2022年3月25日に公開の映画「yes, yes, yes」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「yes, yes, yes」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
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yes, yes, yesのあらすじ
余命宣告を受けた母・小百合が入院する日、夫の正晃と娘の樹莉は冷静さを保ち、心の内とは裏腹に明るい態度を崩さないよう努力していた。しかし、末っ子の雄晃だけは異なっていた。思春期真っ盛りの彼には、その厳しい現実を受け入れる力が残っていなかった。彼は感情を押し殺しきれず、病室から逃げ出してしまう。そして、その抑えきれない感情はやがて家族に深刻な影響を与えていく…。
yes, yes, yesの詳細情報
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感想・レビュー
生きるとは何かを深く考えることもあるが、自分が「今」生きているという事実は変わらない。人は孤独で、1人で考え、行動することが多く、悩みを他者に話しても全てを語るわけではない。自分自身を理解できていない部分も常に存在する。しかし、誰もが他者と関わらずに生きることはできず、この主人公の家族は温かさに満ちている。だからこそ、失うことの辛さは計り知れず、想像を絶する心情でいっぱいになると思った。74分という短い時間の中で、最後のシーンは特に丁寧に描かれていると感じた。
なんとなく、うっすらと分かる気がする。どうせすべてはなくなってしまうのに、いま生きている意味はあるのだろうか。なぜ、生まれてきてしまったのだろう。誰もがいつか死に、すべてに終わりが来ると静かに悟ることができれば、こんな気持ちにはならないはずだ。若いころは、永遠の別れを経験する機会がまだ少なく、つらさを受け止める場所が見つからないだけなんだよな。
死と生について真摯に考えているが、この短い時間では十分に表現できないのではないかと思う。
Option 1: 「母はもうすぐ死ぬ。受け入れられない少年の葛藤。妊娠している姉。そんな家族を背負う父。」
Option 2: 「母の死期が迫る中、受け止められない少年の葛藤が深まる。妊娠した姉と、それを支える父。」
Option 3: 「母の最期が近づくとき、受け入れられない少年の葛藤と妊娠中の姉。彼らを支える父の姿。」
前半は睡魔が強くて眠ってしまいましたこの映画のせいではないはず。基本的に感情移入しやすいタイプですが、今回は良い意味で泣けませんでした。むしろ他人を見ているような感覚で、登場人物の心情がリアルに伝わってきます。映画としては完成度が高い一方で、私には他人の家族を覗いているような印象が残りました。うまく言えませんが、そう感じたのが正直な感想です。
文学的な趣を湛える作品で、母親の余命宣告を受け入れられない家族の心情が、台詞だけでなく所作の動きからも語られる。次男はやり場のない怒りを過去から未来へと向け、辛い現実の中でそれでも生きるべきか自問を続ける。母親という終末を喪い、どう進めばよいのか分からず宙を漂う父と次男。父が耐えきれずハードランディングを試みる姿から、「家族の絆」というより「一蓮托生」という言葉が胸に浮かんだ。 同時上映の短編『賑やか』を観て、矢野監督は派手な物語展開よりも登場人物の心情を丁寧に描くことに重心を置く印象を受ける。好みの作風の監督さんが登場して嬉しい気持ちだ。
後半だけを取り上げると、非常に完成度が高い。前半は中だるみが目立ち、眠ってしまったが、途中から見ても内容はしっかり分かるし、ピークは後半に集約されていると感じた。そういった意味では、後半は改めて素晴らしかった。
こちらも「賑やか」と同様に、監督との縁で同時上映となりました。
死が身近に感じられると同時に、生の価値を再認識することの難しさと愛の受容を描いた作品でした。死や人生の意味についての難解な疑問を、若さや未熟さからくる破壊的な衝動として表現する姿が、非常にエモーショナルで心に響きました。
随所に映画への愛情を感じ、タケ君の独白シーンは白黒の風景とともに印象的でした。
「ごめん」をたくさん言い、死にゆく母親と明るい未来を目指そうとする息子の対比が美しかったです。
今週末から来週にかけて公開予定の「pinto」も観に行くつもりです。
皆さんもぜひ足を運んでみてください!
矢野瑛彦監督の長編作は、第16回大阪アジアン映画祭インディーズ・フォーラム部門に選出され、国内外の映画祭で上映されました。母の余命宣告を受け入れ難い思春期の少年を主人公に、家族の崩壊と再生を描く人間ドラマで、震災やコロナ禍といった天災と社会情勢が重なる今を生きる私たちに、他者を思いやる心の大切さを呼びかけます。
小百合が再入院することになり、父の正晃と姉の樹莉は前向きに振る舞おうと努めますが、雄晃は現実を受け止められず病室を飛び出し、髪を染めて自分の殻に閉じこもってしまいます。皆が自分のことばかりを優先させるなか、母・小百合だけが家族を思い続け、その愛情がやがて彼らの心に小さな変化をもたらします。
私自身、近年多くの親族を亡くしました。その喪失感は今も胸に穴を開け続けていますが、穴を埋めることはできません。それでも、喪失と向き合い、生きている人々の思いとともに前へ進むしかないのだと、そう感じています。