2020年10月17日に公開の映画「アイヌモシリ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「アイヌモシリ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
アイヌモシリが視聴できる動画配信サービス
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アイヌモシリのあらすじ
14歳のカントは、アイヌ民芸品店を営む母エミと共に、北海道阿寒湖畔のアイヌコタンで生活していた。アイヌ文化に触れながら育った彼だったが、父の死から1年が経ち、もはやアイヌ活動には参加しなくなっていた。アイヌ文化から距離を置く中、カントは友人たちとバンドを結成し、その練習に没頭していた。卒業後には高校進学のため故郷を離れる計画を立てていた。
ある日、亡き父の友人でアイヌコタンの重要な存在であるデボが、カントを自給自足のキャンプに連れ出す。自然の中で育まれるアイヌの精神や文化を伝えようとするデボに、カントは少しずつ興味を示すようになる。デボは喜び、密かに育てていた子熊の世話をカントに任せる。次第に子熊に愛着を抱くカント。しかし、デボは長らく行われていなかった熊送りの儀式、イオマンテの復活のために子熊を飼育していたのだった。
アイヌモシリの詳細情報
「アイヌモシリ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
アイヌモシリの公式PVや予告編動画
「アイヌモシリ」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
アイヌモシリの楽曲
「アイヌモシリ」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックAinu MosirClarice Jensen
アイヌモシリを無料で見る方法は?
「アイヌモシリ」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
アイヌモシリのよくある質問
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Q映画『アイヌモシリ』のあらすじは?
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A
『アイヌモシリ』は思春期のアイヌの少年を中心に描く物語です。彼は父を亡くし、伝統と現代の狭間で自身のアイデンティティに葛藤します。祖父や友人との交流を通じて、アイヌ文化の大切さを再認識していく姿が描かれます。
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Q映画『アイヌモシリ』の主要なキャラクターは誰ですか?
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A
『アイヌモシリ』の主なキャラクターは、アイヌ民族の少年と彼の祖父です。少年は伝統を受け継ぐことに戸惑いを感じており、祖父は彼に文化の重要性を伝える役割を果たします。
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Q映画『アイヌモシリ』のテーマは何ですか?
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A
『アイヌモシリ』は文化の継承とアイデンティティの探求がテーマです。アイヌ民族の伝統と現代社会の間で葛藤する主人公を通じて、自己発見と文化の重要性について深く考えさせられます。
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Q『アイヌモシリ』の制作スタッフに関して知りたいのですが。
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A
映画『アイヌモシリ』の監督は福永壮志です。彼は作品を通じて、アイヌ民族の文化や現状を繊細に表現することに注力しました。この作品は日本の独立系映画として注目を浴びています。
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Q『アイヌモシリ』のロケ地や撮影場所はどこですか?
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A
『アイヌモシリ』は主に北海道で撮影されました。アイヌ民族が暮らす地域の風景や文化が忠実に描かれており、作品の臨場感を高めています。



アイヌモシリの感想&レビュー
美しい自然と、カント少年の瑞々しく力強い眼差しが印象的でした。
実際の儀式を詳しく知っているわけではないので断言はできませんが、祭りを含む世の中の儀式には、比較的たんたんと進む感があり、儀式後の熊の視点が印象的です。セリフのようでいてセリフらしくない言い回しは聴き取りづらいこともありますが、野生の梟には確かに感動しますよね。
派手さはなく穏やかな作風の北海道映画で、アイヌ文化の継承を現代社会の課題として静かに描く。アイヌを引き継ぐ人はごくわずかで、文化をどう守るべきかという問いが余韻として心に残る作品だった。
福永壮志監督は『リベリアの白い血』に続く新作で、さらに高い到達点を示しました。入江悠監督はこう評しています。神聖な儀式をスクリーンに刻む偉業で、史上に残る名作になるだろう。
『アイヌモシリ』は普遍的なテーマを紡ぎつつ、独自の文化を継承しながら現代を生きる世代間の葛藤を美しく描き出します。
福永監督は本作で北海道の風景を詩的に映し出し、日本国外ではまだ知名度が低いアイヌという先住民族に光を当てました。エイヴァ・デュヴァーネイ監督はこの視点を高く評価しています。
岡山天音は、冒頭の1カットで観客をその世界へ連れて行く力があり、画面から立ち上る生きている人々の温度と静けさを感じさせる作品だと語っています。
小川紗良は、喪失の痛みは心の奥にあるという真実を示し、人々の言葉や衣装、音楽、舞踊、そして少年の瞳が胸に迫るリアリティを持って語りかけてくると指摘します。アイヌの魂が暗闇の中にも浮かび上がるとも説明しています。
冒頭で見た主人公カントの眼は忘れがたく、映画を観終えるとその眼の奥深さへ旅したような気持ちになると、尾崎世界観は述べています。今は旅行が難しい時期だからこそ、観る価値があったとも。
地図がいつか線を失う日を想像させるほど、彼らと地球の結びつきは長く深いと感じさせる、片岡礼子はそう語ります。
アイヌの伝統儀式の継承には難しさが伴い、日本人として知っておくべき事実が美しく詰め込まれているとも評されます。甲田まひるはその美しさと難しさを両立させた点を評価しています。
『アイヌモシリ』には本物しか映っていないと語られ、本当の姿だけが描かれていると評価する声が多く、熊のチビの瞳に写るものや、カントがアイヌの今として存在し、私たちの未来を照らすと考えられています。斎藤工はこの点を強く支持します。
少年が伝統との葛藤の中でアイデンティティに目覚めていく過程は、嘘のない形で描かれており、好意的な評価を受けています。坂本龍一はこの点に特に共感を示しています。
「大半の日本人は自分のルーツすら見つめようとしない」という福永監督の言葉にはっとさせられ、コロナを経て私たちは再び生き、生かされていることを認識する必要があると清水崇は述べています。
透明人間のように阿寒アイヌコタンの日常へと没入する体験は、研究者の中川裕によっても示唆されました。日常の生活を見ることで、アイヌの暮らしが身近に感じられます。
奈良美智は、声にならない父への少年の思いが周囲の隣人との関わりを通じて自我を形成していく過程を見届けるべき瞬間だと語ります。
私たちの暮らしが川のように絶えず流れ、常に新しい水が注がれている日本にはアイヌという川が今日も流れている、という松浦弥太郎の視点が示されました。
山中さわおは、少年とロックンロールというテーマが、北海道・小樽で育った自身の境遇と重なる部分も多く、オープニングの民俗楽器のサウンドと下倉幹人の眼力が印象深いと語ります。阿寒のアイヌコタンを訪れてみたいという気持ちも伝えています。
伝統と現代の衝突、そして少年カントが成長を重ねるなかで見つける重荷は、私たちが自分のルーツを問わず自分の問題として考える契機になるこの見解をYOON(AMBUSH®︎ クリエイティブディレクター)はこう述べました。
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アイヌに興味を持つきっかけがあり、試聴してみました。
実際のアイヌの村をロケ地にした半ドキュメンタリー風の作品で、現地の人々が多数出演しています。
14歳の少年が、自身の生まれた文化と現代社会の狭間で揺れ動いています。
土地は誰のものなのか?
人の所有物ではないはず。
私たちは自然の一部であり、
地球の恵みを平等に享受し、生かされているはずです。
なぜ争いが起こるのだろうか
今読んでいる本の内容とも重なります。
写真は栗の木。
栗拾いをしていると、ボトンと落ちてきました。
熟した栗は自然に落ちてきます。
実に巧妙です。
この大地の恵みを、いただきます。
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I watched this after developing an interest in the Ainu.
The film, shot in an actual Ainu village, has a semi-documentary feel and features many local actors.
It follows a 14-year-old boy as he navigates the tensions between the culture of his homeland and contemporary society.
Who truly owns the land?
It shouldn’t belong to anyone.
We are part of nature, meant to share the earth’s bounty and thrive together.
Why do conflicts arise?…
This resonates with themes from the book Im currently reading.
The photo depicts a chestnut tree.
As I was gathering chestnuts, one fell unexpectedly.
Ripe chestnuts naturally drop to the ground.
It’s a marvelous process.
I’ll savor the gifts of the earth.
命や生きることについて考えさせられる。
アイヌ文化への敬意、命の大切さ、そこに潜む生きることの矛盾を描いた作品。好きなテーマがしっかりと表現されていて、心に深く響く映画だった。
北海道・阿寒湖アイヌコタンを舞台に、14歳の少年を主人公とする物語。アイヌ文化の継承と自分のアイデンティティの葛藤を丁寧に描く。鑑賞後に知ったのだが、主演の少年をはじめ主要キャストがほぼアイヌの当事者である点に驚かされた。キャストの自然な演技は素晴らしく、作品全体がドキュメンタリーのようなリアリティを放つ。非常に面白い作品だった。
アイヌモシリ(人間の住む世界)
イオマンテの儀式、命を授かり、その感謝を忘れないこと
情報量が極めて抑えられており、初めは分かりづらさを感じたが、儀式の描写を通してその魅力に気づいた。親子共演という見どころに加え、主要キャストにアイヌの方々が起用されている点が、リアリティを格段に高めている。