1970年2月27日に公開の映画「新・男はつらいよ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「新・男はつらいよ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
新・男はつらいよが視聴できる動画配信サービス
現在「新・男はつらいよ」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「新・男はつらいよ」が配信中です。
動画サービスPR | 利用料金 | 視聴 |
---|---|---|
|
今すぐ見る | |
|
今すぐ見る | |
|
今すぐ見る | |
|
今すぐ見る | |
|
今すぐ見る |
最終更新日
新・男はつらいよのあらすじ
競馬で大穴を当てた寅さんは、柴又に帰り、恩返しの意味を込めておいちゃん夫婦にハワイ旅行をプレゼントした。喜びに満ちたおいちゃんたちの出発日、旅行会社の社長が金を持ち逃げしたことが発覚。しかし近所に迷惑がかからないように電気を消して静かに暮らすことに。ところが、留守中のとらやに泥棒が入ってしまった!それから一ヶ月、寅さんは自室に下宿している美しい幼稚園の先生・春子を見て心を奪われていく。彼女に恋人がいることも知らず、日々熱を上げるのだった。
新・男はつらいよの詳細情報
「新・男はつらいよ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | 小林俊一 |
---|---|
脚本家 | 宮崎晃 山田洋次 |
出演者 | 三島雅夫 三崎千恵子 佐藤蛾次郎 倍賞千恵子 前田吟 太宰久雄 栗原小巻 森川信 横内正 渥美清 秋野太作 笠智衆 財津一郎 |
カテゴリー | 映画 |
ジャンル | コメディ ドラマ |
制作国 | 日本 |
公開日 | 1970年2月27日 |
上映時間 | 92分 |
新・男はつらいよを無料で見る方法は?
「新・男はつらいよ」を無料で視聴するなら、「DMM TV」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
感想・レビュー
前半はいつもと違う展開で新鮮さを感じた。後半はおなじみの寅さんの恋愛模様で、視聴者を毎回笑わせてくれる。
寅さんの成長が確実に感じられる。毎回、高嶺の花に恋をし、見事に失恋してしまう姿には思わず同情してしまうが、すぐに旅に出るその逞しさには感心する。彼自身の傷心は見ているこちら以上に深いのに、腐ることなくあっという間に立ち直る様子には純粋さを感じる。確かに、彼は毛だらけ、猫灰だらけ、それに周りは糞だらけだが、人間が目指すべき姿はまさに寅さんなのだ。
ボートのシーンが圧倒的に良かった。徐々にパターンが見えてくる展開ながら、それでも予想外の出来事が起きて飽きることがない。
寅さんは不条理な目に遭っているものの、自ら状況を悪化させているため、見ていられない。反面、去り方はこれまでで最も切ない。チャリンコが倒れる音が響き、入り口に目を向けると、開け放たれた引き戸からの隙間風がカーテンを静かに揺らしている。市井の人々の顔がそれぞれ並び、非常に賑やかな作品なので、余計に心に響く。
9/7 記録
寅さん、少し涙ぐみそうになってしまったよ。
ハワイ旅行に行くはずが、金を持ち逃げされてしまうなんて、結局葛飾を舞台にした『アイラブユー』だけが印象に残るのは、やっぱり寅さんらしいですね。今回はおじさんとおばさんの出演が多めで、ハワイ旅行をプレゼントしたのに金を持ち逃げされた挙句、「悪銭身につかず」と怒られるのは、見ていてあまりにも可哀想です。引き下がれなくなって、家の電気を消してひっそりと暮らしている様子が面白いですね。結局、今回も失恋してしまうのが寅さんの運命なのでしょう。
ハワイ旅行の騒動が、実はこのエピソードだったと改めて知る。第1作から4作目まで蒸気機関車のシーンが必ず登場する点が興味深い。マドンナ役の栗原小巻が可憐で魅力的。
寅さんが恋する女性に他の男性がいるというお決まりの展開。面白くはないわけではないが、誰かが幸せになり、誰かが不幸になる要素のバランスが悪く、少し物足りなさを覚えた。また、単なる犯罪者である描写が胸糞悪い。
シリーズ第4作『新・男はつらいよ』(1970)は、競馬の大当たりに浮かれた寅さんが叔父叔母へのハワイ旅行をプレゼントしようとするところから始まる。しかし手配を任せた旅行代理店が資金を持ち逃げ、夢はあっけなく粉砕される。帰路で肩を落とす寅さんを待っていたのは、とらやの二階に下宿する幼稚園の先生・春子(栗原小巻)だった。その可憐な姿に心を奪われ、彼女を支えようと奮闘する寅さんだが、春子には父との確執や家庭の事情が重くのしかかり、素直な思いはすれ違い続ける。結局またも恋は成就せず、寅さんは笑顔で旅立つ。 本作は、当時の大衆の夢としての競馬やハワイ旅行といったモチーフを背景にした軽妙な喜劇で始まりながら、終盤には家族や孤独といった普遍的なテーマへと収束していく。栗原小巻の清楚で凛とした存在感は寅さんの愚直さと哀愁を際立たせ、観客には「叶わぬ恋の切なさ」と「それでも笑顔で立ち去る男の格好よさ」を同時に刻ませる。時代の空気と人情喜劇の定型が重なることで、シリーズの定番美をより強固にした一本だ。