2023年11月3日に公開の映画「パトリシア・ハイスミスに恋して」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「パトリシア・ハイスミスに恋して」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
パトリシア・ハイスミスに恋してが視聴できる動画配信サービス
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パトリシア・ハイスミスに恋してのあらすじ
トルーマン・カポーティに才能を認められた作家、パトリシア・ハイスミスの素顔に迫るドキュメンタリー。『太陽がいっぱい』『キャロル』『アメリカの友人』を生み出した彼女の人生と創作を、生誕100周年を機に公開された秘密の日記・ノート、本人映像、インタビュー音声、そしてタベア・ブルーメンシャインをはじめとする元恋人や家族によるインタビュー映像で紐解く。さらにヒッチコック、トッド・ヘインズ、ヴィム・ヴェンダースらによる映画化作品の抜粋映像を織り交ぜ、謎に包まれた人生と著作に新たな光を当てる。
パトリシア・ハイスミスに恋しての詳細情報
「パトリシア・ハイスミスに恋して」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | エヴァ・ヴィティヤ |
|---|---|
| 脚本家 | エヴァ・ヴィティヤ |
| 出演者 | コートニー・コーツ ジュディ・コーツ タベア・ブルーメンシャイン ダン・コーツ マリジェーン・ミーカー モニーク・ビュフェ |
| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | ドキュメンタリー |
| 制作国 | スイス ドイツ |
| 公開日 | 2023年11月3日 |
| 上映時間 | 88分 |
パトリシア・ハイスミスに恋しての公式PVや予告編動画
「パトリシア・ハイスミスに恋して」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
パトリシア・ハイスミスに恋しての楽曲
「パトリシア・ハイスミスに恋して」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックLoving Highsmith (Original Soundtrack)Noël Akchoté
パトリシア・ハイスミスに恋してを無料で見る方法は?
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パトリシア・ハイスミスに恋しての感想&レビュー
砥がれたナイフのようなひとだと思っていた。スクリーンに映るのは、さまざまな笑顔を持つ一人の人間。強く愛を求め、数多くの恋をしながらも、孤独を抱えなければ生きられない創作者の業に心を揺さぶられた王谷晶(小説家)
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彼女は許されなかった人生の中で多くの人や場所と出会い、思い出を鞄に詰め込み旅を続けた。彼女が描く生きたかった人生は、小説の世界で終わらず、未来の中に確実に存在してほしい小谷実由(モデル)
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愛する者に自分だけを見つめてほしい、たとえそれが相手を殺すことになろうとも。彼女の中で、女たちは結晶化し、声にならない叫びは文章となる。誰よりも強く女たちを愛し、涙を作品に昇華させた作家、それがパトリシア・ハイスミス柿沼瑛子(翻訳家/パトリシア・ハイスミス「キャロル」)
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彼女は窓のない、塀に囲まれた家を建て、静寂を求めつつ孤独を恐れていた。パトリシアが書いていたのは、クライム・ノベルではなく、罪の意識そのものだった。この映画は『キャロル』が彼女自身の作品になるまでの物語でもある鴻巣友季子(翻訳家・文芸評論家)
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「どこかで前に会ったことがあるかのような、今にも自分が何者であるのかを明かしてくれるのではないかという予感。そしてふたりは、ああ、そうだったのねと笑い合うだろう」これは私が大切にしている、パトリシア・ハイスミスの『キャロル』の一節。この映画を観て、さらに『キャロル』という物語のことを深く愛した児玉美月(映画文筆家)
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『アメリカの友人』のリプリーがカウボーイハットをかぶっていたのは、ヴィム・ヴェンダース監督が原作の作家自身に最大の敬意を表していたと、この貴重な映画を観て気づいた杉田協士(映画監督)
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旅をし、居住地を変え、恋を頼りに。彼女は、良い物語は作家の感情からしか生まれないと言ったが、その端々やディティールには、親しい人々の人生も香るように描かれているのだろう。そうでないと、恋に落ちた方も、落とされた方もやり切れない。矛盾だらけの世界で小説の中だけが、彼女の永遠だったのかもしれない玉城ティナ(女優)
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求め続け、得ることのできなかった母の愛。承認されないアイデンティティー。それらを作品で解放し、自分自身を救い、読者を魅了するハイスミスは夢のように素敵中村優子(女優)
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愛を求め、自分の居場所を探してヨーロッパを放浪するハイスミスはまさにリプリーそのもの。あらゆる世界に疎外感を抱く異邦人の視線が、あの小説群を書かせたのだと知り、改めて衝撃を受けた山崎まどか(コラムニスト)
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パトリシア・ハイスミス、あなたの切実な人生を私は何も知らなかった。ただ生きている間、あなたに小説があったことは本当に幸運だった!『キャロル』に心を動かされた全ての人にこれを観てほしい。また感動するはずだから。また『アル中女の肖像』を観たことがある人にも観てほしい。素晴らしい意味で驚かされるからゆっきゅん(DIVA)
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1970年代、西ベルリンのゲイ・クラブで、客として訪れたハイスミスの視線の先にデヴィッド・ボウイがいた事実!素敵じゃないか滝本誠(評論家)
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#声_王谷晶#声_小谷実由#声_柿沼瑛子#声_鴻巣友季子#声_児玉美月#声_杉田協士#声_玉城ティナ#声_中村優子#声_山崎まどか#声_ゆっきゅん#声_滝本誠
記録
2025/No294̈・:*
おうち映画No294 ̖́-˙𓃱
#294#saskia2025
初のハッピーエンドを迎えたレズビアン小説「キャロル」の著者で、同性愛者であるパトリシア。彼女は、執筆を生きられない人生や許されない人生の代弁と語る。
ドキュメンタリーとしては平坦ながら、彼女自身の映像や言葉に心を奪われた。グェンドリン・クリスティーのナレーションも見事だった。
恥ずかしながら作品はまだ読んでいないものの、映画化作品をいくつか観ていて、トム・リプリーとの共通点を感じた。愛に飢え、最低な母親との関係を断ち切り、ヨーロッパを放浪するテキサス出身のアメリカ人。アルコール依存や人種差別に関する掘り下げも欲しかった。#unext
まずは、こうした話から始める。作家というのは、表現者全般が、実に手強い存在だ。学生時代に小劇場演劇に熱中し、作・演出を務め、理屈をこねていた自分も含めて、表現者とはそんなものだ。要するに、表現者は煩わしくも魅力的な存在だ。パトリシア・ハイスミスといえば、まず代表作『太陽がいっぱい』が挙げられる。傑作だ。ルネ・クレマンの映画は、私も大好きだ。さらに、ハイスミスを語る上で欠かせないエピソードとして、小林信彦が彼女のファンで、自身のコラムで熱心に取り上げ、出版社を動かして翻訳出版を推進したと本人が語っている点がある。実は彼女は同性愛者で、孤独を抱え、南部出身のアイデンティティが強く、差別的な感情にも悩まされるなど、かなり複雑な人物として描かれる。そんな実像を、あけすけに、淡々と、しかし面白く伝える良作ドキュメンタリーだ。作中で引用される『キャロル』『リプリー』『アメリカの友人』のフッテージは、観るべき見どころだ。
最近の映画視聴がやけにクィア寄りになっているのは、安心して楽しめるからだと思う。
好きなものは10代の頃から変わらないが、何に対して怒りを感じるかは年々変わり、もやもやすることが増えている。
ハイスミスが生きた時代の残酷さや、彼女がリプリーに託した思い、また当時のクィアシーン(クィアという言葉がまだ差別的な意味を持っていた時期か?という疑問もありますが)など、内容豊かなドキュメンタリー。しかし何度も観返しては、彼女の恋愛事情を元恋人が語るところで寝落ちしてしまうので、私にはドキュメンタリーが合わないのかもしれないと感じる自分の物語への依存みたいなものを感じてしまう。何なのでしょう?ハイスミスさん、ごめんなさい。でもあなたの書いた『キャロル』を真夏に読むことで救われているので、どうかお許しください。
– 生きられない人生の代わりに、私は小説を書く。
– 生きられない人生の埋め合わせとして、私は小説を紡ぐ。
– 許されない人生の代わりに、私は小説で自分を生きる。
– 生きられない人生の代わりに、筆を走らせて小説を書く。
– 私が小説を書くのは、許されない人生の代わりだからだ。
キャロルの原作者であるパトリシア・ハイスミスの原作にも触れ、非常に面白いと感じたのを覚えている。1950年代には同性愛の恋愛を悲劇で終わらせない点が画期的だった。また『太陽がいっぱい』や『見知らぬ乗客』などを生み出し、元祖イヤミスの地位を確立した作家としても知られる。そんな小説家の素顔と人生を紹介・考察するドキュメンタリー映画だ。この女性は当時としても美しく、かっこいい存在として描かれている。とはいえ、この作家の作品や本人のファンでない人には、やや退屈に感じてしまうかもしれない。
私が死んでも、木々は私を悼むことなく、いつもの朝が輝くのだろう。
私が死んでも木々は私を悼まず、いつもの朝が輝くに違いない。
私が死んでも木々は私を悼まず、ただいつもの朝が輝くのだろう。
私が死んでも木々は私を悼まず、朝はいつも通り輝き続けるだろう。
私が死んでも木々は私を悼まず、いつもの朝が依然として輝くのだ。
キャロルの原作者については知識があったが、彼女の作品が映画化されていることには驚いた。ぜひ観てみたい。『Patricia Highsmith: Her Diaries and Notebooks: 1941-1995』は翻訳されているのだろうか、非常に気になるところだ。時折挿入される日記のフォントや文面が印象的だった。日記が出版される際の本人の同意についても、ふと疑問が湧いた。