ノー・アザー・ランド 故郷は他にないはどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

4.6
ノー・アザー・ランド 故郷は他にない 映画

2025年2月21日に公開の映画「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

ノー・アザー・ランド 故郷は他にないが視聴できる動画配信サービス

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最終更新日

ノー・アザー・ランド 故郷は他にないのあらすじ

ヨルダン川西岸地区のマサーフェル・ヤッタで育ったパレスチナ人青年バーセルは、イスラエル軍の占領が進む中、故郷の村が破壊される様子を幼少期からカメラで記録し、世界に発信していた。そんな彼のもとに、イスラエル人ジャーナリストのユヴァルが訪れる。彼は自国の非人道的で暴力的な行為に心を痛め、バーセルを支援しようと危険を顧みずこの村にやってきたのである。共通の思いを抱えるうちに、互いの境遇や気持ちを語り合い、同い年の二人の間に予想外の友情が芽生えていく。しかしその一方で、軍の破壊活動は過激化し、彼らがカメラで捉える映像には、徐々に痛ましい犠牲者の姿が増えていくことになる。

ノー・アザー・ランド 故郷は他にないの詳細情報

「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

監督
カテゴリー
ジャンル
制作国 パレスチナ ノルウェー
公開日 2025年2月21日
上映時間 95分

ノー・アザー・ランド 故郷は他にないの公式PVや予告編動画

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感想・レビュー

  1. まるちっぽ まるちっぽ

    家屋の破壊は最悪で、発電機を盗もうとしたり井戸を埋めたりする行為はそれ以上に悪質です。ジャーナリストとの交流がある点は評価できます。命の危険が伴う状況でも情報を公開しているのだから、ぜひ視聴すべきです。

  2. にゃむ

    危険を冒してでも記録し伝えようとする製作者たちには、ただ敬意を感じる。多くの人に知ってほしい現実が、そこには確かに描かれている。

    明らかに国際法違反とされるイスラエル軍・入植者の暴力、人権侵害。さらにそれに抵抗し続けるパレスチナの人々と、立場を超えた協働。これらを知ると同時に、構造的・政治的な残酷さを痛感させられる。敵味方を超えた命がけの友情の宣伝的なまとめ方には違和感を覚えるが、宣伝は難しいことも理解できる。

    主にバーセルとユヴァルの二人を中心とし、ナレーションは少なく、目の前の事実を淡々と映す作り。背景説明は多くなく、ある程度の前提知識が求められる。現在ではガザ地区の報道は増えつつあるが、西岸地区はまだ十分とは言えないと感じる。

    以前観て良いと思ったのは、2013年に公開されたYouTube版のドキュメンタリー(リンクあり)。いかにパレスチナの人々がカメラを持つことで抵抗していくかを描く一方、入植者側のインタビューや歴史など背景説明もある。興味があれば併せて観るとよいだろう。

    以下は印象に残った箇所のメモ

    ︎「もう帰るのか」と何度も問われるユヴァル。志は高いが、社会構造の差が埋められないことの象徴。パレスチナ人にとっては常にno other landの状況でも、ユヴァルには帰る場所がある。

    ︎トニー・ブレアが視察した学校と家々の破壊は止まる。英国の介入は一時的な効果をもたらすが、国際社会はイスラエルの暴挙を完全には止められない。政治の残酷さ。

    ︎言語

    ・日本語字幕ではアラビア語と英語が括弧なし、ヘブライ語が括弧付き。言語が本作の重要な要素であることを示しており、字幕の工夫は良かった。

    ・ユヴァルはアラビア語を学んだことで価値観が変わり、諜報員の勧誘を断つ。村人の詰問にも暴力ではなく対話で応じる。言葉と文化を学び活かすことの意味。

    ・バーセルは英語もヘブライ語も話す。兵士に訴えるときはヘブライ語、兵士はヘブライ語のみという場面も。通訳的な兵士がいるはずだが、力の関係性を感じる瞬間もある。バーセルは弁護士の資格を持つほど優秀だが、パレスチナ人であるがゆえにその力を存分に発揮できない。

    ・ジンバ村から来た車。給油後も開いたままの給油フタに見えたヘブライ文字。意味深に映るが、後で黄ナンバーを示す入植者サインではないかと想像してしまう。

    ・街の標識にはアラビア語とヘブライ語が併記されている。

  3. 影造 影造

    この映画は虐殺を警鐘として機能しきれなかった。不当に不条理に家が壊される記録映像は、虐殺の前日譚にほかならない。イスラエル兵は話の通じない何かへと変貌しており、人間としてのぬくもりを失っているようだ。一方で、イスラエル人ジャーナリストのユヴァルは出自を超え、パレスチナの人々に同情する。国境という目に見えない境界が人々の絆を断ち切るわけではなく、むしろ国家が障害となる場面のほうが多い。ジャーナリストと現地の人々の軋轢は、国家の枠を超えた普遍的な現象として浮かび上がるように感じられる。さらに、国家の名の下で国境を意識し、身につけるものさえ国家に属するようになると、個人の意思は見えなくなる不気味さが生まれる。平然と発砲が続く映像は、観る者の胸を深く痛ませる。

    これはまだ前日譚にすぎず、私たちが今目にする現実の虐殺へと歩み始めるのだろうかと、心が痛くなる。「Black Box Diaries」にも通じる、個人の無力さと国家の横暴さ、権力の無責任さが、耐え難いほどの重さとして迫ってくる。

    しかし、つい先日イスラエルは停戦に至り、パレスチナにはいっときの平和が訪れた。束の間の平和は長続きするかは未知であり、これまでの冷酷非道ぶりを考えると確証は得難い。パレスチナ国家を認めた諸外国でさえイスラエルへの具体的措置にはまだ腰が引けている。日本は国家としての承認すら揺れており(石破茂が総理大臣であってもアメリカに歯向かえるとは限らない現実もある)。酒の席で仕事の建前と本音を語る機会は多いが、本音の部分が腐っていると感じる場面は少なくない。国と国との関係にも、そんな本音の腐敗が潜んでいるのだろうか。どうすればこの矛盾を飲み込み、前へ進めるのか。

  4. 独り言 独り言

    闇夜を照らすサイレンの光、カーキ色の武装兵士、ぶれるハンディカメラの映像、乾燥した大気の中で、子どもたちの笑顔と叫び声が響く。活動家の両親のもとに生まれたアディールは、不屈の精神を持つ少年だ。父は何度も警察に逮捕されながらも活動を続け、村の土地がイスラエル軍の軍用地となる中で、住民たちは暗く不衛生な洞穴へと避難せざるを得なくなる。ユダヤ人のユヴァルは、アディールのいる地域に近づくと、集まった人々は嘆きの声を上げる。父親はユダヤ人への憎しみを抑え込んでおり、アディールはその怒りの中で自我を失いかけている。故郷を追われようとするアディールと、帰る家があるユヴァルの対比が際立つ。立ち退きや「違法建築」の破壊が進む中、目の前で家が壊され、子どもたちが狙われる恐怖が広がる。大工道具さえ奪われ、生命線となる発電機も狙われる中で、抵抗したハーマーンが撃たれる。

    ハーマーンが四肢を失ったことを受け、小規模な平和的デモが行われるが、イスラエル軍は常に監視している。アディールは、「バラバラになると手榴弾で狙われる」と警告するが、冗談のように思っていた事が現実となり、実際に手榴弾が炸裂して阻止される。子どもたちがデモを続ける中で、週3回の抗議が少しずつ村への破壊活動を抑制する希望となる。しかし、アディールは「イスラエル兵に逮捕されるかもしれない」との脅しに直面し、ストレスと戦うことになる。

    どんな朝でも、子どもたちは学校へ向かい、父に頼んで送り届けてもらう。女性と子どもたちは日中に働き、男性たちは夜にひっそりと稼ぎ、やっとの思いで設立した学校が希望だった。教育が未来の道を拓くと信じていたのに、アディールは法学の学士を持ちながらも、弁護士として働くことを選ばない。経済の破綻したパレスチナでの職は見つからず、再び父が逮捕され、家族を養うため活動を一時的に辞めてガソリンの販売を始める。

    ブルドーザーが別の村へ向かう中、ユヴァルだけがそれに乗る決心をする。アディールはその決断に迷いながらも、結局は行かないことを選ぶ。ユヴァルは、抗議を続けるが、入植者たちに動画を撮られてしまう。カメラは社会に向けた銃口のように感じられ、彼らもまたドキュメンタリーとしてその瞬間を捉えている。カメラが武器となる現実を目の当たりにし、イスラエル軍は、マサー・フェルヤッタの人々の声に無慈悲に耳を傾けることなく破壊を続ける。

    催涙弾が投げられ、ユダヤ人の車とパレスチナ人の車が対比される中、パレスチナの地で家族を持つことの重みと不安定さが際立つ。ユヴァルもタバコを吸い始め、追放が始まる。許可証も司令書もない状況の中、家が壊され、マサー・フェルヤッタは人の住めない土地へと変わっていく。隣接する住宅街から、入植者たちは壊される家に歓声を上げる。絶望の中で、家が築かれ、生活の基盤が奪われていく。

    教育も例外ではなく、大勢の兵士が学校に押し入り、生徒と教師を閉じ込めてしまう。希望の象徴だった学校がブルドーザーによって壊され、教育の機会をも奪われる。怯え、泣き叫ぶ子どもたち。すべてを失った人々は都市での生存を余儀なくされ、イスラエルの目的は人口を集中させることだ。2023年10月には、武装した入植者が再びマサー・フェルヤッタに襲いかかる。何も持たない人々は土地を離れ、それはフィクションのようでありながら、実際に存在する現実だ。この状況を見せつけられ、どう思えばいいのか、悩まされる。ユヴァルのようなユダヤ人もいることを知りながら、非人間化は避けるべきだと理解しているが、この現実には苦しむしかない。

  5. ろく ろく

    パレスチナの青年とイスラエルの青年が、国の因縁を超えてイスラエル軍の非道を記録し続けるドキュメンタリー。事前に情報は追っていたつもりでも、現実を映す映像は衝撃的だ。現在の現場で起きている事実を伝える、見るべき重要作。 #U-NEXT #キミシマムザ2025 #キミシマムザドキュメンタリーセレクト

  6. たなか たなか

    パレスチナの迫害を描くドキュメンタリー。現代のホロコーストとも言われる過酷な現実を、理不尽さに胸を締め付けられるほど伝える。抗う術が見えないパレスチナの人々は、主にデモを行うかSNSで声を上げるくらいしか方法がない。日本やアメリカがイスラエルを支持しているとの見方もあり、因果応報の議論が交わされる。作品に関わった人々が拘束されたり、殺害されたという報告もある。

  7. momotaro

    何のために行動しているのか、自分自身を疑問視してしまう。命令や決まり事に従っているだけなのか。

    同じ人間とは思えない。住んでいる人たちに何の罪もないのに、この理不尽さは何なのか。

    壊される理由さえわからないまま、ただそこにいる。

    誰もが理解していない。誰一人として、どうすればいいのかわからない。

    なぜ生きる権利を奪われなければならないのか。誰にもその権利はないはずなのに。

    怒りの矛先を向ける場所も見つからない。誰に向けばいいのかもわからない。

    理解できないからこそ声をあげる。多くの人に知ってもらい、その小さな権力を打ち砕かなくてはならない。

    まるで空気を殴るように、答えは見つからない。ただ、どんな時でも民間人は何も悪くない。

  8. ぺご ぺご

    イスラエル軍の破壊行為を発信し続けるパレスチナ人の若者と、彼を支えるイスラエル人の若者との勇敢な活動と交流を描いたドキュメンタリー。

    イスラエル軍は無実の人々の家々や小学校、ライフラインを次々と破壊していく。ニュースでは想像もできない悲惨な現実が、リアルに映し出される。

    この作品は、観た後に世界の見方を根本的に変えてしまうほどの力を持っている。

  9. 鈴木二郎

    どんな理由があっても、人間の家を壊したり、銃で撃ったり、学校を破壊したり、手足を奪ったりすることは決して許されません。これは特定の国や宗教に属している人々だけの問題ではなく、全人類に関わることだと感じています。私には何ができるのでしょうか。