていく。1969年から1972年にかけて建設されたサンフランシスコのランドマーク、トランスアメリカビルが伸びていく。そして、スター・ウォーズ エピソード4の公開に合わせて、時代の流行や蛍光灯などの電気技術の進歩が見える。CGでもあの過程を見せられると、感慨深いものがある。色を飾るのはマーヴィン・ゲイの音楽。
フィンチャーによる副音声解説版は非常に楽しめる。実際の事件をリアルに追求しつつも、映画であるがゆえの演出が必要とする彼なりの考え方が際立つ。監督はグレイスミス、ブライアン、トースキー、アームストロングなど、まだ存命の方々に会って直接話を聞いている。その話し方や彼との距離感から、プロフェッショナルさが伝わり、リスペクトの気持ちでいっぱいになる。外見だけでなく、内面や雰囲気で俳優を選ぼうとした意図に感動する。
キャスティングに関して、なんと「ジェニファー・アニストンに薦められた『一緒に働きやすい俳優リスト』からラファロとジェイクを選んだ」というエピソードは思わず驚いてしまう!
さらに盛り上がったのは、ラファロとジェイクの久しぶりの再会シーン。ジェイクの独自の捜査が展開される中、テイクを何度も重ね、ラファロは74個のハンバーガーを4口ずつかじることになり、採用されたのはテイク1だけだった。
殺人シーンや暴力の描写は、一貫して目撃者の証言を忠実に再現するというスタンスだ。これを知ると、地味に感じるかもしれないが、かなりぞくぞくする要素がある。この事件の殺人シーンを描かない理由は、目撃者が全員死亡しているからだと納得させられる。
1969年から1983年までが描かれ、その後の現在についてのコメントもある。科学捜査技術がなかった時代。#サンフランシスコ
この監督は、こうした作品を手がけると抜群の才能を発揮します。独特の雰囲気が非常に魅力的です。
ゾディアック事件を題材にしたこの映画、前半はゾディアック本人の素性を掴みきれず、事件が起こるたびに恐怖と不安がもやもやと残っていた。しかし、ラストにかけてジェイクが謎を解き、集まった情報を結びつけてアレンが犯人だと導く展開は、もやもやが晴れると同時に展開を予測できずハラハラさせられる、見応えのある映画だった。せっかく見つけたのに裁きが降りなかったのはやるせない。ジェイクの冴えないキャラクターも魅力的だった。
デヴィッド・フィンチャー監督による作品は、主演のジェイク・ギレンホールに加え、ロバート・ダウニー・Jrといった豪華なキャストが揃っている。序盤はテンポよく物語が進行するが、次第にペースが緩んでいく。しかし、ラスト10分で一気に巻き返す展開が待っている。2時間30分の中で印象に残るシーンとそうでないシーンの陰影が強く、展開にはムラが見られる。起承転結が明確な作品ではないため、脚本に対する評価は分かれるだろう。サスペンスやミステリーというよりも、解決の見えない事件に翻弄される男たちの人間ドラマとも言える。映像面では、70年代の雰囲気が漂う街並みや車両が印象的。事件に取り憑かれ、徐々に追い詰められていく主演二人の演技も見応えがある。序盤の殺戮シーンはかなりグロテスクで印象深い。挿入歌が多用されている点はやや大げさに感じるが、ストーリーに軽いBGMを用いるのはこの手の作品では一般的な手法だ。しかし、少し過剰に思える。実際の未解決事件を題材にしているため、物語の結末にドキドキしながら観賞したが、結局犯人は捕まらないまま終わる。これは当然の結果だが、非常にモヤモヤとした不完全燃焼の感覚を残す。それでも、このモヤモヤ感こそがデヴィッド・フィンチャーが描きたかった感情なのだろう。実際に事件に関わった人々の複雑な気持ちは、ただ観る側の自分以上に強いはずだ。
ラストの10分で急に面白くなったが、その後結局逮捕には至らなかった。22年にわたって追ってきた結果、最後には犯人が死んでしまうとは、なんとも言えないもやもや感が残る。
デヴィッド・フィンチャー監督の作品はだいたい好きだ(全部観たわけではないけれど)!特に Zodiac/ゾディアック を観て、ストーリーは比較的シンプルに見えつつも、謎解きの難解さが際立って感じられました。劇中で時間の経過が頻繁に跳ぶため、展開に追いつくのが難しい場面も。とはいえ、展開上仕方ない側面もある。個人的には、ロバート・ダウニー・Jr.演じるポール・エイヴァリーの活躍を、もっと際立たせてほしかったです。
正直なところ、実話を題材にした映画は娯楽作品として観ると面白さを感じにくいことがある。『事実は小説よりも奇なり』という言葉が必ずしも当てはまらないのかもしれない。
なぜかとても好きな作品で、何度も観ています。
実際の事件に基づいていて、結局犯人は特定されませんが、必ずゾディアック事件について調べたくなることでしょう。
犯人を追い求める記者たちのドラマでもあり、犯人が分かってすっきりするタイプの話ではないですが、それがこの作品の魅力でもあります。
1960年代から70年代の雰囲気も好きです。
事件を追う新聞社や警察の捜査は淡々と進行し、彼らの私生活に関するエピソードはあまり描かれていないため、地味な印象を受ける。しかし、それが逆にゾディアック事件をしっかりと捉えていて満足感を高めている。ラストの「そのポスターは私が書いたんだ」というシーンは、下手なサスペンス映画よりもゾッとさせる力があった。