2024年6月7日に公開の映画「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ハロルド・フライのまさかの旅立ちが視聴できる動画配信サービス
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ハロルド・フライのまさかの旅立ちのあらすじ
定年退職後、妻のモーリーンと穏やかな日々を過ごしているハロルド・フライ。ある日、遠く北の地から思いがけない手紙が届く。それはかつてビール工場で共に働いた同僚クイーニーからで、彼女がホスピスに入院しており、命が尽きようとしているとの内容だ。ハロルドは返事を出そうと家を出るが、その途中で心境が変わる。彼にはクイーニーにぜひ伝えたい“想い”があったのだ。ホスピスに電話をかけたハロルドは、「私が歩く限り、あなたには生き続けてほしい」と伝え、何も持たずに歩き出す。彼の歩みは、余命わずかなクイーニーを救いたいという願いを込めた旅になる。目的地までの距離は800キロ。彼の果敢な挑戦は、次第に大きな話題となり、イギリス中から応援される縦断の旅へと発展していく。
ハロルド・フライのまさかの旅立ちの詳細情報
「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
原作者 | レイチェル・ジョイス |
---|---|
監督 | ヘッティ・マクドナルド |
脚本家 | レイチェル・ジョイス |
出演者 | Naomi Wirthner Tigger Blaize アンドリュー・レオン アール・ケーブ イアン・ポーター クレア・ラッシュブルック ジム・ブロードベント ジョイ・リチャードソン ダニエル・フログソン ペネロープ・ウィルトン ポール・ソーンリー リンダ・バセット |
カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ |
制作国 | イギリス |
公開日 | 2024年6月7日 |
上映時間 | 108分 |
ハロルド・フライのまさかの旅立ちの公式PVや予告編動画
「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
ハロルド・フライのまさかの旅立ちの楽曲
「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックThe Unlikely Pilgrimage of Harold Fry (Original Motion Picture Soundtrack)Ilan Eshkeri
ハロルド・フライのまさかの旅立ちを無料で見る方法は?
「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」を無料で視聴するなら、「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
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感想・レビュー
イギリスを横断するだけの物語なのに、非常にドラマチックで魅力的です。神を信じていない主人公が、普通の店員の言葉を運命の啓示と捉え、許しを求める様子や、その後の旅路で起こる出来事はまさに巡礼のようでした。
「歩く、食べる、眠る。人間は、何気ない日常の行動をするのが意外と難しい。」
癌を患う元同僚に会いに旅立つおじいちゃんが、旅を通じてこれまで目を背けてきた家族の問題と向き合う物語。息子のような青年と旅を共にし、旅をともにした犬が去っていく場面は切なく、明るい雰囲気の作品ではない。しかしあらすじを読んで面白そうだと感じた人には、見るべき作品だ。
砂浜の足跡は
波の形を描き
何十歩も踏み出しては
その向こうを知らない
とっくの昔に沈んだ
太陽も月も星も
あの声さえも
今の私にできることを
探し求めていた
稚拙な証言でも
きっと
黙ってうなずいてくれるだろう
名前も知らない海の
静かな風と
独り言が
まだ楽しくて
涙の痕が
皺の形を描くように
数センチ
その先は知らない
あっさりと眠ってしまった
後悔も夢も嘘も
あの声も
誰にでも分かることを
迷ってみたくて
咄嗟の言葉でも
ずっと
笑ってうなずいてくれるんだ
答えのいらない謎の
不審なヒント
好き嫌いも
まだ温かい
遠ざかっていく
相対的に
逢いたくなるほどに
私に今できることを
探し求めていた
稚拙な証言でも
きっと
黙ってうなずいてくれるだろう
名前も知らない海の
静かな風と
独り言が
まだ楽しくて
#ポエっちゃお
遠方でも、歩いて行く価値がありそうだったので
原作:『ハロルド・フライの奇妙な巡礼』️
メインキャスト️
・ハロルド・フライ(ジム・ブロードベント)
・モーリーン(ペネローペ・ウィルトン)
・ディヴィッド(アール・ケイヴ)
・クィーニー(リンダ・バセット)
あらすじ🪴
ハロルドは、かつてビール工場で一緒に働いていた女性から、ホスピスに入院中で死期が近いとのお別れの手紙を受け取ります。最初は返事を郵送するつもりだったハロルドですが、ポストを3つ見かけるも止まらず、郵便局にも立ち寄らず、ガソリンスタンドのショップで青い髪のタトゥーの若い女性と会話します。彼女は自分の伯母もがんだったと語り、信じる心が大切だと教えます。この話を聞いたハロルドの心が変わり、25年前に自分の罪を被って解雇された女性への謝意を込めて、デボン州から800キロ離れたベリックのホスピスを目指して歩くことを決意します。
テーマ🪴
・信じる心や友人の訪問が、死の恐怖を和らげ、希望をもたらすのかもしれません。
【信じる心とは】
・旅の途中で、食料や水、宿泊の差し入れがたくさんあり、人間の優しさを感じます。
【人間愛】
・基本的な行動である歩く、食べる、寝ることはシンプルですが、時に難しいものです。
【生きるとは】
・幸せは太陽の反射光のような小さなものであっても、感じることができるのです。
【小さな幸せの存在を思い出す】
感想🪴
明るい物語かと思ったら意外に暗かった〜
ハロルドの息子は賢くケンブリッジ大学に進学も、挫折して酒とドラッグに溺れ、最終的には自ら命を絶つ。現実を受け入れられず、ハロルドは勤めていたビール工場を荒らすなど、自暴自棄に。その哀しみを理解し、罪を背負っていた女性クィーニーからの最後の手紙を受け取ります。恩返しをしたいというハロルドの気持ちがよくわかります。
歩くうちに仲間もできたものの、次第にペースが遅くなり、最終的には一人と犬での旅に。しかし、その犬までも歩けなくなり、若い女の子に付いて行きます。犬が主人を選ぶ姿が面白かった〜
親切に食べ物や水を提供してくれる人たちを見て、人間の優しさを感じました。
旅の途中、25年前に亡くした息子の姿を見かけることがありました。それが幻覚なのか、本当に似た人物だったのかは分からないけれど、ハロルドは自分自身と向き合い続けます。カフェで水をもらう際には、息子に会いたいと叫びます。親の愛はどんな時でも変わらないのですね🩷
ホスピスに到着した時、クィーニーは意識が朦朧としていましたが、ハロルドは話しかけ、小さなクリスタルを窓辺にぶら下げて帰ります。ぼんやりと外に座っていたハロルドを迎えに来たモーリーンは、25年間の仮面夫婦の中で「あなたを愛している」と気づいたと告げます。
最後のシーン
ホスピスの窓辺に吊るされたクリスタルに太陽の光が反射し、病室の天井に優しく広がります。それを喜ぶクィーニー。親切にしてくれたスロバキアの女医や同性愛の中年男性、青い髪のギャルにも、太陽の光が優しく寄り添っていました。幸せというのは、信頼できる家族や友人、美味しい食事、そして日常の中の小さな輝きから感じるものなのかもしれませんね素晴らしいイギリスの映画でした
「THE STRAIGHT STORY」とどうしても重なる部分があるが、信じることの重要性を再認識できる素晴らしい作品だった。旅の途中に映し出される美しい牧歌的風景も印象的で、心に残った。終盤ではメディアに取り上げられ、多くの人々が集まる様子には少し辟易したが、HAROLD FRYの愚直で真摯な姿勢には深く感銘を受けた。彼の歩みを通じて、自らの人生を振り返る旅に出たいと、私も強く思った。
奥さんが見ていて辛かったなぁ。カフェでのやり取りがリアルで胸が痛む瞬間だった。夫はとんでもないことをしているのに、会話がかみ合わないのがイライラする。理解してほしい気持ちと相まって。でも夫は全く反省せず、お隣さんの純粋さが少し気持ちを癒してくれる感じもあった。予想外に哲学的で宗教的な内容で、絵本のような雰囲気があった。悪いわけではないけれど、実写化しない方がよかった気がする。現実離れした部分が際立ってしまった。
友人の勧めで観賞しました。『君を想い、バスに乗る』を思い出す余韻が残る作品です。いいことばかりではなく、ハロルドの過去への執着や後悔が拭いきれず、きれいごとでは片付けられない感情に観ていてつらくなりました。しかし、旅の途中で出会うさまざまな人々が生きる希望や諦めない心を見せ、愛するものを愛することの美しさを再認識させてくれます。個人的には女医さんの頼もしさと格好よさが特に印象的でした。総じて、良い映画だったと感じます。
徐々に浮かび上がるハロルドの過去。贖罪の旅は、キリスト教圏の人々にとって心に響くテーマなのだろうか。過度の盛り上がりがなく、落ち着いた雰囲気が良い。
『君を想いバスに乗る』を思い出させる感動の旅が、今回はバスではなく徒歩という形で始まる。
妻を置き去り、突然家を出たハロルド。自分勝手だと自責の念も浮かぶが、息子との関係や元同僚のクイーニーとの関係性を思えば、彼の選択にも頷ける。
とはいえ800キロをひたすら歩くなんて、無謀ではないかと初めは心配だった。けれど旅が進むにつれ、いつしか彼を応援したくなる不思議を感じる。
道中で出会うさまざまな人々。冷やかす声もあれば、温かく見守ってくれる人もいる。あの大量のピザにはツボを押さえつつも、普段の暮らしにあれほどの余裕を見せる奥さんの懐の深さには救われる。
800キロを歩く決意は、心に残っていたもやもやを解き放ちたいという強い思いの現れだったのだろう。そのきっかけが、まさにこの旅なのだと感じる。
シニアが力強く生きる姿を描く作品はやはり刺さる。
2025-196