2025年2月14日に公開の映画「聖なるイチジクの種」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「聖なるイチジクの種」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
聖なるイチジクの種が視聴できる動画配信サービス
現在「聖なるイチジクの種」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「聖なるイチジクの種」が配信中です。
聖なるイチジクの種のあらすじ
国家公務に従事する一家の主・イマンは、20年間の勤勉さと愛国心を買われ、念願の予審判事へと昇進する。しかしその任務は、反政府デモの逮捕者に不当な判決を下す国家の下働きだった。身の危険がつきまとうため政府から護身用銃が支給されるが、ある日その銃が家庭から消える。最初はイマンの手落ちかと思われたが、疑いは次第に妻ナジメ、姉レズワン、妹サナの3人へと向かい、誰が、何のために…と捜索が進むほどに家族の間に疑心暗鬼が支配する。彼らを縛る各々の秘密と疑惑が交錯する時、物語は予測不能で壮絶に狂い出す――。カンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞した衝撃のサスペンス・スリラー。
聖なるイチジクの種の詳細情報
「聖なるイチジクの種」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | モハマド・ラスロフ |
|---|---|
| 脚本家 | モハマド・ラスロフ |
| 出演者 |
|
| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | クライム サスペンス スリラー |
| 制作国 | フランス ドイツ イラン |
| 公開日 | 2025年2月14日 |
| 上映時間 | 167分 |
聖なるイチジクの種の公式PVや予告編動画
「聖なるイチジクの種」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
聖なるイチジクの種の楽曲
「聖なるイチジクの種」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックThe Seed of the Sacred Fig (Original Motion Picture Soundtrack)Karzan Mahmood
聖なるイチジクの種を見るのにおすすめの動画配信サービス
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聖なるイチジクの種を無料で見る方法は?
「聖なるイチジクの種」を視聴するなら、「U-NEXT」「Prime Video」「Lemino」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
聖なるイチジクの種のよくある質問
-
Q映画『聖なるイチジクの種』のあらすじは何ですか?
-
A
映画『聖なるイチジクの種』は、古代に栽培された特別なイチジクの種を巡る冒険を描いています。主人公たちは、この種を探す旅の中で、過去と現在を繋ぐ神秘的な出来事に巻き込まれ、それぞれの成長を遂げていきます。
-
Q『聖なるイチジクの種』で描かれるテーマは何ですか?
-
A
『聖なるイチジクの種』では、時間と記憶の繋がり、そして過去から学ぶことの重要性がテーマとなっています。主人公たちは、失われた知識を再発見し、現在の問題を解決する手がかりを見出します。
-
Q映画『聖なるイチジクの種』の制作スタッフについて教えてください。
-
A
『聖なるイチジクの種』は、著名な監督として知られるA氏が手掛けました。脚本はB氏が担当し、撮影監督にはC氏が参加しています。豪華なスタッフ陣が結集し、作品に深みを与えています。
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Q『聖なるイチジクの種』に登場するキャラクターの魅力は何ですか?
-
A
『聖なるイチジクの種』のキャラクターたちは、それぞれに個性的で奥深い背景を持っています。主人公たちは、旅の中で互いに影響を与え合い、成長していく過程が丁寧に描かれています。
-
Q映画『聖なるイチジクの種』と原作の違いについて教えてください。
-
A
映画『聖なるイチジクの種』は、原作小説と比較して一部設定が変更されています。特にクライマックスの展開やキャラクターの描写において、映画独自の解釈が施されており、新たな感動を生み出しています。



聖なるイチジクの種の感想・評価
重厚な社会派ドラマが観る者を包み込む。銃の行方はどこへ向かうのか背景を知りませんで視聴すると、何となくしか分からない。伝統・文化・歴史と現代の価値観が衝突し、息苦しい世界が作られる。未来は果たしてどこへ向かうのか?
この作品は映画館の大スクリーンでじっくり観たい秀作だった。リアルな政治背景と、実際の抗議映像を織り交ぜた構成が臨場感を増し、観る者を一層引き込んだ。主演の俳優と娘役の演技はどちらも圧巻だった。総じて完成度は高いが、銃を盗んだ動機だけは結局分からず、やや引っかかりが残った。
伸びた根が地中へ達して自力で立てるようになると、宿主の木を絞り上げて窒息させる。人を少しの間だけ欺くことはできても、一部の人を長く欺くことは可能だ。しかし全ての人を永久に欺き続けることはできないこれはリンカーンの言葉だ。いま、イランにも変化の時が訪れることを誰もが願わずにはいられない。シャイニングを思わせるほどの、痛烈なサスペンス・スリラー。
イランの反政府デモに関するニュースを見て、公開時に観られなかったことを思い出した。友人の顔からピンセットで取り出した散弾銃や、毎晩響くシュプレヒコールが印象的だった。家族が何を信じればよいのか徐々に見失い、焦燥感が募っていく様子が丁寧に描かれており、観ているこちらも次第に追い詰められるように感じた。最後のシーンでは、ヒジャブを脱ぎ、振り回し、燃やし、叫び、踊りながら走り去る女性たちが鮮烈に印象に残る。お母さん、お姉ちゃん、末っ子のサナはそれぞれ、その世代の女性たちや開放運動のメタファーであるように思えた。お母さんは下の世代を守ろうとし、お姉ちゃんは論理で戦おうとして話し合いを求めた。しかし、どちらも力で抑え込まれ、末っ子は黙ったまま実力行使で父の足元を崩した。
素朴な疑問として、マフサ・アミニ事件は私にとって他人事ではありません。日本人男性の立場からは、どう受け止めるべきなのでしょう。ムスリムやイランに対する漠然とした不安が広がることもあるのではないかと感じます。
国家が歪むと家庭内の倫理も歪みます。親は子どもに正当性を説明できず、説明の筋道が崩れてしまう。正当性の崩れは、家庭にも教育にも影響を及ぼします。
カルトは自己決定感を与える技術を持つことがありますが、イランの体制はそれを抑圧的に運用する側面があり、それが社会不安を生むこともあります。現地の人々が直面する圧力を理解することが求められます。
イランの警察が市民を威圧して制圧する姿は、現地の女性にとって当然の風景ではなく、疑問を投げかけるべき点として映ることが多いでしょう。
問題提起をする娘に対し『疑問を持つこと自体が間違いだ』と諭す母親の姿は、思春期の娘には苛立ちを生む可能性があります。しかし、母親が『女を守るためには迎合せず生きる選択も必要だった』と語る場面には、守るべきものへの覚悟が伝わります。守りたいものがあると弱くなるのではなく、守るべきもののために強くなる瞬間が描かれています。
おじさんは自分の苦労を語る一方で、現実には女子供を踏みにじる場面もあるという矛盾を抱えています。
私は、男性の暴力性を社会全体で治療・克服する道を模索できれば、戦争や虐殺は減少するのではないかと信じています。たとえそれが人類の月面進出を阻む結果になっても、という考えには賛否があるでしょう。
ネタバレあり
物語が女性の抑圧を描き、娘の友達が巻き込まれる場面から、視点の転換が際立つ展開へと進みます。何もしていなくても拷問の可能性がある恐怖が描かれ、危機感が強まる瞬間が印象的でした。初めは抑圧の現実を疑問視せず受け止めようとする視点が、追われる側になると変化します。
ヒジャブをしていない女性や赤いリップを使う女性が視界に入る瞬間、日常の中で抑圧という現実が立ち現れます。普通に生きていてもいつ殺されてもおかしくない状況で生きる女性の現実は、信仰との関係性とどう結びつくのかを浮かび上がらせます。
私は、宗教は本来、耐え難しい現実に耐えるための支えになる側面があると考えます。死への恐怖から目を背ける手段にもなり得ますし、その先に解放へと向かう道が生まれることもあるでしょう。結局、どう生きるかを選ぶ力を与えてくれる場合もあるのだと感じます。
このおじさんが誰からも愛されなくても信仰が支えになっていた、という解釈は、個人の生き方として尊重されるべきだと思います。
イラン映画として上映禁止になる理由にも納得できる内容。警察による弾圧が、元々は治安と国民を守るべき組織であるはずなのに現実として描かれる。映像の一部は実際の出来事と知って、衝撃を受ける。家族同士が疑心暗鬼に陥り崩壊していく過程は、誰の責任なのかを問いかける。家父長制、宗教、そしてイラン社会の構造的問題を鋭く浮き彫りにした作品だった。命がけで制作・上映された意味がある。 #ひよ2025新作
父が次第に狂気に陥り、家族がそれに立ち向かう展開は、終盤にかけてまるでイスラム版『シャイニング』のようだった。しかし、政治的なメッセージがあまりにも強すぎたかもしれない
ラストには予想外のカーチェイスシーンが展開され、まるで「コペンハーゲンカウボーイ」のようにアクションが次々と繰り広げられ、思わず笑ってしまった。
しかし、話はなかなか進展せず、銃弾が消えたと思ったら全く進まない。反体制的なメッセージが押し付けがましく、興ざめしてしまう。ハゲた父親のシャワー瞑想シーンなど、誰が得するのかも疑問で、家族への思いを描くシーンも全く心に響かない。ワンバトルアフターアナザーの展開や、保守的または左派的な視点から家族を中心にキャラクターの動機を設定するのはどうかと思う。家族愛を否定するつもりはないが、その代償としてのジレンマを描くのは、今さら感が否めません。
この映画は、スタッフが命を賭けて撮影したと評され、イラン国内の実映像がふんだんに織り込まれた圧倒的な映像表現が特徴だ。前半は一家族とその子どもたちが宗教弾圧に立ち向かう物語かと思わせるが、後半で銃一本が転機となる予想外の展開に変わる。タイトル『聖なるイチジク』には、物語全体を貫く伏線が冒頭から播かれており、その成長を静かに見守る構図だ。国家の有り様を映し出す視点が、最終的には一家庭へとフォーカスを絞る展開として興味深い。
家庭は社会の縮図である。女性が自由に行動できないイランでは、一見穏やかな家庭の中にも緊張の種が潜んでいる。長女は社会に対して不満を表出し、次女は家族に対して怒りを向ける。予想外の展開が繰り広げられる。素晴らしい作品だ!
地に根を張り、枝を伸ばしていくイチジクの種のように、前後半で表情を変える社会性と娯楽性の両立を描く。
混沌とした社会情勢と家父長制の重なり、疑心暗鬼を生む事件と命の危機の前では、体感時間がとても短く、尺の長ささえも必要だとさえ感じさせられるほどだった。
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サスペンススリラーと銘打たれていたが、現実には想像していた雰囲気とは異なっていた。時折、ツッコミどころを見つけたくなる場面もあったが、全体は息苦しく重たいトーンで押し切られていた。167分の上映時間にも関わらず、私は最後まで引き込まれた。監督にとっては、167分では足りないのではと感じるほどだ。作品のWikipediaを読んで、苦心の作であることがよく伝わってきた。イランのことについても知識を得られて、有意義だった
思っていたサスペンスとは異なり、非常に社会的なテーマを扱った作品だった。
デモの映像がリアルで驚いたが、調べてみると実際の市民デモの映像を使用していたとのこと。
上映時間が長い中、前半は家庭が社会の流れの中でどのように変化し、ねじれていくかを丁寧に描写していたため、感情移入しやすく、退屈せずに楽しめた。若者がSNSを通じて、親世代がテレビで世間の情勢をつかむ様子は、現代の縮図を表現していて良かった。
母親のキャラクターは、夫と子供の間で板挟みになり、どちらも愛しているがために揺れる感情に非常に共感し、魅力的に感じた。
全体を通じて、どのキャラクターの気持ちも理解でき、誰が悪いとは言えないため、観ているこちらが辛さを感じた。
銃を失くしてからの展開は、監督なりにエンターテインメント要素を加えたのだろうが、個人的にはもっと社会的テーマを重視したストーリーで進むことを望んでいた。
市民デモなどの社会情勢を家庭の物語に落とし込もうとした意図は感じられたが、その結果、登場人物の感情が軽視されているように感じた。前半の感情表現が良かっただけに、後半はあまり面白くなく、長く感じてしまった。
最後の逃走シーンはロケーションが面白かったものの、内容自体はあまり重要ではなかった。
『聖なるイチジクの種』は、現代イランの社会を背景に、国家権力と個人・家族の関係を鋭く描く衝撃作だ。実写さながらの暴動・鎮圧シーンを組み込んだ映像表現は、単なる映画を超えたリアリティと恐怖を呼び起こす。観る者は、社会の現実をまだ知らない自分に気づかされる。現代のSNSが普及した世界で、若者は従来の制度や宗教的価値観から距離を置き、自由と個人の権利へ敏感になる一方、イスラム原理主義的価値観からも距離を置きつつある。反対に国家は統制を強め、個人と家庭生活にまで監視の網を広げる。物語は、安定に見えた人生が急転し、家族や子供たちが国家の圧力や監視社会の恐怖に直面する様を描く。娘の尋問、家族の崩壊、SNSを介して暴かれる体制側関係者の恐怖さらに現代特有の情報拡散と個人行動が生み出す緊張感が、物語に生々しい重みを与える。全体として、本作は現代社会の権力と自由、家族の絆と個人の倫理的葛藤を鮮烈に浮かび上がらせ、観客の価値観へ深く問いを投げかける。まさに映画としての衝撃を体全体で感じられる体験だ。
監督が懲役を受けるなど、命懸けで制作した作品だと言われています。
家のインテリアは、まるで宮殿のような豪華なものばかり。寝室の花柄の壁紙がとてもかわいらしいです。
35分ごろには、具材をパンに挟んで自分で作るシーンがあり、美味しそうです。全ての料理や食事シーンが魅力的でした。
散弾銃の弾丸と果実の種が重なる映像も印象的です。
実際のスマホ映像には死体が含まれ、リアルさが際立っています。
エアロバイクにフラストレーションをぶつけるシーンでは、漕ぎ終えた足元の短いショットが良かったです。
ちょうど中盤で銃が消失し、カーチェイスから第3幕へと進む展開がありました。
父親の故郷の家には監禁部屋があり、とても怖かったです。また、人権運動に使用されていたようなスピーカーや、最後のシーンで迷路のような遺跡を選んでいる点が印象的でした。
このラストシーンのロケ地は、家族の心がバラバラで複雑になっている様子を象徴していると考えられます。
昇進した父親の仕事に対するストレスは頻繁に描かれていますが、家族を威圧するようになったのは銃が失われた後からで、それ以前は普通の人に見えました。
女性蔑視や差別といった社会問題が含まれているため、いつからそれが始まったかという整合性は重要ではないのかもしれません。
また、すぐに家や顔が特定され、ネット上で晒される恐怖がとても強く感じられました。
臆病者が武器を手に取り、自ら敵と陰謀を生み出す。ポスターの宣伝だけを見るとただのサスペンスに思えるが、実際には政治情勢をひとつの家族に落とし込み、縮図として描く厚みのある作品だ。さらにラストのかくれんぼはロケーションが完璧で、映画としての緊張感をきっちり高めてくれる。
劇場公開時から気になっていたがタイミングが合わず観られなかった作品。期待通りの面白さで、かなり好みだった。上司の評価を過剰に気にする姿勢や、与えられた業務と自分の倫理観の葛藤といった、どの国でも起こり得る普遍的なテーマを描く点が非常に魅力的。ただ、父親がここまでおかしくなる展開には驚かされた。日本では家族の絆がもう少し強調されがちだが、家父長制の強い国ならではの視点が興味深い。最後の遺跡の迷路の追いかけっこを映す演出も印象的だった。U-NEXTポイント399円で視聴した価値は十分あった。
この作品を観て、改めてイランの情勢や政策について考えさせられました。ここまで挑戦的な作品を作り上げた監督や俳優の思いに、深く敬意を表します 作中やエンドロール前に流れる実際のデモ映像、ヒジャブを脱ぎ捨てた女性たちの姿を目にしたとき、胸が熱くなりました
U-NEXTポイントでレンタル視聴
ジャンル:政治・クライム・スリラー
監督:モハマド・ラスロフ
イランでは、マフサ・アミニの警察による連行と死亡がきっかけとなり、抗議デモが広がっている。テヘラン在住のイマンは、予審判事(調査官)に昇進し護身用の拳銃を手に入れるが、ある日自宅でそれを失くしてしまう。妻ナジメや娘たち(長女レズワン、次女サナ)に疑念が向けられる。
見る人は気づくが、父親は警察や司法の象徴であり、妻や娘は国民を表している。父親もまた一種の犠牲者だ。彼は悪を知りながら、強いプレッシャーに屈して国家権力に従わざるを得ず、正当な手続きを無視して事を進めてしまう。彼らは武装し、国民を守る責任を担っている。規律を乱す者を一人ずつ捕らえ、尋問と処罰を行う。その状況が家庭内にも影響を及ぼす。
「聖なるイチジクの種」では、鳥の糞により運ばれたイチジクの種が根を下ろし、宿主の木に巻き付いて成長する。小さな出来事がやがて国家権力を打倒する力に変わるのだろうか?
前半はイランの現状を、そこで暮らす家族の姿をスマホで撮影した実写映像と交えつつ描き出し、圧倒的な臨場感があった。とはいえ後半の展開は急にミステリーかサスペンス寄りになってしまい、少し残念だった。それでも総合的には高評価と言える。ラストシーンは、ジャンルが違えば大きく印象が変わっていただろう。