2023年8月25日に公開の映画「シークレット・サンシャイン 4K レストア」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「シークレット・サンシャイン 4K レストア」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
シークレット・サンシャイン 4K レストアが視聴できる動画配信サービス
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シークレット・サンシャイン 4K レストアのあらすじ
シネ(チョン・ドヨン)は、事故で亡くなった夫の故郷で新たな生活を始めるため、息子とともにソウルからミリャンに引っ越してきた。移動中に車が故障し、レッカー車を呼ぶと、自動車修理工場を経営するジョンチャン(ソン・ガンホ)が現れる。ジョンチャンの助けもあり、シネは無事にピアノ教室を開業し、順調な新生活を送っていたが、ある日、息子が誘拐されてしまう….
シークレット・サンシャイン 4K レストアの詳細情報
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シークレット・サンシャイン 4K レストアの公式PVや予告編動画
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シークレット・サンシャイン 4K レストアの感想&レビュー
死んだ夫の故郷で暮らすべく、私たちは引っ越した。ソウルを離れて田舎へ移ると、私にはどこか上から目線と映る場面があった。お金を持っていると自慢しているようには言っていないのに、そんなふうに伝わることがあった。とはいえ主人公が悪いわけではない。
子どもが誘拐されたあと、宗教にのめり込む気持ちは、私には完全には理解できなくても、決して理解できないわけでもなかった。少しは心の平穏を取り戻せたのだろうかそれから先は、どうだったのか。
うーん、難しいですね。心の傷は見えないから。
信仰や宗教、人間にとっての神とは何だろうと考えさせられる。この物語では、初めから影を持つ主人公が、次第に落ち込んだり信仰に浸る様子が非常にリアルに描かれており、俳優の演技に没入させられる。宗教の良し悪しは評価しきれないが、人生の厳しい局面では、人は何かを拠り所として求め、手を差し伸べたくなる気持ちがよく理解できる。だからこそ、新興宗教を含む多様な宗教や神々を「弱みにつけ込む」だとか「怪しい」と断じることはできない。神の愛や許しが本当に平等であるなら、あの面会シーンのようになるのだろうか。神と一体化していると感じていた主人公が、許せない自分に直面した時、その距離感に絶望したのではないだろうか。彼には下心があるものの常に寄り添う姿勢が、もしかしたら秘密の光かもしれない。ラストシーンの明るい光を見てそう感じたが、主人公たちの日常はこれからも続いていくため、結論は見えない
重たい鉛を呑み込んだような気分になりました。
私には、途中まで「ダンサー・イン・ザ・ダーク」に匹敵するほどの鉛だったかと感じます。
ただし、解釈は様々で、タイトル通り、最後には少しずつ再生を示す光が見えるので、ぜひ立ち直ってほしいと思います。
以下、余談です。
【余談】
宗教についての問題提起は自分には理解しきれず、「結局、宗教って意味がない」と感じていましたが、牧師さんが本作についてのポッドキャストで解説しているのを聞きました。
要約すると、
– 神前では人は平等であるにもかかわらず、人が他人に説くとき、無意識のうちに格差を生んでしまう場合がある。
– 神は善人にも悪人にも平等に温かな陽と冷たい雨を与えている。
– ただ、目に見える形でその陽や雨が人に届く時、どう受け止められるかが重要だということをお話しされていました。
聞いたときには完全には納得できなかったものの、それを基に自分なりに考えたことで、徐々に理解が深まりました。 #フリッパー0702-2025
師匠が伝えたかったのは、そんなことなのかもしれないな。
そうだとしたら、納得がいくなぁ〜
すごく腑に落ちる!!
ずっと前から見たいと思っていたイ・チャンドンの2007年の監督作。
次回作に当たる「ポエトリー アグネスの詩」もすでに鑑賞済みなのだが、各々個別の原作を持つ作品でありながら、視点としては社会的に対比となる存在を描いている。本作は「被害者の家族」、「ポエトリー」は「加害者の家族」である。それらを自覚的に続けて制作するのも、どちらに対しても容赦なく切り込んで来るのも、イ・チャンドンらしい。2本立て続けに観ると、本当に精神をえぐられるし、これを書いている今も放心状態に近い。
冒頭こそ、田舎の国道でエンストしたシングルマザーと、鬱陶しいほどのお節介男のやりとりから始まりコミカルささえ漂うのだが、チャン・ドヨンの演技力によって(彼女は本作でカンヌ主演女優賞を獲得)、彼女が夫を失った経緯や、その後精神的に社会から距離を置くようになった経緯が少しずつ明らかになり、物語はシリアスに展開していく。
彼女が新しく始めたピアノ教室の立地が交通量の多い道路沿いで、向かい側にある薬局やブティックに出向く際に車に轢かれないかヒヤヒヤする。後から思えば、その立地も、彼女と社会の間にある隔たりを表現していたのだろう。そうした描写を積み重ねながら、主人公が持つ感情と似たものを観客の心に流し込んで来るディレクションが素晴らしい。
もうひとつのテーマはキリスト教に於ける「赦し」に対する問題提起である。綺麗事で終わらせない終盤の畳みかけに圧倒される。
再鑑賞して気づくのは、シークレットである理由が届かない光ゆえなのか、それとも光を受け入れきれていないからなのか。初見ではソン・ガンホが光そのものだと思ったが、チョン・ドヨンの圧倒的な演技がその印象を覆い、ソン・ガンホの実力がより際立つ。素晴らしい俳優陣です。
ポン・ジュノが好きな映画として挙げられていた作品を、ずっと観たかった。
バランス感覚が絶妙で、ソン・ガンホのやさしさが観る人にとって唯一の救いになっている密陽。
主役の女優の演技がうますぎる。
壊れていく女性を演じるチョン・ドヨンの迫力ある演技は圧巻で、見事だ。観るのが辛い内容だが、ソン・ガンホの演技がこちらを救う場面もある。宗教には救いがある一方で残酷さも伴うそんな二面性を描く作品だ
– イ・チャンドンの人間描写は、どんな観察眼でここまで表現できるのか
– イ・チャンドンの人物描写を支える観察眼とはここまで描ける理由
– イ・チャンドンの人間描写に必要な観察眼は何か。ここまで描く秘密
– イ・チャンドンの人間描写を支える観察眼とは?この水準を生む視点
– イ・チャンドンの人間描写は、どのような観察眼があれば到達できるのか
神の元に平等に開かれた宗教、善人も悪人も平等に救済されるという不条理。救いや赦しの本質について考え続け、眠れぬ夜を過ごす。今日は仕事があるのに。
シークレットサンシャインに気づける自分でありたい。
最初は社長がすべてを仕組んだのかと思ったが彼は(下心を持ちながらも)良い人だった。