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罪深き少年たちの感想＆レビュー

1. にゃんこ

   2025年10月11日

   ソル・ギョングが主演した韓国映画で、実際の冤罪事件を基にしたストーリーですが、フィクションです。

   ストーリーは胸が痛む内容ながらも、テンポ良く進み、引き込まれて楽しむことができました。

   エリート警官の悪役ぶりが素晴らしく、さすが韓国映画だと感じました。
   事件自体も非常に心を揺さぶるもので、感動的なラストが描かれているのに、すっきりしない気持ちが残ります。
   さらに、警察や検察に対して何の責任も問われないという展開も印象的です。

   班長の奥さんは非常に魅力的なキャラクターで、全体的には救いの少ない物語ながらも、後味は悪くありませんでした。

2. りょうま

   2025年10月10日

   このタイトルは一体何なのか
   罪を犯したのは誰だ？大人なのに
   私の頭では、このタイトルになる理由が理解できない
   S.イングクやC.ジヌンの名前がキャストにない理由は何だろう️
   偏った見方かもしれないが、好きではない俳優が悪役だと、思い切り嫌いになれてスッキリする
   妻と娘の存在が主人公を支え、作品に温かな救いを与えていた️

3. momotaro

   2025年10月4日

   『罪深い』のは、あの悪徳刑事と検事だろうね裁判後に何の処罰もなかったのには本当に驚いたファンのソル・ギョングさんの奥さんと娘さんが陰ながらしっかりと支えてくれているのもいい話だね〜

4. ちうべい

   2025年9月30日

   日本では70年前に違法捜査とみなされた手口が、韓国では35年前に一応同様とされた。とはいえ両国とも、警察や検察がその手口に適応できるようになるまでには10年以上を要した。現在の韓国では再審を認めるケースが日本よりも比較的多い点が大きな違いだ。

   この映画は、1999年に起きた強盗・監禁・致死事件を描く。政治的背景は一切なく、実績づくりのために少年に濡れ衣を着せたとされる事件だ。組織の方針を無視する姿勢と、凶悪犯と対決する覚悟を持つベテラン刑事が異様さに気づき、真犯人の逮捕へと導くが、捜査の背景には警察・検察の捏造があったことが後に判明する。被害者の家族には真犯人の証言を求めるよう依頼されるが、その意思を固めたのは、狂犬と呼ばれたその刑事が島へと移動させられた日のことだった。

   15年が経過し、家族が記録していた検証映像が警察の証拠には含まれていない事実や、狂犬自身が15年前にそれを知っていた事実が浮かび上がる。自分がちゃんと証言しなかったことの後悔から、出所後も被告を支えてきた被害者の娘は、弁護士の協力を得て少年たちの再審請求を決意する。定年間際となった狂犬は捜査記録の写しを弁護士に渡すだけの協力で終わらせようとするが、当時のでっちあげに関与した者たちは皆出世しており、再審を妨害しようとする。黙っていられなくなる狂犬は、真実を暴くために立ち上がる。

   ソル・ギョングの出演作を再び観たくなる、緊張感に満ちた韓国映画だ。

5. 松田渉

   2025年9月24日

   2022年の作品にも関わらず、イソングクの素朴さが際立っているのはなぜでしょう？？？本当に魅力的です。
   宮川一朗太に似た顔のキャラクターは、見ているとちょっと腹が立ちますね。悪者たちは全員『イカゲーム』に飛ばされてしまえばいいのにと思います。

6. 浩史

   2025年9月22日

   1999年に実際に起きた「ナラスーパー冤罪事件」を基にした社会派サスペンス。

   冤罪の証拠が整っているにもかかわらず、真犯人の証言という決定的な証拠があっても、自らの体裁や名誉を優先しミスを認めない刑事と検事たちが、無実の人々の人生を平然と踏みにじる様子には、非常に胸が悪くなった。

   狂犬ファン刑事が、無罪の少年たちを救うために腐敗した刑事たちに立ち向かう姿は爽快だった。

   そして17年後、真犯人の証言によって、冤罪で逮捕された少年たちが無罪を勝ち取ることができたのは良かったが、最後に流れた字幕に衝撃を受けた。

   【この事件で処罰された刑事や検事はいない】
   という言葉を見て、言葉を失った。無罪の少年たちの人生を台無しにしておきながら、何の処罰もないというのは、本当に理不尽だと感じた。

7. DAI

   2025年9月21日

   ソ・イングク目当てで視聴。1999年の事件当時と2016年の再審時を行き来する構成のため、時系列が分かりづらく混乱しました。少年役の俳優が変わることもあり、なおさら理解が難しい。顔写真入りの相関図を手元に用意して見ないと追い切れませんでした。とはいえ、出演陣は豪華で、見覚えのある顔が目立ちました。エンドロールに表示された一文を見て愕然。「捜査に関わった刑事等に処罰はなかった」冤罪で人の人生を狂わせておきながら、捜査側の責任が問われない現実には強い憤りを感じました。

8. くいち

   2025年9月14日

   1999年に実際に起きた強盗殺人事件を題材に、無実の罪を着せられた3人の少年の冤罪を描く実話ベースの作品です。彼らを救うべく腐敗した警察・検察の権力に立ち向かう、ソル・ギョングが演じる狂犬の異名を持つファン・ジュンチョル刑事の奔走と挫折、そして後悔の軌跡を追います。悪徳警察・検察を演じるキャストの迫真の演技も相まって強い憎悪を呼びますが、エンドロールでこの事件で処罰された刑事や検事はいないと表示される結末には、実話に基づく冤罪ドラマとして理不尽さが際立ち、観客を腹立たしくさせるでしょう。

9. うい

   2025年9月10日

   サムレナスーパー事件を題材にした作品。
   冤罪をかぶせられた子どもたちのために、事件の再捜査を行うファンの物語。

   物語は過去と現在を行き来しながら進むので、三人組が対面するまで同一人物だと思って観ていた。しかしここに来て、色々と様々な要素がつながった気がする。
   実際、全く異なるキャラクターなのに、ペ・ユラムとユ・スビンが同じ人物のように見えていたからかもしれない。

   そしてUnexpectedにチョ・ジヌンが登場して嬉しかったが、残念ながら悪役だった。

   一つの痣で冤罪が成立するのはあまりにも残酷ではないか。しかも、何十年もの間無実を訴えながら苦しんでいる。彼らは少年から大人へと成長していくのだ。

10. JOJO

    2025年8月16日

    実際の事件をもとに警察の闇を描いた作品で、社会派映画としてよりもソル・ギョングの映画だと感じさせる。

    前半には、狂犬と称されるファン・ジュンチョルをはじめ、個性的な刑事たちが登場し、軽快なテンポと音楽に乗せて事件を解決していく様子が描かれている。この部分は、社会派映画というよりも、昔の日本の刑事ドラマを想起させる独特の雰囲気を持っている。

    その後、少年たちによる殺人事件に話が移り、ファン刑事は疑問を抱き始める。しかし、逮捕された三人は自白しており、被害者の一人も彼らが犯人だと認めている。事実がどんどん明らかになっても、状況は変わらず、真実を求めるファン刑事は事件を追い続ける。

    事件の背後には警察組織が絡み、事態はファン刑事対警察の構図に進展していく。三人の少年が犯行を認めているのも、刑事の暴力を恐れてのことだ。この描写は、冒頭とは対照的に、韓国の社会派映画らしくて良い。

    ここからの展開は圧巻だ。ファン刑事は事件の真相を突き止め、証拠を集めるが、事件は覆らず、三人が無罪になることもない。さらに、ファン刑事自身も警察に追い詰められていく。

    2016年には、三人は社会に戻っているが、依然として殺人犯のレッテルが貼られている。正義感あふれる熱血のファン刑事も、落ちぶれて疲れた中年になっている。再審を提案する弁護士にも「無駄だ」と冷たく拒否する。

    ソル・ギョングがこの役を演じる理由が最初は不明だったが、この展開を知って納得した。狂犬だった頃の鋭さと、疲れ果てた諦めの顔の変化は、彼でなければ表現できないものだろう。さらに、この後の展開でも別の一面を見せてくれる。

    彼の優しさ、真実を追求する情熱、怒り、大人の余裕といった魅力が溢れ出す。

    警察の闇の恐ろしさ以上に、彼の輝きが際立っており、やはりこれはソル・ギョングの映画だと感じた。社会派映画を好むよりも、ソル・ギョングを愛する人にお勧めしたい。