2022年9月23日に公開の映画「秘密の森の、その向こう」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「秘密の森の、その向こう」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
秘密の森の、その向こうが視聴できる動画配信サービス
現在「秘密の森の、その向こう」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「秘密の森の、その向こう」が配信中です。
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秘密の森の、その向こうのあらすじ
最愛の人を失った8歳のネリーは、森の中で不思議な少女と出会う。それは“8歳のママ”だった──
8歳のネリーは両親と共に、森の中にぽつんと佇む祖母の家を訪れていた。彼女の大好きなおばあちゃんが亡くなったため、母が少女時代を過ごしたこの家を整理することになったのだ。しかし、周囲の何もかもが思い出を呼び起こし、母は一人で家を出て行ってしまう。残されたネリーは、母が遊んだ森を探索する中で、自分と同じ年の少女と出会う。その名も「マリオン」と名乗る少女の家に招かれると、そこは“おばあちゃんの家”だった──。
秘密の森の、その向こうの詳細情報
「秘密の森の、その向こう」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | セリーヌ・シアマ |
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脚本家 | セリーヌ・シアマ |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ |
制作国 | フランス |
公開日 | 2022年9月23日 |
上映時間 | 73分 |
秘密の森の、その向こうの公式PVや予告編動画
「秘密の森の、その向こう」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
秘密の森の、その向こうの楽曲
「秘密の森の、その向こう」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックPetite Maman (Bande originale du Film)Para One
秘密の森の、その向こうを無料で見る方法は?
「秘密の森の、その向こう」を無料で視聴するなら、「DMM TV」「Prime Video」「Lemino」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
感想・レビュー
祖母の死を看取ってから、少し調子の崩れた母と、それに対処する父の間で窮屈さを感じるネリー。いつも頼りになるはずの母はネリーの前に現れず、どこかへ行ってしまった。そんなある日、父と森を散策していると、一人の少女・マリオンに出会う。マリオンの家へと招かれ、ふたりの関係が物語を動かしていく。
前作「Tomboy」の監督が撮る、今回も画面が極限まで絞り込まれた美しい映像体験。田舎の広い殺風景さと森の静謐さを、装飾を省いたカメラワークで際立たせている。政治的テーマを明快に掲げつつも正義の線をはっきりと描かない前作のバランスと多様性の尊重は素晴らしかったが、今作はまた異なるテーマを見せてくれる。
8歳のネリーが、8歳の頃の母・マリオンに出会う構成。ネリーはふたりで遊ぶ中で、母としての存在だけでなく、少女としてのマリオンと触れ合い、死んだ祖母の記憶にも触れていく。よく「友達みたいなお母さん」という言葉が使われるが、このSF的世界では、マリオンは母から真に解き放たれていく存在として描かれる。ネリーの視点では描かれない部分もあるが、祖母の死で鬱屈した母が地元で過ごすうちに母としての立場を取り戻し、帰って来たときには元気を取り戻している光景は、ネリーが体験したように子供の頃を取り戻すかのように感じられる。
母ではない自分を思い出す母親の姿は直接描かれないが、マリオンを通じて「こんな子だったのに、あんな成長をして、母として」といった感情が胸に込み上げる。内容も画面も素朴で、上映時間は約1時間半と短いが、見事にまとまっている。ポリティカルな要素は薄いが、母と娘、そして女性たちの生き方を丁寧に描く監督の現在地を示す作品として捉えられる。評価は人それぞれだろうが、静かな美と余韻を楽しめる一作として、もう少し深みのある味わいを求めたくなる映画だった。
主人公が8歳のとき、同じく8歳の母親と出会い、静かな時間を過ごす。BGMはほとんどなく、1時間ほどの落ち着いた映画。二人は非常によく似ていて、双子の子役かと思ったが、実は姉妹だった。
語らずとも心を深く打つ作品だった。
森の中で出会った少女たち。そのあらすじと原題にネタバレが含まれているのは少し残念だけれど、それほど気にすることでもない。
双子の姉妹が演じているのだろうか。悲しみを宿した瞳は大人っぽさと同時に無邪気さを湛え、遊ぶ場面は天真爛漫で、これだけの才能を感じさせる。
遊びの域を超えたごっこ遊びや、クレープを作るときの賑やかな場面は特に可愛らしかった。
シアマ監督の作品を追い続けてきて、映像の美しさにはいつも心を奪われる。場面転換のたびに、驚かされる瞬間が多い。
本作は森の自然美はもちろん、赤と青を意識したインテリアと衣装のこだわりが絵画のように視覚を楽しませてくれる。時空を超えるファンタジーでありながら、語り口は淡々としていてリアルさを欠かない。
最期を別れだと決めつけず、好きなおばあちゃんに伝えたさよならの場面は強く心に残る。
小さなママと、後に戻ってきた実年齢のママ。ふたりのマリオンとネリーが抱き合うシーンには、胸がじんとした。
最小限の演出で静かに描かれる、不思議な体験。観る側には何が起きているのかが理解できるよう巧みに提示されており、非常にスマートだ。いわゆるほんわかした作品とは一線を画し、似たものが思いつかないほど独自性が際立つ。
主演を務めた双子はそっくりで、最初は同じ子が演じているのかとさえ思うほど。2人とも演技が巧く、8歳とは思えない哲学的な会話が交わる、独特の質感をもつ映画だ。お互いが親子だと知ったあとの時間が美しく、笑いながらクレープを作るシーンやボートに乗る場面はエモい。フランス映画らしいセットの可愛さも魅力的。
良かったです。全体的には不思議な映画でした。正直、冷めた感想ですみませんが、有り得ない状況が日常に馴染んでいく設定には違和感が残り、終わり方も少しモヤっとしました。『もしかしてこの子はお母さんなのかも』といった謎がもう少し深まれば、もっと作品に没入できたかもしれません(個人の感想です)。子ども二人がそっくりで、時にはクローンのように感じて少し怖かったのも事実。とはいえ、同じ子が演じているのかと考えさせられる場面もあり、実際には姉妹だと知って安心しました。二人が携帯やゲームといった電子機器を対立せず自然と仲良く使っていく様子は、微笑ましく映りました。『私が悲しいのは私のせい』というセリフには特に響きました。
かわいさが光る作品。鑑賞後にはすぐ冒頭へ戻りたくなるほど魅力的。色彩と音響のどちらも素晴らしい。秋だね、ついにやってきた。
この監督の作品は本当に魅力的です。『燃ゆる女の肖像』も素晴らしく、この映画は身近な母娘の友情を丁寧に描く点で心に染みました。車のシーンで母親を楽しく慰める場面には思わず微笑んでしまいます。友達のように気さくな母親と、厳しくてそれでいて優しい祖母の存在感が距離感としてリアルに伝わり、物語に深みを加えていました。
SFのジャンルにもかかわらず、そのことを忘れるほど素晴らしい瞬間が続き、あっという間に物語が終わってしまった。良い時間をありがとうと感じた。
セリーヌ・シアマの作り出すカットには、まるで脳に印象を刻むような力があって、私は彼女が大好きだ。
とても面白かった。
子役の演技がかわいく、静かで穏やか、温かい物語。
SF要素を活かしつつ、こうした雰囲気にもできるのかと新鮮な驚きを感じた。