2025年7月4日に公開の映画「ハルビン」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ハルビン」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ハルビンが視聴できる動画配信サービス
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ハルビンのあらすじ
1909年10月、安重根(ヒョンビン)と同志たちは、日本の政治家・伊藤博文を追い、その独立の使命を果たすべく中国・ハルビンへ向かった。そしてハルビン駅で銃声が鳴り響く。1908年、咸鏡北道シナ山で安重根(ヒョンビン)率いる大韓義軍は、劣勢にもかかわらず勇敢に戦い、日本軍に勝利を収める。万国公法に従って戦争捕虜の解放を主張する安重根に対し、イ・チャンソプ(イ・ドンウク)は激しく反論。結局、自らの兵を率いてその場を去ってしまう。その後、逃した捕虜たちから情報を得た日本軍の急襲を受け、部下たちを失ってしまった安重根は、なんとかロシア・クラスキノの隠れ家に帰り着く。しかし、彼を迎えた同志たちの視線は厳しかった。1909年10月、日本の政治家である伊藤博文(リリー・フランキー)が大連からハルビンに向かうとの情報を得た安重根。祖国の独立を踏みにじる「年老いた狼」を抹殺することこそが、亡くなった同志たちのために自分ができることだと確信した彼は、ウ・ドクスン(パク・ジョンミン)、キム・サンヒョン(チョ・ウジン)とともに大連行きの列車に乗るが、日本軍に察知されてしまう――
ハルビンの詳細情報
「ハルビン」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
ハルビンの公式PVや予告編動画
「ハルビン」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
ハルビンの楽曲
「ハルビン」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックHarbin (Original Soundtrack)Cho Young-Wuk
ハルビンを無料で見る方法は?
「ハルビン」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
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感想・レビュー
大好きなヒョンビン主演作を待っていたので、U-NEXTにアップされていたのをポイントで観賞。
歴史の細かい専門知識がなくても、私たちがなんとなく知っている史実を韓国の視点で描く本作は、日本の視聴者にも違和感なく受け入れられる。伊藤博文を貶めるような描写はなく、嫌な人物像にも偏っていない。むしろ当時の背景と事実を、登場人物それぞれの役割を通じて浮かび上がらせる作品だ。リリーフランキーの演技はやはり圧巻だった。
ヒョンビンの演技は素晴らしく、韓国側の見え方をこういう形で伝えることに成功している。安重根の心理的な動きの変化も見事に伝えられていた。
それにしても、日本人役を演じる韓国の俳優たちは日本語が本当に上手。イントネーションの微妙な差は感じることもあるが、全編日本語で演じ切っていて感動した。今まで見てきた韓国作品の日本人役の中で群を抜いて自然に耳に入ってくる。きっと徹底した練習と日本語学習の成果だろうと、細部へのこだわりを強く感じる作品だ。
画面は終始暗めで、俳優の表情がはっきりと映る場面は少ないが、それがかえって伝えたい思いや光と闇の対比を強調しているようにも見えた。
途中、展開が急に変わって戸惑う場面もあったが、こうした作りの方が逆に作品の余韻を高めている気がする。描き過ぎない構成が、見終えた後の余韻を残す理由になっているのだろう。
前からポスターが素敵だと思っていました!
みんなすごいパフォーマンスでしたが、
やっぱり私の目はパク・ジョンミンに釘付けでした!!
内容はあまり得意ではなかったですが、
パク・ジョンミンの演技を見られて嬉しかったです
キャストは豪華で、俳優陣の演技は重厚感に満ちている。イドンウクのカッコよさに初めて気づき、チョンヨビンのこのタイプの演技が特に好きだ。
なんだよ、チョ・ウジン! という感想がいちばん無難だろう。ほかにも、それに近い反応として「節度ある泥棒みたいな出番だったな、チョン・ウソン」という声もある。みんな、これらは自由に使ってくれて構わない。
安重根は日本語読みだとアン・ジュウコンと読むのが日本人感覚だが、劇中の伊藤博文は平然とアン・ジュングンと呼ぶ。これは「豊臣が朝鮮に侵攻したとき」という彼のセリフと同様、作品が狙う日本人が見ても違和感のない描写の瑕瑾だろう(トヨトミとは言わないだろうが)、演者の名前を口にするのが嫌だという私のような者が、伊藤博文を演じた俳優に対して強い違和感を覚えるのも、ある意味で純度の高い揶揄として成立してしまう、というのが正直なところだった。
なお、私の伊藤博文観は宮武外骨にコケにされるイメージをベースにしているため、正直テロリストに同情する気持ちも少しはあるが、韓国併合には積極的だったとは思えず、被害者を美化する気もない。とはいえ、アン・ジュングンといえばクリスチャンという刷り込みが自分の中に強くあっただけに、その要素が作品全体から徹底的に排除されていた理由には、どういう意図があったのだろうと妙に気になる。なぜだろう?(ヒョンビンもクリスチャンだし、制作時に何か葛藤があったのかもしれませんね)
2025/07/04 36本目「ハルビン」は、朝鮮独立のために伊藤博文を暗殺したアン・ジュングンとその仲間たちの物語です。日本に占領され独立を求めて戦った人々の思いを受け継ぎ、何があっても前に進むことをやめないアン・ジュングン。映像は美しく、音楽は緊張感があり、楽しめました。しかし、物語の展開は比較的普通で、一本道で二転三転する要素はありませんでした。それでも、これほどの話が韓国で大ヒットしたのは、アン・ジュングンが英雄だからでしょう。伊藤博文役でリリーフランキーが登場し、素晴らしい演技を見せましたが、他の日本兵役は韓国人俳優が演じ、日本語を話す際に韓国語なまりが気になり、少し残念でした。日本人俳優を使う選択肢もあったのでは?ウ・ミンホ監督は『KCIA 南山の部長たち』の方が映画としての質が高い印象です。映画の冒頭に登場する日本軍との戦闘シーンは迫力があり、面白かったです。捕虜を国際法に基づいて解放するアン・ジュングンの姿も印象的でした。
正直なところ言い方は分からないが、終わり方が熱かった。
リリーフランキー以外の日本人役に日本人を起用していない点をマイナスポイントとして挙げる人がいるが、なぜ日本人を起用できなかったのか、考えるべきだ。日本が加害を認めず、この映画の時代の植民地主義と歪んだ歴史認識を私たちに刷り込んできた結果なのだ。
アンジュングンの心情が物語の中心に位置しています。彼は非常に人間味のあるキャラクターで、単に「ハジを殺さなければ!」というような冷徹な人物ではありません。
日本人が観ても違和感なく楽しめる作品です。作中で伊藤博文が韓国について語るシーンでは、秀吉の朝鮮出兵の時代から国の危機に際して国民が団結することが描かれており、韓国のこの歴史的な側面が最近のことではないことに驚かされます。
リリーフランキーの役作りも素晴らしく、作品の雰囲気を引き立てていました。ラストシーンでのヒョンビンの「コレーヤ、ウラ!」は非常に印象的で、心に残ります!
日本初代内閣総理大臣の伊藤博文を暗殺した安重根。この人物は、日本の歴史や大河ドラマでは「暗殺者」として描かれがちですが、日本ではテロリストと見なされ、韓国では英雄とされています。本作は、韓国側からの英雄視を反映した作品です。この時代について興味を持ち、フラットな視点で鑑賞しました。
— ややネタバレ —
1900年代初頭、世界中で領土拡大や紛争が発生しており、その背景については「そういう時代だった」と受け止めるしかない自分がいますが、戦争の勝者が正義とされ、双方の解釈が交わることはないと改めて感じました。伊藤博文のセリフに「愚かな王と腐敗した儒生たちが支配する国」という表現があり、自国を揶揄する姿勢には少しびっくりしましたが、全体的な淡々とした雰囲気にはそういった意図があるのかもしれません。
大好きな韓国俳優であるヒョンビン、パクジョンミン、チョウジンが出演しており、期待通り彼らの演技は素晴らしかったです。(パクジョンミンは以前にも日本に苦しむ役を演じていたので、日本に対する思いが心配になりました)冒頭のシーンをはじめ、凍りついた豆満江や広大な満州の自然は美しく映し出されていました。
スコアが低いのは淡々とした構成ゆえの冗長さかもしれませんが、韓国側からの歴史観としてはよかったと思います。
凍りついた湖と凛とした寒空がよく似合う。前者はモンゴルのフブスグル湖の景色だろうか。砂漠でもこんな冷たさが漂うのだろうか。そういえば、かつてハルビンを舞台にした映画を見たような『崖上のスパイ』を思い出す。
歴史映画というより、伊藤博文を殺害した安重根に焦点を当てた作品。
百想芸術大賞で映画部門「作品賞」と、ホン・ギョンピョ撮影監督が「大賞」を受賞し、スタッフの受賞は初の快挙です。
氷点下40度のモンゴルで撮影された氷上シーンなど、圧倒的な映像美が魅力です。
監督は「両国民は悪くない。政治が上手くやればいい」と語り、過去を振り返りつつ悲劇を繰り返さないための作品として描いています。