2024年3月30日に公開の映画「成功したオタク」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「成功したオタク」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
成功したオタクが視聴できる動画配信サービス
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成功したオタクのあらすじ
推しが性加害で逮捕された。私たちは、いったいどう向き合えばいいのだろう。
あるK-POPスターの熱狂的ファンだったオ・セヨンは、「推し」に認知されテレビ共演も果たした“成功したオタク”だった。しかし、推しが性加害で逮捕された日から、彼女の世界は一変する。突然「犯罪者のファン」になってしまった彼女は、混乱と痛みに苛まれ、現実を受け止めきれずにさまざまな感情が乱れ動く。
信じて応援してきた人々の中には、許せないと感じる者もいれば、最後まで寄り添うべきだと考える者もいる。ファンであり続けるべきか、距離を置くべきか。彼を推してきた自分は、加害者なのではないかと自問する夜もあった。かつて彼を思って過ごした幸せな時間さえ、否定しなくてはならないのか。
推し活が人生の全てだったオ・セヨン監督は、過去を振り返り傷を直視すると同時に、さまざまな立場にあるファンの声を直接聞く。社会的な意味を記録するこの連帯と癒しのドキュメンタリーは、“成功したオタク”とは果たして何なのかという問いを、新たに定義しようとする。
成功したオタクの詳細情報
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成功したオタクの公式PVや予告編動画
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感想・レビュー
韓国の芸能界を揺るがす性加害事件を背景に、ファンが「推し」が犯罪者になってしまった状況を描いたドキュメンタリー。
あるK-POPスターの熱心なファンであったオ・セヨン監督は、「推し」に認知され、テレビでの共演も果たした成功したオタクの一人。しかし、ある日、そのスターが性犯罪の容疑で逮捕されてしまう。犯罪者のファンとなった彼女は、その現実を受け入れられず苦しみ、同じ経験を持つ友人たちの話を聞くことに決める。
「推し活」が人生の中心であったセヨン監督は、自身の過去を振り返り、傷を見つめ直す中で、「自分は被害者なのか加害者なのか」「彼を思い出す幸せな時間を否定しなければならないのか」と葛藤する様々な立場のファンの声を聞き、対話を通してその社会的意義を考察する。
【チョン・ジュニョン】
チョン・ジュニョンはバンド「FTISLAND」の元メンバー。彼は2020年9月に、酒に酔った女性たちを集団性暴行した容疑で起訴され、それぞれ懲役5年、懲役2年6ヶ月の判決を受けた。
観たかった映画だけど上映期間中に行けず、ようやく観られてよかった。二人でグッズを捨てる儀式をする場面では、いつの間にか推しのことを庇うような言葉を口にしたり、無意識のうちにグッズ自慢みたいになっているのを見て、かわいさと同時に切なさを感じた。自分の中の道徳や倫理、モラルと、推しへの想いや思い出・歴史が一緒にあるからこそ、行動に揺れが出てしまうのだと気づき、とても人間らしいと思った。きつかっただろうな。とはいえ、他者を愛することは当たり前のようで難しいですね。恋愛や性愛の文脈だけでなく、親愛・友愛・推し活の文脈においても同じだと感じる。私は生身の人に対して強い熱量や感情を向けられないタイプなので、今の推し活文化の中で、どこか肩身の狭さを感じる部分がある。だから、このドキュメンタリーに登場する人たちに対しても、深く共感しきれないのかもしれない。そもそも、なぜ私たちは推しが必要で、なぜ他者を愛さなければならないのか。永遠の憧れになれる存在はもうこの世にはいない、亡くなった人たちだけなのかもしれない、という点はなんとなく腑に落ちる気がした。
ジュニョンのオタクたちは、あの一件以降、心の整理を進めるドキュメンタリー映画として紡がれる。認知され大手ファン層として成功していた彼女。しかしある日突然、推しが犯罪者になってしまう。ファンだった自分には非があるのか、盛り上げすぎたのは私たちオタクなのか拭いきれない罪悪感を抱えつつ、それでも彼との思い出は美しく残る。グッズを弔う場面では、ふと当時の記憶を語るふたりの目に涙があふれ、視聴者も胸が熱くなる。現実を受け止めることの辛さは、世界がぐちゃぐちゃに崩れていく感覚として迫ってくる。彼らの日常が一瞬で消えるそんな喪失感を、理想郷と語っていた世界とともに、私たちは強く共感する。私もリアルタイムでニュースを追い、推していたグループのひとつに深く共鳴していたからこそ、当時の記憶が鮮明に呼び起こされる。推し活とは何なのか、オタクとは何者なのかこの作品はその答えを静かに問いかける。
性加害の疑いで逮捕された韓国のタレントを巡る、推しを応援するファンがファン仲間や事件を報じた記者にインタビューするドキュメンタリー。あらすじは『推し、燃ゆ』と重なるが、主人公の内面の問題が主題だったのに対し、こちらはファンダム内の炎上の受け止め方を客観的に描く印象。昨年、推しのバンドマンが逮捕された身としては身につまされるテーマだった。面白さで見ると特別な傑作とは言えない。バーニング・サン事件を事前に知っていれば、もっと深く楽しめたかもしれない。#ys2025
推しが性犯罪者になった場合、どうすればいいのだろうか?
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オ・セヨンは推しから認知され、テレビ共演も果たした。彼女はまさに【成功したオタク】だったが、推しが犯罪者になることで華やかな日々が崩れ去ってしまった。
この気持ちをどう処理すればいいのか悩んだ末、彼女はドキュメンタリー映画を制作し、世界に向けて発信することに決めた。
この状況は、他人事とは思えず恐怖を感じた。「推しが犯罪者になることなんてあり得ない」と誰もが思っている、それは当然のことだ。しかし、その常識が覆されたとき、自分はどうするのだろうか?
それでもなお好きだと言い張るのか、思わず「消えてしまえ」と感じるのか、グッズを燃やしてしまうのかどうしても分からない。
韓国の文化的背景が色濃く反映されていて、とても興味深かった。エンターテインメントが盛んな国だからこそ見えてくる闇は痛々しく、日本も似たような現状にあるのかもしれない。
・終わり方はあっさりしていたが、面白さは残っていた。
・撮っているのがヲタクだった人だから、仲間に会いに行く感覚が生まれ、それが面白さの要因だったのだと思う。
・成功したオタク像は、推しに覚えてもらいファンの間で知られる存在になる、というパターンを示しているのかもしれない。
・性犯罪は女性として断じて許せない。今でも推しを信じられない人がいるのは日本にもある現象で、死ねと言う人がいて裏切られた感情が生まれるのだろう。
・当時、推しの事件を報じた記者に不満を抱いていたが、それを日記に書いていた自分を深く反省し、記者にメールして直接謝るという行動力を見せた。情報が十分でないまま批判するのは、パククネ元大統領の件と同じだ、という話にもなる。元大統領を応援する集会を取材するつもりで参加し、促されてハガキを書いた人の優しさ。
・学年一位を取り、親孝行をしろ、ソウルの大学へ行け、という推しの言葉をすべて実行したのに、本人は刑務所へ。私が行くのはライブではなく裁判所、という言葉の重さと面白さ。
・男性アイドルや俳優が性犯罪を起こすケースは韓国では多いのだろうか。とはいえヲタクとしては、表に出て適切に罰せられるのは良いことだと感じる。
・好きになる人が次々と問題を起こしている、母親も推しの問題で自殺していた、という話もあり、ファンとしては複雑な気持ちになる。
韓国から届けるオタクドキュメンタリー!
成功や失敗を測る基準が必要です!
ピアサポートムービー
推しがスキャンダルで活動を休止し、喪失感に苦しむファンの心を癒す、共感と支援のムービーです。
Peer Support Movie
This film provides empathy and healing for fans who are hurting when their favorite unexpectedly halts activities due to a scandal.
突然犯罪者になってしまった推しを追う、オタクたちのドキュメンタリー。監督自身が当事者の声を最初に伝える第一人者として登場する点も興味深い。私自身、中学生のときから18年間、同じ推しを応援し続けてきた身として、もし自分の推しがそんなことになったらどうなるのかと想像するだけでゾッとする。推し活がアイデンティティの一部になりつつある今、好きでいることを強制的に終える結末ほど、悲しいものはない。
推しが犯罪者になってしまった人々の声を聞く韓国のドキュメンタリー。ミキサーのシーンが唯一の温かい瞬間。