1965年6月1日に公開の映画「水の中のナイフ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「水の中のナイフ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
水の中のナイフが視聴できる動画配信サービス
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水の中のナイフのあらすじ
ワルシャワのスポーツ記者アンドジェイは、美しい妻クリスチナとともに週末を郊外のヨットで過ごすことにした。途中でヒッチハイカーの青年と出会い、三人で出帆することに。閉ざされた船内という空間の中で、若者と中年の三人の感情が次第に揺れ動き始める。
水の中のナイフの詳細情報
「水の中のナイフ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ロマン・ポランスキー |
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脚本家 | イエジー・スコリモフスキ ヤクブ・ゴールドベルク ロマン・ポランスキー |
出演者 | ジグムント・マラノウッツ ヨランタ・ウメッカ レオン・ニェムチック |
カテゴリー | 映画 |
ジャンル | サスペンス |
制作国 | ポーランド |
公開日 | 1965年6月1日 |
上映時間 | 94分 |
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感想・レビュー
クラシックなサスペンスを期待していたけれど、予想外の展開があって非常に楽しめた。最近の映画ではあまり見かけないスタイルだね。
中高生のころに観た作品なのか思い出せず、結局見てしまった。やはり観ていたんだ!船やナイフの場面を、ところどころ見た記憶がよみがえってきた。忘れていても仕方ない。女優さんの体型が自然で、人工的なところがなくとても素敵だ。
純文学に根ざしたロマンス。
やはりナイフくらいは拾ってほしかったな、、、
最後にパンツ一丁で待っている背中があまりにも情けなくて、逆に印象的だった。
魅力的な構図が続く。モノクロで表現された海の質感は、まるでサテンのように滑らかに見える。最近気づいたのだが、登場人物が少ない映画に惹かれることが多いかもしれない。
登場人物は、裕福な夫婦と貧しい若者の3名。
舞台は、海へドボンの危険があるヨットの上。
非日常的で優雅なリフレッシュかと思いきや、
ストレスやプレッシャーが漂っている?
普段の鬱憤が暴発し、関係性が変化する様子を予想しながらも、夢中で観てしまった。
予期せぬ事態が起こると、本性が垣間見えるもの。若さがもたらす衝動は、まるでナイフのようだね。
28歳とは思えない才気。ポランスキーの初長編映画での感性は天才的。
とても面白かった!
音楽は素晴らしかった。
こんなひとときをもっと感じたい。
時折、思わず笑ってしまった。
2人いれば、どちらかが船長になる。
【感想】
ヒッチコックとルイ・マルの影響を感じさせつつ、男二人の卑小さがじわりと炙り出される。
金を手にした男の余暇を象徴するヨット。その名が付けられた乗り物は、不安定な波の上で孤立し、風に流されていく。足元の狭さが生む他者との不快な距離感や、肌にまとわりつく潮と湿度をも含めて、二人の男が主導権を争う舞台として実に適している。
そして決定的なのはラスト。視界の先に道が見えないT字路に差し掛かった瞬間、車が動きを止める場面と、それを突き放すかのような長いショットだ。今回のその乗り物には波や風といった偶然性はなく、ハンドルと道という必然的な選択だけが迫る。男は自らの意思で、どちらかへ進まなければならない。さらに、進む方向を決めるにしても、船上での出来事を胸に刻んだうえでなければならないという厳しさが浮かぶ。
結果を委ねるようにも見えるラストだが、そもそもこの停止こそが物語の結末であり、悲劇の終着点なのである。
批判的で内省を促す素晴らしい作品である一方で、ポランスキー監督自身の性加害報道が強い影を落としてしまっている。
ボートという狭い空間を舞台に、三人の関係性を浮かび上がらせる構成が冴える。特にナメの映像が多用され、手前と奥がレイヤーになる絵作りの工夫が印象深い。船上のカットには思わずくすりと笑ってしまう場面もあるが、閉塞感を保ちながら空間の広がりを感じさせ、クローズアップで緊張感を一層絞り込む演出が見事。ラストカットの完成度は特筆に値する。普通、警察署まで10kmといった看板はないはずだが、あの締め方は強烈だった。
ヒッチハイクで出会った19歳の学生を乗せたヨットの旅を描く物語は、三人が揃う瞬間からラストまで、なぜか緊張感が途切れず胸がざわつく人間ドラマになっている。登場人物の嫌なところが巧みに曝け出され、こんな人が身近にもいそうだと感じられるほど人間臭い描写が光る。結末へ向けて、警察へ行くべきかどうか、奥さんの浮気を信じるべきか信じないべきかどちらを選ぶかで旦那の行く先が決まる展開も見逃せない。さらに、奥さんであるクリスティナ。眼鏡をかけている時は特に印象に変わらないのに、眼鏡を外すと突然美女が現れて驚かせる場面の絵がとても美しく、印象的だった。
物語としての起伏は大きくはないものの、映像の空気感に引き込まれる作品です。
特にジャズの音楽が映像とぴったり組み合わさり、雰囲気をいっそう引き立てています。
なぜ夫があんなに若者に食ってかかるのか、その理由は謎のままですが、人間って、他人から見ると、あんなふうに見える時もあるんですね。