2022年3月18日に公開の映画「ストレイ 犬が見た世界」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ストレイ 犬が見た世界」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ストレイ 犬が見た世界が視聴できる動画配信サービス
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ストレイ 犬が見た世界のあらすじ
トルコ・イスタンブールの街は、車道・市場・レストラン・ボスポラス海峡の砂浜が一つの風景として混ざり合う。あらゆる場所を自由に闊歩する犬たちは珍しくなく、社会はそれを自然な営みとして受け止めている。大型犬が車道を縫うように走り、渋滞をすり抜ける。熟練のドライバーたちは巧みにかわし、まるで何事もなかったかのように道を譲る。カフェの隣で恋人たちが痴話げんかをしている脇で、犬は耳を傾けるように静かに横たわる。20世紀初頭の野犬駆除を深く反省した後、トルコの人々は野良犬と共存する道を選んだのだ。
ストレイ 犬が見た世界の詳細情報
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ストレイ 犬が見た世界の公式PVや予告編動画
「ストレイ 犬が見た世界」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
ストレイ 犬が見た世界の楽曲
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- サウンドトラックStray (Original Motion Picture Soundtrack) Ali Helnwein
ストレイ 犬が見た世界を無料で見る方法は?
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感想・レビュー
犬モクで楽しんだ。たくさんのかわいい雑種犬が登場して最高だった。
ただ、もう少し犬にフォーカスを当ててほしかったかな。全体的にはトルコの人々の社会が描かれている印象を受けた。
犬をカメラを意識させずにどうやって撮影したのか、非常に興味深い。
イスタンブールでは、多くの野犬を見ることができる。彼らの顔や毛並みが間近で観察できるのは嬉しい!どんな風に撮影されたのだろう?
人や車を恐れず、健康的な毛並みを持つ彼らは、カラスや鳩のように街に溶け込んでいる姿が不思議だ。いつか自分の目でもその光景を体験してみたい。
ホームレスの子どもたちと絡めて撮影されたシーンは、少し悲しげに感じられ、意図的なものかもしれないが、もしかしたらそれが本当に伝えたいことなのかもしれない。最後の遠吠えは切なく響くけれど、犬はあまり深く考えていないように思う。愛犬の同じ反応を見たことがあるが、それでもやっぱりどこか寂しく感じるのは、古代から続く人と犬の絆による本能的な感情なのかもしれない。
犬の世界を人間の目線で描く作品。イスタンブールの野良犬を低いアングルで追うカメラワークは、犬の視点を思わせつつも、どこか人間の目線寄りに感じられる。一見、自由と共存が同居しているように見えるが、餌はどうなっているのかと観るうちに気になる場面が増える。与えられることも追い払われることもあり、結局は人間頼み。そんな場面は、犬たちの老いにも似た寂しさを強く引き出し、本当に幸福なのかは分からない。一方、飼われている犬の映像は野良犬とはまた違う印象を与える。子犬はどうしているのかという疑問も残る。作中の子犬らしきサリーは子どもたちに引き取られていく一方で、サリだけが取り残される姿が切なく描かれる。放し飼いの自由さは魅力的にも映るが、やはり人のパートナーがいる方が犬にとっての幸福につながるのではないか。最後の遠吠えは聴く者の心を締めつける。
人間は、常に支配者であろうとする傲慢な思い込みから目を覚ますべきだ。人間が手をかけなければならないほど、動物は弱くはない。最後のゼイティンが放つ、凛々しく気高い遠吠えを見てみよう。
捕まったり、殺処分はされないけれど、果たして彼らは本当に幸せなのかそんな疑問が頭をよぎる。あまりにも車の多い道路を歩く彼らを、見ていられないほどハラハラさせられる。車にはねられる危険があり、食べるものにも困るために十分に育てられないこともある。怪我や病気で命を落とすこともあるだろう。調べてみると、不妊手術は自治体で実施されているらしいが、どこまで進んでいるかは分からない。トルコは猫も多いが、日本とはサイズ感が違う。軒先でエサをもらい、のんびりと眠っているイメージの猫とは大違いで、現実はもっと厳しい。さらに、猫には好意的な見方がある一方で、犬は不浄の生き物とされる風潮がある地域もある。ペットを散歩中の飼い主が「うちの犬が殺されるかもしれないから抱っこする」と言う場面には、胸が痛くなる。理解はできるけれど、切ない。幸せな動物を見たいので、ここで見送る。
動画の約41分ごろに排泄描写があるため、視聴時にはご留意ください。犬は苦しくても薬物に頼らず耐える姿が尊いと感じます。犬の放置は人と犬の双方に病気をもたらすリスクがあるため、公衆衛生の観点からも適切な犬のケアが不可欠です。
基本的にはずっと犬を見つめ続けるが、トルコの照明が抑えられた静かな雰囲気を味わえる。
ラストシーンは極めてシュールだった。
野犬を野放しにするという国の方針には驚かされた。
「人間の世界は不自然で偽善的だ。犬に学ぶのが良い。」という言葉から始まる、野良犬の視点でイスタンブールの街を闊歩する映像作品。
トルコでは路上動物の殺処分が禁止されており、野良犬と人間の距離は日本では考えられないほど近い。内容は、野良犬の社会を犬の目線で描く作品というより、犬から見た人間社会の姿を浮かび上がらせる側面が強い。
ラストにはアザーンの歌声に合わせて遠吠えを繰り返すゼイティンの姿が映され、言葉にできない感動を覚える。特定の野良犬たちを長期間、極めて近い距離から捉える撮影手法にも驚くばかりだ。
印象的だった場面のひとつは、野良犬と暮らすホームレスの若者が路上で就寝していた罪で連行される場面。傍らには路上で生きる犬が寄り添い、人間には罪があるのに犬には罪がない、という現実が強く浮かび上がる。
犬は強く、芯のある存在として格好いい。さまざまな感想が生まれるが、結局のところ「間近でワンコを観れしてとっても嬉しい映画」である、という結論に尽きる。
犬の運命を追うストーリーかと思いきや、映像はイスタンブールを犬の目線で追い続ける長編だった。正直、1時間は長く感じた。
それでも後で調べて知ったのは、野良犬にGPSを装着して撮影していたという驚きの事実。ゼイティンを見つけ出したのも偶然だったらしい。
人と犬の結びつきは、正式に飼われていなくても強く、路上にもそれぞれ居場所があるそんな印象を受けた。
イスタンブールは2024年から野良犬管理の法が成立し、それに対する殺処分反対のデモが数千人規模で起きたとか。
動物との向き合い方を改めて考えさせられるテーマだ。
殺処分なしという言葉は耳障りがいい一方で、実際には捨てることとの違いはどこにあるのか?
犬や動物が大好きでも、野生動物には寄生虫や伝染病のリスクがあり、ワクチンなしで野放しにすれば公衆衛生が気になる。
野良犬をすべて排除するべきかというと、すべての犬が人に飼われるべきかという問いにつながる。自由に生きる子も自然だが、人間が野生で生きられないからこそ衛生管理が必要で、野良でも生きていける犬たちが巻き添えになる現実がある、という見方も成立する。
アマプラで見つけた『ストレイ 犬が見た世界』は、犬の視点で綴るドキュメンタリー風の作品です。トルコでは野良犬の捕獲や処分が法律で禁じられているとされる一方、街角で自由に生きる野良犬たちの姿を、彼らの目線で描きます。物語は犬たちの視点を通して、トルコの路上に生きる若者たちの現実と社会の問題を映し出し、どちらが本当に自由で幸せなのかという問いを投げかけます。深い意味を持つ一作として、観る者に強い余韻を残します。