イキガミはどこで見れる？今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介！

イキガミの感想＆レビュー

1. まるちっぽ

   2025年10月28日

   原作の設定は魅力的で、一定の完成度はある。しかし、星新一の類似エピソードの方がより楽しめる。

2. 影造

   2025年10月22日

   昔から漫画を愛読していて、気づけば映画にもハマっていた。

   素晴らしいストーリーはまだまだあるので、ぜひ続編を作ってほしいな〜。ただし、もしこんな法律が現実にあったら大変なことになるけど、リアルな設定がいいんだよね。

   若い頃の塚本高史と山田孝之が最高に魅力的で、忘れられない！

3. くいち

   2025年10月18日

   国家繁栄維持法という、特定の年齢の時期に死ぬ確率を煽る恐怖で生産力を引き上げようとする異様な制度が支配する世界を舞台に、死の通知書を届ける仕事に従事する主人公を中心に展開するドラマ。

   死と向き合うことで生きる力が生まれるという設定は強烈だが、リアリティの不足を感じる場面もある。オフィスの陰鬱さや葬儀屋의雰囲気は作品の緊迫感を支える要素として光る反面、社会が成立する現実味が不足している点が気になる。法案がどう正当化され、具体的にどんな影響が及ぶのか、それを支える世界観の説明が不足していると感じられる場面もある。

   成海璃子が演じる盲目の少女の存在も見どころのひとつだが、盲目だからこそ発達しているはずの感覚が、環境の中で十分に機能していない描写には違和感を覚える。術後の思考の変化にも違和感が残る。とはいえ、死の恐怖が生み出すドラマは強く視聴者の心を掴み、監視社会の要素が作品に鋭いスパイスを添えている点は高く評価できる。

   総じて、設定の強さがドラマを強力に引っ張り、思わぬ引きつけ力を生んでいる。一定の面白さと独自性を備えた作品だ。

4. Kujira

   2025年9月4日

   最初はつながっていなさそうなのに、実は全体がひとつにつながっている構成で、読みやすさと面白さを両立していた。現実味のある世界観で、読んでいる間ずっと没入できた。ミュージシャンの話、兄弟の話、選挙活動をする母とそれを支える夫、引きこもりの息子の物語どのエピソードも魅力的で感動的。特に主人公が国家繁栄維持法に疑問を抱く導入が秀逸で、物語の核を強く引き立てている。選挙活動の話がいちばん好きで、最も面白かった。母親の過去も気になって仕方ない。歌の描写も素晴らしく、兄弟の話は本当に感動的。絶対に漫画も読もうと思う。結末がどうなるのか気になる。松田翔太のオールバックも似合うという評判を聞くことはなかったが、作品としての完成度は高いと感じる。

5. ろく

   2025年8月27日

   コミックネタとは知らなかった。
   普段あまり読まないが、これを観終わって興味が湧いた。

   近未来の国家の設定で、生まれた時から政策によって早くに死が定められている人がいて、その24時間前に役人から宣告される。
   特別措置として豪遊できるが、24時間で決まってしまうのは過酷だ。

   宣告を行う役人役は松田翔太。う～ん、顔が役人らしくないせいか、演技は良いのだが何か物足りない。

   映像は古めかしいし、キャストはみんな若い！しかも脇役に至るまで見覚えのある俳優たちが揃っているのが素晴らしい。ただ、柄本明はいつもの魅力を発揮していなくて残念だった。

   3人の若者が「あなた死にます」という宣告を受けて、それぞれのストーリーが展開されるが、特に山田孝之のパートが印象的だった。
   売れないミュージシャンや議員を目指す風吹ジュンの引きこもり息子の物語は他に比べてあまり響かなかった。特に風吹ジュンの人間描写が少し無理があった。

   山田孝之の演技は初々しさがあり、こ汚い若者としての不器用さに思わず感情が揺さぶられた。

   しかし、死ぬのが男性だけというのが不思議だった。

   ドラマが1話1話丁寧に作られれば、面白い題材になったかもしれないと思う。

6. うび

   2025年8月24日

   泣いてしまいますが、それはお約束みたいなもので。
   ベタな展開が好きなので、自分の中で勝手に泣いていました。

   ストーリー自体は特に特記すべき点はありません。
   ツッコミどころも満載ですし、途中からはダレてしまいます。
   時間が経つにつれて散りばめられた伏線は回収されず、母親の過去についても謎のままです。

   とはいえ、泣きたい気分の人にはぴったりだと思います。

7. いくまる

   2025年7月20日

   命の重さを理解するために、大切な人を失う必要があるとは考えられるが、心から受け入れることは難しい。一方で、人権や倫理観の基準は、社会の変化によって簡単に揺らぐ可能性がある。

8. にしやん

   2025年7月20日

   命の大切さを実感するために、大切な人を失うことが必要だという考えも理解できるが、心から賛同することは難しかった。
   人権や倫理は、社会の変化に伴って簡単に今の形が崩れ去る可能性があると感じた。

9. めーやん

   2025年3月30日

   ずっと観たかった作品を、思っていた以上に深い内容で楽しめた。イキガミが届く3人の人物にフォーカスが当てられるため、短編を読んでいるような感覚だった。死ぬときの呆気なさと現実味のなさが勝ってしまい、結局は泣けなかった。世にも奇妙な物語にありそうな、そんな話だった。

10. スープ

    2025年3月27日

    1000人にひとりの若者が、国家の繁栄のために命を奪われるという、異様で恐ろしい物語。

    国に命を奪われる若者たちの物語は、悲劇的で心を打つものですが、この理解できない法律のせいで命を落としていく姿は、少し胸が苦しくなります。

    結末もまた不気味で、感動と胸の不快感を同時に味わえる、興味深い作品でした。

11. nanasi

    2025年3月19日

    2025年の61本目。
    久々に観賞したDVD。

    ある国では、小学校入学時に特定の注射が行われる。
    その注射は、1000人に1人の確率で、18歳から24歳の間に必ず死をもたらす「死の注射」。
    人々はいつ死ぬか分からないことから、日々を全力で生きることを促され、生命の価値を再認識するための法案である。
    今日もまた、国家繁栄の名のもとに若者たちが命を落としていく。
    死ぬ運命の人には、24時間前に「イキガミ」と呼ばれる通達が届けられる。
    これは届ける者、受け取った者、その周囲の人々の物語。

    正直、涙を求めるストーリーではあるが、笑。今作はやや不気味な雰囲気を醸し出している。
    狂気じみた法案と洗脳的な教育が、まるでジグソウのように歪んだ教育を行っているのだ。

    この法案に反対する者は、「退廃思想者」として再教育を受ける。
    異常で異様な世界が広がっている。

    まるで世にも奇妙な物語の一篇のようだ。

    ちなみに、イキガミの通達を受けた者には、24時間の間、さまざまなサービスが無料で提供され、権利も優先される。
    遺族には国家繁栄遺族年金が支給されるが、もし通達を受けた者が何かを起こせば、受給権が失われ、賠償が求められる。

    正直、24時間なんて短すぎないか？
    みんなならどうするだろう？
    無条件に死ぬ運命だなんて、どこに行ったって同じだ。
    もう少しだけ時間がほしい！
    一か月は難しそうだけど、一週間なら考えただけでも辛いな。

    今回のストーリーは、藤本という配達者が3人の若者にイキガミを届ける話だ。

    一人はミュージシャン。
    一人は引きこもり。
    一人は妹思いの反社の兄弟。

    各々、興味深い構成で、お涙いただきとは分かっていても、切なさが募る。
    藤本は、次第にこの法案に疑問を抱くようになる。

    実は、ある理由で続編を見たかった気もするが、今となっては新作はないだろう。

    なお、この物語の原作として漫画がある。
    途中まで読んでいたが、忘れてしまった。正直、展開が遅くて（映画の方がテンポが良く、前編後編くらいでやっても良いと思った）。
    久しぶりに原作を再読してみようかと思う。恐らく、法案の行く末も語られているだろうから。

    そうそう、劇団ひとりが冒頭で、彼女を法案で失い「こんなのおかしい！」と叫ぶが、職員に取り押さえられどこかへ連れ去られる。
    そして最後に再登場する際には、入学生に注射を勧める列に、にっこりと立つ彼の姿が。
    ゾッとする。

    やはり、これは完全にホラーの要素を持っている。

    実は、この世界観がなんだか好きだったりするまるで『バトル・ロワイアル』のような過酷な法案だ。